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こんにちは。
清岡さん、NOBさん、お返事ありがとうございます。
こういうネタ大好きであります。
>『三国志演義大事典』(潮出版社/沈伯俊・譚良嘯編著/立間祥介・岡崎由美・土屋文子編訳)
>『三国外伝』(上海文芸出版社/湖北省群衆芸術館編
ご紹介&翻訳、ありがとうございます。
このような本があったのですか。
読んでみたくなってきました。
『三国外伝』のほうは無理ですけど…
漫画ネタで申し訳ありませんが、
じつは『蒼天航路』の長阪橋の場面で、
曹操が、
「絶人の域にまで花を咲かせた武人に問うてみようか」
と述べ、張飛と無言問答を始めました。
曹操が両腕で大きな円をつくってから、五本の指を立て、
―天下の武人とは、勇 智 仁 信 忠、5つの能力を等しく携えたる者か?
と、問うたところ、
張飛は、左手で五本の指を立てて、それをスライドさせて十本の意を示し(右手は蛇矛を持っているので)、
曹操が、
―5つではなく、10!
と思ったら、さらに張飛は指を一本立てて曹操を指差しました。
曹操は、
―いや、さらにもうひとつ!?
と、驚き、
―冒刃 陥陳(陥陣の誤植?) 勇鋭 勇力 寇兵 死闘 死憤 必死 励鈍 倖用 待命
―なんとあいつ、六韜を知ってるいるのか
―いや、おそれいった
と、曹操が感心しました。
張飛は、ふん、と言って、
―気抜けさせやがって、それしきの5つがなんだってんだ
―益徳様をなめんじゃねえ! あれぐれえの饅頭5こや10こは朝めし前に食ってたぜ!
と、橋を切り落として立ち去りました。
正史準拠で曹操主人公の漫画なのに、
曹操のお茶目なエピソードだったので、気になって質問してしまいました。
ついでに、『六韜』を調べましたところ、
勇 智 仁 信 忠
というのは『六韜』の「論将」に、
冒刃 陥陣 勇鋭 勇力 寇兵 死闘 死憤 必死 励鈍 倖用 待命
というのは『六韜』の「練士」にありました。
ちなみに、『六韜』の原文は、
http://webtech.sund.ac.uk/cc2sku/cheungon/index.htm
訳文は、
【中国兵法】http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/3816/
を参考にさせていただきました。
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