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>言葉の研究で、変化したり枝分かれしたりした言語を逆に辿っていって、
原始人の言葉を再現しようってのがあるって聞きました(NHKの番組かな…)
奈良時代の発音を再現するというテーマの物をNHKで見たような記憶があります。確かそれで持統天皇の歌を詠んでみようというようなエンディングだったと思いますが。古代日本語にはウムラルトがあったとかなかったとか。
>呉音の話はよく聞きますね。
>それから派生して孫策と周瑜の言葉は通じなかったんじゃないか、ってネタがありますけど、たしか育った地域は中国全土とくらべると結構、近かったようにおもえるのですが……
蘇州人(元呉県呉)と丹陽人(今でも丹陽)は、方言で話し始めると話が通じません。南京語に慣れてしまうと、蘇州語、丹陽語、上海語は意味がわかりません。江蘇省の中だけでも方言は通じないです。多分茨城県民と千葉県民が両方とも方言でまくし立てている状態です。←これも通じないし。韓当県内…素晴らしい誤変換だ!失礼、関東圏内でも通じないですもんね、よく考えたら(^^;)
ちなみに南京語で「伯符」は「パクフ」という発音になるらしいです。
(…間抜けチック。)でもカタツムリ現象が起きているということからすると、元は(ひょっとしたら)「パクフ」に近かったのだろうとも思われます。
中央に出仕するような孝廉もいたのですから、標準語は多分あったんですよね、きっと。謎。
昔の発音を探る為に、「反切」というものを使うということもありました。『鏡花縁』の中にも出てくるので、「反切」法は清代の言語学者まではなんとか使えていたということでしょう。七面倒なやりかたです。教授の受け売りですが、今度一度まとめてみます。
(この中国の音韻学の授業の単位、今年取り直しなんですよ/−−;)
※『鏡花縁』:清代の言語学者であった李汝珍がまとめた小説。別名を『武則外伝』ともいう。邦語訳は絶版。
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