三国志ファンのためのサポート掲示板 ※共同掲示板。話題は三国志関係。横レス歓迎。初心者モードの質問からマニアックな雑談まで
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【1642】宦官について 霊帝 2005/4/5(火) 17:38 教えて
┣ 【1644】Re:宦官について 黄虎洞 2005/4/5(火) 18:16
┃┗ 【1645】Re:宦官について ペテン師 2005/4/5(火) 20:34 ひと言
┃┗ 【1649】Re:宦官について 東昏侯 2005/4/6(水) 20:04 ♪
┃┗ 【1651】HNについて 清岡美津夫 2005/4/6(水) 21:54 多分…
┃┗ 【1653】Re:HNについて 東昏侯 2005/4/6(水) 23:17 感謝♪
┣ 【1646】Re:宦官について・本と映画 青青生 2005/4/6(水) 1:44 紹介
┃┗ 【1648】ご挨拶と宦官についての本・映画 東昏侯 2005/4/6(水) 18:35
┣ 【1647】Re:宦官について  サイトのご紹介 通りすがり 2005/4/6(水) 9:19
┗ 【3621】宦官についての疑問 R・F 2010/6/6(日) 0:51 初心者質問

【1642】宦官について
教えて  霊帝  - 2005/4/5(火) 17:38 -

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   宦官って、男性性器がなかったって本当ですか?
なんでも自分で切り落としたとか。
切り落とすといっても、どこら辺からなんですか?
そんなことしたら死んじゃうと思うのですが・・・
それと、十常時とか一部の偉い宦官だけじゃなくて、
宦官という宦官はどんなに位が低くても切り落としたんですか?

【1644】Re:宦官について
 黄虎洞 E-MAILWEB  - 2005/4/5(火) 18:16 -

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   切り落とします。宦官であれば全員切り落とします。切る所は根本です。時代が下ると切り落とし専門の医者もいたそうです。本当かうそかは別として或る医書に因れば、男根の根本を麻紐で縛り、そこから切り落とすそうです。その後、切った部分に消毒として灰をまぶし、十日前後なげておき、その後麻紐を解き、その時おしっこが無事に出れば、目出度く宦官への道が開けますが、もしおしっこが出ないとなれば、後は傷口癒着に因る尿毒症で悲惨な結果が待ち受けると言うことのようです。宦官になるのも命がけです。

【1645】Re:宦官について
ひと言  ペテン師  - 2005/4/5(火) 20:34 -

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   ▼黄虎洞さん:
宦官は生殖器を切り落とします。
但し、うろ覚えかもしれませんけど歴代王朝の中には切り落としてない人もいたような気がします。
生殖器を切り落とすことによりホルモンバランスが崩れヒゲが生えなくなったり、男特有のゴツゴツ感から全体的に丸みというのかふくよかさが出たようです。
また、のど仏が小さくなり声も女性的になるようです
洛陽での大虐殺の時にヒゲが生えてない為に宦官だと思われて誤殺された人士が沢山いたといいますから巻き添えで殺された人はたまったものではないですね。

【1646】Re:宦官について・本と映画
紹介  青青生 WEB  - 2005/4/6(水) 1:44 -

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   ずいぶん前に読んだので、詳しい内容は覚えてませんが、

三田村泰助『宦官―側近政治の構造』中公文庫
顧蓉、葛金芳『宦官―中国四千年を操った異形の集団』尾鷲卓彦 (訳)

など、おもしろかったです。
上レスで黄虎洞先生が簡潔に説明されている、
去勢手術の詳細も書かれてたと思います。
(清あたりの史料だった気がしますが・・・)

また、ただの個人的余談ですが
「チャイナ・フィナーレ/中国最後の宦官」(香港・1987年)
という映画は、清朝末の名もない宦官青年が主人公で、
少年時代に宦官になる過程と、革命によって行き場を失う哀しさ等を描き、
良い映画でした。
これも観たのはずいぶん前なので、実はうろ覚えですが・・・

【1647】Re:宦官について  サイトのご紹介
 通りすがり  - 2005/4/6(水) 9:19 -

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   ▼霊帝さん:
 私は、宦官について調べるとき、門田鳳雛様の『宦官列傳』
ttp://www.toride.com/~fengchu/index.html
を参考にさせていただいております。
 宦官というと、悪者にされたり逆に小賢しく必要論を展開する(にもかかわらず彼らを人として見ていない)方もおられますが、『宦官列傳』では宦官の実態について客観的に紹介されていますので、ご覧になることをお薦めします。

【1648】ご挨拶と宦官についての本・映画
 東昏侯  - 2005/4/6(水) 18:35 -

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   皆様、初めまして。東昏侯と申します。

>三田村泰助『宦官―側近政治の構造』中公文庫
>顧蓉、葛金芳『宦官―中国四千年を操った異形の集団』尾鷲卓彦 (訳)

宦官といったらやっぱりこの二冊はいいですよね。
あと宦官関係の本と言ったら、未読ですけど

寺尾善雄『宦官物語―男を失った男たち』東方選書

とかもありますね。それと毛色は大分違いますけど(時代も清末だし)

賈英華・林芳『最後の宦官秘聞―ラストエンペラー溥儀に仕えて』NHK出版
張仲忱『最後の宦官 小徳張』岩井茂樹(訳)、朝日選書(未読ですが)

どっちも「最後」を名乗ってますが正しいのは上でしょう^^;
まあ・・・本に関しては『宦官列伝』さんにも詳しく書かれていることでしょうけども・・・

>「チャイナ・フィナーレ/中国最後の宦官」(香港・1987年)

宦官の映画ですか、中々良いですね。未読・未見ばかりで申し訳ないのですが、以前、トプカプ宮殿について調べてみた時に知った映画で、

1999 フェルザン・オズペテク監督 伊・仏・土合作
『ラスト・ハーレム』

というものがあるとか・・・内容はといいますと、
20世紀初頭、衰微著しいオスマン帝国のハーレムに売られたイタリア人の少女が黒人宦官と手を組んで権力を掌握していく・・・と、いうストーリーだとか・・・
「東の」宦官の最後も見てみたいけど・・・「西」も見たくてたまらない^^;

【1649】Re:宦官について
♪  東昏侯  - 2005/4/6(水) 20:04 -

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   連続投稿の上、このような生々しい話で非常に申し訳ないのですが・・・
顧蓉・葛金芳『宦官―中国四千年を操った異形の集団』尾鷲卓彦 (訳)
によると・・・・

>切り落とすといっても、どこら辺からなんですか?
これには何パターンかあったようで・・・
睾丸と陰茎を切除(つまりは「根元近く」から、ということです)、睾丸のみ切除、陰茎のみ切除、睾丸を切除せずに潰す、それとなどがあったそうです。輸精管のみを切断、という手法についても少し触れていますが、著者は高度な技術を必要とする、ということで有無は分からない、と否定気味です。

あと私は医学的知識に乏しいので何処まで本当なのか分からないのですが、かなり時代が下った清代の書物にある話、ということで、男の子供を将来宮中に宦官として上げようとする親が、乳児を特殊な乳母に預け、その乳母は幼児の睾丸をひたすら揉み続けて外部から機能を破壊してしまう、という話も紹介されています。この場合だと切断されていない、ということになるでしょうが、清では定期的に検査を行なって再手術を行なわせた、というのでいずれにしろ手術は受けなくてはならなかったでしょう。

「切断されていない人」については、清の同治帝の頃、失脚した西太后お気に入りの宦官の、安得海が処刑された後、死体を検分してみたところ、手術を受けた痕が無かったとか、同じく西太后に仕えた李蓮英も実は手術が完全ではなく、密かに子をもうけていた、と、いうような話が紹介されていますが、少しゴシップ臭いですね^^;また、こちらも医学的にはどうなのか分かりませんが、幼少の頃に生殖器を切断あるいは先程も触れたように「潰した」場合は成人してから機能が復活してしまう、とか、成人の宦官でも秘薬や精力剤的なもの(オットセイの生殖器、等でしょうか)を服用して再生させた明末の宦官、魏仲賢のような宦官が何人もいた、というようなエピソードも紹介されています。


・・・少しやりすぎてしまったかもしれませんね、それに大分「三国志話題」ではないし・・・管理人の皆様、申し訳ありませんm(_ _)m問題がありましたらご処理下さい。もし構わなければ、このような事に関する医学的な知識がおありの方はご返事いただけると嬉しいです。

霊帝さん、やはり詳しくお知りになりたい場合は(黄虎洞さんも少し触れられた手術の方法などなど)直に『宦官―中国四千年を操った異形の集団』をお読みになるのが一番かと。徳間文庫で552円の文庫版でも出ていますから・・・

それと青空文庫で桑原隲蔵先生の『支那の宦官』も見つけました、結構古いですがどうぞ
http://www.aozora.gr.jp/cards/000372/card4272.html

最後に個人的なことなので別に書いた方がいいのでしょうが、私のHNは「三国志(もしくはその周辺史書)にある実在の人物、または三国演義の登場人物の名前(姓名字)をそのままハンドルネームにする」ことにあたるのでしょうか・・・「周辺史書」とは何処まで?他の時代の歴史上の人物(の、本名というわけでもない)はOKなのでしょうか?

【1651】HNについて
多分…  清岡美津夫 E-MAILWEB  - 2005/4/6(水) 21:54 -

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   ▼東昏侯さん:
>最後に個人的なことなので別に書いた方がいいのでしょうが、私のHNは「三国志(もしくはその周辺史書)にある実在の人物、または三国演義の登場人物の名前(姓名字)をそのままハンドルネームにする」ことにあたるのでしょうか・・・「周辺史書」とは何処まで?他の時代の歴史上の人物(の、本名というわけでもない)はOKなのでしょうか?

中央研究院漢籍電子文獻にて「東昏侯」さんで検索かけると、南齊書まで時代が下るので、ここの掲示板での話題で紛らわしいことはないかとおもうので多分、OKかと思います。

【1653】Re:HNについて
感謝♪  東昏侯  - 2005/4/6(水) 23:17 -

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   ▼清岡美津夫さん:
わかりました。ありがとうございます。それでは、ここでも「東昏侯」を名乗らせて頂く事にします^^

【3621】宦官についての疑問
初心者質問  R・F  - 2010/6/6(日) 0:51 -

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   宦官について、本当に初歩的な疑問が出てきたので、このトビに便乗して質問させていただきます。

疑問というのは、「宦官を使用していたのは皇帝だけだったのか?」「玉璽のように皇帝にだけ所有を許されていたアイテムなのか」ということです。

後漢での名目上の王侯はともかく、前漢初期の自治権を有する王であれば、宦官を持っていても不思議はないような気もします。実際、その前の時代である春秋戦国時代には諸王侯が宦官を抱えていたという記述が見られます。

曹操の立場(権限)は前漢の王侯に近いものがあり、皇帝に匹敵する妻妾を抱えていました。その管理は誰が行っていたのか。

直接には奴婢が行っていて、監督として孫資と劉放が居たということでしょうか。

また、奴婢で管理していた場合、曹丕が即位した直後など宦官が不足することはなかったのでしょうか。まさか退位した献帝のところから引っ張ってくることはないと思いますが。

ご存知の方、ご教示を宜しくお願いいたします。

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