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『三国志演義』と『西遊記』(ユリイカ1998年8月)
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同志社大学の入試日本史で三国志関連2019
以前の記事で大学入試に三国関連がないか下記サイトをチェックしてて、やはり旅行中にチェックを。先にその本題。
・大学入試 : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/nyushi
新潟大学 そうすると下記関連記事のように、その一昨年に引き続き今年もこの新潟大学の入試に三国関連がある。前期日程2月25日
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新潟大学の入試で邪馬台国関連2017
・新潟大学
http://www.niigata-u.ac.jp/
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新潟大学の入試世界史で九品中正2023
それは国語 第三問。冒頭で出てくる漢文が華嶠『漢後書』からの次のような文(問題用紙では「華嶠『後漢書』より」)。そこに訓点がはいるものだ。
・華嶠『漢後書』序傳
歆少以高行顯名、為下邽令。避西京之亂、與同志鄭泰等六七人、閒歩出武關。道遇一丈夫、獨行、願得俱、皆哀欲許之。歆獨曰:「不可。今已在危險之中、禍福患害、義猶一也。無故受人、不知其義。既以受之、若有進退、可中棄乎?」衆不忍、卒與俱行。此丈夫中道墮井、皆欲棄之。歆曰:「已與俱矣、棄之不義。」相率共還出之、而後別去。衆乃大義之。
ここに出てくる華歆のことと問題用紙の注にある。華歆は『三国志』巻十三魏書に立伝される人物。というよりその伝の注に引く「華嶠譜敘」にこのエピソードが引かれる。この文に関する問は5つ。問一が四箇所の書き下し。問二が現代語訳を参考に返り点をつける問題。問三が指示名詞を明らかにし、現代語訳をする問題。問四が漢文の現代語訳、問五が文中の「不義」の理由を答える問題となる。
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大学入試センター試験で三国志関連2020(2020年1月18日)