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2010年10月の雑記
2010.10.02.
<<2010年9月の雑記


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   このページは日記コンテンツです。本サイトでは全然、ジャンル違いなので注意です。


10/2   とっても!ラッキーマン

   NHKアニメ番組『バクマン。』初回をビデオを通じて見た。冒頭で劇中アニメ『超ヒーロー伝説』のオープニングで本当に間違って録画したと思った。一目でアニメ化もされた『とっても!ラッキーマン』を連想し、「大場つぐみ=ガモウひろし」説を思い出したよ。

>>NHKアニメワールド バクマン。


10/3   サンバ2010
ヴィタメールのサンバ2010


   ヴィタメールのサンバ2010、うまい!

>>[ WITTAMER JAPON Co.,Ltd. | ヴィタメール・ジャポン ]


10/4   世にも奇妙な物語

>>世にも奇妙な物語 - フジテレビ

   今回は各話で作家と役者のコラボという企画色が強くそれほど期待はしていなかった。まずコメディ枠。「(2)【万城目学『はじめの一歩』×大野智】」。「まずはじめに」という耳に付く重語以外はOK。というかそういうツッコミは織り込み済みでわざと重語にしていたのか?   「(4)【東野圭吾『殺意取扱説明書』×玉木宏】」。オチを予想する趣味はないけど、判ってしまったよ。設定が面白いだけに残念。別の取説を出すとかオチはもっと捻ってもよかったかも。それを言うと、「(1)【京極夏彦『厭な扉』×江口洋介】」もオチわかっちゃう系。どれも特筆すべき面白さはなかったな。


10/5   KBS京都でキテレツ復活!

   一年前だか二年前だかにアニメ『キテレツ大百科』がKBS京都で放送していたが、突如、放送されなくなった。『キテレツ大百科』は原作の話数が少ないせいか、アニメはほとんどオリジナル脚本で、同じ藤子・F・不二雄先生の原作のアニメ『ドラえもん』と違って、発明(道具)のインフレが起こっておらず、推理の要素を入れたり、人間関係で魅せたり面白く、そのため打ち切りは残念に思っていた。ところがその放送枠にあったアニメ『鉄腕アトム』(二つ目)が9月28日火曜日07:30~08:00の「アトムの初恋」の話で終了したため、この日に第187話「語るも涙!ブタゴリラ一家の悲惨な休暇」で放送再開された。おそらく以前、放送が止まった続きなんだろう。放送再開はとても嬉しい。ちなみに『キテレツ大百科』は全332話だそうな。

   話は変わってtwitter話。ある日、ある人のツイッターアカウントを見ると、自分のフォロワーに向け「おはようございます」がいくつも並んでいた。きっとその人自身のタイムラインではそれぞれの人との会話が成立しているのだろうけど、その人のアカウントだけ見ると意味のない挨拶が並んでいる。直感的にここらへんにツイッターの日本でのローカライズ(適合)の秘密が隠されているような気がする。つまり、日本ではそういった当人達以外、価値のない情報を公の場(開かれたネット上)に吸い出すのに適したアーキテクチャだといえるんだろう。

※後日リンク追記。下記記事の調査結果を当てはめると前述の話は女性に起こりやすいんだろうね。
>>男性のツイートは「自分の考えを伝えたい」、女性は「コミュニケーション」


10/7   ある意味、パラレルワールド

   2:05から関西テレビで映画『グッバイ、レーニン!』が放送されていた。名前がインパクトあったので、さらっと検索すると面白そうなストーリーだったんで見てみた。そうするとセンス・オブ・ワンダー溢れる素晴らしい作品だった。東ドイツ愛国者の母親がドイツ統一直前に意識を失い、目覚めるがにショックを受けると命に関わるということで、息子は主に母親に向けた偽のテレビ放送(ビデオ)を通じドイツが統一されておらず東ドイツが優勢だという虚構の世界を作り上げていく。その虚構はまるでパラレルワールドを見ている心地で、現実世界がワールドカップに盛り上がっている中、虚構世界では西ドイツから逃げてきた東ドイツへの移民が盛んになっていたりと。


10/9   ドラゴンボールを支える理屈

>>【夜話】第26弾 マンガオタク話、マイケル・ジャクソンの孤独 (2010/2/19、東京・第6回講演) - オタキングex公式サイト

   ドラゴンボールネタは面白い。サイヤ人が商売人ってのはうすうす気付いていたけど、バックボーンとなっている鳥山先生の理屈のすばらしさには気付かなかった。

>>ドラゴンボール改 東映アニメーション


10/10   それって常識?

   アニメ『サザエさん』を見ていると、サザエとフネが共に湯船に浸かるシーンがあった。多分、情報が伝わる様を表現したかったんだけど、どんな設定やねん!

>>サザエさん - フジテレビ


10/11   中学生日記出演者様

   『エレ片のコント太郎』ポッドキャスト。『中学生日記』に片桐仁さんが出演した話。NHKだから別のカバーをつけているが、中身はあだち充/著『H2』とのこと。出演の中学生がその場でネットで調べ浅く話を合わせてくるそうな(笑)

>>JUNKサタデー エレ片のコント太郎

>>中学生日記


10/13   正午のNHKニュース。

   国会中継やクマのニュースのVTRの左上ワイプが「中継:チリ」の画面(チリ鉱山事故の救出ニュース)。NHKのニュースでワイプを見れるとは思わなかった。と画面が大きくなって、12:11に一人目の救出。その中継最中に上の字幕にニュース速報が入る(69日ぶりだそうな)。なんか情報の流し方がマルチレイヤー。
   そして、改めてチリのニュースをVTRで流すと左上にやはり「中継:チリ」のワイプが出ていた。


10/14   まずはリンク。

   「目からウロコが出たようだ」というのは簡単だが、自分なりに消化しないと。

>>マルコム・グラッドウェルの苦言と岡田斗司夫の予言 | WIRED VISION

>>Facebookのなにがすごいかを「G P S」からかんがえる(位置情報じゃないよ) - night and sundial

   「G P S」はつまり状態と出入力のこと。ストリーム型(facebook)、ボックス型(mixi)が気になるところ。


10/17   両文化間の誤解は興味深い

   図書館から借りてきた小田切 博『戦争はいかに「マンガ」を変えるか──アメリカンコミックスの変貌』(NTT出版2007年3月20日)を読み終えた。以下、興味深いところをメモ。後で引用等、何かの役に立つように。
   P.138に「9.11」当日のBBS書き込みでスモールプレスエキスポ(コミックスのコンベンション)の開催を心配する文がある(直後に前文を退け「9.11」自体に気を向ける文がある)。こういった社会に対するファン層の意識は現在の日本にも通じそうだ。[小/大][門+各]とかへの反応もそうなっていそう。
   日本の作り手側の意識に対する話はP187からの「第三部 戦時下のマンガ表現」の「第七章 日本という言説空間」にある。冒頭から『機動戦士ガンダム』シリーズが俎上に挙がっているので解りやすい。キーワードは現在の作り手が「無造作に政治的な主張を作品化している」。
   それと印象に残ったのがスーパーヒーローコミックスの「近代化の完成」(P229の小見出し)。P232では大塚英志他『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』(角川Oneテーマ21 2005年)を引き、「戦後日本マンガの特徴づける点として手塚治虫における「傷つく身体」と文学的な「内面」の発見を挙げているが、この大塚の私的と呼応するような表現の変化はアメリカにおけるスーパーヒーローコミックスにおいても存在する」(P.232)としており、それは1960年代あたりから生じておりここらへんがスーパーヒーローコミックスの近代化(モダン化)なんだろうね。 あと印象に残ったのはP239での1980年代半ばの「クロスオーバー」。つまり、違う作品同士でキャラクターやストーリーを相互乗り入れさせ、消費を促す方法。それを深化させて1990年代前半の「ヴァリアントカバー」。つまりはカバーイラストの異なる複数のバージョンを発売しコレクション性を高める手法だ。そうした出版攻勢により内容は類型化していったそうな。P.243「この類型化したストーリー展開を「グリム&グリッティー」と呼ぶ」。そしてP.244の「スーパーヒーロー・ルネッサンス」(小見出し)での1990年代半ばまで来ると、ついにはスーパーヒーローコミックスはポストモダン化する。その冒頭で挙げられている作品が『マーヴルズ』で、読んでみたいと思った作品。「マーヴルユニバースの歴史を新聞社の一カメラマンの視点から追ったもの」(P.246)というポストモダン的な内容もさることながら、「コミックブックをそのまま実写化しようとした」(P.245)ような美麗でリアリティのあるイラストがとても惹き付けられる。
   その他、P.300の「アメリカにおけるマンガブーム」も印象に残った。ここでいう「マンガ」は日本のマンガのことで、単なる内容が優れているからブームが起こったのではなく、営業努力の成果であることが示されている。作品内容が「内」だとすると流通や販売などの外的要因も効いていると。

   テレビで放送された映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(原題 Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull インディアナ・ジョーンズなんだよな)を見た。映画公開当時の前評判から想像したよりは全然面白かった。冷戦ジョークはきついけど。

   テレビ番組『プロフェッショナル仕事の流儀』。松本人志さんが『アバター』を見に行ったがコント作りのことを考えてしまった、という話。他人の作品を見た方が幅が広がるのは理屈で解っていても、他人のなんか見てられない、自分のをやらなければって気持ちは共感してしまう。

>>NHK プロフェッショナル 仕事の流儀


10/18   どうやら私は伝記ものが好きらしい

   「盧植とその『礼記解詁』」と『遺言』試し読み 第1、2章をPDFで並べて見ている。どちらも伝記的で、ふと自分の好みはこれなんだな、と思う。

   というか、映画『インデペンデンス・デイ』で大統領が「押入から銀のヘルメット」を取り出しジェット戦闘機に乗るという無いシーンを言っちゃうと自覚している岡田斗司夫さんの脳内データベースはやはり当てにならず、たまに事実を面白くアレンジして言うことがある。例えば『まんが道』での仕事を干される経緯とか。それ込みで楽しむのもまた良い。

>>リンク:「盧植とその『礼記解詁』」 - 三国志ニュース

>>『遺言』試し読み 第1、2章 - オタキングex公式サイト


   テレビ番組『クローズアップ現代』。「ソーシャルリーディング」を新たな消費スタイルだと思った。

>>NHK クローズアップ現代


10/20   メインのキャストが!

   テレビ番組『馬の王子様』のメインパーソナリティがDAIGOさんに変わっていた。

>>馬の王子様 - フジテレビ


10/22   よく使ってた検索エンジン

   ふと「ODiN」(http://odin.ingrid.org/ http://kichijiro.c.u-tokyo.ac.jp/odin/)って言葉を思い出した。昔、よく使っていた検索エンジンだ。

   サイト「コミックエッセイ劇場」がリニューアルされていた。PCのブラウザ環境に合わせたページ割コマ割だったのに、紙に迎合するようなページ割コマ割になって読みづらい。まぁ、慣れの問題だろうけど。

>>コミックエッセイ劇場


10/23   再び見る映画

   映画『アンドリューNDR114』 以前、確かBS2で字幕で見た気がするが、やはり面白いね。作中の時間の経過が面白い。


10/24   送り手の意欲形成

   テレビ番組『真相報道バンキシャ!』。中国の蟻族が報道されていた。高学歴だが職がないとのことで。

>>真相報道バンキシャ!


>>「岡田斗司夫の『遺言』」イベント第一回音声 - オタキングex公式サイト

   上記ブログ記事を読んで。作品のテーマは受け手に対してではなく送り手のモチベーションを維持するためのものとして用いる。ここらへんメイド喫茶などのコンセプチュアルカフェの従業員のモチベーションが上がり、結果として従業員募集に困らない現象に通じるものがある。
   あと、岡田さんが高校生で一万冊のSF読んでいることを自負していたら、30代のファンが「岡田くんは日本語で訳したものしか読んでいないんだ」と言われて、その人らの中にはSFが読みたいがためにロシア語を学んで、後から訳された小説を読んで、訳の間違いを指摘するぐらいすごいファンがいる話がなんかあるあるネタとして面白かった。
   『三国志』を漢文で読む感じか、と思ったがそうじゃないね。それに相当するSFファンは『physical review』読むようなSFファンかな。逆に前述のロシア語でSF小説読むのに相当するのは、原著を読む金庸ファンみたいな感じだね。それで思ったんだけど、歴史小説はHis-Fiとかいうのだろうか。
   権利問題を抜きにすればDAICON IVの完成度が派生のドラマ『電車男』のオープニングより別格に良い。素人目に見て乳揺れなど地道で細かいアニメーションの動きが次々と速いテンポで動くもんだから音楽と相俟ってすごく爽快感がある。

※リンク追記
>>【映像アーカイブ】第32弾 岡田斗司夫 大阪芸大講義「マンガ批評の方法」後半 (2010/10/9、大阪) - オタキングex公式サイト


10/28   BGMで駄洒落ですか

   すっかり冷え込んだのに台風直撃ってこれが異常気象ってやつか。


   テレビ番組『カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW』のBGMが変に凝っている…というか駄洒落だけど。伊予市のところでは松本伊代さんが歌う『センチメンタルジャーニー』。寿司のシャリの話ではシャーリーンさんの『愛はかげろうのように』(原題 I've Never Been to Me

>>カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW


10/28   宛名のない手紙やテクノ耳

   図書館から借りてきた伊藤剛『マンガは変わる “マンガ語り”から“マンガ論”へ』(青土社2007年12月28日)を読み終えた。装填が落ち着いているから勝手に古い書籍かと思ったけど、そうじゃないんだね。やはり後々引用したり読み直したりする際に便利なようにメモを残す。
   P.126以降「大阪は「ぼのぼの」やねん。」、P.134「さらに「自律化」の徴候をテクストの内部に求めれば、ストーリーとの一義的な結びつきからの遊離として見出されるだろう。物語論的には、「エピソード」と「ナレーション」のレヴェルが強くなり、「プロット」と「ストーリー」との結びつきが相対的弱くなる状態と記述される。」 「キャラの自律化」の前段階。
   P141以降「この表現方法がすごい!」 マンガ表現論でよく出てくる「同一化技法」の説明がある。乱暴に要約すれば、例の目を映しその視線の先を映す技法ね。『よつばと!』は「同一化」を敢えて外しているところが多々あるとかで。
   P213以降「男性のための〈試験に出る〉やおい講座」。JUNE系ばかりに目がいっていたが、やはりアニパロ要素が強いことを再認識。しかし「洋楽ロック」の要素は認識していなかった。あと呼称の「ホモパロ」って言い方も歴史的には重要だね。今、そういう呼称だと問題ありだが。
   P229以降「アジテーションとしてのガンダム」 アニメファン史的側面があって、そこが面白い。映画『機動戦士ガンダム』の宣伝の一環として行われたイベントで出された「アニメ新世紀宣言」1981年2月22日を軸に紐解いている。当時のアニメファンもガンダムファンも世間的には今よりずっと理解されていなかったという。2008年11月8日の番組『日めくりタイムトラベル』や2009年7月27日『ガンダム宇宙世紀大全』で伝えられてなかった部分なので有り難い。「宛名のない手紙」という表現が解りやすくすばらしい。オタク文化内の現象にいろいろ適応できそうだ。

<<12月のネタ放出。(2008年12月6日の雑記)
<<九月にネタ放出。(2009年9月20日の雑記)


   P264以降「「テクノ耳」と「アニメ絵目」」 個人的に「テクノ耳」(テクノの良さがわかる感覚)は持っているが「アニメ絵目」(アニメ絵の良さがわかる感覚)を持っていないので、理解できたような気がした。「アニメ絵」が観念性の高いものだというのを受容する前に、リアリティのなさだけに目が行ってしまいどうしても私は感情移入できないので。
   P279以降「「マンガ学会」設立の動きを追う」 マンガ関連の学術イベントに出ると何かと「マンガ学会」設立の経緯が引き合いに出されるんだけど、それを知らない私はなかなか議論を理解できずにいた。なので、経緯がよくまとまったこの文はありがたい。


   「丸受け丸投げ」 執筆でいうところのゴーストライターを雇う行為なのかな。編集からGoサインが出る。但し、納品保証や品質保証の責任を負う。それにしても例えがムーディー勝山っていうところが一昔前の音声だね(笑)

>>【映像アーカイブ】第29弾 岡田斗司夫の『遺言』イベント第三回「ガイナックス時代 1987~88」 (2008/02/12、東京) - オタキングex公式サイト


   TVドラマ『蒼穹の昴』を見始める。何か描写するよりモノローグや字幕で説明することの方が目立つ。いや自戒から来る視点なんだけど。※追記。そういった説明は初めの方だけだった。回が進むほど、ちゃんと描写している方が目に付く。

>>トップページ|NHKドラマ「蒼穹の昴」


10/30   やっぱりドラマはNHK

   NHKのドラマスペシャル『てのひらのメモ』を見る。21時から1時間半。ええドラマや。裁判員の家庭と裁判対象の母子のオーバーラップ。母に買ってきた抹茶アイスで、裁判員が愛情があった主張。

>>てのひらのメモ


10/31   エンタメなSF

   テレビで放送されていた映画『アイランド』を見る。アクション映画特集なんだけど、あからさまにSFだよ。設定がベタだけど、これが今世紀の映画でやるところが面白い。おもろい! 2019年設定。つかお約束のどっちがクローンでどっちを撃つの?シーンがある。




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