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▼ゲソさん:
>三国志では人物伝を似たような人物でまとめている傾向があります。
>例を言えば「関張馬趙黄伝」「諸夏侯曹伝」といったところです。
>で、ふと気になった事がありまして、それは江東の二張と言われる張昭と張紘が別の巻になっていることです。
>
>ちなみに
>・張昭 顧雍 諸葛瑾 歩シツ
>・張紘 厳ミ 程秉 カン澤 薛綜
>となっています。
>
>またもう一点疑問がありまして、秦松の伝が無いのも気になりました。
>御意見御見解をお聞かせくだされば幸いです。
こんにちわ。
秦松のことは他の人にお任せするとして、二張は江東猛虎、小霸王、碧眼兒同様、『三国演義』からの呼称だからでしょうね(また版本関連等、どこまで辿れるか、という話はおいといて・汗)
ぱっと検索すると『三国演義』の「第十五回:太史慈酣鬥小霸王、孫伯符大戰嚴白虎」に出てきますね。
二張の名称に惑わされ気味ですが、三国志呉書の討逆伝の注に引く呉歴を見ると張紘は張昭と違って早いうちに孫策からアプローチを受けているんですね。
それとは別に、二つの伝それぞれに入っている人物の共通点や互いの人物伝グループの相違点などを調べてみるとまたいろんなことが見えてきそうですね。
あと蛇足ですが、検索すると、北史儒林伝で張彫武と張景仁が「二張博士」となってますね。
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