|
いちおう他のかたもご覧になっていると信じて(笑)。
劉巴の「但當鑄直百錢,平諸物賈,令吏為官市(ただ百銭の価値に相当する貨幣を鋳造し、物価を安定させ、官営(国営)の市場をつくればよい)」ですが、このエピソードを語るのに最後の「令吏為官市」について言及する人が少ないように思います。
たとえば、通貨の発行益で収入を増やすのが狙いならば「但當鑄直百錢」だけで済むし、商業を振興させて税収を増やそうというならば「平諸物賈」までで十分だと思います。 何のために「令吏為官市」とまで言っているのかを考えると、それはやはり官市で利益をあげるためだと思うのですが、いかがなものでしょうか。もしもこれが物価の統制のことを指しているのだとすれば、漢代の市場はみな役所が決めた価格がついている(守られていないのですがw)わけで、わざわざ官市である必要はないように思います。
それから、わたしは「令吏為官市」を「吏をして官市を為さしむる=公営マーケットを設置させる」というように理解しているのですが、いかんせん漢文はよく読めません (-_-;)
「それ、訳が違うよ」「こういう風に考えるべきじゃないの」というかたのご指摘をお待ちしております。どうぞよろしく。
|
|