「三国志」の世界 孔明と仲達〔新訂版〕(2017年3月10日発売)

※前の記事 『三国志』の英雄 劉備玄徳と孫権(2020年9月4日発売)

 2021年2月19日金曜日、前の記事を書く際、引用部分で知ったこと。

 下記書店サイトの下記書籍ページによると清水書院から2017年3月10日に狩野直禎『「三国志」の世界 孔明と仲達〔新訂版〕』(新・人と歴史 拡大版 02 ISBN 978-4-389-44102-9)が1980円(税込)で発売されたという。下記関連記事にあるように著者は故人なのだけど、この新訂版が店頭に並ぶのを見ずに亡くなったってことか。

・清水書院
http://www.shimizushoin.co.jp/

・「三国志」の世界 孔明と仲達〔新訂版〕
http://www.shimizushoin.co.jp/tabid/89/pdid/673/Default.aspx

※関連記事
 狩野 直禎 先生、死去(2017年2月7日)
 リンク:蜀漢政権の構造(史林1959年)


 上記の出版ページより下記に内容紹介文を引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

内容紹介

『三国志演義』という虚構のプリズムを通してしか、われわれの前に像を結ばなかった諸葛孔明と司馬仲達。彼らの生きた三国の時代とははたして何か?
漢王朝の崩壊が三国時代の始まりであったが、それは単に一つの王朝が倒れただけではなく、古代統一国家が崩壊したのである。統一から分裂へ、これがこの時代を流れるキーワードであった。
本書は、孔明と仲達を軸に分裂の時代「三国志」の世界を明らかにするものである。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ここで気になるのは「〔新訂版〕」という文字。検索してみると、右のamazon.co.jpのリンクや下記の国立国会図書館のページにあるように1971年に発売され、1984年10月に改題出版されたそうで。また1971年のが「新」ではない「人と歴史シリーズ」ってことだね。

・「三国志」の世界・孔明と仲達 (清水書院): 1984|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001766527-00

※次の記事 リンク:三国志ファン必食「剣門豆腐」!(2021年2月15日)

※新規関連記事 第8回古書会館de古本まつり(京都古書研究会2022年2月11日-13日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/5603