第35回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会2022年8月11日-16日)


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 2022年8月11日水曜日祝日、徒歩で行ったけど、意外と近かったようで、開始7分前ぐらいについた。

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 目的地は「下鴨納涼古本まつり」。ほとんどのお店が不透明のシートをかぶせてたんで、ただ場の雰囲気を楽しむ意味でぶらぶら歩いていた。本部のところに行列ができていて何かと思ってあとで知ったのだけど、先着で団扇を配っていたらしい、10時になってしばらくしたら今日分がなくなった旨のアナウンスがあった。

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 10時に開始のアナウンスがあって、シートが外され始めて、適当なお店から見て回る。会場の糺の森は南北に長い広場で左右にテントの店舗が居並ぶ。今、チラシを見て数えると27店舗ある。

 それでいつものように南の端から反時計回りに三国関連がないか見て回って、東側の5店舗目、マキムラ書店でまず見かける。『中国書道史事典』(雄山閣出版1996年2月)。パラパラと見ると、三国時代の区分があった。それと無造作に北方謙三『三国志』文庫がおいてあった。あと陳舜臣『小説十八史略』文庫全6巻800円。その5店舗北には暮靄書房に『荊楚歳時記』1000円。曹丕のやつが載っている、慈童のやつ。

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 そこから一つ北の吉岡書店には白石太一郎『日本の時代史1 倭国誕生』(吉川弘文館2002年6月)、高城修三『大和は邪馬台国である』(東方出版1998年9月)と邪馬台国関連があった。2つ北のindigo bookに尚秉和『中国社会風俗史』(平凡社1969年11月)、『吉川英治全集24 三国志(一)』(講談社1979年10月)があった。さらに2つ北の其中堂には明治書院の『蒙求』上下があった。

 その一つ北で東側店舗を一通り見たので、西側にうつり、一番北の口笛文庫に渡辺精一訳のハードカバーの『新訳 三国志』天の巻(講談社2000年10月)を見かけた。3つ南の汎書店には六興版の吉川『三国志』バラで本の上に平で重ねておいてあった。一つ南の栞書店には『覇-LORD-』のセット販売。それから原田常治『古代日本正史―記紀以前の資料による』(同志社1976年9月)を見かけ、パラパラと見ると、神社の写真がふんだんに使われていて、やはり天照大神のところに邪馬台国に言及される。張政の文字をみかけ、意外と(失礼)史書に忠実なのかな、と思った。



 一通り見終わって、そのまま最寄りの駅、出町柳から特急で大阪に向かう。

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