2006年2月15日-19日「三国志外伝 長江の流れは緩やかに見えて」

 2006年2月15日水曜日から19日日曜日までの間、東京池袋シアターグリーンで三国志プロジェクト「三国志外伝 長江の流れは緩やかに見えて」というお芝居があるとのこと。西暦172年の孫堅が題材。全席指定で前売り当日販売ともに3500円。
 むじんさんのところのブログ「思いて学ばざれば」で知った。

・思いて学ばざれば
http://d.hatena.ne.jp/mujin/
・「三国志の演劇を池袋グリーンシアターで」
http://d.hatena.ne.jp/mujin/20051225/p1

 それで公式サイトもあって、「長江の流れは緩やかに見えて」に関してはもうチケット販売が始まっている模様。詳しくは下記の公式サイトにて。公式サイトを見ると「三国志プロジェクト第1弾」となっておりこれ以降、続けるのかと期待大。

・三国志プロジェクト
http://www.geocities.jp/sangokushiproject/ 

 公式サイトを見る限り、今回の「長江の流れは緩やかに見えて」は「西暦172年」の孫堅中心に描いていくようだ。
 しかし、西暦172年の長江というのが気になる。西暦172年(熹平元年)ということでおそらく三国志呉書孫破虜討逆伝の冒頭のエピソードを題材にするんだろうけど、この時期、孫堅に浙江関連のエピソードが多いが、長江(江水)と関わりを持つ記載は史書に見えない(以下のリンク参照)。

http://cte.main.jp/sunshi/w/w021023.html
http://cte.main.jp/sunshi/w/w030306.html

 まぁ、なぜ長江が出てくるかは、(1)鹽涜県の県丞に赴任する途中が舞台だから、(2)このお芝居用のオリジナルエピソードの舞台が長江の畔だから、(3)浙江は日本人になじみがなく、あえて分かりやすい長江にしたから、の三つが考えられる。個人的には多分、(3)の理由のような気がする。まぁ、どちらにせよ、お芝居の本質には関係ないだろうし、三国志関連の創作であまり取り上げられることの少ない孫堅を題材にすることは素直に嬉しい(ちなみにその時期の孫堅を題材にした小説に「中国遊侠伝」ってのがある)

 さてさてどんな舞台になるか、とても楽しみ。

<1月29日追記>
 (旧暦で)あけましておめでとうございます。
 下記のブログ「三国志漂流」の記事によると、

・三国志漂流
http://www.doblog.com/weblog/myblog/3040/
・舞台「三国志プロジェクト」
http://www.doblog.com/weblog/myblog/3040/2263641#2263641

なんと朱儁(字、公偉)がでるとのこと! 
 しかも劉備・曹操がでないという潔さ!(というか劉備の方は遊学にもでてないので・汗)
 ちなみに朱儁は後漢書だとこの時期(西暦172年)、会稽郡でおそらく主簿という役職をやっていて、やっぱり長江(江水)とは無関係。翌年に本業でも明確に許昭の兵乱に巻き込まれることになる。

・会稽は傷ついて…(孫氏からみた三国志8)
http://cte.main.jp/sunshi/w/w030222.html


 私自身、最近、心に余裕がなくてすっかり三国志プロジェクトに気を向けてなかっただけど、この情報で行きたくなったなぁ。もし上記ブログの記事に書いてあるこの曜日のこの時間に空き席があれば行くことにしようっと(……って一番、席がうまってそうな時間・汗)。行けるかどうかはまた後ほど。

<1月29日追記2>
 というわけで買ってきた。というか舞台前の席は売り切れだったので多分、変な席(汗)
 2月19日12:30からのやつ。USHISUKEさんのところへ観劇表明してこないと。
 行き帰りの予定考えないとな。


※追記 2006年2月19日「長江の流れは緩やかに見えて」観劇
http://cte.main.jp/newsch/article.php/252