メモ:Three Kingdoms

 以下、思い付きネタ。

 以前、下記のように「三国志ファンのためのサポート掲示板」で「三国志」の英訳についての質問が出ていた。

・「三国志」を英訳すると…?   (※「三国志ファンのためのサポート掲示板」内ツリー)
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=2509

 結局、質問者にとっては「The Three Kingdoms」で落ち着くことになった。

※追記 『三国志のロマンス』(「越境する カワイイ!可愛い!Kawaii!」内)

・Wolfram|Alpha
http://www.wolframalpha.com/

 それとは関係なく、数学ソフト「Mathematica」でお馴染みのWolframによる計算知識エンジン「Wolfram|Alpha」(上記)で「three kingdoms」と検索すると、「Input interpretation」(つまり入力解釈)が「Three Kingdoms Period」、つまり「三国時代」とされ、「Basic information」の「dates」と「current countries」がそれぞれ「220 AD to 280 AD」と「China」となっており、まさに中国の三国時代となる検索結果となった。
 英語圏で「three kingdoms」が中国の三国であると、認識されていることを知り、気をよくして、今度は「Amazon.co.jp」(下記)の「洋書」で「three kingdoms」と検索し、どんな本が出てくるか見てみる。

・Amazon.co.jp: 通販 - ファッション、家電から食品まで -
http://www.amazon.co.jp/


 そうすると、全く関係ないものも含め281件引っかかる。その中でまずGuanzhong Luo『The Romance of Three Kingdoms』、つまり羅貫中『三国演義』は下記のように、C. H. Brewitt-Taylor訳とMoss Roberts訳の二つの系統がある。ついでにC. H. Brewitt-Taylorさん関連の書籍へのリンクも下記に続けて挙げておく。




 ここらへんの英訳の訳者については下記掲示板ツリー参照のこと。

・C.H.Brewitt Taylor(三国志演義英訳者)   (※「三国志ファンのためのサポート掲示板」内ツリー)
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=1872

※追記 「赤壁の戦い」Tシャツ&「長坂の戦い」Tシャツ(2009年12月6日)

※追記 横山光輝三国志おもしろゼミナール(1984年7月)

 それから購入できないのが多いけど陳寿『三国志』関連のものも下記のようにないことはないようだね。あと、陳寿『三国志』を「Chen Shou's Records of the Three States」としているケースもある。




 あと表紙に「Romance」と「Records」の両方が書いていて歴史か文学どっちなんだってパターンも一つ見かけた。また、目次を見ると両方書いてそうなのも見かけた。それぞれ下記。両者を見ると、歴史と文学を包括する意味だと「Three Kingdoms」で良いんだろうね。



 あとそういった文学や歴史だけじゃなく近年の特徴としてゲームを介して英語圏に要素伝達する場合がある。その証左として下記のようにSLG『三國志』(Romance of the Three Kingdoms)シリーズの書籍や『三國無双』シリーズ(Dynasty Warriors)の書籍がある。あと関係ないけど、「兵馬俑」って「Terracotta Warriors」(わざと変に直訳すると耐火レンガ軍人)って言うんだね。



※関連記事
 Sangokushi News - Japanese fansite for anything based on the Romance of Three Kingdoms
 真・三國無双シリーズ公式サイト(英語圏)・リンク集

 もっと検索を絞ると、下記のように赤壁関連の書籍も出てくる。やはり映画『レッドクリフ』の影響もあるんだろうね。



※関連記事 呉宇森(ジョン・ウー)監督『レッドクリフ(RED CLIFF)』報道まとめ

※新規関連記事 メモ:中国、日本と台湾の「真・三國無双」BL同人誌(BLが開く扉 2019年10月25日発売)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/1499