三国軍制と長沙呉簡(2012年11月9日)

下記ブログ記事で知ったこと。

・關尾史郎のブログ
http://sekio516.exblog.jp/

・拝受(13/01/11) (※上記ブログ記事)
http://sekio516.exblog.jp/19522031/

汲古書院より2012年11月9日(日付は後述の出版社サイトより)に森本淳/著『三国軍制と長沙呉簡』(ISBN978-4762929922)が出版されたという。7350円。上記ブログ記事では「2009年11月に夭逝された森本淳氏の遺稿集」で「長沙呉簡を冠したわが国初めての著書」と説明されている

・株式会社汲古書院 古典・学術図書出版
http://www.kyuko.asia/

・三国軍制と長沙呉簡 - 株式会社汲古書院      古典・学術図書出版
http://www.kyuko.asia/book/b107898.html


これは下記の三国志ニュースの掲示板で書いたように、ご遺族から関係者へ配本された『追憶──森本淳の思い出』(「追憶」刊行委員会2010年11月9日発行)の巻末にある「森本淳年譜」のP.371に「2012年(平成24年) 11月、遺稿論集『曹魏軍制史の研究』(仮題)刊行予定」とあるのが(発行年月上)予定通り刊行され、やはりご遺族から出版社を通じ、関係者へ(先行で)配本された遺稿論集だろうね。

・速報・タレコミ情報用
http://cte.main.jp/newsch/forum/viewtopic.php?showtopic=2&mode=&show=5&page=4#94

※関連記事 第9回魏晋南北朝史研究会大会ノート1

前述の書籍ページより下記に目次を引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【内容目次】
   序 池田雄一
第一部 曹魏軍制論
  第一章 曹魏軍制前史――曹操軍団拡大過程からみた一考察――
 第二章 曹魏における刺史と将軍
  第三章 曹氏政権の崩壊過程に関する一試論――軍事権との関係を中心に――
  第四章 魏晋無血革命論――都督の人選を中心として――
  第五章 曹魏・西晋期における中級指揮官について――都督の支配構造に関する一考察――
第二部 漢晋間の軍制と地域社会
  第一章 後漢末の涼州の動向
  第二章 曹魏政権下の「雍州」
  付 章 曹真期についての考察
第三部 長沙呉簡研究
  第一章 嘉禾吏民田家莂にみえる同姓同名に関する一考察
  第二章 長沙呉簡からみる孫呉の下級軍事制度考初編
  第三章 長沙における簡牘研究の現状と長沙呉簡に関する調査覚書
   後 記 阿部幸信
索 引
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※追記 湖南出土簡牘とその社会(2015年3月31日)

※追記 漢代を遡る奏[シ獻](2015年4月27日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/2653