「愈河」で検索すると。

 えぇ加減、自分のサイトの更新をしたいなぁと思いつつ、徐々に文書いたり地図作成したりしてるんだけど、そんな中で「兪河」という文字を見かけ、とあることを思い出した。
 というのも、ちくま文庫の『三国志』訳本で「兪河」(実際は「<<」の部分が「リ」という形)を「愈河」と誤っており、その「愈河」表記を当時人気の三国志小説で採用されたものだから、その小説のファンたちはみんな「愈河」という表記にしていたため、検索してみると、「兪河」より「愈河」の方が検索結果が多くなってしまったというなんとも罪作りな誤植。ちなみにハードカバーの方の『三国志』訳本はちゃんと「兪河」となっている。なぜ文庫化に際し誤植されたのが謎。
 それで今はどうなんだろうと、検索かけてみるとやっぱり依然、「愈河」の方が多くなっていた。それより気になったのがgoogleで「愈河」と検索し検索結果の一番にくるページ。下記。

・孫河 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E6%B2%B3

 あまりウィキペディアのことについて私は詳しくないんだけど、孫河のところに「日本における「愈河」表記について」なんて項目が立てられているのには興味深い。
(※余談。しかし、ウィキペディアの三国志の人物のところは出典が明らかなものを出典を明らかにせず、未だに「一説には」とか使っちゃっているんだね。未だこのあたり個人的に馴染めない)
 それでわからないなりに、履歴を見てこの項目を付け足した利用者を見てみる。
 そうすると付け足した人の名とその人の個人ページ?みたいなところへのリンクが張られている。

 この人って私の知っている、あの人だよね?、とよくわからないことを書いてこの記事をしめる。


※追記 宮城谷昌光『三国志』最終回(2013年6月10日)

※追記 メモ;三国志TERAKOYA4が始まるまで(2013年12月13日)

※新規関連記事 旋風は江を駆ける(電書版配信 2023年5月25日-)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/459