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こんにちは。
>http://7andy.yahoo.co.jp/books/search_result/?fromKeywordSearch=true&kword_in=%B8%E2%BD%F1&ctgy=books&oop=on
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>汲古書院が1988年11月発行していて価格が15,750円 。原著が韋昭。
実情はよく分からないですが、これって輯本じゃないですか?それなら価値はそれなりにあると思います。そうでないと、わざわざ『三国志』から『呉書』だけを切り離す理由が分からなくなりますので。
『三国志』のような名著は、ほかの書籍に引用されたり全文転載されてたりするわけですが、『三国志』が写本の段階で失われた字句が、『北堂書鈔』『太平御覧』などへの引用に残っている場合があります。たとえば現存する『三国志』袁術伝は、袁術が長水校尉になったことを記していませんが、『北堂書鈔』に引用された袁術伝では、袁術が馬車を豪勢に飾って気高さを示したので「路中悍鬼袁長水」と謡われたとあります。また現存する『三国志』武帝紀では、単に「太祖一名吉利小字阿瞞」とあるだけですが、『太平御覧』に引用された武帝紀では、「曹瞞伝曰太祖一名吉利小字阿瞞」となっています(ちくまの訳注をご参照ください)。
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