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こんばんわ
答えでも何でもないんで、アイコンは「雑談」で。
▼ペテン師さん:
>一般的に知られている伯仲叔季幼の文字以外で
>添え字だと思われる文・公・景・孔・子
>庶子の孟
伯仲叔季については『三国志』等の史書に具体例が散見され特に疑問に思わないのですが、「孟」については何か根拠や具体例があるんでしょうかね。
ネット上で論拠を明示されないままよく見掛けましたので、この時代にも当てはまるのか等も含め、ふと気になりました。
…と気になったままで終えない気分でしたので、まずこの掲示板でもたびたび出ている『[#?太平御覧]』を当たって、巻三百六十三 人事部四 字を見てみました。
その項目に挙がっている文献を辿ると、紀元79年に作られた班固『白虎通義』姓名篇の下記の記述に行き当たりました。
人所以有字何?冠徳明功、敬成人也。故『禮士冠經』曰:「賓北面、字之曰伯某甫。」又曰:「冠而字之。」敬其名也。所以五十乃稱伯仲者、五十知天命、思慮定也、能順四時長幼之序、故以伯仲號之。『禮檀弓』曰:「幼名、冠字、五十乃稱伯仲。」『論語』曰:「五十而知天命。」
稱號所以有四何?法四時用事先後、長幼兄弟之象也、故以時長幼號曰伯、仲、叔、季也。伯者、長也、伯者子最長、迫近父也。仲者、中也。叔者、少也。季者、幼也。適長稱伯、伯禽是也。庶長稱孟、以魯大夫孟氏。
ここに「伯仲叔季」については書かれており、嫡子の長を伯と称し、庶子の長を孟と称することが書かれてますね。
もうちょっと踏み込んで、「孟」の具体例があるか探して、どれぐらいこれが適応されているか見ていきたいところです。
『白虎通義』の原文を探す過程で下記のサイトを見掛けました。この「書簡」のところに、「中国史覚え書き? 字(あざな)」というページがあって、字についてあれこれ考察されております。こんな感じで自力で調べていくと楽しいかもしれません。
・風の名前
http://bamboocentury.gozaru.jp/
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