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Barbalさん、ご返信ありがとうございました!
>>やはりサイズだけでなく品質のランクもあったのですね。
>>ちなみに、ご存知でしたら「品質のランク」が具体的に掲載されている書物に心当たりありますか?
>
> 一覧表のようなものは無いと思います。見つけたら是非教えてください。『孫子算経』やら『全三國文』『全晋文』etc.に断片的に「中絹は○、下絹は△相当」「上麻は○、下麻は△相当」「紗は○、綺は△相当」の記述があるだけです。時代や地域もバラバラなので、まとめるのはたいへんだと思います。
そうですか、お知らせくださりありがとうございます!
私の知識やかけられる時間から、いずれにしろ「正確性」は突き詰められないので、ザックリ大枠としての仮説を作られればと思っています。充分です。
> わたしも当時の三国(それ以外も含めて)の経済政策については再三まとめようと努力しているのですが、そのたびに挫折しています。
> 本気でやるなら、それぞれの政治的背景の解明・各施策のメリットデメリットの検討・他国政策との比較・民間の産業の調査・文献や物的証拠の吟味、などなどやるべきことは多いと思うのですが、三国志の時代の経済、とくに蜀の経済について満足に説明したものにはいまだにお目にかかっておりません。 むしろ、薄弱な(都合の良い)根拠で展開された「俺説」が多いという気さえします。せめて呉の長沙走馬楼呉簡みたいに詳細な資料が出てくると良いのですが。
もし「満足に説明した」書籍があれば参考にさせていただこうと虫のいいことを考えてもいたのですが…ありませんか。
> 蜀ファンのかたに喧嘩を売るわけではありませんが、正直にわたしの感想を述べるならば
>「蜀の経済政策に独自色はあるが、先進的なものはない。むしろ短期間に税収を上げることに気をとられ、ゆがんだ産業になって年月とともに魏・呉に差を広げられたのではないか」
>というところです。・・・・・・まあ、あくまでも個人的な感想ですが。わたしは蜀漢についてはどうも懐疑的(批判的?)に見てしまうので、聞き流していただければ幸いです。
■先進性がない
■政策が近視眼的
というところは、私も否めないと思っています。
政治的背景(一地方国家でありながら明確に漢朝復興を国是としている、人口に占める兵士の割合が多いなどいびつな「戦時国家」であるなど)を加味すると、無理が来て当然というところはありますが。
> 余談になりますが、わたしの参考文献は
>
>『東洋的古代』/宮崎 市定/中公文庫
>『中国古代の社会と経済』/西嶋 定生/東京大学出版会
>『貨幣の中国古代史』/山田勝芳著/朝日新聞社
>『塩鉄論』(いろいろありますが、個人的には明徳出版社がオススメです)
>『漢代都市機構の研究』/佐原康夫/汲古書院
>『漢三國両晋南朝の田制と税制』/藤家 禮之助/東海大学出版会
>『三国食貨志』/陶元珍/台湾商務印書館 (中文書)
>『金泥玉屑叢考』/王仲犖/中華書局 (中文書)
>
>など(順不同)です。三国志の時代ピンポイントのものは少ないですが、全体像を理解するにはいいかと。
> 長文乱文失礼しました。
文献の紹介ありがとうございます!
手が届かない書籍などもありますので、図書館で調べてみます。
※『貨幣の中国古代史』/山田勝芳著/朝日新聞社は以前買って本棚に眠っていたのですが…改めて問題意識をもって読むと、ヒジョーにためになります!
ちなみに、以前、Barbalさんもレスつけられていた「劉巴の経済政策」に関するスレ[#T3350]があったかと思います。
蜀の経済政策を考えるうえでひとつの材料になるなぁ、と考えて拝読しました。
が、いかんせん経済や政府貨幣の発行のことがよく理解できておらず…困ったときの「はてな」ということで質問をしてみたところ、幸い詳しい方に丁寧に解説いただけています(現在進行中)。
参考になりましたら。
http://q.hatena.ne.jp/1254524497
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