戦略は歴史から学べ 第5回 諸葛孔明は弱小組織を変えるためにこう考えた(2016年4月1日)

たまたま見かけたので記事に、のストック放出。

・ダイヤモンド社書籍オンライン トップページ|ダイヤモンド・オンライン(Diamond Online)|ダイヤモンド社の総合ビジネス情報サイト
http://diamond.jp/list/books

・戦略は歴史から学べ
http://diamond.jp/category/s-senryakuharekishi

・諸葛孔明は弱小組織を変えるためにこう考えた|戦略は歴史から学べ|ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/88474

※関連記事
 三国志 最高のリーダーは誰か(2010年8月27日)
 偉人は食から作られる!(2014年12月19日-) 歴史ドラマ一騎語り!(2015年4月20日-)

上記サイト、ダイヤモンド社のサイト「ダイヤモンド・オンライン」にて、上記ページにあるように、一ヶ月あまり連載していた鈴木博毅『戦略は歴史から学べ』の2016年4月1日掲載分は第5回「諸葛孔明は弱小組織を変えるためにこう考えた」だった。


個人的には上記の該当回ページから下記に引用する文で読む気をなくしてしまう(いや実際、そこ以外視界に入れただけで読んでないが)。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 三国志は『正史』と呼ばれる歴史書と、歴史小説の『演義』が有名です。正史は蜀の遺臣であり、蜀滅亡後は魏の後継国家である西晋に仕えた陳寿が書き上げました。ここでは陳寿の正史(『正史 三国志〈5〉蜀書』)を参照しています。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

出来の悪い学生のレポートのようだ、と比喩表現を出すまでもなく、誤認がひどい。『三国志』に二重カギ括弧をつけずに単なる史書の分類や創作の分類に二重カギ括弧をつけているのだから、本気でそういう書名の書籍があると思っているのだろう。そこにあるように『三国志』はそんな書名ではないし、『三国志演義』の名称も消し去っている。そして極めつけは何の説明も無く「『正史 三国志〈5〉蜀書』」と一出版社の訳本のタイトルをそのまま使って誤認を広めていることだろう(これについては下記記事参照)。

※関連記事 歴史と小説

※新規関連記事 文学&歴史に学ぶ!幸せなキャリアの築き方(2018年2月18日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/3858