東京大学の国語世界史で呉晋関連2023(2月25日26日)

下記関連記事と同様、大学入試に三国関連がないか、下記サイトをチェックする。

※関連記事 慶應義塾大学の日本史入試で邪馬台国関連2023(2月15日)

※新規関連記事 九州大学入試の国語で三国関連2023(2月25日)

・大学入試 問題と解答 : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/nyushi/

 この大学の2月25日の入試に晋関連がある。もしかしてこの企画をやってから初めてこの大学で見かけたかも?

・東京大学
https://www.u-tokyo.ac.jp/

※関連記事 日中戦争期における『三国志演義』再話の特色(比較文学・文化論集 第29号2012年3月31日発行)

※新規関連記事 メモ:後漢・霊帝の軍制改革と将軍自称(史学会第121回大会2023年11月12日)


 まずは国語、文理両方。第三問の漢文は『貞観政要』からの李世民の言葉だそうでそれに訓点がつけられる。その内容は晋の武帝の司馬炎が呉を征した後の何曽という人物について。『晋書』巻三十三に立伝される人物。下記のところ。これについて4つの設問が用意されていた。

・『貞觀政要』巻一 君道
朕聞晉武帝自平呉已後,務在驕奢,不復留心治政。何曾退朝謂其子劭曰:「吾每見主上不論經國遠圖,但説平生常語,此非貽厥子孫者,爾身猶可以免。」指諸孫曰:「此等必遇亂死。」及孫綏,果為淫刑所戮。前史美之,以為明於先見。朕意不然,謂曾之不忠其罪大矣。夫為人臣,當進思盡忠,退思補過,將順其美,匡救其惡,所以共為理也。曾位極臺司,名器崇重,當直辭正諫,論道佐時。今乃退有後言,進無廷諍,以為明智,不亦謬乎!危而不持,焉用彼相?

 次が2日目の世界史の第2問、中国の川についての問題で、問(1)が長江についてのものでその(a)が以下に引用する文となる。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
中国では3世紀前半に,3人の皇帝が並び立つ時代を迎えた。このうち,この川の下流域に都を置いた国の名前とその都の名前,および3世紀後半にその国を滅ぼした国の名前を記せ。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 都の名前以外は前日の国語(の漢文)に答えが書いているというサービスの川の問題(略してサ川問題)。
http://cte.main.jp/newsch/article.php/6384