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関プチ3レポ「15.天下3分クッキング」
030330
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   カラオケが一段落つくと、いよいよ中華料理店でやり残したことのメインディシュが始まろうとしていた。

さん「というか、三国志のドラマCD、聞きたい人!」

との一言で、カラオケルームはざわめく。
   「三国志のドラマCD」とは、光栄(現、コーエー)が出していた「CDドラマコレクションズ三國志」シリーズのこと。
   掲示板(>>過去ログ参照)で、清岡がそのCDに入っているドラマを聴きたいと言って、それじゃぁってことで、翔田さんがCDを持ってくると宣言。
   問題はどうやってそのCDを聴くかってことになったんだけど、さんがCDドライブ付きのノートパソコンを持ってきてくれることになる。
   それを今、みなで聴こうってわけ。

ききたい!

と口々に言い出す。

翔田さん「どれぐらい音量、あがります?」
さん「よくわからないんですよね」
翔田さん「(他の人に向けて)じゃ、3分だけお時間を」

というわけで、ソフト担当の翔田さんとハード担当のさんがいそいそと準備にとりかかる。

   清岡が聴きたかったドラマって言うのが「天下3分の計」1)ってやつ。
   「てんかさんぶ」と読まず、「てんかさんぷん」と読むのだ。
   何かって言うと、三国志を3分で説明するという、「ウルトラスーパーダイジェスト」1)な三国志なのだ!
   掲示板でも前々夜チャット大会でも書いていたので、そのことは皆の知っていることに…

亜朗さん「というか、『3分の計』」
(一同、笑)

てな感じで、「天下3分の計」を聴く機運が高まる。
   でも、何やら、手こずっているみたい。音量があまり出ないみたい。

清岡「ここにボリューム、ありますよね」
さん「これ、あげてもそんなに大きくならないんですよ」

   うーん、なかなか前途多難ですね……

   それを待っている間に清岡清岡でローカルにネタを披露する。
   何かって言うと、歴史オンリーイベント「歴史に名を刻め!」0212101124-1)(同人誌展示即売会)で撮ってきたコスチュームプレイ(通称、コスプレ)の写真。
   数人がお手製の衣装をまとい、三国志の人物、三国志マンガ「蒼天航路」のキャラクター、無双のキャラクターなど、様々な役になりきっている。
   一人一人も撮ったんだけど、そこの人たちはサービス精神旺盛で、集まって、集合写真になるようにしてくれる。
   いろんな三国志の人物が一カ所に集まって、何だか不思議な写真。
(肖像権などの関係で、サイトでお見せできないのが残念です。ごめんなさい)

清岡「コスプレ写真!」
さん&ろくぎさん「すごーい♪」
さん「これ、何ですか?   人形劇ですか?
清岡「なんか、人間……いや、『人形劇』ってなんですか。人間ですよ(笑)」
さん「いや、人形劇のコスプレかと思って」
清岡ろくぎさん「あ、そういう意味」
さん「…なんか似てたんで右の人とか」

   夏侯淵のコスプレの人を指したのかな。
   そのときの様子はというと……

   それで、舞台に移動。
   そうすると、他のコスプレの方々も集まってくれる。総勢9名の豪華絢爛な集合写真になった。すごい!
   それに、後列にいる無双、曹操さんと夏侯淵さんとが前列の荀いくさんの首に剣をあてるなど、茶目っ気たっぷりでたのしかったなあ。
   集合写真を撮った後、ばっちりズームで荀いくさんを撮影♪2)

となる。
   このときの首に剣をあてられた荀いくさんの写真を見せていた。

さん「かわいそう(笑)」
清岡「これ、荀いくさんですよ」
さん「蒼天じゃなかたっすか?」
清岡「そです」
ろくぎさん「なんか、曹操とあまり仲が良くなくて亡くなったんじゃないですか」
清岡「いろんな説があります」

なんておしゃべりしていたら、さんのパソコン近くに居た翔田さんが動き出す。

翔田さん「天下3分の計、はじまってまーす……(音が)小さくてわかりませーん
(一同、笑)

   あぁ、やっぱり、内蔵のスピーカーだと音量が小さいんだ……

翔田さん「一人ずつ、聴いていきます?……3分よりちょっと長いですが」
(一同、笑)

   うーん、全員で聴くには小さい音。
   なんとなく、ささやき声程度には聞こえるんだけど……

清岡「カラオケのスピーカーにつなげられないですかね?『外部』ってあるからいけそうな…」
さん「でもこれ『通信』じゃないですかね」

   そうか、通信カラオケだから、外部入力がないか。
   レーザーディスクのカラオケだと、AV端子があるんで、ゲームもできるぐらいなんだけど。
   まだ、スタートに時間がかかりそう。

   そうしていると、みなの興味はそのCDのカバーやブックレットに向く。
   そこには綺麗なイラストが描かれている。

さん「この絵、どっかで見たことある、なんかのアニメでみたことある」
玲可さん「塩山なんとかっていう人じゃ…」
誰か「トルーパーじゃないですか?」
一同「あー、そうそう」
さん「あぁ、そうか……トルーパーや!」
さん「(CDのブックレットを手に取り)トルーパーだらけ」

   「トルーパー」と聴いてピンとこない人が多いと思うけど、アニメ番組「鎧伝サムライトルーパー3)のことね。
   そのキャラクターデザインは塩山紀生氏。
   「CDドラマコレクションズ三國志」シリーズのキャラクターデザインも同氏。

   意外なところに意外な繋がりで意外な(というかマニアックな)盛り上がり(笑)

   しばらく、小さい音で「天下3分の計」が流れる。
   微妙に聞こえるんだけど…

「なんか、大当たりーってきこえるんですけど」
「ファンファーレだ…」
「歓声が…」

   だんだんとあきらめムードが漂っていて、みんなの興味が薄れていた。

   そんなときに誰が言い出したのかわかんないけど、パソコンの内蔵スピーカーにカラオケのマイクをあてるっていうアイディアがでる。
   翔田さんがマイクを持ち、さんのパソコンへ向ける。

   うーん、うまくいくのかな?

「もうちょっと……入った入った、今、もっと(マイクを)縦に」
「きたきたきたきた♪」
「音量あげて、天下3分の計、聴きましょう♪」

   おー、マイクで音を大きくするのはうまくいく?

キーン

   ところがハウリングが起こる。
   んー、調整が難しいのかな?

「あーちょっと(マイクが)近いか」
「あー、入っている、入っている、(カラオケの)エコー、入ってる」

   その調子、その調子、うまくいく、うまくいく。

   そしたら、カラオケのスピーカーから声が出てくる

『三国志デラックスファイブ   三國志満漢全席ブラック』1)

キーーーーーン
「あー、ハウリング、おきるなあ」

   直後にハウリングが起こったものの、CDの始まりがカラオケルームに鳴り響いたのは確か!
   始まり始まり♪

   そして、CDを聴くのに苦労した分、みんなの喜びも大きい。
   拍手が自然とわき上がる。
   拍手の音がカラオケルームに満たされる。

清岡「三国志なのに満漢全席……州族と民族って意味だけど(ボソ)」

   メインは劉備関羽張飛
   ここらへんは三国演義ベースかなぁ……

   それからCDはステレオだから、マイク二本でパソコンの左右のスピーカーそれぞれに当てて音量を上げるというアイディアも出る。

曹操『オレは乱世の狼、曹操だ。皆、オレといっしょに悪の帝王、董卓とたたかおう』1)

清岡「なんか、曹操じゃない……武将声や」
翔田さん「そうですよ……銀河万丈さんですし」

   曹操の声を演じているのが銀河万丈さん。
   えーと、清岡的には銀河万丈さんといえば、テレビドラマ「Star Trek; The Next Generation」か「Star Trek; Deep Space Nine」の登場人物、Worfの吹き替えしている人なんだけど(←三国志ファンは知らないって!)。
   代表的な役は、アニメ番組「機動戦士ガンダム」の「ギレン・ザビ(CMで出てますね)、アニメ番組「北斗の拳」のサウザー、アニメ映画「三国志」の典韋張任などなど(←もちろん、ネットで調べている)

献帝『えーんえーん、董卓は死んだけど、皆、好き勝ってなことばっかりするぅ、朕は帝じゃー1)
(一同、笑)

さん「(献帝、)かわいい」

   かなり献帝はかわいらしい声。
   えーと、調べてみると、声優は佐々木望さん。

劉備『こうなったら、帝のために戦うぞ1)

さん「アムロだ、アムロだ」

   そう、劉備は、「機動戦士ガンダム」の主役・アムロ・レイの声をしていた古谷徹さん。

劉備『よし、兄弟三人、また一から出直すぞ!1)

一同「はやっ

   こんな感じで突っ込みつつ、CD鑑賞。大盛り上がり♪
   さすが3分とあって展開が早い早い!

孔明『お待たせしました。 皆さん、この孔明が来たからには貧乏脱出、勝利確実、酒池肉林です1)

一同「えーっ?

   そう、なんでこんな声をみんなあげてたかというと、孔明の声。
   天才軍師とは思えないほど、軽めの声に、みなさん驚き。(言っているセリフの内容が軽いんだけどね)
   ちなみに孔明役は塩沢兼人さん。
   (でも誰が声優やっているかを知ったら、みなさん敬意をはらっているあたり、流石)

周瑜『勝ちましたぞ。孫権様1)

一同「はやっ

   さすがに赤壁の戦いも早い早い。

   そして、あっという間に劉備が益州をとって三国鼎立し、このドラマは終了。

   終わったとたん、笑い声で満たされる。

清岡「孔明の軽さがいいですね♪」
清岡「火攻め、薦めてたん、誰ですか?」
翔田さん「薦めてたん、『火攻めしましょうねー』って言ってのが孔明ですわ」
(笑)
清岡「孔明に聞こえない!」

さん「(孔明って)誰の声?」
翔田さん「塩沢さんです」
さん「え、うそー!?」

   と、聴き終わった後も興奮さめやらぬ感じ。

   いやー、良いものを聴かせてもらいました。
   見かけたら買おうかね。

   というわけで、清岡の「天下3分の計」を聴くという念願はようやく叶えられる。
   いやはやスピーカーのことといい長い道のり。
   それだけに達成感もあり、とても嬉しい♪

清岡「お疲れさまでした。」


3/31質問>>関プチ3の二次会で何、歌いました?


1)   正式名称は「オープニング〜ウルトラスーパーダイジェスト・天下3分の計〜」というそうな。「CDドラマコレクションズ三國志DX5 三國志満漢全席BLACK」に収録されている。本文ではこのCDのセリフを引用している。   <<戻る

2)   これは清岡の文からの引用です。見たい人は次のリンクから。   <<その文   <<戻る

3)   同人誌の歴史を紐解こうとすると、出てきやすいアニメ作品タイトル。その方法論を「機動戦士ガンダムW」で駆使されたとかしないとか、もっぱらの噂。   <<戻る

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