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黄巾のスローガン(というか訛言?)は前から私も気になるところです。
一昔前までの本だと、何でもかんでも相克説、相生説の説明なしに「五行説」に当てはめて、蒼=後漢、黄=黄巾って説明でしたね。
(解説本でも小説でも、私はここの説明をある種の尺度に使ってしまいます・苦笑)
でも、最近じゃ、ファンの多くも知識が増えたみたいで(含、清岡)、おっしゃるとおり、そりゃ、違うだろって話ですね。
ここで従来通り、五行説を引きずるか、まったく違う概念を持ってくるか、ですね。
私自身もこれを見るたびに、迷ってしまうんですよ。
ちょっと前までは前者の五行説を引きずっていたんですが、今は後者の方で自分を納得させてます。
えーと、後漢書の皇甫嵩伝によると、黄巾は「黄老道」をまつっているそうだから、別に五行説に無関係に、シンボルカラーを黄にしたのかな、って思ったりしました。
(「黄老道」に関しては「黄老思想」につながっていって、うんちくがいろいろありそう。)
また、後漢書の本紀だと、張角は「黄天」を自称しています。
なので、まず、「蒼天已死 黄天當立」は「黄天」ありきで、その対立する概念(色)は何か、ってことで、「蒼天」(青い空:従来の考え)が出てきたのかな、という考えです。
今、「字通」で調べると「蒼天」の熟語が載ってました。「蒼天」の言葉自体は、別にと黄巾の造語じゃないようで、一安心です。
>あと余談ですが、文台さんの赤いかぶりものは、方位として赤=南と空想しております。
あぁ、それも魅力的ですね♪ 南から董卓を攻めるって感じが出て。
私は後漢に忠義を!? なんて思ってたんですが(笑)
(オチはやっぱり武官の標準的なかぶりものでしょうか?……でもそれじゃロマンがないですね・笑)
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