三国志と古代中国の歴史(2013年1月24日)

※関連記事 知れば知るほど面白い 英雄たちで知る三国志(2013年1月19日)

上記関連記事に続き下記ブログ記事で知ったこと。

・尚書省 三國志部
http://d.hatena.ne.jp/kyoudan/

・2013年1月新刊情報
http://d.hatena.ne.jp/kyoudan/20130117/1358447702

下記出版社サイトの各該当ページにあるように、2013年1月24日に洋泉社よりムック『三国志と古代中国の歴史』(ISBN 9784800300898)が1260円で発売したという。タイトルと「中国文明の骨格がわかる!」という煽りからわかるように、三国に限ったムックではなく、「第一部 三国志の時代をひもとく」、「第二部 三国時代からさかのぼる中国王朝史」、「第三部 三国時代からくだっていく中国王朝史」というように、三国を入口に中国史全体に導く構成のようだ。

・株式会社洋泉社 雑誌、新書、ムックなどの出版物に関する案内。
http://www.yosensha.co.jp/

・三国志と古代中国の歴史 - 株式会社洋泉社 雑誌、新書、ムックなどの出版物に関する案内。
http://www.yosensha.co.jp/book/b107545.html


 表紙の歴史に基づかない銅像の写真を使うことにツッコミを入れる前に、『三国志』と『三国演義』ではなく、「02 『正史』と『演義』の違いとは?」というように誤った認識の下での章名が付けられており、その時点で買う買わないの前に、個人的にはこのムックに対して興味を失ってしまう。いや、当たり前だが何を買おうがその人の自由だけど、今回に限らず一般的な話として、選挙の一票と同じく、その一つの購入が、わずかかもしれないが、資本としてゼロではない力を作り手に与え、引いては作り手の判断や方針に影響を与えるため、三国の文化を重んじるならば、少しの時間で良いので考えて消費行動に移って欲しいと思ってしまう。

※関連記事
 私的メモ3:三国志関連初心者向け
 正史「三國志」完全版(2009年2月15日)

※追記 三国志(一) 桃園の巻(2013年2月1日) (31日公開予定)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/2656