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検索結果

次のキーワードについて検索: 検索文字列 ''. 検索結果 181 - 210 / 6692 件 (0.0355 秒). 検索条件の修正

181. イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン ネップウ/ライメイ(2012年12月13日)
※関連記事 第16、17回三顧会(2012年5月4日、8月14日) ※追記 第17回三顧会 午後(2012年8月14日) 上記関連記事にある2012年8月14日開催「第17回三顧会」で教団さんがおっしゃっていたのを小耳に挟み知ったこと。 ・教団's Rot http://ameblo.jp/vitalize3k/ なんでも「『イナズマイレブン』に孔明が出てくる」とか何とかで、下記のサイトの下記ページに辿り着く。 ・イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン ネップウ/ライメイ http://www.inazuma.jp/go2/ ・劉玄徳(劉備)|キャラクター|イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン ネップウ/ライメイ http://www.inazuma.jp/go2/character/chara03_03.html つまりアニメ『イナズマイレブン』原作で株式会社レベルファイブ制作・発売で、2012年冬発売予定のニンテンドー3DS用の収集・育成サッカーRPG『イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン ネップウ/ライメイ』(つまり2バージョンってことか)にて、劉玄徳(劉備)というキャラクターが出てくるそうな。

182. 真・三國無双シリーズ公式サイト(英語圏)・リンク集
・前回の「真・三國無双シリーズ公式サイト・リンク集」 http://cte.main.jp/newsch/article.php/309 ※追記 Sangokushi News - Japanese fansite for anything based on the Romance of Three Kingdoms ※追記 メモ:Three Kingdoms  サイト「中華庭園」の日記で気付いたんだけど、英語圏向けの無双シリーズの公式サイトもあるようで、それも見ていると面白いんで、ピックアップ。三國無双はDYNASTY WARRIORS(直訳:王朝の戦士たち)っていうそうな。ちなみに戦国無双はSAMURAI WARRIORS(直訳:侍戦士たち)でゲームの三國志はRomance of the Three Kingdoms(つまり三国演義)。  PlayStationのDYNASTY WARRIORS(三國無双)に義理立てしているので真・三國無双はDYNASTY WARRIORS 2となり以下、日本の真・三國無双シリーズより番号付けが一つずつ繰り上がっている。ロゴは「真」がついているところに英語圏での番号が入っているし。 ・Dynasty Games http://www.koei.com/games/dynasty.cfm Dynasty Warriors(三國無双) http://www.koei.com/launch/Archive/DW.htm Dynasty Warriors 2(真・三國無双) http://www.koei.com/launch/Archive/DW2.htm Dynasty Warriors 3(真・三國無双2) http://www.koei.com/launch/DW3/index.htm Dynasty Warriors 4(真・三國無双3) http://www.koei.com/launch/DW4/index.htm Dynasty Warriors 5(真・三國無双4) ...

183. 『三国志F』(連載漫画)
検索ワードに「三国志F」とあってそういえば以前も見たことがあると気になって検索してみると、それが何のことだが判明する。 『実話マッドマックス』(株式会社コアマガジン)というアダル卜誌に一智和智/著『三国志F』という漫画が連載されているとのこと。 ・burning blossom (作者サイト) http://www16.plala.or.jp/kagutsuchi/bb.html ・コアマガジン http://www.coremagazine.co.jp/ 作者のサイトでどんな漫画か一部、見ることが出来る。作者の言によると「この雑誌かなり工口い本なのですが、結構真面目に三国志やってます・・・。」とのこと。 (※ベタなツッコミだけど、サイトでは「夏侯惇」「夏侯淵」の「侯」が「候」という誤字になっている) 虎牢関が出てきたり、華雄が関羽に斬られるストーリーからいってこの漫画は『三国演義』ベースなのだろう。 またサイトの「diary」をみると『実話マッドマックス』2008年4月号(2008年3月7日発売)で41話とのことなので、仮に1号1話で休載なしとすると、2004年のvol.7から連載が始まっていることとなる(※作者のページを見ると「9月から」となっており、2004年の最終号であるvol.7からの連載とは考えにくいが) 2004年といえば、多くの雑誌で三国志関連漫画が連載されていた時期だったけど(下記関連記事参照)、私自身、アダル卜誌には馴染みがないため見落としていたんだろうね。 ※関連記事  三国志重大ニュース2005  DRAGON SISTER! 三國志 百花繚乱  重大十大三国志ニュース2007 ※追記 三国志F(2009年5月30日)

184. 春期特別展 三国志をいろどる馬たち
 2007年5月26日土曜日、前日からの夜行バスで早朝、横浜駅に到着し、そのままJR根岸駅まで行く。待ち合わせの時間までミスタードーナツで待機。幸い7時から開いている店だったので。それにしても根岸駅の北方面は緑豊かなところだった(上の写真)。  10時前、待ち合わせの根岸駅の改札に行くと三口宗さんがすでにいらっしゃったので、しばし談笑。三口宗さんとは去年の三国志シンポジウム(第2回)以来だ。 ・2006年7月29日「三国志シンポジウム」雑感1 http://cte.main.jp/newsch/article.php/374 すぐにおりふさんが改札から出てきた。清岡はおりふさんと新年会で会ったばかりですぐわかったんだけど、どうやらおりふさんと三口宗さんとは初対面とのこと。 ・2007年2月17日 三国志ファンのための新年会2007 http://cte.main.jp/newsch/article.php/517  天気も良いことだし、目的地の「馬の博物館」まで歩いていくことに。そう目的は春期特別展「三国志をいろどる馬たち」をみんなで見に行くのが目的。三人とも初めてのところ。 ・馬と競馬の博物館 http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/ ※新規関連記事 武者絵の世界(横浜2021年11月27日-2022年2月13日) ・春期特別展 三国志をいろどる馬たち(2007年4月14日-6月3日) http://cte.main.jp/newsch/article.php/571 ・プチオフ会(2007年5月26日土曜日) http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=2804  「馬の博物館」は根岸森林公園内にあって、言ってみれば小高い丘の上にある。道が分からなかったので、車が通るような道を登っていく。「ハイキング気分で」とか口走りながら、ずんずん歩いていく。  途中、米軍の消防署を見かけたり場所を探りながら、何とか到着(下の写真)。馬の博物館に入ると、まず券売機があって、私がそれを入場券の券売機と認識する前に(食券かと思った・汗)、おりふさんがすぐ券を買っていたので、そこでようやく理解する。200円。安い。  券を買って受付すると、何やらスタンプカードを貰う。来るたびに押して貰えるそうで、最後までスタンプを押して貰うと、馬蹄を貰えるとのこと。そのユニークなところでいきなり心を鷲掴みにされる。荷物を無料ロッカーに預け、いざ。  一階は根岸競馬場の歴史の展示物。第1展示場やっぱり横浜とあって、元はそういった外国人により盛んになったんだな、とあれこれ思いながらみていた。  地下へ続く階段があってそこに春期特別展「三国志をいろどる馬たち」の案内板がある。いよいよメインの展覧会へと進む。階段を下り、順路の道しるべ通りに、右へ行き、第2展示室へ入る。土曜のほぼ朝一だったので、客がすくなくゆったりと見れる。先に母娘がいて、言葉の端々に三国志の人物の名前が聞こえてきていた。やっぱり三国志好きなのかな?  入って、まず左のガラスケースから。「I 古代中国の馬文化」というコーナーだ。タイトル通り、三国時代あたりの時代の馬について(ジャストの時代はなかなかないので)。まずは前漢の騎馬俑。騎手が赤い武弁をかぶっているやつ。「始皇帝と彩色兵馬俑展 ~司馬遷『史記』の世界」で大量に見たやつだ。同行者は馬と人の比率に言及されていた。 ・2006年10月19日-12月3日「始皇帝と彩色兵馬俑展 ~司馬遷『史記』の世界」(京都文化博物館) http://cte.main.jp/newsch/article.php/444  そのとなりには西晋の馬俑。サイトで写真をみたときはてっきり唐代かと思っていた(さすがに出土品関連でそこまで時代は離れていないか)。パネルの説明には鐙の説明があって、西晋からといった説明があった。 ・前漢に鐙はあった?! http://cte.main.jp/newsch/article.php/64  その次が青銅の馬具シリーズ。壁に馬具の部品名がわかる図説があって、展示されているのは、馬銜(「はみ」とルビ)と馬面。ホントに部品だけなので、図説をみながら、どの部分だろ、と三人で話し合っていた。馬面はそのまま馬の面(眉間辺り)にあてる馬具。銜はしばしわからなかったんだけど、銜はどうやら馬の口にくわえさせる部分らしい。いわゆる轡(くつわ)ってやつ。「『馬の博物館』に来る人はそんな馬用語は当然、知って居るんですよ!」なんて冗談を私は口走っていた。次の展示物は馬車関係。やっぱり図説と部品の展示。ここらへん私はパズル展示なんて名付けていた。しかし、ここらへんすべて「馬の博物館所蔵」ってなっているのは流石だな、って思った。次が画像磚。確かに展覧会のテーマである馬車が描かれていたけど、私はそれより武冠に注目していた(笑) あみあみが丸く膨らんだ武冠。 ・メモ:武冠のあみあみ http://cte.main.jp/newsch/article.php/502  会場の手前の中央には秦始皇の墓から出てきた馬車の二分の一、復元模型が置かれていた。[車 日/皿][車京]車ってやつだね。秦始皇が全国巡礼に使ったやつ。  次は入り口入って、右のガラスケースゾーン。「II 『三国志』と『三国志演義』」というコーナー。初めは明代の『三国志』が何冊か展示されていた(当然、注のあるやつ)。よくみると、馬が出てくる有名なシーンをピックアップして、ページを開けて漢文を展示。そこらへんの演出自体に感心していた。ただ、孫堅ファンとして西華のエピソードがないのは残念だったけど。  その次が今回の私の目当て『至治新刊全相平話三国志』(重要文化財)。いわゆる『三国志平話』だ。『三国志平話』は二階堂先生のサイトでよく画像としてみていたけどリアルでは見ていなかったので。それで見てみると何だか様子がおかしい。一ページに二ページ分をコピーした感じ。よく展示の解説パネルに「影印本」と書かれている。現在の言葉でいうとまさしくコピー本だ。「本物どこー??」としばし混乱しそこら辺を徘徊すると、反対側に展示替えのパネルを発見。そこには今の期間、本物(重要文化財)は展示されていないとのこと。がっくりきたけど、まぁ、展示はこれからだとめげずに続きを見る。『三国演義』は私が版本に詳しくないもんだから記憶に残ってないけど、ページいっぱいに絵があるやつ。大衆向けのやつだっけ? 壁には『絵本通俗三国志』の絵のパネルがいくつか貼ってあって、去年の三国志学会第一回年会に一般聴講で参加していたおりふさんと共にやっぱり中国の呂布にはヒゲがなくて、日本の呂布にはヒゲもじゃらだな、なんて話していた。 ・三国志学会第一回大会ノート4 http://cte.main.jp/newsch/article.php/401  『絵本通俗三国志』は色分けされた表紙の冊数が平積みして展示されていて、こんな冊数があるのか、って言っていたら「横山光輝でも60冊かかった」とおっしゃっていた。なるほど!  次が「III 三国志をいろどる馬たち」。主に江戸時代以降の『三国演義』等の名場面を含む版画多色刷やら屏風やら。「三顧の礼」などもやはり馬が含まれている。ここらへんはやはり全国の美術館から借りているものが多いな。「馬の博物館」の学芸員さんに感謝(で合ってる?)。  ここらへんは去年の三国志シンポジウム(第2回)の上田 望先生の発表を聞くとさらに理解度が進むと思う。 ・2006年7月29日「三国志シンポジウム」雑感2 http://cte.main.jp/newsch/article.php/377  第2展示室には今回の特別展とは直接関係のないものが展示されている。それが曲屋。岩手県遠野市より移築したらしい。なるほど。というのもその曲屋内では臨場感を出すために鶏の鳴き声とかいろんな音が流れており、特別展を見ている間、地下なのになんでそんな音が聞こえて来るんだろうと疑問に思っていたので。  あと曲屋の入り口には今回の図録見本が置いてあった。やはりかなりバラエティー豊かで今の三国志ジャンルがよく現れた内容になっている。私はひねくれているんで、参考文献を真っ先に見る。そしたら、徳島城博物館の「美術の中の三国志」の図録が一番に上がっていたのには妙に納得した。コンセプトが近いからね。今、展示できる三国志ジャンルはいろんなジャンルにまたがっていて、とても面白いので、またこういった展覧会があると良いね♪ そのうち、『蒼天航路』やら『三国志大戦』やら『鋼鉄三国志』やら『BB戦士 三国伝』やらも展示されるときもそう遠くないのかね。 2006年10月21日-11月26日徳島城博物館の特別展「美術の中の三国志」 http://cte.main.jp/newsch/article.php/429 ...

185. 三国志とは
 「三国志」って何? と思って検索された人も多いと思うけど、そんな初心者・入門者に「三国志」を簡単にわかりやすい説明。 『三国志』とは歴史書のこと。魏、蜀漢、呉の三つの国の記録。正史類の一つ。 中国の三国時代あたり(2世紀の後半から3世紀の中盤あたり)のことが人物別に書かれている歴史書。 陳寿(西暦233年~297年)という人が編纂した。 間違ったことや紛らわしいことを省くとたったこれだけのこと。 ※ちなみにこの記事では『三国志』に書かれたこと、つまり『三国志』の内容については触れない ただ後の時代の人がその歴史書の中身やその時代以降の言い伝えにドラマ性を見いだしたのか、唐の時代あたりから、講釈やお芝居など物語の題材に使われるようになった。 もちろん講釈やお芝居などだから正確な歴史的事実より面白くなければならないので、いろんなフィクションが入り込んだ。 そんな三国志や三国時代の話を元にした物語をまとめあげ、さらにあれこれ創作を入れ、時系列順に一つの物語にしたのが『三国演義』(『三国志通俗演義』)という書籍。14世紀の羅貫中という人が編纂したといわれている。 この本は版を重ねるごとに細かい部分で内容が変わっていくことになる。そして翻訳され外国へも伝わることになる。 日本では『三国演義』を湖南文山が翻訳(翻案?)した『通俗三国志』が1689年から1692年に刊行され、好評を博し版を重ね、絵入りのものが刊行されることもあった。 その後、日本で今で言う小説の形にしたのが、吉川英治がそれまでの三国志関連の物語を元にし1939年から1943年まで執筆した『三国志』であろう。 ※この小説と前記の歴史書は同名だけど似て非なるもの。以下の「三国志」と名の付く作品も同様。 その後、多くの人が三国志関連の物語を題材に小説を書いている。代表的なものでは、 ・柴田錬三郎/著『三国志 英雄ここにあり』(1966年~1968年)、 ・陳舜臣/著『秘本三国志』(1974年)、 ・北方謙三/著『三国志』(1996年)、 ・宮城谷昌光/著『三国志』(2001年~) また、三国志関連の物語は書き物や小説の類にとどまらず他のメディアにも広がる。 ・主に吉川英治/著『三国志』を元にし、横山光輝が漫画の『三国志』を1972年から1987年まで連載した(※発売日からだと1971年から)。 ・1982年にはテレビ番組で人形によるドラマ『人形劇三国志』(NHK制作)が放送された。 ・1985年には光栄(現、コーエー)からコンピューターゲーム『三國志』(シミュレーション)が発売されその後、続編が発売され、テレビゲームにも移植された。 ・王欣太が漫画の『蒼天航路』(途中まで原作・李学仁)を1994年から2005年まで連載した。 ・本場中国では1994年に中国中央電視台製作のテレビドラマ『三国演義』が放送された。 ・1999年には『三国演義』を元に舞台化された市川猿之助スーパー歌舞伎『新・三国志』が上演された。 ・2000年にはコーエーからテレビゲーム『真・三國無双』(アクション)が発売され、その後、続編が発売された。 ・2005年にはSEGAからアーケードゲーム『三国志大戦』(リアルタイムカードアクション)が稼働開始した。 ・2007年にはバンダイから『三国演義』と『BB戦士』(SDガンダム)を融合させた玩具(プラモデル、フィギュア)『BB戦士 三国伝 風雲豪傑編』シリーズが販売開始された。 このように三国志関連の物語はいろんな時代でいろんなメディアでいろんな作品として存在している。 そのため、一言、三国志ファンといっても、あるファンは『三国志』や関連の史書を読んで史実を見据える歴史ファンであるし、またあるファンは『三国演義』等を読み楽しむ古典文学ファンだし、また一方では大元に『三国志』を題材とした小説を好む読書ファンだし、他にも漫画ファン、ゲームファン、グッズやカードのコレクターなど、いろんなファンを想定できる。 『三国志』に書かれた歴史はすでに3世紀には終わっているものの、今でも多くの人々に語られ愛され、ニュースとして取り上げることができるのは、こういった三国志関連の物語が今も多くの人々の間で生きているからなのかもしれない。 もしあなたが初心者・入門者で、フィクション混じりでも三国志関連の物語を大まかに一通り楽しみたい場合は次にあげる作品をおすすめする。同じ三国志を題材にしている作品といっても受け手に合う合わないがあるので、購入の前にまず借りるなりして試すのが良いだろう。 ○小説 ・吉川英治/著『三国志』 ・陳舜臣/著『秘本三国志』 ・北方謙三/著『三国志』 ○漫画 ・横山光輝/著『三国志』 ・王欣太/著『蒼天航路』 ○映像作品 ・『人形劇三国志』(NHK) ・『三国演義』(中国中央電視台) ○ゲームソフト ・コンピューターゲーム『三國志曹操伝』(シミュレーションRPG、コーエー制作) ・テレビゲーム『真・三國無双』(アクション、コーエー制作)、1,2,3,4,5のどれか一つ ※ノンフィクションとしては、少し初心者・入門者向けから外れるが次の本がおすすめ ・高島俊男/著『三国志 きらめく群像』 というわけで当ブログ「三国志ニュース」では今も生きる三国志関連のニュースをお伝えしている。 ...

186. メモ:「中国服飾史上における河西回廊の魏晋壁画墓・画像磚墓」
 このまま日にちが経つと、私にとって「興味深かった」という印象が残るだけなので、自分向けにメモを残しておこう。何かというと、2007年5月26日に東方書店で買った『西北出土文献研究』第5号。それに収録されている小林 聡先生/著「中国服飾史上における河西回廊の魏晋壁画墓・画像磚墓―絵画資料における進賢冠と朝服の分析の試み―」という論文について。 ・メモ:二つの学術刊行物 http://cte.main.jp/newsch/article.php/561 ・神保町 http://cte.main.jp/newsch/article.php/608  といっても私は専門にはほど遠い立場のまったくの素人で、しかも単に「進賢冠の梁の数はどう数えるの?」という素朴な疑問を知りたいだけなので、まったく論文の主旨とは外れたメモになると思う。  とその前に、このブログは「三国志ニュース」と銘打たれているので、一応、三国志との関わり合いを説明。漫画なり映像作品なり三国志に関係する創作物のそのほとんどはどうも三国時代より後代の『三国演義』の挿し絵などを参考にしているようで、三国時代前後の画像史料に馴染んだ人にとってはおそらく違和感が残るものとなっている。違和感が出るものに服飾(服装)、鎧や座具なんてのがあるが、そのうちの一つに人物がかぶる冠があって、創作するに当たり何を参考にしているか顕著に現れる箇所であろう。 ※参考リンク ・三国時代の建物など(「三国志ファンのためのサポート掲示板」内ツリー) http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;id=;tree=2443 ・三国志学会第一回大会ノート4 http://cte.main.jp/newsch/article.php/401 ・メモ:三才圖會と三禮圖 http://cte.main.jp/newsch/article.php/480 ※追記 「魏晋南北朝時代における冠服制度と礼制の変容―出土文物中の服飾資料を題材として―」(2008年度 東洋史研究会大会)  別に「正史三国志ベースのマンガです」とセールスポイントを喧伝しつつ、冠が『三国演義』の挿し絵ベースであっても、作品の本質には関係ないんで良いような気がするが、ごく個人的な話だと表紙でそういった冠を見掛けると手にとって見ようとも思わなくなってしまったことが多々あった。あとマンガに限らず、ビジネス書や解説書の類で、「三国志正史が書かれている」とあっても表紙で当時の冠じゃないイラストなんかが描かれている上、人物が踞していたら内容と無関係に購買意欲が完全になくなるかな……もちろんごく個人的な話ね。 ※その前に「正史三国志」という用語を使っている時点で買わないか…こちらもごく個人的な話。  それで、話を戻し当時の冠はどんなものがあるかというと、折角なんで論文から引用すると、 小林 聡2007「中国服飾史上における河西回廊の魏晋壁画墓・画像磚墓―絵画資料における進賢冠と朝服の分析の試み―」(『西北出土文献研究』第5号,90頁) --引用開始--------------------------------------------------------- 冠の場合,皇太子・諸王のための遠遊冠,主として文官のための進賢冠,主として武官のための武冠,監察官のための法冠,謁者のための高山冠などがあるが,官人の着用者数で言えば,進賢冠と武冠が圧倒的多数を占めたであろう. --引用終了--------------------------------------------------------- とのこと。これを漫画など三国創作の話に強引に話題を持っていくと、最低限、進賢冠と武冠が描かれていればリアリティが増すのかなぁ、と個人的に思い続けているところ。作品の本質とはあまり関係ないことを書いていて恥ずかしくなってくるんだけど、恥かきついでに書くと、『八卦の空』では進賢冠がたくさん描かれていて、『江南行』では武冠がたくさん描かれている。  それでそれらは実際、どんな冠かって話だけど、まず今回、触れない武冠については下記の記事参照。リンク先の絵はスケッチのスケッチなのであみあみ部分がかなり荒くなってしまっているが。 ・メモ:武冠のあみあみ http://cte.main.jp/newsch/article.php/502  その次が本題の進賢冠。冠の形としては下記のリンク先のイラストみたいなものなんだけど、「梁」については今回、触れる話なのでそこは保留して読んでいただけると幸い。 ・一梁?メモ http://cte.main.jp/newsch/article.php/365  話を戻し、今回のメモの主題となるのは「梁」の数え方。「梁」とは進賢冠の上部に縦に立っている線の部分。何の予備知識もなく、三つの線が縦に立っているのを見れば、素直に「三梁」(三つの梁)とカウントしてしまうんだけど、論文によると周錫保『中国古代服飾史』(中国戯劇出版社,1984)では 小林 聡2007「中国服飾史上における河西回廊の魏晋壁画墓・画像磚墓―絵画資料における進賢冠と朝服の分析の試み―」(『西北出土文献研究』第5号,93頁) --引用開始--------------------------------------------------------- 周氏は後漢時代の画像石や壁画に見られる進賢冠を多数挙げた上で,三梁冠を着用する官吏が広範に存在するのは文献史料と符合しないとし,両側の2本は「梁」でないと考え,これらは一梁冠であろうとしている(22). --引用終了--------------------------------------------------------- (22) 周錫保『中国古代服飾史』(中国戯劇出版社,1984) としている。 ※以後、「本」と「梁」では意味(単位)が違うとする。  これを裏付けることとして論文中では、後漢後期に属する河北望都所薬村1号壁画墓の前室西壁壁画を挿図(出典:河北省文物研究所編『河北古代墓葬壁画』(文物出版社,2000))と共に取りあげている。その壁画には「門下功曹」(挿図では「門」が削れている)という文字と共に三本の進賢冠を着けている人物が描かれてる。実際、文献と照らし合わせると、「門下功曹」は三梁ではないという理由から、「三本」≠「三梁」であり「三本」=「一梁」ということだ。その他の同様の例として遼陽三道壕張君墓の右耳室壁画の墓主像を挿図(□□支令という文字があり、つまり図中の三本の進賢冠をかぶった人は県令の身分)と共に取りあげている。  この説に準じてか、作品として中国中央電視台製作/制作『三国演義』(TVドラマ)、前述の『江南行』(漫画)、『八卦の空』(漫画)では四本の進賢冠を見ることが出来る。  ただ個人的には現時点でこの説に強い違和感を感じる。というのも五本や四本の進賢冠を出土史料関連で見たことがないし、それに対し、二本の進賢冠はいろんな文献に見られる出土史料のスケッチや拓本の写真(京都大学人文科学研究所所蔵の石刻拓本資料。ごくわずかながら)で見られるからだ。  尤も今後、出土史料で五本と四本の進賢冠を見た上で、二本の進賢冠と思っていたものが、単なる写した際の情報損失だったというオチになる可能性はありうる。  それに現時点では上記の「門下功曹」の例の説明はできないしね(「妄想」では文字では嘘をつけないが、絵では嘘をつけるとし、墓をつくった人が見栄で三本にしたのかな、とかあるけど・笑)  話を論文に戻し、この流れで、一本の進賢冠の例が挿図付きで取りあげている。それが西溝7号墓の「騎導」画像磚(出典:馬建華編『甘粛酒泉西溝魏晋墓―中国古代壁画精華叢書―』(重慶出版社,2000))。つまり一梁進賢冠はこの一本の進賢冠ではないか、ということ。ただ画像が荒すぎてよくわからないのが残念。  この挿図では進賢冠をかぶった人が騎乗しても、西晋の礼制に反しないという例として、長沙市金盆嶺9号晋墓の青磁騎馬俑が挿図(出典:富田哲雄編著『中国の陶磁 陶俑』第2巻(平凡社,1998))と共に取りあげられている。これも画像が荒いんだけど、個人的に図録(多分)からのカラーのスキャン画像を持っているんで、それを見ることが出来る。 ※ちなみにこの騎馬俑は鞍に鐙がある最古の例(その墓から「永寧二年五月十日作」との紀年銘磚が出土したとのこと。永寧二年は西暦302年)として有名だったもの。  この進賢冠の梁の部分を見ると、線や管ではなく面、つまり板のように表現されている。その面を写真でみると線あるいは管を表現しようとしているような凹凸が見られない。そこで私はこういった板状の梁を持つ冠が一梁進賢冠ではないか、と思って居るんだけどね。 ※関連記事 佐原康夫/著『漢代都市機構の研究』(汲古叢書31 2002年) ※追記 メモ:漢中興士人皆冠葛巾 ...

187. ガンガン戦 -IXA-(2009年11月27日創刊)
「三国志」関連としてはプチネタ……となると思う(いや、むしろ杞憂かもしれないが、消費の波で荒らされることを危惧すると「願う」といったところ)。 今までスクウェア・エニックスが「戦国新企画」としてティーザー広告を仕掛けていたようで、全然、知らなかったんだけど、さっき気付いた。下記のサイトにある「戦国ガンガンONLINE」に書いてある。自ら「話題騒然」と書いている当たり微笑ましい。 ・ガンガンONLINE -SQUARE ENIX- http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/ そのキャッチコピー(煽り文)ってのが ━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 戦国×三国志×幕末=戦-IXA- ━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※「戦-IXA-」には「イクサ」というルビ という「三国志」という語句を含むもの。どうやら2009年10月3日4日開催の「太秦戦国祭り」でその企画が明かされているらしい。 ・太秦戦国祭り公式サイト ~京都太秦の地で戦国の華が蘇る~ http://www.joraku.jp/ ※関連記事 2007年3月17日 シンポジウムin太秦戦国祭り また2009年10月5日(つまり営業日)に前述のサイト「ガンガンONLINE」でもその企画についての発表があるようだ。 まぁ、明日10月5日に何かトピックとして書く気力のあるものだったら、追記する予定。 <10月5日追記> というわけで全然プチネタでなくなったので、この記事のタイトルも話題(ジャンルのこと、「世間の中の三国志」→「マンガ連載系」)も変更。 何かというとスクウェア・エニックスより『ガンガン戦 -IXA-』という漫画雑誌が2009年11月27日に創刊されるという。それに合わせて「ガンガン戦 -IXA- ONLINE」というサイトが10月22日にオープンされるようだ。 ※10月22日追記。サイトというより、記事特集「戦-IXA-ONLINE」其の一、といった形なんだね ※11月14日追記。早くも「戦国IXA」という誤った検索語句が出てきている。注意されたし。※11月28日追記。未だに間違いのある検索語句を見かけるんで、とりあえず軽く検索すると、雑誌名に同様の誤りを発信するブログ記事を見かける。「ガンガンONLINE」をよくよく見ると、「ガンガン戦 -IXA- トレーラー」がそのソースファイルのaltで「戦国IXAトレーラー」になっていたり、あるページで「戦国ガンガンIXAトレーラー」となっていたり、つまり公式サイトの時点で誤っているため、情報の下流で誤っても無理のないことだろう。ガンガンのサイトは「ブレード三国志」という誤りの前科があるため、ここらへんの体質改善がなされていないんだろうね。 ※2010年5月21日追記。何か今日に入って有名IT企業やゲーム会社のドメインからやたら「戦国IXA」と検索されているんだけど、何かと思ったら、スクウェア・エニックスからそういうオンラインゲーム(ブラウザゲーム)の公式サイトが今日、出来たんだね(下記サイト)。今のところ三国には関係ない。しかし「戦国IXA」ってネーミングセンスは、少年ボーイ、鳥バード的な重語の可笑しみがあって、それを恥じらいもなく真面目にやっているんだからツッコミようがないな。きっと一番で最高のベストゲームに違いない。 ・戦国IXA(イクサ)公式サイト -無料で遊べるオンライン戦国シミュレーションゲーム- http://sengokuixa.jp/ ※追記 三国志乱舞(2013年6月20日) ※追記 剣の詩 筆の詩(2010年6月17日) その雑誌のキャッチコピーってのが ━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「戦国」×「三国志」×「幕末」=NEWアジアンファンタジーマガジン ━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ということなので、一応「三国志」が三本柱の一つに据えられているので、プチネタではないってこと。 今のところ、鈴木次郎/著『まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん』の外伝が予定されているが、その他、「三国志」関係があるかどうかだね。 ※追記。『まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん』5巻をウェブ上で「立ち読み」すると、『ガンガン戦 -IXA-』で三国志ブランド「赤兎馬」とコラボする旨が書かれていた。Tシャツだね。※追記。創刊を記念し、あと『ブレイド三国志』とのコラボTシャツも。 ※追記 鈴木次郎+SEKITOBA「サンゴクシ48」シリーズ ※2010年3月23日追記。2010年3月23日発行の三国志SHOP通信「赤兎馬」Vol.190によると、上記コラボTシャツ2種類が製品化され、販売されるとのこと。詳しくは上記バナーより三国志ブランド「赤兎馬」へ。 ※2010年3月26日追記。オンライン上で2010年3月25日公開の「戦-IXA-ONLINE」其の七に、上記コラボTシャツ2種類が製品化されたことが取り上げられていた。ちなみに次の「戦-IXA-ONLINE」其の八は2010年4月29日更新。 ※追記 「GAMECITY10周年謝恩・年末キャンペーン」で「赤兎馬」Tシャツ ※関連記事 まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん 4巻(2009年1月27日) ...

188. 三国志フェス2010(2010年8月21日土曜日)
 とりあえず速報的に記事にしてみる。 ・三国志フェス2010 http://sangokushi-festival2010.sangokushi-forum.com/  上記リンク先にあるように、2010年8月21日土曜日10:50-17:30に東京の大田区産業プラザPiO(東京都大田区南蒲田、京急蒲田駅から徒歩すぐ)で「三国志フェス2010」というイベントがあるという。主催は「三国志フェス2010実行委員会」とのこと。  上記サイトを見ても、まだオープンしたばかりのようで(6月22日)、どんなイベントかすら書かれていない。  というわけで、何か判り次第、この記事に随時追記予定。 ※6/22追記。イベントサイトに現在、書かれていることをそのまま読み取ると、少なくとも芸人のトーク、研究者の講演、歴ドルのトーク、グッズ集結、クイズ大会があるってことかな。 ※6/23追記。下記ブログ記事によると、NPO三国志フォーラム以外の主催は総合三国志同盟、後援は(株)ティー・ゲート(サイト「旅の発見」)とのこと。もう一方の主催はSNS「mixi」内のコミュニティであり、定期的にオフ会や勉強会を開催していたところ、後援が毎月のイベント「三国志街道の集い」を開催しているところとしてはお馴染みだ。また総合司会は総合三国志同盟の和丸さんが担当するという。 ・総合三国志同盟和丸の三国志をひたすら愛す http://ameblo.jp/sangokusi-engi/ ・★超絶重要告知です★  (※上記ブログ記事) http://ameblo.jp/sangokusi-engi/entry-10570616853.html ※参照記事  三国志街道の集い(2010年1月31日から毎月)  mixiコミュ「総合三国志同盟」の勉強会 ※次回 三国志フェス2011(2011年9月10日) ※追記 「三国志フェス2012」開催見送り ※追記 三国志フェス2013(横浜2013年9月28日) ※6/25追記。下記にあるように、イベント用のtwitterもできたそうな。 ・NPO三国志フォーラム (sangokushiforum) on Twitter http://twitter.com/sangokushiforum ※参照記事 おもしろ三国志アワー(2010年7月1日より毎週木曜) ※6/27追記。イベントサイトによると、協賛に三国志ブランド赤兎馬、後援に三国志学会とのこと。 ※参照記事  リンク:GAMECITY [オンラインショッピング] 赤兎馬  三国志学会 第四回大会ノート(2009年9月5日) ※追記 三国志学会 第五回大会(2010年9月11日土曜日 二松学舎大学) ※6/29追記。前述の「三国志街道の集い」の参照記事にリンクする公式ページによると、「☆第7回イベントは8月21日(土)、三国志フェス内にて決定!」「第7回三国志街道の集いテーマは「入門三国志と張飛」です!」とのこと。 ※7/6リンク追記 ・[mixi] 三国志フェス2010 http://mixi.jp/view_community.pl?id=5122434 ※7/3設立。mixiアカウントをもっていないと閲覧すらできない。 ※7/12追記。公式サイトより下記に引用するようにサイトが更新されたそうな。 ━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 最新ニュース 07.12 リンク2件追加 ページ右上にモバイル専用サイトとツイッターアカウントへのリンクをはりました。 07.12 新ページ公開 お問い合わせと募集のページを設けました。 ━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ※追記 三国志感謝祭(2010年10月30日) ※7/14追記。下記のブログ記事(前述の和丸さんのブログ)によると、和丸さんが担当するクイズコーナーにゲストに「三国志大戦3イメージガール「ギャル国志」のこままりえ」さんがゲスト参加するという。 ...

189. 「運命を変えたマンガ」ランキング(ebookjapan2013年11月27日)
※前の記事 焼酎ボンボン味わい三撰(モントワール2015年12月17日?)  2019年2月16日土曜日、米原駅近くのヤンマー中央研究所の電光掲示板によると気温5℃。乗り継いで、大抵、眠っていたのだけど、三国志ニュースの記事「2019南京町春節祭(2019年2月3日、5日、9日-11日)」を書く。13時54分、岐阜駅、11℃。15時52分、高塚駅あたりで書き上げる。15時58分、浜松駅到着。16時10分発、東海道本線(東海)(熱海行)。もうちょい「2019南京町春節祭(2019年2月3日、5日、9日-11日)」に追記。  それで本題。16時41分、オフラインに備え、貯めていた下記ウェブページで知る。それはいつものブログ「「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む」。 ・「日中文化交流」と書いてオタ活動と読む http://blog.livedoor.jp/kashikou/ ※関連記事 オタ中国人の憂鬱(2011年1月) ・中国オタク的「運命、人生を変えちゃった作品」 http://blog.livedoor.jp/kashikou/archives/51969540.html ※2013年12月02日19:05 ※関連記事 プチネタ:中華一番!に周瑜 ※新規関連記事 リンク:局アナが語る「三国志の日本史」(2019年2月14日-)  話題にあがるマンガのランキングには「三国志」も入っていて6位。ネタ元となった記事は下記サイトの下記ページだ。そのランキングをつくるため調査し公表した理由ってのは11月29日を「イーブックの日(いいブック)」としたために、あわせた企画だそうで。 ・TOP - 電子書籍・コミックはeBookJapan http://www.ebookjapan.jp/ ※関連記事  「横山光輝漫画」電子書籍ランキング ベスト10(2010年11月25日)  キューティ三国志―尻壁の戦い―(2015年11月20日) ※新規関連記事 カラー版 三国志(2021年1月29日) ・「運命を変えたマンガ」ランキング(ebookjapan) http://www.ebookjapan.jp/ebj/info/news/2013/11/27_ebooksday.asp

190. 三国志 義兄弟の宴(東京都港区 2015年9月13日-)
※関連記事 三国志街道の集い(2010年1月31日から毎月) 上記関連記事のように、定期的に開催されるイベントはひとつの記事にまとめたいのだけど、そのイベントやその後継イベントでお馴染みの会場が下記関連記事あるように廃業になったため、新たに記事を作らざるを得なくなっている。 ※関連記事 亀戸の中華料理店 三國志休店(2015年4月?) ・カオポイント おくまん (okuman1023) on Twitter http://twitter.com/okuman1023 ・Twitter / okuman1023: 【復活!】「第3回三国志義兄弟の宴」9/13(日)12:45開場13:00開演 ... http://twitter.com/okuman1023/status/634331371457003520 上記ツイッター・アカウントの上記ステータスによると、2015年9月13日日曜日の13時から(おそらく15時まで)東京都港区芝(地下鉄 三田駅、JR田町駅近く)の「三国軒」にて、「第3回 三国志 義兄弟の宴」(※のちに第4回に変更)が開催されるという。料金は「前売2500円・当日3000円(三国志ランチ+1D付)」とのこと。※追記。テーマは「黄忠」 ・三国志義兄弟の宴 http://www.facebook.com/3594brothers ※リンク追記 ・三国志義兄弟の宴 http://www.facebook.com/3594brothers/posts/1630262120549612 ※関連記事 三国志義兄弟的緑見(2015年5月30日) ※リンク追記 ・三国志義兄弟の宴 公式サイト http://3594bros.com/ ※追記 三国志義兄弟の宴 公式サイト オープン(2016年10月8日)

191. 数寄語り 呂蒙(レキシズルバー2019年10月2日)
下記のTwitter AccountのStatusで知ったこと。 ・リョウタロウ (ryotaro_0309) on Twitter http://twitter.com/ryotaro_0309 ※関連記事 数寄語り 郭嘉(レキシズルバー2019年5月8日) ※新規関連記事 レキシズルバーSP れきしことばの余韻+α(東京都千代田区2020年1月29日) ・Twitter / ryotaro_0309: 【告知】10/2(水)、21:00頃より神田駿河台のレキシズルバーで三国志の武将、呂蒙について数寄語りをします! 武力一辺倒から一転、猛勉強の末に知恵を備えた武将に成長した彼を語ります。小難しい話は抜きなので、是非お越しください! ... https://twitter.com/ryotaro_0309/status/1169193710187270144 上記statusにすべて書いてあるのだけど、上記関連記事と同じく下記サイトの東京都千代田区神田駿河台3-3 イヴビル1F レキシズルバーにて、2019年10月2日水曜日21時よりリョウタロウさんによる郭嘉についての「数寄語り」が行われるという。 ・レキシズル|歴史好き同士の交流活性プロジェクト http://www.rekisizzle.com/ ※関連記事 『蒼天航路』を好き放題に話すイベント(仮)(レキシズル2019年6月26日) ※新規関連記事 数寄語り 張飛(レキシズルバー2020年2月5日)

192. 神戸ハーバーランドに三国志の武将像
タレコミ情報によると、今日の読売新聞夕刊に三国志に関する記事があったとのこと。 その記事によると北京五輪に向けて神戸ハーバーランド(神戸市中央区)のショッピングモール内に古代オリンピック競技に参加する三国志の武将像が展示されているとのこと。 曹操が戦車競争、劉備が槍投げ、張飛がボクシング、関羽がレスリング、孫権が短距離走など12種目(12体)。 今日は劉備と曹操で29日までに12体揃い本番の8月まで展示されるそうな。 発泡スチロール製(※銅像ではない)で曹操高さ4メートル、劉備は3メートルとのこと。 ・神戸ハーバーランド http://www.harborland.co.jp/ <追記>CANAL GARDEN (キャナルガーデン) http://www.canalgarden.co.jp/ ※ここが像の公式のようだね。現在、12体の写真が見られる。  写真の上部に曹操、下部の左から孫権、周瑜、孫堅、孫策、袁紹、呂布、司馬懿、関羽(ヒゲなし)、諸葛亮(検索対策に字は孔明)、劉備、張飛 ・三国志× The Ancient Olympics Games http://www.canalgarden.co.jp/canal_story/09_newyear/top.html ↑さらに袁紹、呂布も魏に入っているという衝撃(笑) 人物紹介のツッコミどころは各自に任せる。色分けは蜀が紫、呉が黄、魏が赤。 <12/29追記> この記事のトラックバックにあるように「ぐっこ どっと ねっと-~三国迷ぐっこのHP~-」に写真があるので、改めて本文でご紹介。 ・ぐっこ どっと ねっと-~三国迷ぐっこのHP~- http://gukko.net/ ・ハーバーランドのバカップルロードで劉備や曹操たちがオリンピックをしていた件 http://gukko.net/modules/wordpress/index.php?p=545 <追記>あけめしておめでとうっヽ(´∀`)ノ!!!! http://gukko.net/modules/wordpress/index.php?p=550 ※髭なし関羽(汗) 孫堅が長距離、孫策が中距離、孫権が短距離で三人縦にならんで走っている像の写真はインパクトありすぎ!。 「寿命から言ったら、孫堅が中距離、孫策が短距離、孫権が長距離」というツッコミを忘れてしまうぐらいだ。 それで像にはそれぞれ説明のパネルがあるようで、そこには「Games of the XXIX Olympiad Beijing 2008 三国志× The Ancient Olympics Games」と銘打たれている。 腹巻きタイプの鎧のデザインからいって『三国志』というより『全相三国志平話』や『三国演義』だね。説明文を読むと『三国演義』準拠か。 孫堅のパネルのところは一応ツッコミを入れておこう。 --引用開始--------------------------------------------------------- 孫策・孫権の父。黄巾の乱(184年)で「江東の虎」と呼ばれた武将。董卓討伐軍に参加した孫権は、この戦いで先鋒を務めた。この時、城内の古井戸から玉璽(帝の印鑑)を見つけ、密かに持ち帰り王族の地位を得たという伝説もある。 --引用終了--------------------------------------------------------- 「江東の虎」は『三国演義』の「第五回:發矯詔諸鎮應曹公,破關兵三英戰呂布」の反董卓時期のシーンが由来で黄巾の乱では呼ばれていない。 そのシーンで、ある人が孫堅に兵糧を送るなと袁術に進言したときのセリフに 或説術曰:「孫堅乃江東猛虎;若打破洛陽、殺了董卓、正是除狼而得虎也。今不與糧、彼軍必散。」 ...

193. 初心者向けメモ:『三国志』攻略法1
≫Step 1≪→ Step 2 → Step 3 → Step 4 → Step 5 → Step 6 ※この記事は半分ネタなのでタイトルにある「初心者向け」を真に受けないようご注意してください。全6回予定。  一応、「初心者向け」と銘打っているため、本題に移る前に『三国志』について簡単に説明する。「そんなの知っているよ!」と言う方は数行読み飛ばして頂けると幸い。  『三国志』とは紀元280年以降に陳寿(233-297)が編纂した中国の歴史書のことだ。  名前の通り「三国」の「志」、つまり「三つの国のことをしるしたもの」であり、ここでいう三国とは、魏、蜀漢、呉の三つのこと。  『三国志』は国ごとに魏書、蜀書、呉書と大きく分かれており、さらに「伝」ごと、つまり人物ごとに小さく分類されている。  そのため、三国のいずれかが存在した紀元220年から280年までの間のことだけを記述の対象としているのではなく、それぞれの建国に影響を与えた人物について紀元220年以前のことも書かれている。  初心者に陥りがちなミスとして、『三国志』を人物ごとに書かれたものでなく一つの物語(ストーリー)であると誤解し、『三国志』の粗筋(あらすじ)、結末、その後など存在しないものを探すことが挙げられる。余談だけど、『三国志』の読書感想文を書くということは、極端に例えると、商品ごとに書かれたカタログを読んで感想文を書くようなものだと言える。 ●Step 1 まず『三国志』を読める環境にしよう。  そんな『三国志』を攻略しようとすると、当たり前だけど、まず『三国志』を読めるようにしないといけない。  一番、簡単な方法として書店で購入することだけど、中国の歴史書であるため一般の書店では売っていない。そこで中国からの輸入書を扱っている書店で購入すれば良い。そういった書店の一例として東方書店が挙げられる。 ・中国・本の情報館~中国書籍の東方書店 http://www.toho-shoten.co.jp/  『三国志』はいろいろ出版されているだろうけど、中華書局から出版されている『三國志』が代表的なものの一つとして挙げられる(※「國」は「国」の中国の繁体字あるいは日本の旧字)。  ここでは「初心者向け」記事であるため、なるべくお金のかからない方法を優先し紹介しよう。  あなたがパソコンでネットにアクセスできる環境であれば、書籍を購入することよりお金のかからない方法として、ウェブサイトの利用が挙げられる。  『三国志』を閲覧できるウェブサイトとして下記の「台灣中央研究院漢籍電子文獻」が一例として挙げられる。 ・漢籍電子文獻 http://www.sinica.edu.tw/~tdbproj/handy1   ※サイト「台灣中央研究院」内 ・中央研究院 http://www.sinica.edu/  このサイトは台湾のサイトであり、Big5(繁体字)というでエンコードであるため、閲覧するにはMingLiUなどの繁体字フォントが必要となる。OSがWindowsでブラウザがInternet Explorerであれば、上記サイトにアクセスすると繁体字フォントを導入する手順に誘導される。  また「漢籍電子文獻」を少し見るとわかるように『三国志』だけ掲載されているわけではなく様々な漢籍が閲覧できる。『三国志』へは「資料庫」、「二十五史」、「新校本三國志」と順にリンクを辿ればよい。パソコンの環境によっては表示されないので、その場合は「瀚典全文檢索系統 1.3 版」、「二十五史」、「新校本三國志」と順にリンクを辿ればよい。  「漢籍電子文獻」は書籍ではなくウェブページであるため、当たり前だけど、手に取りページをめくり閲覧することはできず、慣れるまで閲覧の方法が判りにくい。  そういう場合は下記の「漢籍電子文献マニュアル」を参考にすると良い。前述したエンコードについても判りやすく解説されている。 ・漢籍電子文献マニュアル http://www.shuiren.org/chuden/toyoshi/sinica/index-j.html   ※サイト「睡人亭」内 ・睡人亭 http://www.shuiren.org/  書籍を購入したにしても、ネットを利用するにして閲覧するにしても、これで『三国志』を読める環境になったということでStep 1は終了となる。  次のStep 2では『三国志』を攻略するに当たり必要となるであろう道具を紹介する。 ≪Step 2へ続く≫ ※追記 メモ:三国創作のための扶助会 ※追記 「三国志 読書感想文」or「三国志を読んで」

194. 三国志大戦3公式大会~羅刹への道~開催決定(2009年)
・三国志大戦3公式ウェブサイト http://www.sangokushi-taisen.com/ 上記、公式サイトの3月16日の情報によると、今年2009年もアーケードゲーム『三国志大戦3』の全国大会があるようだね。 今までのシリーズとは様相が違うようで、正確を期するため下記へ告知内容を引用。 --引用開始----------------------------------------------------- 三国志大戦3公式大会~羅刹への道~の開催が決定しました。 全国を「北海道」・「東北」・「関東A」・「関東B」・「関東C」・「東海」・「関西」・「中四国」・「九州」の9つのエリアに分けて行われる全国エリア大会シリーズになります。 公式全国大会の「覇業への道シリーズ」とは異なり、「羅刹への道」は、セガのお店で開催されるエリアチャンピオンを決める大会です。セガのお店で行われる予選大会を経てエリア毎に決勝大会を開催します。 詳しい詳細は、後日公式ページにてお知らせいたします。 --引用終了----------------------------------------------------- ※よく見たら最後の一文にナイスな重語が含まれているね。 ※関連記事  「三国志大戦3 全国大会 覇業への道 ~英傑乱舞~」全国決勝大会(2008年7月26日)  『三国志大戦3 ~蒼天の龍脈~』Ver3.12(2009年2月17日) ※追記 三国志大戦3エリア大会「羅刹への道~第2章~」開催決定 <追記> 公式サイト3/31更新分を下記へ引用。 --引用開始----------------------------------------------------- 東京湾の宴で発表された、三国志大戦3公式エリア大会~羅刹への道~の大会概要が決定しました。 北海道・東北・関東A・関東B・関東C・東海・関西・中四国・九州の9つのエリアに分け、各地区でのチャンピオンを決定します。 三国志大戦3公式エリア大会~羅刹への道~開催概要 ◆店舗予選大会:2009年4月11日(土)~5月10日(日) 参加費:500円 参加賞:オリジナルストレージBOX ※上位入賞したプレイヤーは、エリア決勝大会に出場することができます。 ※受付は大会開始日の1週間前の開店時となります。 ◆エリア決勝大会:2009年5月23日(土)~6月21日(日) --引用終了----------------------------------------------------- <追記> 公式サイト5/21更新分のエリア決勝大会についての情報を下記へ引用。 --引用開始----------------------------------------------------- 現在開催中の三国志大戦3公式エリア大会「羅刹への道」エリア決勝大会にあたり、新型インフルエンザの拡大の影響によりエリア決勝大会の開催を延期もしくは中止となる場合がございます。 --引用終了----------------------------------------------------- --引用開始----------------------------------------------------- 現在の開催予定スケジュール 5/23(土)G-Link渋谷道玄坂(関東C) 5/24(日)クラブセガ新道(北海道) 5/30(土)岡山ジョイポリス(中四国) 6/6(土)G-Link蘇我(関東B) 6/7(日)セガワールドセッツウイング(東北) 6/13(土)池袋ギーゴ(関東A) 6/14(日)クラブセガ博多(九州) 6/20(土)クラブセガ春日井(東海) 6/21(日)セガワールド布施(関西) --引用終了----------------------------------------------------- <追記終了>

195. 100万人の三國志(GREE 2010年10月25日)
・GAMECITY http://www.gamecity.ne.jp/ 上記、コーエーテクモグループのポータルサイト「GAMECITY」を見ると、「NewsRelease」の10月25日の更新を見ると、「『コーエーINFORMATION : 『100万人の三國志』 がついにGREEに登場!」とのことで、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「GREE」(※個人的には「ソーシャルゲーム」といった呼称の方がしっくり来るが)にて、2010年10月25日より新作ソーシャル・シミュレーションゲーム『100万人の三國志』の正式サービスが開始されたという。

196. メモ:「成皇帝 袁術」
※関連記事 「三国志ニュース」デザイン大幅変更(2009年7月20日)  上記記事を書いた際、リンクしたサイト「りゅうぜんず」を懐かしく感じ、記事を書き終えた後もついつい読み込んでいた。 ・りゅうぜんず-三国志を愉しもう- http://www5d.biglobe.ne.jp/~ryuzen/  その中で、気になった掲示板の話題(2002年11月)が下記のところ。 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/1045/1016631283/158-

197. メモ:武冠のあみあみ
 ここ三国志ニュースでは複数人でブログ記事を書き込めるようになっていて、一人一人がそれぞれプロフィールを書き込むことができる。プロフィールにはいろんな項目があるんだけど、その中に画像を入れるところがある。ここに顔写真とか個性的な絵とかを入れるってこと。  以前まで上の二つの画像のうち左の方をつかっていた。これは2005年1月に大阪であった中国国宝展に展示されていた「透彫香炉」(前5-前3世紀)の透かし彫りパターンの一つを抜き出してスケッチしたもの。元が青銅なのでこんな色にしてみた。 ・中国国宝展(他サイトのレポート) http://cte.main.jp/sunshi/w/w050923.html  ごく一部ですごく好評だったこの画像もそろそろ飽きてきたんで、変更となる。それが下の方の画像。Adobe Illustrator CSで描いている。  この元ネタは林巳奈夫/著『漢代の文物』に載っている、「人文研寫眞」から引く陶俑のスケッチ。つまりスケッチのスケッチってところだろうか。但し、「漢代の文物」は同じスケッチが二カ所、載っていて両者とも白黒だが、片方の[巾責]の部分(私のスケッチでいうところの赤い部分)はグレーで着色が施されている。そのグレーは印刷がもともと白黒だからなんだけど、カラー印刷だとそこは赤色になるんだろう。  実際、私は似たような陶俑を何体も、京都でやっていた特別展「陶器が語る来世の理想郷 中国古代の暮らしと夢─建築・人・動物」で2006年4月に見ている。 ・中国古代の暮らしと夢 http://cte.main.jp/newsch/article.php/317  赤い[巾責]は漢代の武吏の標準的なかぶりものであることが沈従文ら/著「中国古代の服飾研究 増補版」で指摘されており、以前、別のサイトの掲示板に書き込んだ。 http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=one&no=72  プロフィールの画像の[巾責]は良いとして、その上にのっているあみあみ。一体これはどんな材質でできているの? とか疑問がわいてくる。まず基本となる続漢書の輿服志をあたる。  続漢書の輿服志に書かれてある、 武冠、一曰武弁大冠、諸武官冠之。侍中・中常侍加黄金[王當]、附蝉為文、貂尾為飾、謂之「趙惠文冠」。 <テキトー訳> 武冠は一に武弁大冠と言われ、諸々の武官がこれを冠する。侍中と中常侍は(これに)黄金の[王當](みみだま)を加え、蝉をつけて文様とし、貂尾を飾りとし、これは「趙惠文冠」といわれる。  さらに晋書の輿服志をあたると 武冠、一名武弁、一名大冠、一名繁冠、一名建冠、一名籠冠、即古之惠文冠。 <テキトー訳> 武冠は一に武弁と名付け、一に大冠と名付け、一に繁冠と名付け、一に建冠に名付け、一に籠冠に名付け、古の惠文冠に近い。 とあり、「籠冠」ってあたりが[巾責]の上に乗っている冠の「あみあみ」な形状をよく表している。と、「籠冠」のくだりは「漢代の文物」の受け売り(笑) しかし『漢代の文物』では特にこの籠部分が何で出来ているとかは書かれていない。  確か、漢代の進賢冠の実物は出土していないんだけど、『漢代の文物』にもスケッチが載っているように武冠(※追記。正確には武冠の籠部分)は武威磨嘴子や馬王堆漢墓から出土している。そのため、材質等は調べればわかる話だ。 ※冠関連の関連リンク ・一梁?メモ http://cte.main.jp/newsch/article.php/365 ・メモ:三才圖會と三禮圖 http://cte.main.jp/newsch/article.php/480 ※追記 メモ:「中国服飾史上における河西回廊の魏晋壁画墓・画像磚墓」 ※追記 メモ:三国創作のための扶助会  そこでとりあえず手元の本をあたってみることにする。それは『漢代物質文化資料図説』という本。 ・孫機/著「漢代物質文化資料図説」 http://cte.main.jp/newsch/article.php/351  この書籍の233ページからはじまる「58 服飾II 武士的弁、冠与頭飾」にバッチリのってそうだ。しかし、この書籍の本文は私が理解できない中国語でしかも慣れない簡体字のため、内容を理解するのが困難であり無理を押すと間違った解釈をしてしまう怖れがあった。  でも一体、武冠のあみあみ部分は何でできているんだろう、という好奇心には勝てず中国語の文法を少しも知らず無理して訳してしまう(汗) (※これは大げさな表現ではなく、実際に昨日、私が簡体字の「頭」と「興」の区別がつかない程、中国語を理解していなかったので)  まずは本文の引用から。簡体字では表示できないことが多いので、その都度、EmEditorのプラグインを使って繁体字へ変換しており、それでも表示できないものは[]付きの合成文字で代用しているという何とも中途半端な字体になってしまっている。  将弁和平上[巾責]組合在一起、与進賢冠和介[巾責]組合在一起的情況相似、所以它又得名為“武弁大冠”或“武冠”。雖然從根本上説、它并不是冠、但在流行過程中、它却被加以種種冠類的称謂。≪晋書・輿服志≫説:“武冠一名武弁、一名大冠、一名繁冠、一名建冠、即古之惠文冠。或曰趙惠文王所造、因以為名。亦云、惠者[虫惠]也、其冠文輕細如蝉翼、故名惠文。”其實惠文冠与趙惠文王并無関係、将惠文解釋為[虫惠](蝉)文、亦嫌遷闊。按≪礼記・喪服≫鄭注:“凡布細而疏者謂之[糸惠]。”武弁正是用細疏的[糸惠]布制作的。也有時在制弁的織物上[シ余]漆、馬王堆3号西漢墓与武威磨嘴子62号新莽墓均曾出漆[糸麗]紗弁(58-3・4);前者放置在一個漆[匚+算](86-4)、後者還戴在男尸頭上。磨嘴子弁周圍裹細竹筋、頂部用竹圈架支[才掌]、内襯赤[巾責]、清楚地反映出武弁的實際状況。這些弁的[糸麗]紗均孔眼分明。不僅實物如此、画像石中的武弁、也常特地刻画出網紋来、表示原物的質地是細疏的織物。但当弁[シ余]漆以後、変得堅硬起来、成為一頂籠状的甲殼、即所謂籠冠。籠冠偶見有直接戴在頭上的(58-11)、多数是将它嵌在[巾責]上。  先秦時的書弁是浅紅色的、直到漢代、紅色仍是武士冠服的主要色調。這時在武弁之下用紅[巾責]。上述武威磨嘴子62号墓中襯[執/土]武弁的[巾責]就是紅色的。望都1号漢墓壁画之“門下游徼”所戴的武弁下也透出紅[巾責]。這和≪東観漢記≫所称:“詔賜段[匕/火頁]赤[巾責]大冠一具”(≪御覧≫卷六八七引)正相合。由于漢代的軍官和士兵穿[糸是](黄赤色)衣或[糸熏](暗赤色)衣、戴赤[巾責]、所以紅色成了代表軍人的顔色。≪漢書・尹賞伝≫説:“探赤丸、斫武吏;探黒丸、斫文吏。”≪論衡・商虫篇≫説:“虫食谷……夫頭赤則謂武吏、頭黒則謂文吏所致也。”也正是基于此種原因。 ※ここの(58-3・4)などの()付きの数字は『漢代物質文化資料図説』の挿図に対応している。(58-3・4)がそれぞれ武威磨嘴子62号新莽墓と馬王堆3号西漢墓の漆[糸麗]紗弁のスケッチで、(58-11)が漆[匚+算]という箱のスケッチ、(58-11)が籠冠を直接頭に載せている画像。また、上記の文中に「晋書・輿服志」からの引用部分があるが、「一名籠冠」という記述が抜けている。  それでこれを訳そうと、以前、買った中日辞書を探したんだけど、見つからない(誰かに貸した?)。そのため、以前、掲示板で教えて貰ったオンライン日⇔中辞書「北辞郎」を使うことになる。 ・「北辞郎」に三国志の単語を入れてみる(三国志ファンのためのサポート掲示板の書き込み) http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=one&no=2034 ・オンライン日⇔中辞書「北辞郎」 http://www.ctrans.org/cjdic/index.php  そもそも文法を知らない私がどんな辞書を使おうとも変な訳文にしかなりえないので、以下に続く訳文が変なのは決してこの辞書のせいではない(笑)。  というわけで、以下に訳文(と言える代物でもないが)。 ...

198. Regnumtria(レグナムトリア) ~三国志戯伝~(2009年8月3日)
・三国志ファンのためのサポート掲示板 http://cte.main.jp/ 上記掲示板でゲームのみの書き込みがあり、サイトでのルール違反のため、管理メンバーとしてそれを削除した際に気付く(書き込みより10分以内に作業完了)。 株式会社シンクタンクにより携帯専用 無料RPG『Regnumtria(レグナムトリア) ~三国志戯伝~』が2009年8月3日からサービス開始だという。 ちなみにregnumは英語で王国、支配、統治とかいう意味なので、そのtri(三)ということなのかな。接頭語でtriは聞くけど接尾語としては私の狭い見識では知らないが。そもそも何語なんだろう。 ・株式会社シンクタンク http://think-tank.net/ ・『無料オンライン本格RPG レグナムトリア サービスインのお知らせ』 http://think-tank.net/pc/press/20090803.html

199. 曹操(2013年9月4日-)
・中華歴史ドラマ列伝 オフィシャルサイト http://www.chuka-drama.com/ ・中国ドラマ『曹操』DVDオフィシャルサイト |セルブルーレイ vol.1 - Cinemart http://www.cinemart.co.jp/sousou/ 上記サイトの上記ページによると、2013年9月4日から中国ドラマ『曹操』のブルーレイが販売され、また、レンタルリリースも同日から開始されると言う。

200. アニメ『名探偵コナン』にコウメイ登場(2009年12月5日以降)
ビデオ予約のために土曜日のTV番組表を眺めていたら、「死亡の館、赤い壁(三顧の礼)」という文字が目に飛び込んでくる。何かと思えば毎週土曜日18:00から30分枠で読売テレビ・日本テレビ系列でにて放送しているアニメ『名探偵コナン』の放送回のタイトルだった。 ・名探偵コナン http://www.ytv.co.jp/conan/ ※新規関連記事 キッドVS高明 狙われた唇(名探偵コナン2020年10月3日10日) 「赤い壁」は「赤壁の戦い」を連想させるし、「三顧の礼」はそのまま三国由来事項なんだけど、どうせタイトルだけ関係するんだろうと思って、上記アニメ公式サイトの次回予告を見ると、「長野県に新キャラ刑事、コウメイ登場」と言っている。

201. 六間道三国志祭(2019年11月3日)
2019年11月3日日曜日に兵庫県神戸市長田区の六間道五丁目商店街にて今年も「六間道三国志祭」あるいは「三国志祭六間道会場」が開催されるという。 ・六間道五丁目商店街 (rokkenmichi5) on Twitter https://twitter.com/rokkenmichi5 ※前回記事 六間道三国志祭(2018年11月3日) ※新規関連記事 メモ:三国志メシ 本庄敬トークショー(六間道三国志祭2019年11月3日) ※次回記事 六間道三国志祭(2020年11月1日)  それで上記アカウントのツイートを軸に下記にまとめてみる。まずブースから ・北伐 手ぬぐい等販売 ・北伐:力漲る三国志手ぬぐい・Tシャツ http://shop.hokubatsu.com/ ※関連記事 メモ:Cha-ngokushi(2017年2月4日訪店) ・伏竜舎 切り絵のポストカード等販売など ・切り絵アーティスト 伏竜舎 http://fukuryusha.com/ ※関連記事 メモ:六間道三国志祭(2016年10月2日) ※新規関連記事 数寄語り こんなところに三国志 三国志にまつわるおなまえっ!(レキシズルバー2020年10月14日) ※新規関連記事 伏竜舎切り絵商店(2020年10月10日) ・京都一夢庵 羊羹販売 ・京都 一夢庵大ふへん堂 http://1muan.com/ ※関連記事 馬超画(Cha-ngokushi2017年11月-) ・らしゃ華 フェルト小物販売 ・らしゃ華 http://ameblo.jp/lasyaka/ ※関連記事 メモ1:三国志フェス2015 水魚の交わり(2015年1月30日) ・ASIAMOKU アクセサリー販売 ・ASIAMOKU | アジアモク https://asiamoku.thebase.in/ ※関連記事 甘寧画(Cha-ngokushi2017年6月11日-) ・楊柳房 オリジナル三国志本販売 ・山桜舞 (maiyamazakura) on Twitter https://twitter.com/maiyamazakura ※関連記事 深く美しき香港漫画の世界(大香港研究会2014年5月3日発行) ※新規関連記事 三国志のまち新長田に来たら!ぶらり史跡散歩!(2019年11月3日) ・三国志アイロンビーズキャラづくり アイロンビーズ製作体験 ・ミキ (TD94bK34Mlav4DD) ...

202. 三国伝キャラクター人気投票2008(2008年1月25日-3月25日)
 株式会社バンダイがBB戦士20周年ということで『三国演義』をモチーフとした玩具(プラモデル、フィギュア)『BB戦士 三国伝 風雲豪傑編』(商願2007-16703)を2007年6月15日から売り出し、それに伴い『コミックボンボン』(講談社、月刊、現在休刊)で、ときた洸一/作『SDガンダム三国伝 風雲豪傑編』、続いて『ケロケロA(エース)』(角川書店、隔月刊)で矢野健太郎/作『BB戦士三国伝~英雄激突編~』というタイトルでマンガを連載されている。  それに合わせて公式サイトも2007年12月21日に『BB戦士三国伝~英雄激突編~』に名が変わり、そこで地図やキャラクター紹介などのコンテンツで見せ、また全国模型店玩具店の店頭でPV(アニメ+歌)を上映したり、メディアミックスで商品展開している。 ・BB戦士三国伝 ~英雄激突編~ http://sangokuden.net ・バンダイホビーサイト http://bandai-hobby.net/ ○現在まで商品化されたもの BB戦士No.300 劉備ガンダム 525円 2007年6月13日出荷 BB戦士No.301 張飛ガンダム 525円 2007年6月13日出荷 BB戦士No.302 関羽ガンダム 525円 2007年6月13日出荷 BB戦士No.303 司馬懿サザビー 525円 2007年8月9日出荷 BB戦士No.304 曹操ガンダム 525円 2007年10月9日出荷 BB戦士No.305 孫権ガンダム 525円 2007年11月13日出荷 BB戦士No.306 呂布トールギス 2100円 2007年11月21日出荷 BB戦士 三国伝 桃園の誓いセット 1890円 2007年12月19日出荷 (劉備・関羽・張飛のクリアカラー版キット) BB戦士No.307 夏侯惇ギロス 525円 2008年2月18日出荷 BB戦士No.308 孔明リ・ガズィ 630円 2008年4月17日出荷 BB戦士 曹操ガンダム・司馬懿サザビー~官渡の軌跡~ 1260円 2008年4月24日出荷 BB戦士No.309 夏侯淵ダラス 630円 2008年5月22日出荷 BB戦士No.310 関平ガンダム 630円 2008年6月19日出荷 BB戦士No.311 趙雲ガンダム・飛影閃 趙雲ガンダム単騎駆け 1050円 2008年7月17日出荷 BB戦士No.312 呂蒙ディジェ・甘寧ケンプファー 轟 強襲水軍 1890円 2008年8月出荷 ※だいたい出荷日の二日後が発売日 ※ちなみにバンダイホビーサイトの「2008年2月 出荷予定表」では2月6日現在、「夏候惇ギロス」という誤字がある。上記の「夏侯惇ギロス」が正しい。 ※追記 三国伝 豪傑大全 ※追記 ワークショップ ...

203. 公式サイト
 ネット上のファンサイトを見ると、着いてくるのが公式サイト(オフィシャルサイト)へのリンク。 そのサイトが何のファンサイトかによって公式サイトのニュアンスが変わってくるだろう。人物のファンサイトであれば、公式サイトは人物のサイトで間違いはないだろうけど(場合によっては事務所と個人で二つサイトがあるだろうけど)、作品のファンであれば作品サイト、作者サイトの二つがあったりするだろう。作品サイトはどこか版権を持った団体がそのサイトを運営していたりと、複雑になってくる。 これを踏まえ、いざ三国志ジャンルの公式サイトは何だ、って話になる。単に「三国志の公式サイト」となれば答えは「ない」で決まり。なぜなら作者の陳寿も生きてないし、現在の通念では著作権も版権も切れている(版本の話や訳本の話は別として)。尤も後世、自らの作品に陳寿の『三国志』と同名にしてしまったうっかりさんの作品にはちゃんと著作権が生きているやつもあるが(笑) もっと書くと『三国志』や『三國志』で商標出願したしたたかさんにも商標は生きている(笑) 冗談はともかく、三国志ジャンルはいろんなジャンルを内包しており、一言、公式サイトといってもそれらジャンルによってそれぞれの公式サイトがある。もちろんこの公式サイトは先にあげたように複数あるんで、優先順位をつけ、 1.作品自体のサイト、2.作者のサイト、3.出版社・メーカーのサイト、4.関連団体のサイト ってところだろうか。もちろん三国志にそれほど関係がなければ除外で。この観点から行くとある作品を三国志ジャンルに含めるかどうかの問題も重要になってくる。具体的にわかりやすい例えだと『一騎当千』や『鋼鉄三国志』あたり。ここらへんは独断と偏見でえいや、と決めるしか思いつかないんだけど。はじめだからなるべくとりあげていきたい。またファンの中で三国志ジャンル内ジャンルを形成しにくい解説書の類は入れない。

204. 三国演義連環画と横山三国志
※前記事 横山光輝三国志おもしろゼミナール(1984年7月)  上記記事の続きで、『横山光輝三国志事典』(潮出版社1983年4月)を確認しての記事なので、記事名は「横山光輝三国志事典』(1983年4月)」になりそうなものの、その単行本だけに収まる話ではなくなったので、こういう名にした。 ・横山光輝オフィシャルサイト http://www.yokoyama-mitsuteru.com/ ※関連記事 「横山光輝漫画」電子書籍ランキング ベスト10(2010年11月25日)  下記関連記事にあるように、メーラーのEdMaxを使って個人的にチェックしている掲示板に、下記サイト「徹夜城の多趣味の城」の「史劇的な物見櫓」での掲示板「史劇的伝言板」がある。 ※関連記事 メモ:鎧 and リンク:東アジアにおける武器・武具の比較研究 ・徹夜城の多趣味の城 http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/TETUYA.HTML  そこにある秦太さんによる2002年12月11日投稿#3515「長期連載に歴史あり」が気に掛かる。横山光輝先生が自身のマンガ『三国志』について、小説の吉川英治/著『三国志』を原作としていると明言したことについての事実確認も気になるが(お茶を買う冒頭部分は事実上の原作になっているが)、それより、横山光輝/著『三国志』(マンガ、以下、「横山三国志」)について、

205. 初心者にもわかる「三国志」の世界(中野2019年2月6日-27日)
※関連記事 古代・激動の中国三国時代と邪馬台国の卑弥呼(大阪2018年11月17日-2019年3月23日) 下記関連記事の続きの情報を確認しにいったら見かけた講座。上記関連記事の続き。 ※関連記事 三国志の世界 ― 南征北伐(中野2018年10月27日-12月8日) ・[公開講座]早稲田大学エクステンションセンター https://www.wuext.waseda.jp/ ・初心者にもわかる「三国志」の世界 | 加藤 徹 | [公開講座]早稲田大学エクステンションセンター https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/44740/ ※新規関連記事 学び直しの中国古典 第4回(東京都中野区+オンライン2022年6月7日) 上記サイトの上記講座ページによると、東京都中野区中野4丁目22番3号 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ1F 早稲田大学エクステンションセンター中野校にて明治大学教授の加藤徹先生による講座「初心者にもわかる「三国志」の世界 日本人と中国人を知るための教養講座」(ジャンル世界を知る)が2019年2月6日、2月13日、2月20日、2月27日水曜日13時から14時30分まで全4回「会員価格 受講料¥ 11,664 ビジター価格 受講料 ¥ 13,413」、定員24人で開講されると言う。 ・加藤徹 KATO,Toru (Japan) http://www.geocities.jp/cato1963/ ※関連記事  「三国志」の名場面(朝日カルチャーセンター新宿教室2017年4月24日5月22日6月26日)  倭の風(2013年3月25日)  『三国志フェス』報告記(『東方』2014年3月5日) ※新規関連記事 初心者にもわかる三国志 関羽の謎(千葉県千葉市2019年6月8日)

206. 中国社会風俗史
 前々から話に聞いていて、サポ板でも何回か出ている『中国社会風俗史』が欲しくなり、お馴染みサイト「日本の古本屋」で検索すると、あじろ書林中川店という古書店に置いてあることがわかり2006年12月9日に買いに行く。 ・日本の古本屋 http://www.kosho.or.jp/ ・あじろ書林中川店 http://ikaino.com/ ※追記 第34回 秋の古本まつり(京都古書研究会) ※追記 第30回 春の古書大即売会(京都古書研究会2012年5月1日-5日) ※追記 第36回 秋の古本まつり(京都古書研究会2012年10月31日-11月4日)  その古書店は大阪駅前第3ビルの地下にあり、そこを目指し、大阪駅近くの地下をひたすら歩く。平日はよくわからないんだけど休日の大阪駅前第1~第4ビルの地上部分は店がほとんど開いていないのに対し、地下は奇妙ににぎわっていて、来るたびに変なカルチャーショックをうける。私にとってはすごく独特な雰囲気に思える。第3ビルの地下一階で目的の店が見つからず、その場でノートパソコンを開いて確認。ちゃんと電波がとどくようで、目的地はどうやら地下二階にあることがわかる。  それでお店の人に聴くまでもなく、東洋文庫用の棚があったんで、『中国社会風俗史』が二冊ならんでいた。それぞれ1500円強。定価を見ると、それぞれ550円と600円。  あれ、プレミアついているのかな、と思い、一旦、店の外の廊下に出て平凡社のサイトで定価を調べる。 ・平凡社 http://www.heibonsha.co.jp/ ・東洋文庫 http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/frame.cgi?page=series.toyo/  そうすると「定価:2835円」を見かけたし、品切れとのことなので、安心し古書で購入する。 東洋文庫 151 『中国社会風俗史』 尚秉和/著・秋田成明/訳  その日からだらだらと読んでいたんだけど、さっきようやく一通り目を通す。内容はいろんな中国古代の社会風俗に関すること(下記目次参照)を項目ごとにそれぞれエピソードを文献から引用しつつ紹介していき、当時の様子を浮き彫りにしている。紹介されたエピソードはそれぞれ番号が振られていてどこからの引用かがちゃんと明記されているので、ちゃんと確認できて良い。深く知ろうと思えば、それを手がかりにどんどん手繰れるのだ。  『三国志』に載っているエピソードや三国時代のエピソード、例えば『世説新語』に載っているものなど、意外と多く載っているし、載っていなくとも三国時代あたりの社会風俗を知ろうと思えば、漢代や晋代のことを読めば推測の助けになる。ただ挿図の少ない本で、あってもとくに畫像磚石・俑などの出土史料に基づいている様子がないので注意が必要となる。  それほど一通り眺めた感じで深くは読んでいないが、おそらく必要に応じて、後からたぐることになると思う。例えばネット上で「曹丕はおはじきが好き」とか見かけると、「ソースは何?」と気になると、『中国社会風俗史』の「第三十四章 各種の遊戯」の「(二)弾棊」を見ると、魏の文帝が弾棊に優れていたという旨の文章をみかけ、さらに引用元(『世説新語』巧藝)を辿ることができ、近いことを知ることができる。 彈棋始自魏宮内、用妝奩戲。文帝於此戲特妙、用手巾角拂之、無不中。有客自云能、帝使為之。客箸葛巾角、低頭拂棋、妙踰於帝。  ちなみに巻末にある解説(秋田成明/著)によると、この『中国社会風俗史』は民国27年(西暦1938年)4月に発行された尚秉和/著『歴代社会風俗事物考』四十四巻のうち三十六巻を訳したものとのこと。残り八巻が気になるところだね。 ○目次 第一章 冠髪   一 冠   二 美髪・化粧 第二章 衣服   一 周代   二 漢代   三 魏晉、六朝以後   四 佩帯品   五 女性の服装 第三章 履物 第四章 飲食   一 昔の料理法   二 食事礼法   三 食器および食料品   四 酒 第五章 住居 第六章 坐席 第七章 廁 第八章 昔の家庭生活 第九章 燈火 第十章 火・水・木の利用 第十一章 周代の車馬 第十二章 漢代以後の車馬 ...

207. メモ:『私説三国志 天の華・地の風』復刊
 『火間虫入道』の記事(2007/04/07 (土)、下記)でタイトル通り、江森備『私説三国志 天の華・地の風』復刊を知る。スルーしようと思ったんだけど(笑)、同じく『火間虫入道』の記事(2007/04/11 (水)、下記)で期待されてしまったんで(笑)、記事にしておく。といっても前もって断っておくけど、私は『私説三国志 天の華・地の風』は読んだことなく(+読もうとは思わず)噂でしか聞いたことがないのでメモ程度になると思う。その前に復刊情報から。 ・復刊ドットコム http://www.fukkan.com/ ・私説三国志 天の華・地の風 復刊リクエスト投票 http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=14833  配送時期は6月中旬。発売はブッキングから。つまり復刊を得意とするところからの発売ってこと。 ・BOOK-ING http://www.book-ing.co.jp/  元は光風社から全9巻で発行されていたのを全10巻で発売とのこと。10巻は光風社版9巻の一部と光風社版未収録の外伝2本とのこと。題して『完全版 私説三国志 天の華・地の風』。 サイト『火間虫入道』 http://hima.que.ne.jp/ ・『火間虫入道』の記事(2007/04/07 (土)) http://hima.que.ne.jp/logcp/log200704a.shtml#20070407 ・『火間虫入道』の記事(2007/04/11 (水)) http://hima.que.ne.jp/logcp/log200704a.shtml#20070411  それで話戻して上記の『火間虫入道』の記事(2007/04/07 (土))に書いてあることが正解で、『私説三国志 天の華・地の風』では女性化なんて一人もされておらず、「周瑜×孔明」もあってるし、順番も間違っていない。  読んだ人の話によると「初めのアレさえ堪えられたら面白いよ」とのこと。なんだそりゃ。とりあえず私がこの作品のことを知った原点に戻ることに。あれは確かサイト「東呉華亭」の参加型コンテンツだ。 ・2006年8月20日「東呉華亭」再OPEN予定 http://cte.main.jp/newsch/article.php/394 と思ったら、まだ再OPEN予定中のようだ(2007年4月12日現在)。でも下位のcgiは生きているようで「三国志書評DX(天の華・地の風編)」とコーナー名で検索すると読むことができる。  ※以下、【】内は「三国志書評DX(天の華・地の風編)」からの引用  そうそうアレ以外の部分に目を向けると【荊州組・益州組の闘争】が描かれていたり【政治的な話、戦の話、陰謀の話な面】が描かれていたり【心理描写】が優れていたりするらしいんだよね。  と、いつまでもアレ呼ばわりだとジャンルの人にお叱りを受けそうなので、書いておくけど、主に女性読者を対象とした、男性同性愛を主軸に据えた作品のジャンルのこと。「やおい」と呼ばれる。似たようなのにボーイズラブ(略称、BL)というのがあるが、ジャンルの人に言わせると別物とのこと。素人目に違いがわからないんでこの記事中でも混同している可能性がある(人によっても定義が違うしね)。さらに、ぼかした言い方として「女性向け」という言い方もある(読者対象を由来として)。個人的にはやおいやボーイズラブを好きじゃない女性に対して失礼じゃないのかと思うんだけど、結構、市民権を得ている。嫌悪感を持つ人が多いんで、知らない人にはなるべく知らせず、知っている人に対しても棲み分けしようという配慮から来ていることだとは思うんだけど。身近な例だと検索サイト「三国志サーチ」では「女性向け」という呼び名を使っている。 ・三国志サーチ http://search.sangokushi-forum.com/ ・その他/女性向け http://search.sangokushi-forum.com/search.cgi?ac=ct&ckw=etc_female  話を戻し、「やおい」ジャンルの草分け的雑誌が(さっきInternet Archiveで調べたんだけど)隔月刊の「コミックジュン」1号(1978年10月号)で、その後、「ジュネ」3号(1979年2月号)と改題され、さらに「ジュネ」が発刊されない月を埋めるように隔月刊の「小説ジュネ」1号(1982年10月)が創刊された。「ジュネ」がコミック中心で「小説ジュネ」が小説中心の雑誌。  『私説三国志 天の華・地の風』は「小説ジュネ」13号(1985年6月号)に『わが天空の龍は淵にひそみて(前編)』というタイトルで掲載されたのが始まり。小林智美さんがすでに挿し絵を描いておられるようだね。余談になるけど、『私説三国志 天の華・地の風』の表紙絵が小林智美さんの絵が綺麗ですごく目を引くもんだから、いつも古本屋で見かけるたびに、何も知らないオジ様が「お、三国志か、面白そうだな」とか言って間違えて買って読む悲劇が起こらないかと心配しているんだけど(笑) 今回の復刊では小林智美さんの挿し絵がつくんだろうか? ・小林智美公式サイト 花の歌 http://www.kobayashi-tomomi.com/  以後、「小説ジュネ」に三国志ものの作品が掲載され続けている。創刊から月日が経っていてジャンル自体確立しつつあるようなので、『私説三国志 天の華・地の風』は三国志をパロディーしたんじゃなくて、【元々がジュネパロディ】というニュアンスも想像に難くない。  また「小説ジュネ」23号(1987年2月号、1986年12月25日発売)から漫画の『STOP劉備くん!』が掲載されている。そのためか『STOP劉備くん!』の初期は結構、『私説三国志 天の華・地の風』ネタが入っていたりする。 ・2005年11月22日「STOP劉備くん!」発行 http://cte.main.jp/newsch/article.php/229 ・2007年1月23日 劉備くん!リターンズ! http://cte.main.jp/newsch/article.php/489 ※追記 STOP!劉備くん! ひとまずの最終回 (2011年3月24日) <4月14日追記> 京都国際マンガミュージアムの二階のギャラリー2の1コーナーで今、「創刊号でつづる戦後ストーリーマンガの歴史」に関する展示が行われていて、その中で、「コミックジュン」1号がガラスケース内に展示されていた(他の雑誌は手にとって読めるのが多い)。表紙には「Jun」と銘打たれていて、これが3号で「June」(ジュネ)になんだね。 ...

208. 真・恋姫無双 外史祭典(1)(2012年12月24日)
※関連記事 真・恋姫†無双~萌将伝~関連マンガと小説(2010年10月25日30日) カレンダコンテンツ更新のため、上記関連記事で触れた『マジキュー4コマ 真・恋姫無双~萌将伝~』の出版状況をチェックすべく下記出版社サイトにアクセスした際に知ったこと。 ・株式会社エンターブレイン http://www.enterbrain.co.jp/ 上記サイトの下記書籍ページによると、2012年12月24日に『真・恋姫無双 外史祭典』(1)(マジキューコミックス、ISBN978-4-04-728585-9)が893円で発売するという(24日は祝日の振替休日であるため発売日が前後すると思われる)。 ・真・恋姫無双 外史祭典(1) | コミック | マジキューコミックス | 株式会社エンターブレイン http://www.enterbrain.co.jp/product/comic/comic_mgcalcute/12243101.html

209. ノート:連環画は中国特有の『マンガ』なのか?その絵本としての可能性を探って(2012年2月15日)
 その日は、前夜に映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64』3D版を見に行き、午前中に知恩寺の手づくり市に行って京都ベイクドチーズケーキドットコムのヘルシーチーズケーキを買い、昼から京都国際マンガミュージアムへ行って、公開研究会「広がりつつあるマンガ研究 京都精華大学芸術研究科博士後期課程院生による報告会」を一般聴講し、夕方にモスバーガーで期間限定のシーフードドックを買って間食し、京阪電車と大阪市地下鉄の終電を乗り継ぎ心斎橋駅で降りて、「リラックスダイニング little Birds」で晩飯を食べ、くつろぎ、28時になったらサッカーバー「Bar AZZURRI」に行き、UEFA Champions League 11/12 決勝ラウンド 1回戦 1st leg ACミラン VS アーセナルを観戦するという、一見、三国志とは無関係な一日だった。

210. 三国時代あたりの名刺(謁、刺)
 趣味で三国志小説を書いていて、ある人物が留守中に訪ねて来ていて、その人物が置いていった名刺を見るってシーンを書いていたんだけど、後漢や三国時代にこういった名刺があるって初めて知ったのは何だろう、と思い出してみる。  そういや、下記のサイト「睡人亭」の「三国志のページ」の「朱然墓」のページで知ったんだ。 ・睡人亭 http://www.shuiren.org/ ・朱然墓 http://www.shuiren.org/sangoku/syuzen.htm  今で言う名刺とは用途が少し違うんだろうけど、今の名刺に近い物は、当時、「謁」や「刺」と呼ばれていたとのこと。上記ページに上げられる画像の「謁」には実際、木の板に「謁」と書かれている。これで「謁」と「刺」との形式が区別できるってこと。「謁」の方は 持節右軍師左大司馬当陽侯朱然再拜 と形式ばって書かれていて、「刺」は 故[章β]朱然再拜 問起居 字義封 と「謁」より簡単に書かれている。  上記ページによると朱然墓は1984年6月7日に発見されたそうだけど、それより前に出版された林 巳奈夫/編『漢代の文物』(京都大學人文科學研究所1976年12月15日発行、新版は1996年)にも「謁」と「刺」のことが載っている(539ページ)。そこの冒頭には漢劉熙撰『釋名』卷六釋書契から「謁」と「畫刺」について書かれたところを引用してある。以下、そのまま孫引き。 謁、詣也、詣、告也、書其姓名於上、以告所詣者也 ※冨谷 至先生の『木簡・竹簡の語る中国古代』(岩波書店2003年7月29日発行)の88ページを見て気付いたけど「以告所至詣者也」が正解だね 畫姓名於奏上、曰畫刺、作再拜起居字、皆達其體、使書盡邊、徐引筆書之、如畫也  畫刺は「再拜起居」の文字が書かれているってことなので、このあたりが前述の朱然墓の「刺」の特徴をよく対応する。  『漢代の文物』では続けて、1974年に江西省南昌市で発掘された東晋の墓にあった木簡の釈文を例に挙げ、挿図(木簡のスケッチ)付きで説明してある。その釈文は下記。 弟子呉應再拜 問起居 南昌字子遠 豫章呉應再拜 問起居 中郎豫章南昌都郷吉陽里呉應年七十三字子遠  上から二つがおそらく「刺」で三つ目が「謁」だろうな、と思っていたら、『漢代の文物』では続けて、三つ目の説明がある。同じく『釋名』卷六釋書契から引用し、  下官刺曰長刺、長書中央、一行而下也、又曰爵里刺、書其官爵及郡縣郷里也 「長刺」あるいは「爵里刺」としている。  「作再拜起居字」の「刺」の方の例は「文物圖象研究資料庫 全文檢索」(下記)で「再拜」とか「起居」とか検索すれば、釈文を何例か見ることができる。それを見ると、身分を書いていたり、出身郡、出身県を入れていたり、いろんな形式があるんだな。 ・中央研究院歴史語言研究所 文物圖象研究室 http://saturn.ihp.sinica.edu.tw/~wenwu/index.html ・文物圖象研究資料庫 全文檢索 http://saturn.ihp.sinica.edu.tw/~wenwu/search.htm ※関連記事 ・文物圖象研究資料庫 全文檢索 http://cte.main.jp/newsch/article.php/413 ※追記 『漢代の地方官吏と地域社会』(汲古叢書75 2008年) <9月23日追記> 2008年5月3日から東京富士美術館で開催される「大三国志展」には朱然の刺が展示される予定とのこと。 ・大三国志展(2008年5月3日-7月13日)関連情報 http://cte.main.jp/newsch/article.php/699 ・三国志―正史と小説の狭間~満田剛のブログ http://mitsuda.blogtribe.org/ ・呉の隠れた名将―朱然とその一族(その1) http://mitsuda.blogtribe.org/entry-9b78ac33b9d3668728b31e3a29504164.html <2008年5月28日追記> 關尾史郎先生のブログに名刺関連の記事があったので情報中継。 ついで、そこから釈文を引用。 ・關尾史郎先生のブログ http://sekio516.exblog.jp/ ...