戯史三國志 我が糸は誰を操る(2011年5月10日)

※関連記事 講談社と三国志

上記関連記事で触れたように、三国要素のハブ的出版社と言えば講談社な訳だけど、下記ページにあるように、その出版社からまた三国小説が出たようだ。

・講談社BOOK倶楽部
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/

・講談社BOOK倶楽部:戯史三國志 我が糸は誰を操る
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/gishisangokushi/

上記ページ(「特集ページ」とのこと)にあるように2011年5月10日に吉川永青/著『戯史三國志 我が糸は誰を操る』(ISBN978-4-06-216935-6、第5回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作品)が1785円で発売したという。陳宮が主役の小説だそうな。また、第二弾「戯史三國志 我が槍は覇道の翼」(仮)、第三弾の構想がすでにあるそうな。

※追記 戯史三國志 我が槍は覇道の翼(2011年9月6日)

※追記 戯史三國志 我が土は何を育む(2012年3月19日)


※リンク追記
・吉川永青 (nagaharu0610) on Twitter
http://twitter.com/nagaharu0610/

・Twitter / @吉川永青: デビュー作「戯史三國志 我が糸は誰を操る」5月10日...
http://twitter.com/nagaharu0610/status/64596049666379776
 ※このツイートによると、2011年5月23日発売の『小説現代』2011年6月号にこの著者の「短編小説とエッセイ」が載るという。

・講談社 BOOK倶楽部:文芸書 小説現代
http://www.bookclub.kodansha.co.jp/books/bungei/gendai/

未だ中身を一文字を読んでいないので判らないが、多分、内容とは関係ないのだろうけど、前述の特集ページの(個人的には)歯茎が痒くなるような過剰広告とか、「戯史」という一昔前の中学生が自分の個人サイトのSSで付けそうなタイトルとか、「我が糸は誰を操る」というような操り人形を連想させるような時代錯誤(後漢や三国時代に対しての意)のタイトルとか、第二弾の「我が槍は覇道の翼」というような当時存在しない槍(もちろん矛はある)を仮題に持ってきたり、別に商標登録番号第4555279号他と関係ないだろうにタイトルをわざわざ旧字表記で「三國志」にしたり、売る気あるんだろうかと思ってしまった。まぁ大手出版社のリサーチ部による綿密なマーケティングの結果とかだったら、全く的外れの感想だろうけど。そんな内容の外での感想を裏切ってくれるような素晴らしい小説であるようにひそかに期待しておこう。

ちなみに同じく講談社から最近、下記のように小説も出ている。

※関連記事 三国志英雄列伝(青い鳥文庫2011年4月25日)

※追記 三国志 21世紀版 少年少女世界文学館(24)(2011年3月17日)

※追記 戯史三國志(講談社文庫2013年7月12日9月13日11月15日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/2030