春期特別展 三国志をいろどる馬たち(2007年4月14日-6月3日)

 前回の記事で、「三国志スケジュール試用版」について少し書いていたんだけど、そこの情報募集のところにタレコミ情報があったのに気付かなかった(汗)

 というわけで、「三国志スケジュール試用版」での情報主さんによると、「4/24付朝日新聞夕刊(東京版)」で気付いたとのこと。

 2007年4月14日から6月3日までの期間、神奈川県横浜市にある「馬の博物館」で春期特別展「三国志をいろどる馬たち」があるとのこと。
 展示内容、アクセス方法等、詳しくは下記サイト「馬と競馬の博物館」にて。特別入館料 大人200円(やすい!)
 しかし「三国志スケジュール試用版」は複数日に渡る行事をカレンダー上に載せるってことはまだ実装されていないのに、せっかくの情報を表現しきれずにもったいないなあ。

・馬と競馬の博物館
http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/

 それでタイトルだけではいまいち展示内容が想像しにくいけど、これが結構、幅広い。馬と限定している割には三国志ジャンルの幅広さがよく表れている。以下、上記サイト内ページから引用。

--引用開始---------------------------------------------------------
展示構成
1. 古代中国の馬文化
   馬俑や青銅馬具・車馬具などを展示し、古代中国における馬の姿を紹介
2.『三国志』と『三国志演義』
  『三国志』『三国志平話』『絵本通俗三国志』などの書物を展示
3.三国志をいろどる馬たち
   三国志の名場面に登場する馬を描いた絵画資料を展示
4.大衆文化における三国志
   日本における歌舞伎や文学など、大衆文化に広まった三国志を紹介。
5.工芸品に見る三国志
   三国志に関する意匠が施された刀装具を展示
--引用終了---------------------------------------------------------

 ここで希望を交え個人的なコメントを。
 1はまさしく三国時代前後(ピンポイントはほぼないんで)の馬俑を展示したものだろうね。個人的には鐙がついている「石寨山出土の銅製騎馬像」がみてみたいね、両方だけなのか、片方だけなのか。そこまで贅沢いわないまでも、よく見かける後漢の青銅製騎士俑をみたいかも。最近、あれどんなかぶりものしていたか忘れたので。公式サイトの写真をみると、おそらく前漢の騎士俑や唐代の騎馬俑はでるみたいだね。
 2の『三国志』は何だろう。中華書局のやつじゃないのは当たり前として(笑)、個人的にはトゥルファンの三国志呉書呉主伝断簡が見たいかな。『三国志平話』は二階堂先生のサイトでよく画像としてみていたけどリアルで見てみたいなぁ。中国の史書、古典小説と続いたけど、『絵本通俗三国志』は日本の江戸時代のやつね。幾度となく復刻で出版されているけど、原本はみたことないなぁ。
 本の挿し絵としては少し見たことあるけど、3のような絵画資料は全然、知らないな。中国もの? 日本もの? 日本ものだときいたことあるぐらいで、実際、見たことない。
 4はまさしく三国志シンポジウムでの上田先生の発表をフォローできる展示だね、きっと。
 5は私にとってまるっきり未知なる展示だろうね。

 というわけで、期間内に関東に行く用事は2007年5月27日日曜日の赤兎馬Presents「三国志の宴2」ぐらいなので、一泊はさんで、5月26日土曜日に見に行こうかな。というわけで、両方あるいは片方だけ、一緒に行く人募集……っていないか(笑)

<5月5日追記>
 この展覧会に川本喜八郎先生の人形が展示されているという未確認情報と、検索ワードを得たんだけど、行ってみて確認しないとね。
<5月27日追記>
 昨日、確認した。バッチリ劉備と諸葛亮が展示されてた。

<5月29日追記>

・春期特別展 三国志をいろどる馬たち
http://cte.main.jp/newsch/article.php/605


※新規関連記事 神道の形成と古代祭祀(國學院大學博物館‏ 2017年10月14日-12月10日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/571