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こんばんわ。
▼優さん:
>詳細かつご丁寧なアドバイスありがとうございます。
>自分の無知を改めて痛感しつつ、拝見させていただきました。
>私の言葉足らずで理解に苦しまれたかと存じますが、最初の書き込みでの趣旨は、「陣営の様子について、視覚的に詳細に知りたい」ということでした。
>詳細の度合いは、漫画の背景に使える程度のものです。
>漫画に使えるものであれば、その他の創作をする場合でもイメージがしやすいので。
なるほど、実際、漫画の背景を描くという訳ではないのですね。
>> 私が軍営の画像的資料として思い付くのは、林 巳奈夫/編『漢代の文物』の押圖82ページにある「5-22 幕を張った宿營 魏晋 墓室壁畫 嘉峪関」のスケッチとそれに対応する本文です。表題通り、この壁画のスケッチは、魏晋期のもので、軍営の様子が描かれており、幕(テント)が並ぶ様や、軍旗、戟、盾が並ぶ様が描かれています。ただ、お求めになられている門や柵は描かれていないですね。
>
>『漢代の文物』ですね!ありがとうございます!
>私が知りたいことは、まさに上記のようなことです。
>門や柵が描かれていないのが、ちょっと残念ですが、それでも幕が並ぶ様などが図で描かれている資料が存在するのは、私にとって僥倖ですね。
>幕がどんな形をしているかが知りたかったというのも、質問させていただいた理由の一つなので。
紹介した手前、一応、予防線を張る感じで書きますが、『漢代の文物』に載っている件の絵は、当時、書かれたものをスケッチしたものですので、現代人の目から見ると写実性がなくシンプルでデフォルメの強いものとなっています。
(『漢代の文物』自体が借りづらい、もしくは購入しづらいですので、苦労した末に手に取り、その挿図を見たら、期待はずれでがっかりされるかもしれない、と思い書き込みました)
その挿図に対応する本文を読んで、それと併せて知る手掛かりにしてくださると幸いです。
どんな感じの図かというと下記のサイトの「畫像石」のところにある画像と似たような描写になります。
・京都大学人文科学研究所所蔵 石刻拓本資料
http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/db-machine/imgsrv/takuhon/
一応、このサイトで軍営が描かれている画像がないか、ざっと探しましたが、特に見あたらないですね。戦闘最中の画像はいくつか見ましたが。
また、より大きくテントが描写されたものに、林 巳奈夫/著『中国古代の生活史』P139「図7-(27) 国境監視所の傍のテントに住む原住民 彩画 嘉峪関 3〜4世紀」があります。こちらの書籍は先のものより図書館で見つかりやすいかと思います。
>> あと余談ですが、厳密には営中のことではないですが、『中国社会風俗史』[#3474]には、鎧を着ている場合、拝せず粛すことが載っていますね。
>>http://cte.main.jp/newsch/article.php/736
>
>『中国社会風俗史』の「敬礼」の項ですね。
>これは営中の作法の一つとして捉えてよいのでしょうか。
そう考えても問題はないかと思います。
作法と言えば先に挙げた後漢魏武軍令を見てもあれこれありそうな感じですね。
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