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龍狼伝 中原繚乱編 5巻(2009年4月17日)
・講談社コミックプラス http://kc.kodansha.co.jp/ ・月刊少年マガジン|講談社コミックプラス http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/04777 ・龍狼伝 中原繚乱編|講談社コミックプラス http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000003394 上記ページにあるように『月刊少年マガジン』に連載されている山原義人/著『龍狼伝 中原繚乱編』5巻は2009年4月17日に発売されるとのこと。440円。 ※追記。閲覧者の利便性のため、右にあるように関連する商品情報へのリンクを張っておく。 上記ページから下記へ --引用開始----------------------------------------------------- 5発売予定:2009年04月17日 予価:440円(税込) --引用終了----------------------------------------------------- ※前巻 『龍狼伝 中原繚乱編』4巻(講談社 2008年11月17日) ※次巻 龍狼伝 中原繚乱編 6巻(2009年9月17日) ※関連記事 龍狼伝(講談社プラチナコミックス)
: 清岡美津夫
2009年3月 8日(日) 11:00 JST
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三国志学会 第四回大会ノート1
※前記事 三国志学会 第四回大会ノート(2009年9月5日) 会場には聴講者が4,50人程度が集まりつつあって、10時になり、司会の石井先生の紹介後、会長の狩野直禎先生が登壇される。 ○開会の辞 (10:00~10:10) 狩野先生から、挨拶に続き、関西での開催、会員数が現在300名程度、さらなる会員数の増加への願いについて触れられる。さらにここ一年の「三国志」に関する動きに触れられる。「大三国志展」や映画『レッドクリフ』など。それを承けて「三国志学会」では一般の人にも門戸を開いていることに言及され、開会の辞を終えられる。 ・三国志学会 http://www.daito.ac.jp/sangoku/ ※参照記事 呉宇森(ジョン・ウー)監督『レッドクリフ(RED CLIFF)』報道まとめ 大三国志展(2008年5月3日-7月13日)関連情報 ※追記 リンク:「Google 日本語入力」関連 ※追記 メモ:大半の三国創作と二次創作の相似点 ※追記 リンク:「三国志」の世界(2009年6月20日) ※追記 三国志大戦3 オフィシャルカードバインダー追加リフィルセット(2008年10月23日) ※追記 教科書本文データ集(全国漢文教育学会) ※追記 私的メモ2:三国漫画分析 ※追記 私的メモ1:三国志ワーズネットの展望
: 清岡美津夫
2009年9月14日(月) 01:46 JST
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メモ:三国志ジャンルにおけるデータベース消費
<2012年1月28日追記> アクセスログを見ると、ネットで「データベース消費」と検索するだけでリンクを辿ろうとしない、あるいは検索語句を調整しない、ネットリテラシーの低い人が多いので、お節介にも出典とそこからの引用を以下に追記しておく。 東浩紀/著『文学環境論集 東浩紀コレクションL』(講談社)P.570より --引用開始--------------------------------------------------------- 「データベース消費」とは、個々の作品やデザインがさまざまな要素に分解されたうえで、作品という単位への顧慮なしに直接に消費され(たとえば原作は読まれないのにキャラクター商品だけは売れ)、ときに消費者の側で再構成されてしまうような消費様式を意味する。 --引用終了--------------------------------------------------------- ※追記。アクセスログを見ると、2012年07/27 (金) 00:57:14から不特定多数のIPアドレスから「データベース消費 三国志」とか「データベース消費 漫画」とか検索語句があるが、早稲田あたりでレポートでもでているんだろうか。07/30 (月) 16:50:35に「データベース消費と物語消費 についてのレポート」というそのものズバリの短絡的な、知性のかけらもかんじられない検索語句があったし。そんなリテラシーの低さだと、その結果はきっと評価点も低いことだろう。 <追記終了> 以前、メモ的な記事を書いたとき、冒頭で、とあるブログの影響を受けたと書いたけど、そのブログでよく引用されていたのが東浩紀さんの著作。そこで同著の『動物化するポストモダン』『ゲーム的リアリズムの誕生 : 動物化するポストモダン2』『網状言論F改』『波状言論S改』を続けざまに読んでいる(※そういや関係ないけど、第7回三顧会で玄鳳さんが持っていた書籍は『三国志』の訳本以外だと東浩紀さんの著作だったね、確か)。 というわけで以下、その影響を受けつつ三国志ニュースの「公式サイト」の記事を参考にしたメモ。 よく耳にする言い回しとして「三国志という物語」とか「三国志 あらすじ」とか「三国志、その後」とか「三国志の結末」などがあり、『三国志』が一つの「大きな物語」であると誤認されている証左なのだろう。しかし、そもそも今の三国志ジャンルの大元である史書の陳寿撰『三国志』(成立:紀元280年以降)自体、一つの「大きな物語」なのではなく、王や皇帝など君主ごとに記述された本紀と、臣下ごと(一部、民族ごと)に記述された列伝の集合体であり、いってみればデータベース的側面を持っている。また『三国志』は『三国志』魏書袁紹伝に「語在武紀」(語は武帝紀に在る)、または『三国志』魏書呂布伝に「語在卓傳」(語は董卓伝に在る)とあるように他の列伝の箇所に触れることもあって、あたかもあるデータが別のデータへリンクしている箇所があり、その側面を浮き彫りにしている。 『三国志』には本紀と列伝のみだが、他の史書、例えば『史記』には、さらに諸侯ごとに記述された成家、制度ごとに記述された書(他の史書、例えば『後漢書』や『晋書』では志)、年ごとに記述された表があり、データベース的側面が強くなっている。 さらに『三国志』の裴松之の注は言ってみれば関連情報・詳細情報へのリンクなんだろう。また『三国志』と記述されている人物が多く共通する『世説新語』や『捜神記』などの文献はエピソードごとに収録されたデータベースとも言える。 時代が下るとこういった簡牘や紙をメディアにしたもの以外にも、三国志関連の講談や雑劇など、生身の声や動作(楽器演奏も)をメディアとしたものが出てくる。これらはどちらかというとエピソードごとにまとめられている(※講談に関してはほとんど知らないので、こう言い切れる自信はないが)。 さらに時代が下ると紙のメディアの『新刊全相平話三国志』(成立:紀元1321-1323年)や羅貫中/作『三国演義』(成立:14世紀)など、三国志関連を一つの「大きな物語」にまとめる動きが出てくる。 それらの中で『三国演義』は淘汰されず、多くの人によりバージョンが変えられつつ(挿絵も入るようになり)写本あるいは出版し続けられた。 この「大きな物語」の『三国演義』は日本にも輸入され、『三国演義』を日本語に翻訳(?)した湖南文山の『通俗三国志』(成立:紀元1689-1692年)が刊行された。 そのため、江戸時代中期の日本では、輸入された『三国演義』を読む層、『通俗三国志』や『三国演義』のダイジェスト本を読む層、三国演義関連の歌舞伎や浄瑠璃や講談などで物語を楽しむ層の三つの消費形態出てくる。三番目の層の物語を楽しむ層は言ってみれば「大きな物語」からエピソードを切り出す消費形態の走りだといえる。 ※参考記事 2006年7月29日「三国志シンポジウム」雑感2 三番目の層の補足として、下記、参考記事によると詩文、川柳、掛け軸などがあったとのこと。エピソード以外にも「大きな物語」からさらに多角的に細分化して切り出し創作を加え消費されている。 ※参考記事 第3回三国志シンポジウム 雑感1 日本では『通俗三国志』が出版され消費され続け(時には挿絵も入るようになる)、それとは別に明治時代に入ると『三国演義』も出版されるようになる(これも上記参考記事の受け売り)。 1939年8月から1943年まで『中外商業新報』(新聞)において、『三国演義』を元にした吉川英治/著『三国志』(小説、以下、吉川『三国志』と表記)が連載され、後に書籍にまとめられ、それが現在に至っても消費されている。 日本人の手で、『三国志』を大元として『三国演義』を日本語でリライトした三国志関連の「大きな物語」としては20世紀の日本において代表的な作品となっている。 これに、三国志関連の小説として1966年から1968年まで『週刊現代』で連載された柴田錬三郎/著『柴錬三国志 英雄ここにあり』(小説)、1974年の陳舜臣/著『秘本三国志』(小説)が続く。 後者の『秘本三国志』は『三国演義』や『三国志』以外にも『後漢書』を参考にしており、『三国演義』の「大きな物語」とは異なる部分が多い。 こういった小説としての「大きな物語」の消費形態から新たに漫画としての消費形態が提示された。それが1972年1月から1987年3月まで連載された横山光輝/著『三国志』(漫画)である。これは吉川『三国志』とストーリーが似ている。 さらには1982年10月2日から1984年3月24日までNHK制作の『人形劇三国志』がTV番組として放送され(人形を使った劇の放送、『三国演義』が原作となる)、三国志関連の消費形態が小説に留まらないことが示された。 横山光輝/著『三国志』および『人形劇三国志』はこの頃の日本(1980年代?)の三国志ブームを支えていた。 このブームの中、それ自体が「大きな物語」という枠組みに収まらない消費形態が出てくる。それは1985年12月に発売された光栄(現コーエー)/制作『三國志』(PC88用シミュレーションゲーム)である。 これはシリーズ化され現在、11作目まで発売されており、そのどれもイベントと呼ばれる断片的なストーリーはあるものの、基本的に幹となるストーリー、つまり「大きな物語」はない。またゲームであるため、登場する人物の特性はパラメータ化されており、その多くは消費者(プレイヤー)に明示されている。その消費形態故に三国志関連の様々な事象をデータベース的に解体する必要があったと言える。 ここに日本の三国志関連において「大きな物語」に頼らなくとも消費できるという構造の始まりを見て取れる。 とは言っても、三国志ブームの盛衰に影響を受けるものの、「大きな物語」の枠組みに収め消費する構造は三国志ジャンルにおいて依然、健在であり、1990年代に入ってもなお、様々なメディアでその多くが『三国演義』を基板とした作品が生産され消費された。 1991年から1992年まで横山光輝/原作『横山光輝三国志』(アニメ)が放送された。 1994年、中国中央電視台/制作『三国演義』(TVドラマ)が制作された。 1994年10月から2005年11月10日まで王欣太/著『蒼天航路』(漫画)が『週刊モーニング』(講談社)で連載された。これは『三国演義』以外にも『三国志』等の史書も参考にされている。 1996年11月から北方謙三/著『三国志』(小説)が発表された。 1998年7月25日から2007年5月28日まで諏訪緑/著『諸葛孔明 時の地平線』(漫画)が『隔月刊プチフラワー』に続き『月刊flowers』(共に小学館)で連載された。 これらは何らかの形で1990年代の三国志ブームを支えたと言える。 ※参考記事 第8回三顧会午前1 ※リンク先のページの終盤にある これとは違う流れとして別ジャンルの要素を三国志ジャンルに合わせる消費形態がある。例えば、1985年7月25日発売の雑誌『小説June』に掲載された『わが天空の龍は淵にひそみて(前編)』、後の江森備/著『私説三国志 天の華・地の風』(小説)はJune系の要素を三国志ジャンルに導入し(もしくはJune系のジャンルに三国志ジャンルの要素を導入し)、結果的にそれまでの三国志ジャンルの外にあった消費層の需要を開拓した。
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: 清岡美津夫
2008年5月31日(土) 10:38 JST
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HORICO 食玩ミュージアム
以前、下記のように『海洋堂 三国志 フィギュアコレクション』第弐集(北陸製菓)のことが三国志ニュースで紹介された。つまりNHK『人形劇三国志』デザインのフィギュア。 ・海洋堂フィギュア第弐集発売中 http://cte.main.jp/newsch/article.php/88 それでリンク先にある北陸製菓のサイトに見に行くも、繋がらない。 下記のサイトに移転したようだ。 ・kokka/北陸製菓株式会社 http://hokka.jp/ 少し前まではこのサイトにあまりコンテンツがなかったんだけど、今は「HORICO 食玩ミュージアム」というコンテンツができていて、そこに『海洋堂 三国志 フィギュアコレクション』の第壱集と第弐集の情報がある。 但し、今は「休売中」とのことで手に入らないようだ。 ※追記 英傑群像で海洋堂NHK人形劇三国志フィギュアセット販売、予約開始 ※追記 海洋堂フィギュアワールドin那須ハイランドパーク(2008年9月13日-12月7日)
: 清岡美津夫
2008年1月 9日(水) 20:15 JST
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「東アジアの出土資料と交通論」ノート2
※前記事 「東アジアの出土資料と交通論」ノート1(2008年10月12日) 9:22。次の発表が始まる。 ●金秉駿氏(韓国・翰林大学校)「古代中国南方地区の水運」 まず自己紹介から。「今回、日本語で発表したいと思いましたが、今、後悔しております」とおっしゃり会場を沸かせる。 予め配られたレジュメ(というより論文)はA3の4枚、7ページ分で、それにノートPCでプロジェクターを通じスクリーンに資料を映し出し発表されるとのこと。基本的にはレジュメを読んで進んでいく(※そのため以下のノートはレジュメの丸写しになる可能性がある)。 レジュメでのタイトルは「古代中国南方地区の水運 ―湖北・湖南省出土簡牘と墓葬を中心にして―」。 ○はじめに 昨年、ここで楽浪郡について発表があったそうで、それと関連した様々な簡牘と遺物に関心があるという。 秦漢帝国の郡県支配における内郡と辺郡について、先進・後進、徹底的支配方式・緩やかな支配方式など、二項対立的に区別するのは賛同しない。内郡にも中心と周辺、辺郡にも中心と周辺があるという常識的なレベルで迫る必要がある。 その第一の作業として、内郡の律令支配される地域への考察。睡虎地秦簡や張家山漢簡『二年律令』を見ると公的領域だけでなく濃厚と消費に至る生活全体を徹底的に規制しているが、はたして全帝国において実施されたか。郡県支配が実施される実際の空間を前提して郡県支配の実態が初めて明らかになるのではないか。 その聚落の空間を設定するため、墓葬の位置と分布を検討。河南省、山東省、江蘇省、湖北省、四川省にある7000基の墓葬の位置とそれと県城との距離を測定。結果、律令支配が比較的徹底的に行われた前漢では県城付近の集住が著しいが、後漢時代になるとそれが崩れる(※ここで会場のスクリーンに山東省や江蘇省の調査に関わる様々な図表が表示され前漢と後漢の違いが提示される。ただグラフに縦軸や横軸にラベルがなく何なのか解りづらい)。これで郡県内の県城という「中心」空間は明らかになったが相対的に「周辺」は明らかにならなかった。県城という中心と別の中心との関係、その間で形成される中心と周辺の関係が今後の課題。さらには漢代墓葬の副葬品が中心からの距離によってどのように分布しているのか現在考察中。この過程で注意しなければならないことは、交通の問題。交通により中心と周辺が大きく変わる。 今まで秦簡時代の交通について王子今先生を中心に多くの研究がなされ、藤田勝久先生をはじめ日本の学者も様々な角度で研究を重ねた。今回の発表で先行研究を踏まえ、江南地域での水運について整理したい。出土簡牘と考古遺物を通じ具体的な水運の姿を検討。特に陸運が重要という観念が根強いため、それと結びつけ見る傾向にある。そのため、数多くの出土資料が注目されず放置されている。この発表の前半は簡牘中心、後半は考古学中心。 ○一、郷里単位の水運と水運損失に備えた自治組織―江陵鳳凰山10号漢墓簡牘 江陵鳳凰山10号墓の6号簡牘によれば、平里の戸芻27石、田芻4.37石、田藁2.245(※清岡注。まぐさ、わら)。鄭里全体の畝数は617畝、『二年律令』の規定によるとおよそ田芻18石、田藁12石の芻藁税が徴収されるので、6号簡牘の田芻は1/3-1/6にすぎない(※ここで簡牘の釈文がスクリーンに映し出される)。戸芻と戸藁を含むとさらに多くなり、24石の芻、14石の藁が徴収されたことになる。田租の場合、正確な税率は解らないが、鳳凰山10号墓の7号簡牘によれば市陽里の場合53.36石徴収された。 鳳凰山10号墓の4号簡牘は、市陽里の里正の張偃(墓主)が所属する西郷佐である賜に毎月徴収の算賦を治めた記録。4号簡牘と5号簡牘によると鄭里と当利里の算賦も徴収し西郷に納めたので少なくとも芻藁120石以上、田租130石以上、徴収・伝達された。 里正が算賦のみ徴収したのではないとすれば、張偃は市陽里以外にも鄭里と当利里の算賦・田租を担っていた。算賦が銅銭で徴収・納付に対し、田租と芻藁税は穀物と芻藁の実物を直接徴収・納付しなければならなかった。 田租の一部が銅銭で折納される場合があり、6号簡牘に見られるが極少。『二年律令』にも折納の規定があるが、まず県に集荷され、県の財政の規模・価格によって折納し郡に納入。 穀物は重量、芻藁は体積により徴収。里正の張偃が幾つかの里で徴収・伝達。したがって、西郷から官吏が徴収するのではなく、里正が算賦と同様、穀物と芻藁とを集め郷まで伝達した。 品物の輸送に多くの費用がかかり、時間と空間により多くの差がある。居延出土「建武三年十二月候粟君所責寇恩事」簡牘が具体的な費用の推定に便利。これは粟君が寇恩に魚の販売を頼みながら支払った賃金がいくらであるという問題を巡って起こった事件の裁判。粟君が賃金の穀27石との主張に対し、寇恩が穀27石と牛1頭との主張。魚5000匹の運送に50日かかり運送以外に販売という行為も含む金額。 張偃が運送した量は、寇恩のそれよりはるかに多い。交通手段を水路に依存せざるをえない華南地域。しかし漕運は決して容易ではない。貨物を埠頭で収合し船に積み運航し、埠頭に付いてから降ろすなど複雑な過程があり、当然、運送費用がかかった。 こういったことは同時期の『二年律令』に明記。 ・『二年律令』「賊律」第7-9号簡 船人渡人而流殺人、耐之、船嗇夫・吏主者贖耐。其殺馬牛及傷人、船人贖耐、船嗇夫、吏贖(遷)。其敗亡粟米物、出其半、以半負船人、舳舮負二、徒負一;其可紐繋而亡之、盡負之、舳舮亦負二、徒負一、罰船嗇夫、吏金各四兩。流殺傷人、殺馬牛、有亡粟米物者、不負。 水運に携わる船人・舳舮・徒の存在とそれらを監督した船嗇夫・吏主者が人や貨物を運送する際、死亡または遺失の場合、その賠償責任を明示したもの。水運の過程で様々な損失が発声した事実を物語っている。 里正の張偃はこのような過程を処理する必要があった。江陵鳳凰山10号漢墓簡牘は張偃の責任の元で諸里の税役を徴収し上納した内容が主。4号簡牘と5号簡牘には算賦の用度の記載があり、そのうち「転費」とあり、それは居延漢簡「転銭」と同じく、人を雇用し糧食等を運ぶ費用のこと。 ここで鳳凰山10号墓出土「中販共侍約」に注目。内容は張伯(張偃)が販長になり他六名と約束した後、その規定を書いたもの(※ここでスクリーンに釈文が映し出される)。後半部分は張伯とは別の販吏が見え、販吏の命令に従わない場合のことを規定。前半部分は共同作業が必須で器物損傷・遺失について別の規定がある。張伯らが自発的に組織したという説があるが、戦国時代の秦以降前漢末まで里単位の私的利益のための結社を徹底的に禁止されていたためこの可能性は低い。「会而計」というように販吏への会計報告義務があり官との関連性を暗示。 類似の組織は後漢初の「漢侍廷里父老[イ單]買田約束石券」でも確認。この石券は于李等25人が[イ單]を組織し構成員が出捐した61500銭で82畝の土地を買った後、里父老にその土地の収穫物を使用できるようにしたもの。資産が足りなくなり里父老の資格がなくなると25名の中で次の人に渡すようにした。官により強制的に課せられた里父老の義務を処理するため、出捐したお金で将来発生する可能性がある金銭的損失に備えた。「他如約束」とあるように具体的な罰則規定は別途に規定したようだ。里正と同様、後漢の里父老の義務の一つに税役の徴収がある。これこそ経費負担の主な原因。水運での損失の可能性が高いため、それに備え組織を作りそれは官に許された。 弘一先生によると「中販共侍約」の「販」は「般」、すなわち大船を意味する。より確実に船舶を利用・運送する担当者が将来発生する可能性のある問題に対処するため、官の指導のもとで組織を作ったと理解。 ○二、県級単位以上の水運と水運損失への官府の補填―長沙走馬楼呉簡 ※関連記事 第2回三国志学会大会ノート1 2006年9月17日「長沙呉簡の世界-三国志を超えて-」ノート 走馬楼呉簡が出土した長沙は鳳凰山簡牘が出土した江陵と同じ地理環境。走馬楼呉簡の内容の一つに嘉禾三年と四年にかけての田租の徴収と倉庫への納入がある。そのため鳳凰山簡牘で考察した水運関係の事実を走馬楼呉簡で確認できる可能性は高い。 漢代以来、賦税のの納入は「自送」が原則。前述のように里正・里父老のような下級官吏により統合・納入し、その費用を「転費」などの名目で農民に課した。それにより「里父老石券」「中販共侍約」出現。走馬楼呉簡の田家[艸/別]に「入□郷嘉禾二年租米八斛就畢 嘉禾二年九月廿八日叟丘県吏潘孔関邸閣董基付倉吏鄭黒受」(A2869)などとあるように入倉の主体が見えないため、「自送」したように見えるが、漢代と同じように基層単位の担当者が代納した可能性が高い。しばしば代納の主体が屯田司馬、西郷佃吏などのように確認できるのはその証左。 租米や限米など多様な種類の穀物が全部水運で入倉されたわけではないが、県倉と離れたところは水運を利用せざるをえなかったようだ。しかも県倉に納入された品物を再び別のところへ運ばれる際、主に水運に依存。「其一百廿五斛五斗四升民先入付三州倉吏谷漢出付船師唐鼠運詣中倉関」(9.3097)という事例(※スクリーンに釈文が映し出される)では、民が三州倉に納入した125.54石の穀物が船師に渡され中倉へ運ばれる。 漢代の簡牘では損失に備えた組織が出現した事例があるのに対し、走馬楼呉簡では実際の損失に対する報償する具体的過程が書かれている。王子今先生は「折咸米」の事例がいずれも「入吏(或吏某)所備船師某某年折咸米」という形式であることに着目し、「折咸米」が船師の運送中に損失された部分を指すとした。侯旭東先生は官吏の過失を報償する行為を意味するとする。先の張家山漢簡『二年律令』では第一次的な責任は船人が負うのと同時に官吏が連帯責任を負うことが明示。走馬楼呉簡の「吏所備」は恐らく連帯責任の一部。ただ折咸米が思ったより少なく、運送中にかかる他の必要経費も含まれると見た方が良い。 「[イ就]銭」にも注目。王子今先生はこれを「邑下居民」と関連づけ、使用者が土地の持ち主に支給した租価であると説明。「[イ就]銭」を「運賃の用途に使われる税金」と解釈すれば、居延漢簡や敦煌漢簡の用途と関連づけ理解できる。鳳凰山10号漢墓出土簡牘の「転費」と類似すると考えられる。 漢代では主に徴収する責任者が作った自発的な組織で損失に備えたのに対し、三国呉では多くの部分が官吏により体系的に支払われた。無論、『二年律令』によれば漢代でも官吏により損失分が補填され、三国呉でも自発的組織が形成された可能性は高い。 ○三、水運対象の貨物と範囲―里耶秦簡 江陵鳳凰山簡牘に見える水運貨物は主に穀物と芻藁であるが、F類竹簡に分類される鳳凰山10号墓簡牘には「[台/木]」(※からむし・あさ)や「笥」(※竹や葦で編んだ箱?)などが記される。簡牘の意味については貨物の明細書、運送集団の運賃支給、商業経営帳簿等、様々な見解がある。[台/木]を数える単位は「絜」となっており、『説文解字』の段玉裁注によると「絜」は一束のこと。完成品の[台/木]の単位が「匹」なので、簡牘の[台/木]は縛られる材料または半成品と考えられる。従って[台/木]や笥はこの地域で生産される水運対象と推定。 里耶秦簡にも[台/木]を収穫し半成品を作る中間過程が記される。具体的には脱膠、剥皮、刮青、分劈の過程を経た後、紡織する。里耶秦簡に脱膠で主に使われる[シ區]漬法が見えるため、恐らく[シ區]漬を経た後、出荷される。 走馬楼呉簡では水運対象が主に穀物でそのうち軍糧に使われる事例に注目。断片的な記録だが、軍糧輸送は三州倉→州中倉→倉曹→督軍糧都尉→右節度の順で、軍糧は船師に伝達され水運で運ばれたことは明らか。文献資料に記載される呉の武陵蛮討伐と時期的にも空間的にも重なるので、走馬楼呉簡の軍糧輸送は[シ元]水流域の武陵蛮討伐のためと考えられる。つまり湘水地域の長沙から[シ元]水地域への水運事例。 里耶秦簡にも軍需物資の輸送関連の記録がある。秦始皇34年9月を基準に遷陵県で保管中の弩臂の数量を点検した記録。うち七件が益陽と臨[シ元]で放出と記録。いずれも水系で繋がる。 他所から酉水上流の遷陵地域へ水運で運ばれる貨物も確認される。江陵地域の競陵県蘯陰里の狼仮が故荊の積瓦を求めるために公船を借りていった事例が代表的。他に洞庭の上裙も遷陵地域に運ばれていた。遷陵地域で半成品の[台/木]が搬出されたのと対照的 江陵以南の地域は人と文書の通行も水運に大いに依存。里耶秦簡の里程簡では臨[シ元](常徳附近)から遷陵までの距離が中間の別の地名を経ず910里と記される。これに関し多くの議論があり、この路程が水路か陸路かについて後者を仮定する場合が多い。それは北方地域の陸上の郵の設置と文書伝達システムが南方地域でもそのまま運営されるという仮定が出発点のため。張家山漢簡『二年律令』と居延漢簡には、それぞれ一日に文書を移動すべき距離が規定されており、文書の移動で最速が郵伝によるとするならば、里程簡に地名間の距離が記されているのも、陸上の郵の方法で伝達される距離になる。『二年律令』「行書律」に江陵以北は10里ごとに1郵、索までは20里ごとに1郵設置するが、地形が険しい場合は便利なところに設置できると規定されている。尹湾漢簡だと、東海郡の場合、1県当たり1郵の比率。索すなわち今の湖南省常徳以南の場合、地形が非常に険しい湘西地域は水系にそって県単位で設置されたと考えられる。また一旦水系に沿って移動すれば、陸上のように中間の郵を経る必要がない。[シ元]陵虎渓山簡牘の中に「廷到長安、道涵谷、三千二百一十九里、其四百卅二里[シ元]水」(MIT:43-99)とあるのは[シ元]陵から臨[シ元]もしくは索までは水系に沿って物資と文書が移動されたことを如実に示している。 ○四、漢代墓葬の副葬品よりみた湖南省の水運 簡牘で見た湖南省水運範囲は非常に広い。 (※ここで「時間がないため、簡単に説明すると告知」) 長沙馬王堆駐軍図の地理的背景に対し様々な意見があるが、歴史地理学界では湖南省最南部、九疑山地域に比定。都尉が設置されたところには軍事物資の運送が必須だが、周辺の地形上、水運が不可避。そのため、全体的に見れば遷陵・[シ元]陵という酉水の水系、臨[シ元]・[シ元]陵・敍浦(武陵郡)の[シ元]水の水系、益陽の資水の水系、長沙-州(九疑山)の湘水の水系、これら多くの水系が互いに連結した姿を確認。 漢代墓葬の副葬品を通じ、水運を確認したい。方法はまず水系別に墓葬を整理し、墓葬出土品の陶器・青銅器など材料別に分け相関関係を考える。
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: 清岡美津夫
2008年10月29日(水) 19:35 JST
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まとめメモ:『三國志 Online』『真・三國無双 Online』
MMORPG『三國志 Online』やMMOアクションゲーム『真・三國無双 Online』などのコーエー製品のオンラインゲームについて、私自身、それに投じる資金も時間もないもんだから、自然と興味を失ってしまっている。だけど、東アジアや東南アジアで好評とか話(「その割には株が売られ過ぎている」という論法で出てくるような印象はあるが…)などを聞くとそのチャネル、想定しているターゲット、潜在的なものも含めたセグメントの規模などに興味があり、情報に対し付箋ぐらいは貼っておきたいな、と常々思っていた。まぁ、オンラインゲームの記事を書くとメーカー非公認な業者のターゲットにされやすいんで、そこらへんはイヤなんだけどね。Adsenseも含めGoogleにはそこらへんの倫理フィルターを開発して欲しいところ(…と話が脱線しすぎた・汗)。 ・三國志 Online http://www.gamecity.ne.jp/sol/ ・基本プレイ無料!オンラインゲーム 『真・三國無双 Online』 http://www.musou-online.jp/ ・基本プレイ無料オンラインゲーム 真・三國無双 Online http://www.gamecity.ne.jp/musou-online/ ※関連記事 武将ブログ(『真・三國無双BB』オフィシャルブログ) 新作MMORPG『三國志 Online』 (コーエー) 『真・三國無双 Online』へリニューアル(2007年11月28日) 『三國志 Online』(Win版)「三onブログ」本日開始! 『三國志 Online』(Win版)正式サービス2月29日15:00スタート ※追記 アニメ蒼天航路×KOEI ※追記 『真・三國無双 Online』PlayStation3版(2010年2月18日) ※追記 「蒼天」三国志アクションRPG(2010年春) ※追記 三國志 Online サービス終了(2010年7月19日) ※追記 小野坂昌也・竹本英史のネオロマ&無双(2010年10月) ※追記。閲覧者の利便性のため、下記にあるように関連する商品情報へのリンクを張っておく。
: 清岡美津夫
2009年6月12日(金) 12:50 JST
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三国志街道の集い(2010年1月31日から毎月)
※前回 三国志街道の集い(2009年11月23日) 2009年11月23日に東京都江東区亀戸の「中華料理店 三國志」で「三国志街道の集い」と言うイベントが行われた。 それはプレイベント的な位置づけなんだけど、下記、公式ページにあるように次回第一回の日程等が発表されている。それによると同会場で2010年1月31日に13時開演の約2時間で第1回「三国志街道の集い」が開催され、以降、毎月開催する予定だという。前売り券料金が2500円、当日券料金が3000円だそうな。 ・日本各地の体験プログラムを検索・予約 - 旅の発見 http://tabihatsu.jp/ ・【三国志街道の集い】魏呉蜀!劉備が関羽が張飛が諸葛亮が!ん、趙雲、曹操、呂布もみんな好きです。 http://tabihatsu.jp/program/74556.html ※リンク追記。2011年からはこちらのURLとのこと。 ・【三国志街道の集い】魏呉蜀!劉備が関羽が張飛が諸葛亮が!ん、趙雲、曹操、呂布もみんな好きです。 http://tabihatsu.jp/program/79450.html ※会場サイト ・亀戸の中華料理店 三國志 中国料理のご宴会 100名様までOK http://www.3594.co.jp/ ※会場サイト訂正。いつの間にか上記URLが消滅し、下記URLになっていた。 ・亀戸の中華料理店 三國志 中国料理のご宴会 100名様までOK http://www.china3594.com/
: 清岡美津夫
2009年11月27日(金) 20:13 JST
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548.
はじめて三国志王子(2009年6月8日配信開始)
「三国志ニュース」内の検索ワードに「はじめて三国志王子」と見えたんで、Webで再検索して知る。 (※当人にそのつもりはないだろうけど、こういうシグナルを送って下さるのはとてもありがたい) 株式会社ケイブよりiモード用ゲーム(NTTドコモ メガゲーム対応機種)として2009年6月8日より『はじめて三国志王子』が配信されているという。月額315円。イラストレーターに「とよた瑣織」氏を起用。 ・CAVE - 株式会社ケイブ http://www.cave.co.jp/ ・はじめて三国志王子★時代(リアル)が俺らとクロスする「ベストオブ三国志」公式サイト http://hajimete-sang.cave.co.jp/ 上記ゲーム公式サイトのmetaタグより下記へkeywordsを引用 --引用開始--------------------------------------------------------- 三国志,簡単,レキジョ,曹操 孟徳 (そうそう もうとく),周瑜 公瑾 (しゅうゆ こうきん),劉備 玄徳 (りゅうび げんとく),呂布 奉先 (りょふ ほうせん),諸葛亮 孔明 (しょかつりょう こうめい) --引用終了--------------------------------------------------------- レキジョ(マスコミがいうところの歴史好きの女性層らしい)をターゲットにしているんだ。というか、前作は『はじめて戦国王子』だったんだね、理に適っている(笑) 上記ゲーム公式サイトのmetaタグより下記へdescriptionを引用 --引用開始--------------------------------------------------------- はじめて三国志王子 公式サイト 超カッコイイ英雄達の物語は必見! 三国志になじみの少ない方でも簡単に楽しめる、ケータイアプリで遊べるお手軽アドベンチャゲーム! --引用終了--------------------------------------------------------- 上記メーカー公式サイトのPR(PDFファイル)より下記へ内容を引用 --引用開始--------------------------------------------------------- 歴史の予備知識一切不要!″はじめてシリーズ第2弾″ 『 はじめて三国志王子 』 ~6月8日(月)より、配信開始~ 携帯電話向けコンテンツ『 はじめて三国志王子 』を、平成21 年6月8日より、NTTドコモの「i モード」 にてサービスを開始いたします。本コンテンツは『 はじめて戦国王子 』に続くもので、歴史の定番知識をゲーム
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: 清岡美津夫
2009年6月24日(水) 12:05 JST
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『真・三國無双5 Special』(PS2版)10月2日発売決定
すでに先週からゲーム雑誌等で報道があったんだけど、『真・三國無双5 Special』 (PS2版)が6800円(税抜)にて9月発売決定したとのことで(※後日、10月2日に決定)、今日、公式サイトができたようだ(下記) ・真・三國無双5 Special http://www.gamecity.ne.jp/smusou5sp/ ・GAMECITY (コーエー総合ポータルサイト) http://www.gamecity.ne.jp/ ※GAMECITYから更新情報を下記に引用。 --引用開始--------------------------------------------------------- 07/03 30周年記念タイトル『真・三國無双5 Special』 (PS2版) 9月発売決定! --引用終了--------------------------------------------------------- ※7/3更新分 『真・三國無双5 Special』 の公式サイトの「Character」に「無双モードで使用可能武将追加!/追加武将は、新武将&新アクション採用!」との文字。「Character」に曹丕(長剣)、凌統(三節根)、馬超(大剣)追加。 ※7/25更新分 ※GAMECITYから更新情報を下記に引用。 --引用開始--------------------------------------------------------- 07/25 『真・三國無双5 Special』 (PS2版) 10月2日発売決定! 公式サイト更新 --引用終了--------------------------------------------------------- というわけでタイトルを変更。 「Character」に張[合β](鉄爪)追加、Screenshot公開。 ※8/8更新分 「Character」に太史慈(双鞭)追加。曹丕、凌統、張[合β]Screenshot更新。赤壁ステージですべて陸続きになっているけど、泳げないのかな? [業β]城とか皖城とか見慣れないのが見えるけど、新しいステージあるのかなぁ。 ※8/22更新分 「Character」に月英(刃弩)追加。馬超Screenshot更新、曹丕プレイ動画更新 ※8/29更新分 「Character」に凌統プレイ動画更新 ※9/5更新分 「Character」に馬超プレイ動画更新。TVCFの楽曲に「alan / RED CLIFF~心・戦~」決定! 「無双 レッドクリフ」という検索が続くと思ったらこれね。 ※関連記事 呉宇森(ジョン・ウー)監督『レッドクリフ(RED CLIFF)』報道まとめ ※9/12更新分 「Character」に張コウプレイ動画更新。 ※9/19更新分 「Character」に太史慈プレイ動画更新。プロモーションムービー掲載 新たに6武将の無双モード追加だって。曹丕、張[合β]、凌統、太史慈、月英、馬超だね。あと新ステージ追加とか。 ※9/26更新分 「Character」に月英プレイ動画更新。CFムービー掲載 『真・三國無双5』自体はPS2の上位機種であるPS3、さらにはXbox360用で2007年11月11日に発売され、2008年7月11日にWin版が発売される。 先にPS3で発売し後からPS2でタイトルに「Special」を付け発売したは『ガンダム無双』が例として挙げられる。 こういう方式は『真・三國無双5』(PS3版)を買ったユーザーの反感を買うと予想されるんだけど、どうなんだろうね。 ※関連記事
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: 清岡美津夫
2008年7月 3日(木) 18:02 JST
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2005年11月~「中国古典小説選」全12巻
2005年12月4日の読売新聞の朝刊で「完本三国志」を知ったって話をしたんだけど、それ以外に「中国古典小説選」って本を目にしたんだけど、「完本三国志」ばかり気になってそちらはチェックしてなかった。 ・2005年11月21日~ 「完本三国志」全6巻 http://cte.main.jp/newsch/article.php/239 それでふと下のブログで「中国古典小説選」の紹介もしてあったので、気になりネットで出版元の株式会社明治書院のサイトに行ってみる。 ・ブログ「過去と未来の交差点」 ・「三国志関連の書籍は高い。」 mirakako.exblog.jp/2112095/ ・株式会社明治書院 http://www.meijishoin.co.jp/ ・中国古典小説選 4 http://www.meijishoin.co.jp/search/?BOOK_ID=BKS007890 ・特集のページ http://www.meijishoin.co.jp/tokusyu/ ※多分、こちらのページはしばらくしたら内容が変わると思われ。 そうすると「中国古典小説選」の情報が特集のページに載っていた。全12巻の具体的なラインナップが載っている。徐々に刊行していくとのこと(2005年11月は4巻)。書名だけみると三国志ファンとしては1巻 穆天子伝・漢武故事・神異経・山海経他(漢・魏) / 2巻 捜神記・幽明録・異苑他(六朝I) / 3巻 世説新語(六朝II)あたりは抑えておきたいところ。 ただこれらの書物の原文だけなのか書き下しなのか現代語訳なのか何が載せられているのかぱっと見てわからない(関係ないけど「完本三国志」はおそらく元禄時代そのままの漢文調かと)。上記特集のページでは『「新釈漢文大系」の方法に倣う形で読者に紹介・解説し』というように書いてあったので、「新釈漢文大系」の紹介のページを見てみると、『全タイトルとも原典全文+書き下しのほか、通釈・語釈を完備し、必要に応じて余説・題意・作者・校異の項目を立て、』と書いてあるので、原文+書き下し+通釈・語釈が載ってあるのかな?? それだと諸手をあげておすすめしたい。 あと掲載作品について思いつく分で、参照リンク等 捜神記(と最近、うちのサイトでよく検索される・笑) http://cte.main.jp/newsch/article.php/225 幽明録。「孫鍾、呉郡富春人、堅之父也」てな感じで孫堅の父、孫鍾が出てくる。ちなみに宋書符瑞志では孫鍾は孫堅の祖父。 http://cte.main.jp/sunshi/w/w020929.html 世説新語。三国志の人物が多数出てきて面白いエピソードがいくつかあるんで、三国志ファンは要チェック。ちなみに同社の「新釈漢文大系」シリーズ76~78に目加田誠/著「世説新語」上中下巻が有り。それぞれ5、6千円する。 あと「他」ってのも微妙に気になる。「古小説鉤沈」を種本にして、裴子語林やらを収録?とか妄想を連ねてしまう。まぁそれは見てのお楽しみか。 「世説新語」や「古小説鉤沈」などは下記のサイト「中國學工具書提要」参照。「子部/小説類」のところね。 ・中國學工具書提要 http://www.karitsu.org/kogusho/
: 清岡美津夫
2005年12月 9日(金) 18:05 JST
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第27回春の古書大即売会(京都古書研究会)
毎年、この大型連休の時期に京都古書研究会主催で京都市勧業館(みやこめっせ)でやっているのが「春の古書大即売会」。今年で第27回で、5月1日から5日までやっている。 ・京都古書研究会 http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/ どんな催しかというと、広いホールに本棚がずらりとならんでいて、それぞれのスペースに京都を初め大阪や奈良の古書店が出店していて、いろんな古書を物色できる会。出店されている古書店は43店、会計は会場奥の壁際のカウンターで一律だし、買い物かごも用意されている。 …と以下のように去年も(そして一昨年も)記事にしたので、上の文はほとんど去年と同じにしている(笑) ※関連記事 第26回春の古書大即売会(京都古書研究会) 第32回 秋の古本まつり(京都古書研究会) ※追記 第22回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会) ※追記 第34回 秋の古本まつり(京都古書研究会) ※追記 第29回 春の古書大即売会(京都古書研究会2011年5月1日-5日)
: 清岡美津夫
2009年5月 3日(日) 22:51 JST
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STOP!劉備くん! ひとまずの最終回 (2011年3月24日)
・最新号情報 | コミックヒストリア | コミックフラッパー http://www.comic-flapper.com/historia 上記雑誌公式サイトを見ても書いていないが、下記のwebマンガ雑誌『コミックヒストリア』配信サイトの雑誌ページには書いている。 ・Yahoo!コミック http://comics.yahoo.co.jp/ ・Yahoo!コミック(コミックヒストリア) http://comics.yahoo.co.jp/magazine/sangokushi_0001.html 上記の『コミックヒストリア』配信ページによると、(2011年)「5月末をもってコミックヒストリアの配信は終了となります」とのことだ。同時期2009年11月27日に創刊された『ガンガン戦 -IXA-』は、年最大二回の不定期発行といえども、下記関連記事にあるように、その収録作品を「ガンガンonline」で掲載したり、毎月「戦-IXA-ONLINE」をウェブに掲載したりと活発的なのとは対照的だ。 ※関連記事 曹植系男子(2011年3月10日) ※追記 曹操孟徳正伝 第9話、第10話(2011年4月27日) 下記関連記事にあるように、『コミックヒストリア』はメディアファクトリーの『コミック三国志マガジン』WEB版の後継誌として(『コミック戦国マガジン』の後継誌としても?)2009年11月26日よりスタートしたウェブコミックマガジンで、そのため、『コミック三国志マガジン』WEB版に掲載していた分で引き続き掲載したマンガもあった。 ※関連記事 コミックヒストリア(2009年11月26日) それらの中に白井恵理子/著『STOP!劉備くん!』があって、雑誌が配信終了となったため、2011年3月24日の配信がこのマンガの最終回となったという。下記関連記事にあるように通巻12巻目の最新刊が発売した翌日のことだ。 ※関連記事 劉備くん! 阿斗のまつり(2011年3月23日) ・Yahoo!コミック(STOP! 劉備くん!) http://comics.yahoo.co.jp/magazine/historia/sutoxtup05_0001.html
: 清岡美津夫
2011年3月24日(木) 23:22 JST
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横山光輝『三国志』に見られる連環画の再構築 問題意識と目的 初稿
・日本マンガ学会 http://www.jsscc.net/ 上記サイトにあるように、2013年7月6日7日に北九州市にて「日本マンガ学会 第13回大会」が開催され、それに先立つ同年4月1日が発表要旨の〆切なので、「問題意識と目的」「方法」「結果と考察」「結論」のうち一旦、「問題意識と目的」を書いてみた。しかし、1500-2000文字の範囲なのに、すでにその時点で注抜きで1400文字以上あったので、削りまくる必要に迫られ(例えば文章の流れにうまく乗ってない吉川英治『三国志』の件をばっさりカット)、原型を留めなくなった。そのため初稿を公開しても問題ないだろうと思い、続けて公開する。さらに注には関連する記事へリンクする。あとワールドワイドウェブでの指摘の件もカットしたため、まるで清岡がこの件を発見したみたくなってしまった感じがあるので、もし査読が通ればそこらへんは発表で忘れず触れたいと思う。
: 清岡美津夫
2013年3月29日(金) 00:40 JST
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コミックヒストリア(2009年11月26日)
・Yahoo!コミック http://comics.yahoo.co.jp/ ・Yahoo!コミック(コミック三国志マガジン) http://comics.yahoo.co.jp/magazine/sangokushi_0001.html 2009年10月22日を最後に更新が止まっている『コミック三国志マガジン』WEB版で、もうそろそろ潮時かと思っていたが、一応、木曜日になるとチェックしていたわけだけど、上記のYahoo!コミック内の『コミック三国志マガジン』のページを見ると下記のようなお知らせが出ていた(「三国時代」じゃなくてなんで一つだけ書名?!)。 ━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お知らせ 長らく「コミック三国志マガジン」WEB版をご愛読いただき、誠にありがとうございました。本誌は2009年11月26日(木)よりYahoo!コミックに誕生する、時代を超えた人物達との出会いと共感を描く歴史WEBコミックマガジン「コミックヒストリア」に作品連載の場を移します。 「飛鳥時代」「西洋中世」「三国志」「戦国時代」といった時代を皮切りに、多様な時代のドラマを取り揃えた魅力的な新連載をスタートさせます。より魅力あるマガジンとして生まれ変わりますので、どうぞ「コミックヒストリア」にご期待ください。 ━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ それでメディアファクトリー内の『コミック三国志マガジン』の公式サイトを見ると同じ文言でお知らせが出ていた。 ・コミック三国志マガジン http://www.comic-flapper.com/sangokushi.html 『コミック戦国マガジン』の後継誌として……じゃなくて、発表形式に出版とウェブの違いはあるとはいえ、まるでスクウェアエニックスの漫画雑誌『ガンガン戦 -IXA-』に対抗するような形で、2009年11月26日木曜日に歴史WEBコミックマガジン『コミックヒストリア』が創刊される。というわけで、2007年9月27日から配信されていた『コミック三国志マガジンWeb版』は2年間余りの歴史を2009年10月22日に終える。結局、『コミックヒストリア』にもメディアファクトリーが絡むのだろうか? それとも移譲? ※参照記事 ガンガン戦 -IXA-(2009年11月27日創刊) コミック三国志マガジン(2007年9月27日配信開始) ※追記 週刊 そーなんだ!歴史編(2010年1月6日創刊) ※追記 ブレイド三国志外伝(2010年2月11日)
: 清岡美津夫
2009年11月19日(木) 02:09 JST
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555.
横山光輝「三国志」武将かるた(2011年11月1日)
・英傑群像(三国志エンターテイメント 情報&グッズ) http://www.chugen.net/ ・横山光輝『三国志』キャラを使ったカルタ発売予定 (※上記ブログ記事) http://sangokushi.chugen.net/2630 RSS配信を通じ上記サイトの上記ブログ記事で2011年8月6日には発売するのは知っていたが、情報源の明記されたより確実な情報を見掛けるのを待っていた。 ※関連記事 三国志外伝(2011年10月20日) そうすると、上記関連記事で触れた2011年9月10日開催の「三国志フェス2011」の出展ブースに潮出版社が来られていて、そこで配られていたチラシにその情報があった。 何かというと潮出版社より2011年11月1日に『横山光輝「三国志」武将かるた』が発売されるという。名前の通り、横山光輝/著『三国志』(マンガ)をモチーフにしたカルタだ。※追記。1890円とのこと。 ・潮出版社 USIO http://www.usio.co.jp/ ※リンク追記 ・横山光輝「三国志」武将かるた http://www.usio.co.jp/html/sangokushi_karuta/index.html ・横山光輝「三国志」武将かるた_bot http://twitter.com/yms_karuta ※こういうプロモーションは興味深いね。 今、下記「横山光輝オフィシャルサイト」にアクセスすると、「三国志 武将かるた 制作中!」と銘打った2011年8月8日のインフォメーションがあって、そこには6組の「読み札と取り札」の画像、つまり太史慈、関羽、劉備、司馬懿、姜維、徐庶の札の画像が公開されている。読み札には読み文以外にもちょっとした解説がついてあって横山光輝/著『三国志』愛蔵版の何巻に対応しているか書かれてある。また取り札にはマンガのコマから転載されている。このマンガに対する愛に溢れたかるた、って印象を受ける。 ・横山光輝オフィシャルサイト http://www.yokoyama-mitsuteru.com/ ※追記。このサイトによると「企画:電通(石田茂富・小野麻利江・笹沼 修)」 ※関連記事 横山光輝『三国志』愛蔵版(全30巻)
: 清岡美津夫
2011年9月23日(金) 14:30 JST
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556.
2004年3月、8月、カプセル。横山光輝版「三国志」
今日、チェーン店系のちょっと大きな電機屋に行って来た。 一階が駐車場スペースなんだけど、あといろんなたくさんの種類のガチャガチャ(ガチャポン)がおいてあった。 ダイヤルみたいなのに硬貨を入れてそれを回転させると、プラスチック製のカプセル状のものがでてきて、そのカプセルの中に玩具が入っているってやつ(そのため何がでてくるかわからない)。 別に興味はなかったんだけど、私の目に飛び込んできたのが「横山光輝」の文字。 どうやら、横山三国志のキャラクターがフィギアになって売っているようだ。1回300円。 早速、パソコンを開いてメーカー名で検索をかけてみる。 http://www.epoch.gr.jp/ ※追記。新URL http://epoch.jp/ ↑この「エポック社」のページの「カプセル」→「ライブラリ」→「2004nen」→「3月」→「横山光輝版『三国志』」ってリンクをたどっていったところ。 第一弾は、劉備、関羽、張飛、曹操、シークレットの五種類だったとのこと。 曹操はヒゲのはやしたバージョンじゃなくて、多くの女性ファンを魅了したと噂の(?)、赤備え鎧の若き曹操。 http://www.plastic-rouge.com/souten/ ↑ちなみに第一弾は三国志グッズショップの「赤兎馬」では全種類一度に販売していたそうな(今は販売終了とのこと) 「商品情報/小物/グッズ」→「販売終了の商品/横山光輝「三国志」-ガチャポンコンプリートセット」(ページの下の方)とリンクを辿ったところをみると。 第一弾のラインナップを見ると、どうやら私が見たのはこれじゃなくて、違うやつ。 というわけで、もう一度、探してみる。 http://www.epoch.gr.jp/ ↑この「エポック社」のページの「カプセル」→「ライブラリ」→「2004nen」→「8月」→「横山光輝版 三国志 巻之弐」ってリンクをたどっていったところ。 こちら(第二弾)は、孫策、諸葛亮、呂布、張遼、馬超の五種類とのこと。 第一弾のころよりラインナップがバラエティーに富むようになっている(あれ、シークレットなくなったの?) はてさて、これらのフィギアで少年たちのハートをゲットできるんだろうか……ってメーカーがターゲットにしている購買層って少年たち? ホントはどんなもんだろ……? ※追記 ガシャポン三国伝01(2010年4月中旬)
: 清岡美津夫
2004年12月19日(日) 22:34 JST
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交地ニハ絶ツコトナカレ 11(2009年5月24日、大田区産業プラザPiO)
サイト「真・無双検索」関連で知ったこと。 三国志関連の同人誌展示即売会は大抵、個人が主催するんだけど、企業が主催し、続いているのがある。それが「交地ニハ絶ツコトナカレ」。年二回ぐらいのペースになっているね。11月7日に告知サイトが11回目のものができたので情報中継。というかバナーのURLがコロコロかわるので要注意。あとデザインは未だに漢数字の「十一」なんだね。 イベント名:交地ニハ絶ツコトナカレ 11 内容:真・三國無双中心 三国志全般オンリーイベント URL:http://www.youyou.co.jp/only/musou/ バナー:http://www.youyou.co.jp/only/musou/bn.gif ※追記。というわけで案の定、URLが変更になったのでこちらも変更。 開催日時 2009年5月24日(日) 11:00~15:00 会場 大田区産業プラザPiO 募集 直接参加:400スペース 委託参加:100サークル ※関連記事 交地ニハ絶ツコトナカレ 10(2008年11月16日、東京ビッグサイト) VERSUS!(無双OROCHI同人誌即売会 2009年2月15日) 魏勇伝・参(2009年10月4日東京) ※追記 同人イベント三件 ※追記 交地ニハ絶ツコトナカレ 12(2009年11月15日、東京ビッグサイト) ※追記 リンク:ファンクラブ ※追記 三国志フェス2010(2010年8月21日土曜日) ※追記 交地ニハ絶ツコトナカレ 十五(2011年5月15日大田区産業プラザPiO)
: 清岡美津夫
2008年11月15日(土) 15:10 JST
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吉川英治記念館(東京都青梅市)
http://www.kodansha.co.jp/yoshikawa/ ↑吉川英治記念館のサイト http://cte.main.jp/sunshi/w/w050116.html ↑先月、自サイトで三国志に関する文を書いていて、代表的な三国志小説について書く段になる。 それで真っ先に思いつくのがみなさんご存じ、吉川英治/著「三国志」。 よくよく考えたら、私はこの小説を読んだことないし、詳しく知らない。 というわけで、ネットで情報を集めているときにふと見つけたのが、上記記念館のサイト。 サイトの写真をみると、なかなか良さそうなところ。 「三国志」の所蔵資料が見られるといいなぁ ちなみにURLが講談社のところになっているけど、縁が深いのかなぁ
: 清岡美津夫
2005年2月 3日(木) 22:35 JST
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1980年代日本における「三国志演義」翻案作品のファン層形成(2016年6月25日)
※関連記事 「三国志演義」を翻案した少年マンガの1980年代までの変遷(2014年6月28日) 上記関連記事と同じく2年前と同じく、Twitter内で「"マンガ学会"」と検索している…その間にTwitterのシステムが徐々に変わって積算すれば結構、かわっているだろうけどね、少なくとも検索は。 ・Twitter / 検索 - "マンガ学会" https://twitter.com/search?f=tweets&vertical=default&q=%22%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E5%AD%A6%E4%BC%9A%22&src=typd ※関連記事 三国志 義兄弟の宴(東京都港区 2015年9月13日-) 上記関連記事にある第12回 三国志 義兄弟の宴に参加すべく中野駅近くのスターバックスで待機していた。 ・中野通り店 | スターバックス コーヒー ジャパン http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=229 それで冒頭の通り検索してみると、日本マンガ学会第16回大会のプログラムが発表されていることを知る。 ・日本マンガ学会 http://www.jsscc.net/ ・日本マンガ学会第16回大会 プログラム - 日本マンガ学会 http://www.jsscc.net/convention/16_program それでどこが三国に関係するかというと、2016年6月25日土曜日13時35分から14時5分まで(※時刻はPDFのフライヤーより)に東京工芸大学中野キャンパス(最寄:中野坂上駅) 1号巻2階1203教室・会場3にて清岡美津夫「1980年代日本における「三国志演義」翻案作品のファン層形成:『コミックトム』読者欄を介した質的研究」の口頭発表があるという。 ・東京工芸大学 http://www.t-kougei.ac.jp/index.html ※新規関連記事 打猫-猫狩り-(2019年1月19日) 下記関連記事に前々回会場2室、前回会場3室13報(内ラウンドテーブル1報)で、今回が4室で口頭発表22報(内ラウンドテーブル2報)になって、ポスター発表数が前回4報から2報に減ったといえども、あからさまに規模が大きくなっておりさすがは東京大会ってところだろうか。ちなみに日本マンガ学会大会は年一回で、地方と中央とを交互に開催し、さらに中央は東京と京都の交互で開催されるため、東京での大会は下記関連記事にあるように4年ぶりとなる。いつものように二日目の日曜日(2016年6月26日)にシンポジウムがあって、参加費は一般2000円/日、会員1000円/日、学生初日500円・2日目1000円となる。 ※関連記事 ノート:日本における三国志マンガの翻案過程(2012年6月23日)
: 清岡美津夫
2016年5月22日(日) 07:35 JST
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SD三国志(1992年8月15日-1993年1月15日)
※関連記事 メモ:国立国会図書館で種々の三国マンガの連載開始を当たる(2013年9月30日10月1日) 上記の関連記事で予告したようにマンガ『SD三国志』について。以下、本題まであまり三国と関係ない雑記が続くので、興味のない方は読み飛ばして下さると幸い。 ※前の三国関連の記事 メモ:交地ニハ絶ツコトナカレ 二十(2013年10月20日東京ビッグサイト) ※前の三国と無関係な雑記 ・続・ユヴェンティーノのラーメン店 (※2013年10月20日の雑記) http://cte.main.jp/calcio/blog.cgi?n=805 2013年10月21日月曜日朝、浅草のカプセルホテルにて。ここ2日と鉄道泊だったので久々に熟睡した。
: 清岡美津夫
2014年2月 3日(月) 00:01 JST
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パチンコ機「CR真・三國無双」(ビスティ社製)
すでに三國無双TBPでもトラックバックされているんで、ご存知の方は多いと思うんだけど、一応、こちらで紹介。 ビスティ社製パチンコ機「CR真・三國無双」なんてものがあるそうな。初め、真・三國無双がパチンコになったってきいたんで、真っ先にコーエーのサイトに見に行ったんだけど、違った。パチンコ関連のサイトへ行くのが正解(やはりパチンコ機のノウハウはパチンコ機のメーカーってことかな)。というわけで下記サイト。 ・Fields http://www.fields.biz ・ビスティ社製パチンコ機「CR真・三國無双」 http://www.fields.biz/catalog/cr_shin_sangokumusou/ <2月10日追記> ・2007年2月7日 フィーバー覇-LORD- 公式サイトオープン http://cte.main.jp/newsch/article.php/484 11月に下記のパチンコがホール導入されたとのこと。 ・2006年11月13日「CR三国覇王伝」ホール導入 http://cte.main.jp/newsch/article.php/462 <5月23日追記> そういや、同じ三国志ジャンルのパチンコに「三国遊戯」ってのがあったなぁ。 ・パチンコ「三国遊義」 http://cte.main.jp/newsch/article.php/47 <追記終了> Play Station2用のコーエーの製品に「パチスロ 信長の野望・天下創世」なんてのがあるんで、そのうち移植されるのかな?? 「パチスロ 信長の野望・天下創世」 http://www.gamecity.ne.jp/products/products/ee/new/pachi_slot_nobu/
: 清岡美津夫
2006年5月15日(月) 19:04 JST
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562.
第四回三国志祭(2010年10月2日3日)
・英傑群像(三国志エンターテイメント 情報&グッズ) http://www.chugen.net/ ・三国志祭2010 日程決定! (※ブログ記事) http://sangokushi.chugen.net/1491 RSS配信を通じ上記ブログ記事を知る。 JR新長田駅南(兵庫県神戸市長田区)の商店街地域(新長田一番街商店街、大正筋商店街、六間道商店街、本町筋商店街等)を会場とし、NPO法人KOBE鉄人PROJECTの主催で、2009年8月22日土曜日と23日日曜日の二日間、開催された「第三回三国志祭」に引き続き、今年も「三国志祭」が開催されるそうな。 ・三国志祭オフィシャルサイト http://sangoku-maturi.com/ 上記サイトで事前に今年は秋開催だと告知されていたが、今日、日程が発表されていた。 2010年10月2日土曜日と3日日曜日の二日間、「第四回三国志祭」が開催されるという。 まだ詳細な内容は発表されていないものの、今年はどんな企画があるのか今から楽しみなところ。 ※関連記事 第三回三国志祭(2009年8月22日23日) ※追記 十大三国志ニュース2010 中編 ※追記 第五回三国志祭(2011年10月9日10日) <追記> ・三国志祭 鉄人28号モニュメント前開催決定 (※上記ブログ記事) http://sangokushi.chugen.net/1578 上記ブログ記事にあるように、今回の「三国志コレクション」の会場は「鉄人28号18mモニュメント前に巨大テントを設営して開催する」とのこと。単純に考えて、会場が大きくなり、ステージ、ブース共々、より充実することが期待される。 ※追記 三国志なりきり祭り(2010年6月27日) ※追記 リンク:神戸長田の六間道商店街の三国志関連施設 ※リンク追記 ・三国志祭 中国武術大会開催 10/3 (※上記ブログ記事) http://sangokushi.chugen.net/1673 ※すでに三国時代と関係なくなっているような… ※追記 横山光輝「三国志」検定(2010年11月7日) ※リンク追記 ・三国志祭 新ドラマ「三国志」孔明役&曹操役登場! (※上記ブログ記事) http://sangokushi.chugen.net/1773 ※諸葛孔明役 ルー・イーさん、曹操役 チェン・ジェンビンさんが3日の10時半ごろ メイン会場ステージ11時50分ごろ 三国志映像試写会場に登場するとのこと。 ※リンク追記 ・三国志祭 お詫び (※上記ブログ記事) http://sangokushi.chugen.net/1799 ※諸葛孔明役 ルー・イーさん、曹操役 チェン・ジェンビンさんの出演が中止になったとのこと。 ※リンク追記 ・MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/ ・中国人気ドラマの出演者ら来日延期 尖閣衝突事件が影響か (※上記サイト記事) http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/101002/tnr1010020042000-n1.htm ※リンク追記 ・三国志祭10/2と10/3 追加情報 (※上記ブログ記事) http://sangokushi.chugen.net/1789 ※「三国志飴」と「BB戦士 三国伝」(※これだと旧シリーズに思えるが恐らく『SDガンダム三国伝』の真シリーズかと)が会場で発売されるそうな。それぞれ下記記事参照。 ※参照記事 三国志飴(2010年9月16日) 三国伝に「真」シリーズ(2010年2月27日) ※追記 KOBE三国志ガーデン(2011年3月19日) <9/3追記> 公式サイトにプログラムが出ていたので、追記する。 会場は下記に引用するように長田地区に六ヶ所。 ━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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: 清岡美津夫
2010年4月28日(水) 23:07 JST
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「三国志大戦ファン感謝イベント~東京湾の宴~」前夜祭(2009年3月14日)
※関連記事 三国志大戦3ファン感謝イベント~東京湾の宴~(2009年3月15日) 上記の記事にあるように2009年3月15日に「三国志大戦3ファン感謝イベント~東京湾の宴~(2009年3月15日)」というイベントがある。 ・三国志大戦3ファン感謝イベント~東京湾の宴~ http://info.enbujyo.3594t.com/utage08/index.html ・三国志大戦3公式ウェブサイト http://www.sangokushi-taisen.com/ 3月6日の三国志大戦3公式ウェブサイトの情報によると、イベントの前夜となる2009年3月14日10:00-25:00に「三国志大戦ファン感謝イベント~東京湾の宴~」前夜祭がG-Link渋谷道玄坂店(渋谷ギーゴ8F)で開催されるという。プレイ料金以外の入場料は無料。「三国志大戦3全国大会 覇業への道~英傑乱舞~」DVD発売記念イベントが開催されたりとお馴染みの会場だね。
: 清岡美津夫
2009年3月 7日(土) 12:11 JST
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レッドクリフ(2009年8月5日DVD&Blu-rayリリース)
別にチェックしている訳ではないので、いろんなブログでようやく気付く。 下記公式サイトを見ると、2009年8月5日に『三国演義』の赤壁の戦いを題材にした映画『レッドクリフ』のDVDとブルーレイが併せて全6形態リリースされるそうな。 ※追記。利便性を鑑みて、以下のように消費の片棒を担ぎつつ商品販売ページへリンクしておく。 ・レッドクリフ http://redcliff.jp/ ※関連記事 呉宇森(ジョン・ウー)監督『レッドクリフ(RED CLIFF)』報道まとめ レッドクリフ PartⅠコレクターズ・エディション(2009年3月11日) "RED CLIFF Part II" JAPANESE OPENING (ROBOT Communications Inc.) ※追記 第三回三国志祭(2009年8月22日23日) ※追記 コスプレイヤーズアーカイブ(SNS) ※追記 祇園会館で『レッドクリフ』上映(2009年12月26日-1月15日) ※追記 レッドクリフ PartI&II(2010年1月2日3日WOWOW放送)
: 清岡美津夫
2009年6月15日(月) 12:40 JST
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三国志 Three Kingdoms 公式朗読CD(全5話2012年2月3日-)
ブログのRSS配信で知ったこと。 ※関連記事 三国志 Three Kingdoms(衛星劇場2011年4月18日より毎月曜2話ずつ全95話) 三国志 Three Kingdoms再放送(衛星劇場2011年12月8日-) ドラマ三国志~天下三分直前スペシャル(2011年12月3日-) ※追記 堀内賢雄と寺川愛美の三国志ラジオ(2012年1月3日-) ※追記 十大三国志ニュース2011 後編 ※追記 三国志Three Kingdoms公式朗読CD発売記念イベント(2012年5月27日) ※追記 三国志Three Kingdoms公式朗読CD“夷陵に燃ゆ”趙雲篇:KENN 発売記念イベント(2012年3月3日) ※追記 CR天地を喰らう(2012年) 上記関連記事にあるドラマ『三国志 Three Kingdoms』(原題『三国』)は現在、CS放送局「衛星劇場」で放送しており、また12月8日より再放送も始まり、その番宣番組もある。 ・ドラマ「三国志」公式サイト http://www.sangokushi-tv.com/ ※リンク追記 ・三国志 朗読CD | Cinem@rt 特設ウェブサイト http://www.sangokushi-tv.com/cd/index.html 上記公式サイトの2011年12月1日のニュースによると、『三国志 Three Kingdoms 公式朗読CD』が2012年2月3日から全5話でリリースされるという。 そのニュースによると、「作品詳細情報や、イベント開催のお知らせなど関連情報を随時、特設ページ開設で、今後お知らせしてゆく予定です。」とのことなので、特設ページに気付き次第、リンク予定。 また、そのニュースによると、内容は「ドラマ全95話では描ききれなかった、人気の高いキャラクターにスポットを当て、さらに膨らませた“熱きエピソード”を収録」とのことで、但し書きとして「本朗読CDシリーズは、オリジナルストーリーで構成」し、「本朗読CDシリーズのキャラクターボイスは、ドラマ「三国志Three Kingdoms」の吹替え声優と同一では」ないとのことだ。但し全5話共通の語り部は諸葛亮字孔明(CV堀内賢雄)だという。
: 清岡美津夫
2011年12月 5日(月) 00:50 JST
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566.
中国歴史ドラマ「関羽」(BSジャパン、2008年7月22日)
例によって検索ワードから追検索。 BSデジタル放送のBSジャパンにて2007年10月7日日曜日(10:00-10:54)から2008年4月20日まで毎週『中国歴史ドラマ関羽』が放送されていたんだけど、今、下記のサイトを見ると再び放送されるみたいだね。毎週火曜日11:30-12:30の時間帯。全28話。原題は『関公』ね。 ※9/26追記 9月30日から火曜11:45-12:45の時間帯。 ・BSジャパン http://www.bs-j.co.jp/ ・中国歴史ドラマ 関羽(番組オフィシャル) http://www.bs-j.co.jp/kanu/ 今日が第5話の放送だから、恐らく2008年7月22日火曜日から放送されている。 ※関連記事 『中国歴史ドラマ 関羽』(BSジャパン) GyaOで『三国演義』(中国中央電視台制作、2008年7月15日 ※追記。2009年4月2日より毎週木曜11:30の枠で放送中。但し、初回のみ 11:45開始で二話分放送された。また右に同じ内容を収録したDVDの商品リンクを張っておく。 ※追記 GyaO!で『三国演義』『関公』
: 清岡美津夫
2008年8月19日(火) 08:02 JST
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567.
三國志研究 第四号(2009年9月)
※関連記事 三国志学会 第四回大会(2009年9月5日龍谷大学) 上記のように2009年9月5日に「三国志学会 第四回大会」があった。 まぁ、詳しい説明は後日じっくりゆっくりチョビチョビと、ということで、まず自分的に興味深かったことを一点。 ※関連記事 漢魏交替期における社会と文化(2009年5月15日) 以前、上記の2009年5月15日金曜日に開催された「第53回国際東方学者会議 東京会議」シンポジウムVI「漢魏交替期における社会と文化」をまとめたものが三国志学会の方から出ると小耳に挟んだもんだから、下記、三国志学会を結構、こまめにチェックしていた。 ・三国志学会 http://www.daito.ac.jp/sangoku/ それで今日、「三国志学会 第四回大会」の会場に行って、例年のように会費を払い、学会誌を貰うと、『三國志研究』第四号(ISSN 1881-3631)が何だか、いつもより分厚い。それでも特に気にせずぱらぱらめくると、なぜか福原先生のコメントが掲載されている。 もしやと思ったら、やはり「漢魏交替期における社会と文化」をまとめたものがまとめてまるっと『三國志研究』第四号の中に入っていた。 もちろんいつもの講演、論考(三劉さんのところも)が入っている。 ※関連記事 三国志学会&BS熱中夜話(三劉) 後で石井先生からの話で知ったんだけど、値段もいつもより1000円高くて2500円。会費は変わらないので、相対的にいつもよりお得になっている(と書くと何かどこかの回し者のようになっているけど、そうでもない・笑)。 ※追記 三国志学会 第四回大会ノート(2009年9月5日) ※追記 メモ:「東洋史研究会大会」出店状況 ※追記 歴ドル小日向えりの恋する三国志(2009年3月10日) ※追記 論曹操墓出土的部分文物与歴史文献的関係(2010年5月21日) ※次号 三國志研究第五号(2010年9月11日) ※追記 魏晋南北朝期における貴族制の形成と三教・文学(2011年9月) <9月10日追記> 『三國志研究』第四号を置いていたら、いつの間にか知り合いに読まれていた。その知り合いが印象に残ったことを漏らしていたんだけど、まず「漢魏交替期における社会と文化」のところで、本当に先生方がチェックしているのか?と疑問を持つほど誤字が多いこと、次に、院生が投稿するようになってマシになってきたけど、そもそも学会誌掲載論文としてカウントされるのかな?という疑問、あと、日本語訳された『郁郁たり文若』が面白いと思ったら作家によるものだったことなど。 対する私は最後の話題のところで、そのタイトルから、あるブログを連想していたんだけど、下記のようにやっぱりそうだったようだ。 ・花郁郁たる高陽里 http://gaoyangli.blog79.fc2.com/ ・三国志研究第四号に翻訳が掲載されました http://gaoyangli.blog79.fc2.com/blog-entry-163.html <追記> 『三國志研究』第四号に中川諭先生による『歴ドル小日向えりの恋する三国志』の書評があって、それに対するご当人のブログ記事を下記へリンクする。 ・歴史アイドル(歴ドル)小日向えりの「三国志見聞録」 http://ryo0207.cocolog-nifty.com/blog/ ・「三国志研究」に書評を掲載頂きました! http://ryo0207.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-3786.html ※関連記事 歴ドル小日向えりの恋する三国志(2009年3月10日)
: 清岡美津夫
2009年9月 6日(日) 00:40 JST
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人形劇三国志関連公演まとめ2009
※関連記事 人形劇「三国志」総集編 公演地域日程まとめ ※追記 人形劇三国志総集編公演まとめ2011 上記関連記事のように、不足分はあるだろうが知る限りにおいて、2008年については劇団影法師による日本・中国 国際共同制作大型人形劇「三国志」総集編の公演地域や日程をまとめた。 (※1982年からテレビ放送された『人形劇三国志』については右の商品リンク先参照のこと) ・KAGEBOUSHI THEATRE COMPANY http://www.kageboushi.com/ ※長い間、上記サイトがリンク切れを起こしていたが、今見ると復活していたので、再びリンクを張る。しかし情報は充実しているとは言えない。 2009年でも似たような公演があるようだけど、情報入手がより困難だったため、特にまとめ記事は用意しなかった。 でも、情報が中途半端な形でも需要があるだろうと思い直し、知っている閲覧者から教えて貰うぐらいの気持ちで、私が知っている分を以下にまとめてみる。開演日時に、関連する記事へのリンクをはり、会場名には会場サイトへのリンクを張る。 ●2009年 6月12日金曜日18:30 福岡県大牟田市 大牟田文化会館 大ホール 6月14日日曜日14:00 大阪府岸和田市 浪切ホール大ホール 6月21日日曜日18:30 福井県越前市 いまだて芸術館 6月27日土曜日18:30 群馬県甘楽郡 甘楽町文化会館 大ホール 7月3日金曜日10:00/13:00 群馬県桐生市 樹徳高等学校 7月7日火曜日10:00/14:00 福島県郡山市 財団法人開成学園 建学記念講堂 7月11日土曜日16:30 千葉県千葉市 千葉市文化センターアートホール 9月23日水曜祝日14:00 東京都練馬区 練馬区立練馬文化センター 9月23日水曜祝日18:30 東京都練馬区 練馬区立練馬文化センター 9月25日金曜日18:30 東京都大田区 大田区民プラザ 大ホール 10月4日日曜日14:00 北海道北斗市 北斗市総合文化センター かなで~る 10月9日金曜日 北海道樺戸郡 新十津川町ゆめりあホール 10月31日土曜日19:00 広島県安芸高田市 クリスタルアージョ・ホール 11月3日火曜祝日14:30 長野県駒ケ根市 駒ヶ根市文化会館 11月14日土曜日14:00 佐賀県鹿島市 鹿島市民会館 12月5日土曜日14:00 大分県日田市 市民文化会館「パトリア日田」 12月5日土曜日18:30 大分県日田市 市民文化会館「パトリア日田」 ※その他『人形劇三国志』関連公演。公演名に関連記事へのリンクを張る ●2009年 ・人形に命を吹き込む~人形操演者・船塚洋子さんトークショー 長野県飯田市 飯田市川本喜八郎人形美術館 映像ホール 7月11日土曜日15:00 7月12日日曜日11:00、14:00 ・人形劇「三国志」川本喜八郎氏特別公演 兵庫県神戸市 アスタくにづか4番館4階 Art Theater dB 神戸 8月23日日曜日13:00 ※その他『人形劇三国志』関連ツアー。ツアー名に関連記事へのリンクを張る ●2009年 ・第1回三国志 桃園の宴 昼神温泉 from 東京, 神戸 or 飯田 to 長野県飯田市 飯田市川本喜八郎人形美術館
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: 清岡美津夫
2009年7月16日(木) 22:57 JST
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剣の詩 筆の詩(2010年6月17日)
※関連記事 ガンガン戦 -IXA-(2009年11月27日創刊) 上記関連記事にあるように、スクウェア・エニックスは2009年11月27日に「「戦国」×「三国志」×「幕末」=アジアンファンタジー「戦」」をキャッチコピーとした漫画雑誌『ガンガン戦 -IXA-』を創刊し、2010年5月21日には下記サイトにあるように『戦国IXA』という「少年ボーイ」的なエキセントリックな名前のブラウザゲームの公式サイトを正式オープンさせた。 ・戦国IXA(イクサ)公式サイト -無料で遊べるオンライン戦国シミュレーションゲーム- http://sengokuixa.jp/ ※METAタグで「Yahoo!×スクウェア・エニックス 無料で遊べるオンライン戦国シュミレーションゲーム!」と誤りあり。正しくは「シミュレーションゲーム」ね ※追記 ブラウザ一騎当千 爆乳争覇伝(2010年12月1日16:10-) 前者の雑誌は三国志に関係し、後者は関係なく戦国時代に特化しているわけだけど、三国志の方にも動きがある。 ・ガンガンONLINE -SQUARE ENIX- http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/ ※関連記事 ブレイド三国志外伝(2010年2月11日) 上記スクウェア・エニックスのオンラインコミックスサイト「ガンガンONLINE -SQUARE ENIX-」の2010年5月20日の更新で、「第二回スクウェア・エニックス 戦・漫画大賞」の結果が発表されていた。 それによると、大河部門の準大賞が、ねこクラゲ/著『剣の詩 筆の詩』で、佳作が豆衣/著『異説☆三国志~真っ赤な情熱、愛の壁~』と、三国漫画が二つも選ばれている。他にもタイトルだけで判断するに、奨励賞の近府寺紺屋/著『徐庶伝』も三国漫画だろうね。 『剣の詩 筆の詩』も『異説☆三国志~真っ赤な情熱、愛の壁~』も「ガンガンONLINEにて6月17日掲載」(つまりウェブサイトで掲載)とのこと。 ※追記 曹植系男子(2011年3月10日) ※リンク追記 ・ガンガン戦-IXA-WEBの陣 - ガンガンONLINE -SQUARE ENIX- http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/special/ixa/ ※ここの「魁・ガンガン戦-IXA-」のところに前述の二作品がある。 ※リンク追記 ・曹植系男子_百度百科 http://baike.baidu.com/view/5410767.htm ※三国志ニュースの記事へのリンクあり。というよりアクセスログのREFERERで気付いた。 前述の発表ページのストーリーを見るに、前者は曹植主役のシリアス漫画で、後者は男小喬を巡って争う女曹操と女周瑜のギャグ漫画。 ※追記 ガンガン戦-IXA- 二〇一〇冬の陣(2010年12月22日) ※二人の作者のそれぞれの作品が『ガンガン戦-IXA-』二〇一〇冬の陣に掲載される。
: 清岡美津夫
2010年5月21日(金) 16:12 JST
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2005年7月31日「三国志シンポジウム」雑感2
・2005年7月31日「三国志シンポジウム」雑感1からの続き http://cte.main.jp/newsch/article.php/152 ○報告 中川諭(大東文化大学助教授)「『三国志演義』ができるまで」 司会の中林史朗先生から中川諭先生の紹介がされ報告が始まる。「三国志」と「三国演義」の違い。史書と小説の違いってあたりで一般向け。陳寿の「三国志」編纂話。六朝時代の裴松之の注、成立話。実際にレジュメに現在の「三国志」のコピーが出されていて本文と注の様子を示す。上記二つでとられなかった三国志の物語化(伝説とか歴史事実じゃないこと)は捜神記を初めとする志怪小説、それと世説新語などをあげた後に、金先生の鼓吹曲の話を一言フォロー。唐の時代はまとまった三国志の物語はなく断片的。晩唐の詩人、李商隠の「驕児詩」に張飛のひげ面のことが書かれているから、三国志の物語はある程度、広まっていたって話。宋代になるとまとまった資料が出てくる。講談や演芸が出てくるそうな(東坡志林とか、三国芝居とか、講談師の霍四究とかを例に)。 元代には劇にして演じようとする「戯曲」、講談を文字にしようとする「平話」(評話)が出てくる。「全相平話三国志」(三国志平話)の話。講談の種本的存在らしい。それで三国志平話の写真を持ってきて聴衆に見せていた。 ※余談だけど、清岡はネットでも見れるよ、とノートPCで二階堂善弘先生のサイトを隣の人に見せたら、引かれてしまった(汗) http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nikaido/ それで三国志平話に見られる南北の起源の考察。現在に伝わるのは確かに南方で出版されているが、起源は北方、て話。 さらに三国志平話の訳本の話。自訳本の宣伝(笑)。例の光栄から出ている二階堂善弘先生と中川諭先生の本。パソコン通信で訳をやっていたら、光栄の人の目に止まったそうな。すごい話だ。 ※追記 横山光輝三国志おもしろゼミナール(1984年7月) http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr&tree=1762 三国志平話から三国演義へ。どういう関係なのか決定的な資料はないとのこと。三国演義の嘉靖本の話(嘉靖元年、西暦1522年に初めて刊行された本)。スペインに三国志演義の本がのこってるそうな(すげー!)。その後、関索の話が付け足されたとのこと(金先生リスペクト発言有り・笑)。清代、康熙年間(1662~1722年)になると毛宗崗が数ある三国演義を添削し、いわゆる毛宗崗本がでてきた話。清代の終わりには毛宗崗本が主流になったとのこと。 ※追記 道教の美術 TAOISM ART(2009年9月15日-10月25日) ※追記 全相三国志平話(2011年3月19日) ○報告 和田幸司(三国志サイトウェッブマスター)「インターネットにおける三国志の世界」 司会の中林史朗先生から和田幸司先生の紹介がされ報告が始まる。その中で中林先生の発言でインターネット利用が普及したという発言に続き「おかげさまで、余談ですが、私も今やインターネットの世界で、一介の学者と言うよりは骨董品好きのただのおじさんとして知られていいます」という発言で会場をわかせていた。 ※以下、タイトル通り、インターネットのサイトでの三国志関連の話(主にファンによる個人サイトやコミニティ)の話になって、まさしく我々の身近なことなので、冷静に見ていられなくなる(気恥ずかしい!)。そのせいか、普段、ネットに馴染みのない人々との温度差が気になって過敏反応をしていたし、あまり発表が頭に入らないでいた。 以前の発表と異なり、プロジェクターを使うようだ。その変化に聴衆がついていってないようで、目に面白いのが映し出されているにも関わらず反響が薄い。 まず自己紹介から。自分のサイトの紹介。それからサイトでのおそらく最も古い三国志個人サイトの紹介。 http://www.baobab.or.jp/~matumoto/sangokushi/ 三国志系サイトのサイト数の話。一週間に10サイトぐらいできているとのこと(すごい!)。和田さんからの「三国志サイト、運営している人、手をあげてください」との質問。会場わく。清岡出遅れ、挙げられず仕舞い。 それから和田さんと三国志ジャンルとの出会い話。ゲームをやっていたときに知った三国志の人物は「張飛と関羽と賈[言羽]」と発言したら会場大受け。それから横山三国志を読み(友だち同士で回し読み)、それから後に「諸葛孔明」という小説を読んだとのこと。それからしばし三国志ジャンルから遠ざかったそうな。 ウェブ三国志界を文化の視点から、の話(ここらへんからは知識欲を刺激される)。歴史・文学の分野における三国志への興味の深化。「三国志ファンのためのサポート掲示板」の話とか http://cte.main.jp/ おそらく「OVER LOAD」の掲示板の話(サイトや掲示板の名前出ず、董卓の貨幣の話)が例として出てくる。 http://overload-system.net/ それからネット上での三国志と三国志演義の話(いわゆるネットでの正史派・演義派云々) http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr&tree=791 三国志ファンにとってのバイブル、ちくま学芸文庫「正史 三国志」(筑摩書房刊、ちくま学芸文庫、ISBN4-480-08041-4から全8巻)。会場、少しわく。ファンの興味の対象となる歴史書が「後漢書」「三国志」「晋書」「後漢書集解」「三国志集解」と広がっている。サイトでどんな掲載資料があるかって話。→人物辞典、年表、地図、漢籍の日本語訳、三国志データベース。学界発の電子工具書の利用。→電子漢籍文献、漢字辞典・年号変換ツール、三国志目録検索システム(※渡邉義浩先生のサイトにあるやつだ) http://china.ic.daito.ac.jp/cgi-bin/handy/ftmsw3 http://books.bitway.ne.jp/gakken/kanjigen/club/ http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr&tree=1824 http://cte.main.jp/newsch/article.php/120 そういったネットでの活動の蓄積の話。三国志研究の専門家の領域と違い、三国志ファン同士によるウェブ三国志界では特に整理されずそして蓄積されないまま、「至る所で同じ様な議論が繰り返される」ということで、一見、無駄なことを繰り返しているようであるけど、「それが故に三国志ファンが逗留されて」おり、ウェブ三国志界が盛んだ、ということをおっしゃられていた。なるほど、すごく納得した! ○休息 いわゆる昼休み。オープンキャンパスとあって、一階の食堂も二階の食堂も混んでいた。そのせいか、午後の部に遅れることになる(汗)。ちなみに期待されていたんで書くと、「エポックメイキング」という単語の意味を知らない人がいたことをここに記しておこう(内輪ネタ)。 ・2005年7月31日「三国志シンポジウム」雑感3へ続く http://cte.main.jp/newsch/article.php/166 ※追記 メモ1:「アクセス集計に見られる現代日本における三国志由来事項の変容と浸透」
: 清岡美津夫
2005年8月13日(土) 14:21 JST
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