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>「雲南地方の少数民族は、毎年正月になると『孔明灯』と呼ぶ熱気球を作って飛ばしている。…彼らの言い伝えによれば、遠い昔、孔明が南征した際に教えられたものだという。…孔明はこの『空飛ぶ異形の物体』を雲南の人々に見せ、彼らを畏怖させようとしたのではないか。…」
>また、関連する内容として、明代の劉文■(←文字を打つと文字化けするため…)が編纂した『テン志』という書物に以下のような記述があるようです。
>「諸葛灯,出諸葛井中。土人于星夜常見,火光如灯。」
>http://www.shandong.gov.cn/art/2005/12/24/art_6399_165813.html
「諸葛の井戸の中から出る」とありますから、西南中国に散在する天然ガスの採取用の井戸ではないですかね?
直感ですが井戸というあたりからしてそう感じます。
中国西南地方では漢代より竹筒を地中に埋めて天然ガスが採取されていまして、
「諸葛灯、諸葛井戸から出る。現地の住民はいつも夜間の星空をここで眺めていて、明るい光は灯のようである。」
とあるわけですから、ガスだと思います。
「明るい光は灯のようである」というところからして、その雲南地方の博物誌の記録はガス灯と解釈するのが穏当だと思います。
そのガス灯が気球を暖める器具として使用されていたかどうかは、もっと詳細な記録にあたってみる必要がありそうですね。
(漢代に天然ガス、という話は『画像が語る中国の古代』が出典です。)
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