第三回三顧会ダイジェスト4「三国志風水講習会」

・第三回三顧会ダイジェスト3「お食事時間」からの続き
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 13時31分。参加者一同、特別展示室に移動する。そこにはテーブルがあって、プロジェクターの機械があって、北東側の壁には映写用のスクリーンが設置されてある。南西側の壁際には二列の席が用意されている。そこに一同、順に着席していく。
 講師の日中さんが真ん中のテーブル近くに座り、日中さんの手元の紙をスクリーンに映し出し、風水講習会開始。スクリーンによく映るよう、部屋のライトが消される。

 まず風水の成立過程から、源流は中国古代の学問なので、三千年とも四千年の歴史とも言われているらしい。晋代には「風水」という名がでてきているとのこと。途中で陰陽五行説などくわわって、唐代にほぼ完成したとのこと。近代では(大陸で)迷信として排斥されてきたが、現代では見直されている。
 それから四神相応の話。四神とは北に玄武、東に青龍、南に朱雀、西に白虎っていうやつ。これを模してか、建物の後ろ(北)に大きな山、東側に川、南側に平野、西側に道という位置関係が風水では良いとのこと。
 次は話ががらっと変わって、三国志の史跡巡りの話。三国志関連の切手などを見せてもらった。


 それから風水の色の話。ある方角に相応しい色ってのがあるようで、その一覧表を見せてもらった例えば「北 ピンク、白、オレンジ」というような感じだ。次は方角と干支と相性について。方角と干支の図が出てきて、何年生まれの人と何年生まれの人の相性はどうだ、とか教えてもらう。例えば正反対の方向の干支の人同士(6歳違い)とは相性が悪いとのこと。それから風水のポイント。本質的には風水は占いではなく環境科学であるということだ。そういう点で、住宅関係で、風水は応用される。例えば、カーブのあるところは気流がぶつかるところなので危険、家を建てるべきではないとのこと。最近では例の事件とかがその代表とのこと。あと風水では角地も危険とのことらしい。
 それから風水術の話。願い事対応表がスクリーンに映し出される。左側にいろんな願い事があって、それぞれ右側にそれをかなえるにはどうすればいいか、書かれている。それは風水だからやっぱり方角や色に関係するものが多い。例えば、旅行は西を目指すのが良いらしい。あとユニークな願い事が多かったのが会場の関心を集めていた。「配偶者の浮気を封じたい」とか「ハゲをなおしたい」とか(笑) その他、イラスト入りで風水の指し示すことを事例をあげて説明してもらう。接客のときの商品の配置とか、梁の下で寝たらいけないとか。インテリアの配置は気流の流れが乱れないように配置するとか。
 それから最近はネットでそういった風水の情報があるようで、その一例としてメールマガジンでの「風水通信」をあげていた。
・上記メールマガジンのあるサイト「風水環境科学研究所」
http://www.fusui.co.jp/
 それから生まれた年に関係する九星のこととか五行の話(相生説と相剋説)の話、それらがどんな色に対応しているかなど。それから陰陽の話。三国志城でも書かれている例の陰陽マークがスクリーンに映し出されている。そのマークにさらになにやら文字が書き込まれているような図だ。そこからあらゆるものに対し陰と陽に分けられる。だけど、すべてがまったく陰と陽の別物とはいえない(陰陽マークにも大部分の陰の中に小さな陽があるように)。
 それから諸葛亮について。八陣の説明などを図を使って説明してもらう。
 そして講習会終了。短い時間ながら、風水にまつわるあれこれを初歩から具体例まで盛りだくさんの内容だった。

 たださすがに午前中によく日にあたり弓の弦を力一杯、引き、昼に食堂で美味しいご飯を食べ満腹になっている参加者に、ちらちらと眠っている方もいた。そりゃそうだ。

 少し休憩を挟んで、お次は三国志トランプ大会。


・第三回三顧会ダイジェスト5「英傑群像イベント<三国志トランプ大会>」に続く
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