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清岡さん、さんすけさん、おひさしぶりです。
無言問答のお話ですが、私の知っているところでは『三国志演義大事典』(潮出版社/沈伯俊・譚良嘯編著/立間祥介・岡崎由美・土屋文子編訳)に収録されています。はっきりした出典はありませんが、民間伝承にこういった話があるようです。
『三国外伝』(上海文芸出版社/湖北省群衆芸術館編)には「張飛智もて曹操と闘う」というタイトルで、同じ趣旨で少しだけ内容の違う話が収められていました。長くて済みませんが、やり取りを要約すると以下のような感じです。
「曹操が両手で円を作ると、張飛は3本指を立てた。さらに曹操が八の字を書いて示すと、張飛は腹を3回叩いた。曹操は『あぁ』と言って引き上げた。
陣営に帰った張飛は『曹操のヤツが今日は中秋節だから大きな月餅を食いに来ないかというから、3つ食うぞと答えてやった。すると曹操は8個ではどうだというから、腹を叩いてそのくらい朝飯前だと言ってやった。そしたらヤツは引き上げたんだが、きっと家に帰って月餅を作ってくるだろうぜ。』と得意気に報告した。
それを聞いた諸葛亮が謎解きをしていうには、『曹操が大きな円を示したのは、地盤の大きさを誇ったのだ。それに対して貴公が3本指を立てたのを見て、なんのこちらには劉関張の兄弟がいるぞと解釈したのだ。彼は負けずに自分には80万の軍勢があると言ったのだが、貴公の仕草を見てその気迫は80万の軍勢もものともしないと思い、かなわぬと思って帰ったのだ。』とのことだった。」
「張飛智闘曹操」は、湖北省京山の黄さんというかたの口述を後で捜集整理したものだそうです。
私の超訳(笑)なので、全然読み違えている可能性もありますが、あしからずということで。
【黒志無槍】さんのところで出典がなかったのは書き忘れただけなのでしょうね。ただいま一身上の都合によりお留守中ということで、早く復活していただきたいものです。
というわけで、長々と失礼しましたm(_ _)m
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