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NAGAICHI Naoto さま
貴重な史料ありがとうございます。
清岡様のものと合わせ、勉学の基礎にしたいと思います。
伊藤玲子
▼NAGAICHI Naotoさん:
>▼清岡美津夫さん:
>>『藝文類聚』は唐代のものってことを知っているんですが、ここにある『瑞應圖』ってのはいつのものか私はよく知らないですね。
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>『隋書』巻三十四志第二十九經籍三では、
>『瑞應圖』三巻
>『瑞圖讚』二巻(梁有孫柔之『瑞應圖記』、孫氏『瑞應圖贊』各三巻,亡。)
>
>『舊唐書』巻四十七志第二十七經籍下では、
>『瑞應圖記』二巻(孫柔之撰。)
>『瑞應圖讚』三巻(熊理撰。)
>
>『新唐書』巻五十九志第四十九藝文三では、
>孫柔之『瑞應圖記』三巻
>熊理『瑞應圖讚』三巻
>
>とあります。おそらく『瑞應圖記』という題が正式で、南朝の梁の孫柔之の撰です。二巻本だったのか三巻本だったのかはっきりしませんが、五行類の書物として分類されていたようです。
>
>『三国志』注も一カ所だけ『呉書』呉主伝第二の赤烏十一年の条で『瑞應圖』を引いています。
>裴松之が南朝梁のときの書物を引けるわけがないので、ここはなにかありそうな気がしますね。
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