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▼むじんさん:
>夏侯栄(五男)の兄で、夏侯淵の三男に夏侯称という人がいますね。惜しくも若くして亡くなりました。
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>> 夏侯称、字は叔権。幼いころから子供たちを集めるのが好きで、彼らの兄貴分になり、遊びはいつでも戦争ごっこだった。命令を違反したものには厳しく笞打ったが、逆らうものは一人もいなかった。夏侯淵はひそかに立派なやつだと思い、項羽の伝記や兵法書を読ませようとしたが、夏侯称は納得せず、「才能があるんなら自分でやります。他人の真似なんかできません」と言った。
>> 十六歳のとき、夏侯淵と一緒に狩りをしていると虎が飛びだしてきた。夏侯称は馬を駆って追いかけ、みんなが止めようとしても止められなかった。夏侯称は一本の矢を放っただけで虎を打ち倒してしまった。曹操はその武名を聞くと、彼の手を取って喜び、「私はお前を手に入れたぞ!」と言った。
>> 曹丕とは無官時代から交際があり、宴会を開いたときはいつも座中で一番の気迫の持ち主で、弁舌の士でさえ言い負かすことができなかった。世間で名高い人物の多くが彼のもとに集まった。十八歳で亡くなった。
なんで勇猛な若者って早くに逝ってしまうんでしょうね。
そういう若き勇者が長生きすれば、三国時代はもっと長持ちしただろうに。
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