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▼陸伯議さん:
>すみません、自分も質問してもいいでしょうか。
>前に何かに書いてあったのですがそれでは、
>背もたれのない椅子(箱)を「床」と呼んでいて、
>背もたれのある椅子(箱)が「胡床」(こしょう)と呼んでいた記憶が・・・
>胡床は西方の遊牧民族から伝わってきたもので、
>折りたたみ式で外で腰掛けるときに使い戦の時などに使ったと書いてあった気もします。
>(もしかしたらいろいろ混ざっているかもしれません)
>
>三国時代に胡床というのもあったのでしょうか?
>それとも三国時代ではなくほかの時代でしょうか?
私も訊いたことがあるんですけど(陳先生の小説だったかな)、わからなかったんで、辞書(「字通」CD-ROM)をしらべてみました。そうすると、「背にもたれのある折り畳み式の椅子」とのことでした(まぁこの時代がそうかは私の方ではまだ不明です)
で、そこに出ていた例文が後漢書の志の五行の一でした。
原文は
「靈帝好胡服・胡帳・胡床・胡坐・胡飯・胡空侯胡笛・胡舞、京都貴戚皆競為之。此服妖也。」
です。
霊帝が胡床など胡族のものを好んだようで、京都(洛陽)の貴戚(霊帝の親戚?)はみんな争って、それをまねたらしいです。
あと、三国志にもでていて、魏書の蘇則伝に
「帝大怒、踞胡床拔刀」
と言う感じで、皇帝が座ってます。
あと、三国志魏書の武帝紀の注にある曹瞞伝では馬超との戦のところで
「公猶坐胡床不起」
とでてきます。なので、戦のときにも使うんでしょうね。
あと、この部分に当たる、筑摩の訳本(ハードカバーの方)では「胡床(いす)」となってました。
でも「榻」を「長椅子」とする筑摩の訳本(魏書と蜀書の一部)だから、「胡床=いす(のようなもの)」と信じて良いものやらどうか…
何か壁画とかの画像で、決定的なものはないですかねー
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