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「権ちゃんが生まれるまで」イントロ
03070521


この作品は?
   この作品は読み物系同人誌「権ちゃんが生まれるまで」の出だし部分です。
   実のところ、この同人誌はここのサイトのコンテンツ「孫氏からみた三国志」(>>ここ)の再編集本になる予定です。こう書くと、「じゃそれを読めば、本なんて要らないじゃないか」って感じで購買意欲をそぎそうなんですが(といっても、0.2冊が0.1冊になる程度でしょう・笑)、一応、書き足す部分はありますし、本としての読みやすさが出ると思います(段組にして、一番下の段を脚注にあてるとか)。
   また、うまくまとめるためにこの同人誌では朱公偉のエピソードあたりを削ると思います。すっきりはっきり孫氏ものってことでいきたいです。


史書からアレコレ「権ちゃんが生まれるまで」イントロ


   タイトルにある「権ちゃん」とは孫権(字は仲謀)のこと。

   じゃ、その孫権のことが書かれた本なのか?   ってことだけど、早合点はするなかれ。あくまでも「生まれるまで」ということ。つまり、権ちゃんは出ない。

   孫権が生まれたのは、西暦一八二年。その二年後に三国志ファンにはお馴染みの黄巾の乱が起こる。
   だから、孫権が生まれた後というのは、三国志ファンにはお馴染みのイベントやエピソードが続くってこと。でも、しかし!   それ以前にも結構、面白いイベントやエピソードがあったり、また、昔のことだから、伝説めいた話もあり、ってこと。

   こりゃ、私だけ知っておくのも勿体ないぞ、とばかりにつくった本がこれ。
   ただ、孫権が生まれる以前のこととなると、三国志関連だけといっても膨大な量だし何より私の能力をこえているので、孫権の父親周辺を、一〇章にまとめてチョコチョコと紹介していきたい。

   てなわけで、「権ちゃんが生まれるまで」はじまりはじまり。

   まずは権ちゃんの曾爺ちゃんのお話から。





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