漫画とアニメーション、大人漫画と子供マンガ、商業と非商業の交差(FLiP Vol.1 2023年7月1日)

※前の記事 メモ:「三国志演義」翻案マンガにおける「明光甲」後考(日本マンガ学会第22回大会2023年7月1日)

 以下、三国的にはプチネタ
 2023年7月1日土曜日、日本マンガ学会大会(での清岡の研究報告の概要)については前の記事にまとめて書いているのだけど(※この記事を書いている時点では未作成)、会場で買った『FLiP』Vol.1(日本マンガ学会歴史学習部会誌、日本マンガ学会歴史学習部会2023年7月1日)について。やはり真っ先にpp.67-116鈴木伸一氏インタビュー「漫画とアニメーション、大人漫画と子供マンガ、商業と非商業の交差」を読んでしまう。というのも下記関連記事にあるように、6月17日の第42回京都コミック読書会にて清岡が藤子・F・不二雄しばりで「スタジオ ボロ物語」「ミノタウロスの皿」「劇画オバQ」を紹介したばかりで、スタジオゼロに(昔から)興味があったので。

※関連記事 リンク:「ゼルダの伝説」に「三国志」の計略を応用(ねとらぼ調査隊2023年6月16日)

・日本マンガ学会
https://www.jsscc.net/

※関連記事 メモ:「三国志演義」翻案マンガにおける「明光甲」後考(日本マンガ学会第22回大会2023年7月1日)

・歴史学習部会 部会誌『FLiP』発刊のお知らせ
https://www.jsscc.net/study-group/history/flip01

・日本マンガ学会歴史学習部会誌『FLiP Vol.1』 発行のお知らせ|夜鳥文庫
https://note.com/nue213/n/nbe07e9969f2e

 インタビューを読み進めていくと鈴木氏からディズニーの主力アニメータだったウォード・キンボール氏とのつながりの話で、川本喜八郎先生の名前が出てきて、脚注に川本先生の紹介が出てくる。その脚注14にて代表作として「NHK人形劇「三国志」(1982-1984)」と、また「死者の書」が挙がり、下記の公式サイトのURLが挙がる。

・川本喜八郎 Official WEB SITE
http://chirok.jp/

※関連記事 三国志オリジナルTシャツ 販売休止(川本プロダクション2020年12月8日)

※新規関連記事 川本喜八郎没後10年連載企画(川本喜八郎 Official WEB SITE2022年3月23日-2023年10月23日)

 三国ネタはここで終わりなんだけど、
本編の川本先生についてはそのキンボール氏とつながる話で、まず下記に引用するように出てきて、
p.86
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
鈴木:いや、僕はちょっと特殊な方法で知り合ったんです。人形アニメの川本喜八郎14さんと親しかったの。川本さんのウチに行ってよく麻雀やってた。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 さらに川本先生の外国語も堪能な様が下記に引用するように出てくる。
p.86
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それで、アヌシーに行ったときに、僕は英語できないから、川本さんに(頼った)。あの人は英語もチェコ語も中国語もできて、中国に行ってアニメ映画なんか作ったりしているから。僕がアメリカでディズニーのことを聞きたいという話をしたら、(川本さんが)ディズニーのアメリカの人を呼んできますよって言ったの。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※次の記事 リンク:ゲームきっかけで大学院へ 『三国志』好き会社員、研究に没頭(早稲田ウィークリー2023年7月4日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/6479