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GEOさん
ありがとうございます。
特に、騅の毛色について、
解決(納得)できた気がします。
今後とも、よろしくお願いいたします。
伊藤玲子
▼GEOさん:
>▼伊藤玲子さん:
>>1.赤兎馬は、正史では最初から呂布のものですか?
>>3.当時は、ほとんどがモウコノウマのような小型馬だったというのは、本当ですか? いつから、中国では大型馬ですか?
>>4.赤兎馬は赤毛ですか?
>>5.赤兎馬が汗血馬ではないかといった最初の人(書)は誰(何)ですか?
>>6.汗血馬なら赤毛より白毛のように思いますが、どうですか?
>>7.汗血馬を中国へ入れた最初は武帝の時代の李広利(傾国の美女李夫人のお兄さん)でよいですか。
>>8.汗血馬とサラブレッドとの関係をお教えください。
>>9.ついでのようですが、項羽の騅(すい)はあしげ(白毛)ですか?
>>10.黒毛という話はいつからですか(どの小説)?
>>11.黒毛という話は、烏江で死んだ騅で、烏騅、烏=カラスは黒いので、黒いあしげ(白っぽい馬)というへんな使われ方で、黒い馬と誤解されたという解釈でよいですか?
>>12.騅は汗血馬でよろしいですか?
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> 1.4.5.6について
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> まず赤兔については、中央研究院で検索したかぎりでは、以下の二つぐらいしか記述がなさそうです。
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> 布有良馬曰赤兔 (『三国志』呂布伝)
> (呂布には良馬がいて、名を赤兔といった。)
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> 時人語曰:「人中有呂布,馬中有赤兔.」
> (当時の人は語っていった。「人中に呂布有り、馬中に赤兔有り。」
> (『三国志』呂布伝注引『曹瞞伝』)
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> 7.8.12について
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> いわゆる張騫のフェルガナ遠征によって「天馬」の伝説が漢の武帝の耳に入り、これを得るために李広利らの遠征がはじまるわけですが、その際に初めて「汗血」の馬の話が出てくるようです。どうやら「天馬」の子孫が「汗血馬」のようです。また、この「天馬」をはじめ、ユーラシア一帯に名馬の伝説があったようで、詳しくは、石田英一郎先生の「天馬の道」(『桃太郎の母』 講談社学術文庫 2007年に収録)を読んでください。
> 騅が汗血馬であるとの記述もないようです。
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> 9.10.11について
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> 騅の体毛は、どうやら青と白が入り混じった色のようです。
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> 正義音隹.顧野王云青白色也.釋畜云:「蒼白雜毛,騅也.」
> (『史記』項羽本紀注)
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