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▼muracchiさん:
>R・Fさん、とても参考になる意見ありがとうございます。
>それではR・Fさんがお読みになっているかわからないですが、「蒼天航路」というマンガに甘寧の夜襲の場面があるんですが、あのように曹操軍の陣営で大暴れしたのではなさそうですね。
史実としては、その方が可能性が高そうですね。ただ、ないとも言い切れないと思います。
それに、史実をどのように読むか、史実をどのようにアレンジしているかを楽しむのが、三国志の「物語」を読む醍醐味ではないかと私は思っています。
『蒼天航路』は私も大好きな作品の一つです。
活劇としての面白さや、思わずにやりとしてしまう正史のコネタ(ケチな曹洪や曹操が朱霊を疎んじていたこと等)をうまく表現していることもさることながら、私が感心しているのは、今までの「三国志物語」としては、ほとんどなかった、文化からの視点を備えているところです。
張角のキャラは少しやりすぎの感がありましたが、「荀[或〃]の息子たちによる儒教思想への批判」「曹操の酒造り」の話や「華陀と張某」の対比、今まで無能なナルシストとしか描かれていなかった何晏を『老子道徳論』を編纂した「衒学の祖」として描いているところ。何晏は新しい世代の新たな思想の潮流の象徴なのでしょうね。
とここまで書いて、気がついたのですが、何晏のあの風貌は1970年代に流行ったヒッピーが元ネタなのではないでしょうか。「クスリ」を決めて町をふらついていたヒッピーと麻薬(五石散)を服用してふらふらしていた何晏、という共通項からの発想では。
話が大きくそれましたね。雑談、失礼しました。
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