Site Calendar

サイトカレンダをスキップ

2024年 03月
«
»
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

NAVI

ログイン

ログイン

新着情報

記事

新着記事 1件(24時間)

コメント (2日)

-

トラックバック (2日)

-

リンク (2週)

新しいリンクはありません

QRコード

QR code

アンケート

三国志ニュースのレポート系記事

三国志ニュースで書いて欲しいレポート系記事はどれ?

  •  三国志フェス
  •  三国志学会大会
  •  関プチ5全国ツアー
  •  魏晋南北朝史研究会関連
  •  三國夜話
  •  六間道三国志祭
  •  三国志TERAKOYA4
  •  三国志 義兄弟の宴
  •  東アジアの『三国志演義』/ベトナムの『三国志演義』
  •  zip,torrent(トレント),rar,lha,mediafire,pdf,DL(ダウンロード),nyaa等を含む検索語句(違法なフリーライド・無料閲覧関連)、あるいはBD・DVD自作ラベル、カスタムレーベル等を含む検索語句(著作権・肖像権侵害関連)に関する調査・研究

結果
他のアンケートを見る | 79 投票 | 0 コメント

PR

清岡的見解:ねこまんまさんについて http://tinyurl.com/nekonomanma3
よくわかるねこまんまさんの問題行動 pdf
gif

掲示板 件名 最新投稿

京劇・歌舞伎 衣装展(神怡舘)


  • 2008年6月17日(火) 12:15 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,559
場所 情報、遅れているんだけど、まだ開催終了まで日があるのでお伝えする。

2008年4月26日土曜日から6月29日日曜日まで「京劇・歌舞伎 衣装展」が行われており、京劇の「関羽靠(グアンユィカオ:関羽専用鎧)」が展示されているという。
詳しくは下記の「神怡舘」公式サイトへ。

・埼玉県山西省友好記念館 神怡舘
http://www18.ocn.ne.jp/~ogano/shenyi.html

※追記 ワークショップ via 「大三国志展ブログ」

※追記 第三回三国志祭(2009年8月22日23日)

※追記 第四回三国志祭(2010年10月2日3日)

※追記 大人の三国志in秩父日帰りバスツアー(2011年3月27日)

立川中華街


  • 2008年6月 7日(土) 20:56 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    4,763
場所 ※目次 三サポ板五周年記念オフ会

 2008年6月1日に三サポ板五周年記念オフ会を開催するということで、集合場所を立川中華街内の関帝廟前に設定し、集合時間を11時10分とした。参加表明者にはその旨と参考となる下記のページを予め報せていた。

・グランデュオ立川
http://www.granduo.jp/tachikawa/
・立川中華街
http://www.granduo.jp/tachikawa/chai/

 上記サイトを見てくればわかるように立川中華街とはグランデュオ立川七階にある屋内中華街だ。大阪の千里中華街が閉鎖された今、国内唯一の屋内中華街なのかな?

※追記。上記公式サイトによると、2011年に「立川中華街は3月31日(木)をもちまして閉店いたします。」とのこと。

※追記 立川中華街で関帝誕フェスティバル特別メニュー(2008年7月16日-8月10日)

※追記 福岡関帝廟入口(福岡県福岡市中央区天神地区)

 清岡は大塚駅近くのホテルから大塚駅-(山手線)→新宿駅と行って中央本線で立川駅に向かう。昨日の小雨降る肌寒い気候と打って変わって五月晴れの暖かい気候と天気予報で聞いていたので、白い七分袖のシャツを着ていた。途中、実現性があるかどうかはともかく忘れないうちにアイディアをブログ記事に記していた。
 10時50分ぐらいに立川駅西口を出ると、グランデュオ立川の入り口が視界に入ってくる。サイトによると駅と繋がった建物だったので納得し、グランデュオ立川の敷地に入り、エスカレータで七階を目指す。
 集合時間を11時10分と半端にした理由は七階のフロアが11時からオープンすると書かれていたため。だけど、言ってみると特に七階のフロアだけ封鎖できるような仕組みになっておらず、11時前だけどあっさりと吹き抜けのエスカレータから中華街のフロアへ入ることができる。これだったら11時集合でも良かったな、と思いながら、迷わず関帝廟の前まで到達(写真)。

立川中華街の関帝廟立川中華街の様子

 さすがにまだ誰も来てないな、と思いつつ、荷物を置いて待ったりフロアの様子を写真に納めたりしていた。目の届く範囲で店を物色したりもした。人通りも少ないんで(名札を付けたどこぞの店員ぐらい)、これだったら初対面の人でも迷わず会うことができると安心する。
 そうすると11時ごろ、まず三口宗さんが来られる。去年の第2回三国志学会大会以来。三口宗さんはネタとして三国職官表、『まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん』の単行本、『DRAGON SISTER!-三國志 百花繚乱-』の単行本を持ってきており、少し見せて貰った。次に、いささん。こちらは初対面。とうわけで三人が各人、名前を名乗り挨拶をする。あれこれ話していると、10分になる前に伊比 学さん登場。去年の第3回三国志シンポジウムの便乗プチオフ会以来。さっきと同じく挨拶をし、早速、昼食を食べるため、どの店にしようかと皆で中華街の中を皆で歩く。「こういうのってなかなか決まらないんですよね」と言いつつ思考が口からだだもれ状態にしておき、十数歩西へ歩いてから「元居た所にあった坦々麺が気になるんですけどー」と言うと意外と好反応。というわけで引き返しその店へ。東老虎 グランディオ立川店。もっともこんなふうに時間を費やすのも勿体ないというのもあるんだろうけど。
 店頭にあるランチメニューを少し見た後、店内に入る。開店したばかりの11時過ぎとあって、一番客。下記のように座る。後から混んでくる。


 伊比さん  いささん

 | テ ー ブ ル | →西、入り口方面

 清岡   三口宗さん


 まずは各人、注文する料理を決めて注文する(ネタでお酒を薦めたりしたが・笑)。清岡はメニューにはないが店頭にあった終了限定の「野菜たっぷり冷やしタンメン」を頼む。
 待っている間、ベタながら、自己紹介タイムということで、伊比さんから自己紹介スタート。一応、「三国志ファンのためのサポート掲示板」(以下、サポ板)のオフ会ということで、まずサポ板との関わりを話されていた。そこまで言って自己紹介の項目に困って助けを求められたので、

清岡「好きな武将とか?」

と含みを持たせ発言した。密かに「武将だけかい!」というツッコミを期待してしまっていて、そこまで含みを読みとってくれるわけないとすぐ「人物」と言い直す。そうすると、伊比さん答えて曰く「[言焦]周と言うことで」。蜀の人物で『三国演義』では蜀が滅びるときに劉禅に降伏を勧めた人とのこと。「後は無難に姜維とか魏延とか…」とのこと。ここで、いささんから「(三国志ジャンルへは)何から入ったんですか?」という質問。最初は横山三国志からということで、強い人物とか賢い人物とか来るので蜀が勝つのだなと読み進めていたら、(全60巻の)30巻ぐらいで「あれ、(蜀の)人がどんどん死に始めたぞ」と違和感を覚えたという。厳密に言えば小学生ぐらいに読んだ児童文学みたいなのが最初とのこと。横山三国志の次が『三国演義』の訳本→『三国志』『華陽国志』等の流れで、今はオールジャンル(つまり三国志ジャンル内でほぼ全てのジャンルとのこと)。清岡が「じゃ呂布子ちゃんも?」とボケたのだが、慌てて伝わっていないと思って確認したらその場の全員が知っていた(笑)
 次が、いささん。小さい頃、親が買ってきたビデオの劇場版アニメーションの「三国志」(渡哲也さんが声優をされているとのこと)から入ったそうな。好きな武将は張遼とのこと。横山三国志、吉川三国志と流れたがしばらく離れ、その後、『真・三國無双』、『三国志大戦』、『蒼天航路』などに触れ、魏が好きという。でも『反三国演義』もある意味、面白いと感じるそうな(笑)。ここからしばし周大荒/著『反三国演義』話。実は、いささんは『超三国志』で読んだとのこと(※清岡は昨日の長野先生の話を思い出していた)。今は陳某/著『火鳳燎原』に興味があるという。
 次が三口宗さん。サイト「三国志官職研究所」の管理人様。小学生のころ、横山三国志から入って携帯のAuかDocomoでやっている「i三國志」っていうゲームをやって、その後、いろいろ触れたそうな。どこではまったかよくわからないそうな。好きなジャンルは伊比さんと同じくオールジャンル。本業の方で研究テーマは軍制をやるそうな。好きな人物は敢えて挙げるなら楽進、曹沖とのこと。授業で好きな人物を挙げることがあって、一人しか楽進を挙げないだろうと思ったらもう一人居て驚いた、とのこと。いささん曰く、『蒼天航路』の影響だろうとのことで三口宗さんは納得されていた。
 次が清岡美津夫。三国志ジャンルに入ったのは何の予備知識もなく友達とSLG『三國志』をやったのが初め。そのときたまたま『人形劇三国志』の再放送かビデオがあって、ついで当時、マンガの単行本を集めるのが趣味だったため、並行し横山三国志を集めながらストーリーを追っていて満足したと告げた。

 ここで注文したものがすべて揃ったので中断し、食べ始めることに。
 伊比さん曰く、横山三国志は人物のかき分けがあまりできていないので、「これ誰だっけ?」って感じで読み返すんで、反復学習のようになったとのこと。なるほど。三口宗さんは二週間ぐらいで横山三国志を一気に読んだという。いささんが、ここで横山三国志では官渡の戦いがないことを話題に出す。伊比さんが聞いた話によるとちょうど雑誌が廃刊になって次の掲載誌から連載が再開された時期で(※「希望の友」、「少年ワールド」、「コミックトム」のどれだろ?)、新連載開始初回で劉備たちが出ない官渡の戦いよりも諸葛亮を出した方が良いだろう、ということだそうな。当時は復活第一回目、官渡の戦いなんて許されない雰囲気だったんだろうな、と話していた。そこで清岡は曹操と袁紹の勢力の変化が物語としてどう処理されているのか疑問を口にすると、伊比さん曰く「時は流れて」みたいな描かれ方とのこと。あと曹操は連載再開で急に髭が生えたらしい(笑)。

※追記 三国演義連環画と横山三国志
 ※『少年ワールド』から『コミックトム』への変化時。

 それで清岡は目の前の本当にボリュームたっぷりな「野菜たっぷり冷やしタンメン」と格闘していると、いささんから「好きな人物は?」と質問。いつもどおり「孫堅、朱儁、傅燮」と答える。やはり孫堅以外、わからないようで、とりあえず朱儁の説明。黄巾討伐時の孫堅の上官と伝えたものの、伝わっていない感じ。横山三国志では悪そうに描かれていると伝えた(うろ覚えだけど)。あと『後漢書』朱儁伝に載る反董卓時期のゲリラ活動のエピソードを伝えた。ここで創作もので主役側に敵対する側がひどい描かれ方するという話で、『人形劇三国志』の呂蒙に触れていた。あと創作物では馬騰と馬超の因果関係が逆になるとか(※ちゃんと説明しなくても伝わるところがさすが)。
 そういや呉が中心の創作がないな、って伊比さんが話をふると、清岡は「旋風江シリーズ」、いささんは「鋼鉄三国志」「ブレイド三国志」なんかを挙げていた。三口宗さんが呉の創作がないことは寂しいのでは、と清岡に振ると脊髄反射的に興味がないと答えてしまった。フォローとして孫堅は後漢と強調してしまう。
 いささんから『覇-LORD-』の話を振られる。最近の中ではマシと意見が一致。意外と三口宗さんが『覇-LORD-』の連載を追っているとのことで、清岡は最新情報を聞き出していた。人物が多くてややこしくて『三国演義』を尺度に一概にどこまで進んでいるか言えないらしい。まだ董卓は生きているが、関平がいるとか。「董卓が居てのあのマンガ」とのこと。劉備になりすました倭人も最近、死にかけたそうな。『龍狼伝』は最初っから脱線しているそうな。年代が限られるという条件付きで、伊比さんが初心者に勧めやすいマンガは片山まさゆき/著『SWEET三国志』とのこと。初心者に簡単に教えるには最適らしい。
 いささんから陳舜臣/著『秘本三国志』を読んでみたいって話。清岡から『秘本三国志』の前半のアウトラインを説明。やはりこの作品の後半を表す「八百長三国志」という異名の話になるな(※清岡は随分昔に読んだから覚えていないが)。
 同じ作者の小説だと、清岡は『曹操』や『諸葛孔明』より『秘本三国志』が生き生き描かれているように感じ、好きだってことを告げたら、歴史創作の話になる。伊比さん曰く、やはり歴史ものは作者の好きなようにストーリー展開できない分、少しでもオリジナル色を入れ膨らんでしまうという。そこが面白くなったり、オリジナルキャラクターがでたり、と。不思議なのは、IFもの(架空戦記も?)で不思議なのは、一カ所だけ歴史と変えてその結果として話が進むのではなく、どんどんストーリーで大風呂敷を広げる傾向にある、ということもおっしゃっていた。清岡は一カ所だけ変えるだけだと読者が飽きるんじゃないかとコメント。いささんはそういう意味では『真・三國無双』の無双モードは納得できるものが多い、と。清岡は『真・三國無双5』の話を出し、いささんとローカルトークっぽくなった(笑) さらにシミュレーションRPGの『三國志曹操伝』の話題が出ていた。三口宗さんから『Mobile真・三國無双』の話。どうも単純に『真・三國無双2』を移植したのではなく設定がぶっとんでいるらしい。

 全員、食べ終わったということで清算し店を出る。
 いささんの情報によると次に行く「大三国志展」は結構、混むらしくなるべく早い目に行った方が良いようなので、特に立川中華街を観光せず先を急ぐ。
 千里中華街のように雑貨店があるので、結構、見て回って楽しめそうだね。あとフロア図を見ると青龍壁画とか朱雀門とかちゃんと正しい方位にあるようだね……いや、千里中華街がヴァーチャル方位だったもので(笑)


※次記事 大三国志展(物語でたどる三国志)

三國志-<赤壁大戦>(2008年8月8日 いいだ人形劇フェスタ)


  • 2008年6月 4日(水) 18:30 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,274
場所 ・飯田市川本喜八郎人形美術館
http://www.city.iida.nagano.jp/puppet/kawamoto/
・いいだ人形劇フェスタ情報 2 「三國志-赤壁大戦」
http://www.city.iida.nagano.jp/cgi-bin/puppet/kawamoto/info/c-board.cgi?cmd=one;no=56

上記、「飯田市川本喜八郎人形美術館」の公式サイトによると、いいだ人形劇フェスタにて台湾の亦宛然(イーワンラン)掌中劇団による『三國志-<赤壁大戦>』が上演されるとのこと。布袋戯(プータイシ 片手遣い人形)による劇だそうな。引用した方が正確で早いので上記、公式サイトより下記に引用。

--引用開始---------------------------------------------------------
 ■劇団名:亦宛然(イーワンラン)掌中劇団 (台湾)
 ■演目:三國志-<赤壁大戦>
     「赤壁の戦い」後の曹操敗走のストーリーを中心に上演予定
 ■日時:8月8日(金)午後7時~ ※上演時間60分
 ■会場:シルクホテル(飯田市錦町1-10 美術館から徒歩15分)
 ■定員:200名
 ■観覧対象:小学校低学年以上
 ■技法:布袋戯(プータイシ 片手遣い人形)
 ■観覧料:2200円
     人形劇フェスタワッペン(参加証)700円+有料公演チケット1500円

   ※ワッペンを着用した方は、フェスタ期間中、当美術館に無料入館できます

 ■発売日:7月1日(火)
      ワッペン・有料公演チケットとも同日発売

 ■販売窓口:ワッペン→川本喜八郎人形美術館・飯田文化会館など
            当日、各公演会場でも購入可
       有料公演チケット→前売り券:飯田文化会館 当日券:各公演会場

  ※有料公演チケットは電話予約、郵送も行っています。
--引用終了---------------------------------------------------------

※関連記事
 飯田市川本喜八郎人形美術館で『横山光輝 三国志』(アニメ)上映
 飯田市川本喜八郎人形美術館のしおり

※追記 日中合作「三國志」飯田公演(2008年9月23日祝日)

第5回中華コスプレ大会(アジア大会 2008年10月25日26日)


  • 2008年5月27日(火) 12:11 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,217
場所

 「中華コスプレ大会」とは、中華の仮装(三国志関連も含まれる。写真を見ると版権ものもあるようだ)をした参加者による交流会やコンテストがあるイベントだ。会場に「燕趙園」(鳥取県にある日本最大級中華庭園)を使用しており、年二回のペースで開催されている。

今、下記の中華コスプレプロジェクト公式ホームページを見ると、既に第5回中華コスプレ大会の日程が決まっているようだね。開催は2008年10月25日26日の土曜日曜。
前まで「中華コスプレ日本大会」とあったように思えたけど、いつの間にか「日本」が取り除かれているね
(折角、更新情報がRSSで読むことができるのだから手元のニュースフィードに登録しておこう>自分。このサイトに限らず)

・中華コスプレプロジェクト公式ホームページ
http://www.pulse.vc/cos/
中華コスプレプロジェクト公式ホームページ
※バナー直リンク禁止

それで5月20日の最新情報によると、第5回大会はアジア大会という位置付けのようだね。下記にその記事へのリンクと文章を引用。

・第4回中華コスプレ大会の御礼と第5回大会へのお誘い。
http://www.pulse.vc/cos/news/gallery.cgi?no=26

--引用開始---------------------------------------------------------
第5回大会はアジア大会として、韓国、中国からもコスプレイヤーさんが来る予定になっています。なかでも中国、天津からのチームは25名のグループで男性主体で衣装はもとより迫力あるパフォーマンスをするグループなので是非ともたくさんの日本のコスプレイヤーさんに見て欲しいと思っています。
--引用終了---------------------------------------------------------

これってプロの方を招聘したってことで良いのかな?

※関連記事
日本海新聞に中華コスプレ日本大会の記事2008
第4回中華コスプレ日本大会(2008年5月10日11日)

※追記 毎日新聞鳥取版に中華コスプレアジア大会の記事(2008年10月26日)

※次回 第5回中華コスプレ日本大会(2009年5月16日17日) 

三國祭 山車奉納(5月20日)


  • 2008年5月18日(日) 17:36 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,057
場所 北陸三大祭にあげられる「三國祭」は福井県坂井市三国町で毎年5月19日が21日にまで行われる。
ここでいう「三國」とは「みくに」と読んで三国志とはまったく関係なさそうだけど、下記「三國神社」のサイトの「お祭り」のページによると、5月20日の山車神輿巡行での山車の中に2007年は「元新区 張飛 翼徳」、2004年は「元新区 劉備玄徳」が出てきたらしい。今年は何か三国志関連が出るのかな?

・三國神社公式ホームページ
http://www.mikunijinja.jp/

<5月21日追記>

・福井新聞
http://www.fukuishimbun.co.jp/

上記、福井新聞のサイトの19日付けの記事「優雅に「浦安の舞」奉納 三国祭幕開け 坂井」によると、

--引用開始---------------------------------------------------------
 20日の山車巡行には岩崎区の「井伊直政」、中元区の「狐忠信」、上西区の「佐々木小次郎」、橋本区の「弁慶」、旭区の「川中島合戦最終章」、南末広区の「織田信長」の6基が繰り出す。
--引用終了---------------------------------------------------------

とのことなので、今年は三国志関連はなし。地区や周期性の関連かね?
<追記終了>

関係ないが2003年の山車の「犬夜叉と奈落」の写真はぼかしがかけられてあって大人の事情を感じる。

2008年の関帝誕は7月26日土曜日


  • 2008年5月 5日(月) 20:09 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,589
場所 ・横浜中華街 関帝廟
http://www.yokohama-kanteibyo.com/

上記「横浜中華街 関帝廟」のサイトによると、今年の関帝誕(旧暦6月24日)は7月26日土曜日とのこと。
午後5時からパレードがある。
前回が月曜日だったので、一般的にそれよりは見に行きやすい曜日だね。

※関連記事 2007年の関帝誕は8月6日

※追記 関帝誕(飯田市川本喜八郎人形美術館)

※追記 立川中華街で関帝誕フェスティバル特別メニュー(2008年7月16日-8月10日)


※追記 2009年の関帝誕は8月14日

※追記 三国統一(280年3月15日)

第26回春の古書大即売会(京都古書研究会)


  • 2008年5月 3日(土) 18:54 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,815
場所  毎年、この大型連休の時期に京都古書研究会主催で京都市勧業館(みやこめっせ)でやっているのが「春の古書大即売会」。今年で第26回で、5月1日から5日までやっている。

・京都古書研究会
http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/

 どんな催しかというと、広いホールに本棚がずらりとならんでいて、それぞれのスペースに京都を初め大阪や奈良の古書店が出店していて、いろんな古書を物色できる会。出店されている古書店は45店、会計は会場奥の壁際のカウンターで一律だし、買い物かごも用意されている。
…と以下のように去年も記事にしたので、上の文はほとんど去年と同じにしている(笑)

※昨年、行ったときの記事 『古代中国を発掘する─馬王堆、満城他─』(1975年)

※追記 第32回 秋の古本まつり(京都古書研究会)

※追記 第27回春の古書大即売会(京都古書研究会)

 17時前に閉会というのに昨年は15時半に到着し、終わりの方は駆け足になっていたので、今回はその反省を踏まえ、初日の15時前に到着する。結局、私は何も買わなかったが、一通り見て回れたので、満足し会場を後にした。

 このサイトが「三国志ニュース」なもので、以下、三国志ネタを少々、書き留めてみる。

 京都コーナーに『黄檗萬福寺』という書籍を見かけ、気になったことがあったので確認してみる。というのも京都の萬福寺には関羽像があるので。

・黄檗山萬福寺(おうばくさんまんぷくじ)
http://www.obakusan.or.jp/

※関連記事 京都・黄檗山萬福寺の関羽像

 その書籍は境内の建物ごとに書かれてあったんだけど、そもそもどの建物に関羽像があるか知らなかった。そこで書籍についている地図を見ながら思い出す。そうだ、あれは伽藍堂にあったんだ、と思い出し、そのページを手繰ると確かに関羽のことが書かれていた。

 それと吉村大観堂のガラスケースに入っていた高井蘭山述、玉容年種画『絵本三国妖婦傳』(中本 活字版 題簽付上巻関東彩色画入 明治18 3冊)を見かけそれが三国演義と関係するのかしないのかが気になった。18000円。買う気もないのにガラスケースの中から取り出してもらうのも変だし。
※追記。と書いていたら、三国は日・唐・天竺とツッコミが入った。

春の古書大即売会目録(第26回)『華陽國志』(明錢叔寶鈔本)


 同行者が紫陽書院のところで物色していて、どうやら晉常璩撰『華陽國志』(十卷三册 明錢叔寶鈔本)を買おうかどうか迷っていたみたいだ。
 なんでも原文だし明抄本だし持っていれば何かと使うかもしれないとかで。
 (私は素人なんで)『華陽國志』は電子文献から引っ張ってくるぐらいだ、というコメントを入れつつ、とりあえずキープしといて後で決めたら? と月並みなアドバイスをしておいた(この記事にある撮らせてもらった二番目の写真から判るように結局、買っていた)。
 あまり意識してなくてこの時、改めて気付いたんだけど『華陽國志』って案外、古い文献だったんだね。今、手元の電子文献を見てみると、作者の生没年は「約公元二九一~三六一」とのことで。

 私は同じく紫陽書院にあった冨谷至/編『辺境出土木簡の研究』が気になって物色していた。12800円。私自身、図書館で借りられる漢代の出土木簡の研究書籍を読み切れていないことだし、衝動買いできる価格じゃなかったので結局、諦めることにした。

 ちなみに去年と同じく『中国社会風俗史』は1200円で売っていた。

 一通り回った後、そういや図録で漢代の出土物の展覧会のやつないかなぁ、と閉会までの時間を気にしつつ探していたら、結局、前回見かけた半分ぐらい唐代のものが載っている図録を探し出したぐらいだった。


<追記>

・ひねもすひるね
http://www.nasigoren.com/

 上記サイトの私がちょくちょく見に行っている日記(ブログ)2008年5月1日付けのところを見ると、そこの管理人さんも行かれたようだね。

第2回「三国志祭」開催決定(2008年7月27日)


  • 2008年4月 1日(火) 12:01 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,525
場所 ※7/13追記。知人が送ってきた新長田駅近くのポスターの写真2008年3月下旬はサイト「KOBE鉄人PROJECT」はリニューアルの準備中だったんだけど、2008年4月1日にリニューアルオープンした。

・KOBE鉄人PROJECT
http://www.kobe-tetsujin.com/

そこの最新情報を見ると、2007年7月29日に開催された「三国志祭り」の第二回を今年もやるとのこと。

2008年7月27日日曜日に第2回「三国志祭」開催予定。

そのイベントのメインは兵庫県の新長田で横山光輝/著『三国志』(漫画)の絵が描かれた山車を引くパレード。

※関連記事 KOBE鉄人PROJECTサイト2007年5月19日リニューアル

※追記 第2回三国志祭(三国志コレクション)

※追記 第五回三国志祭(2011年10月9日10日)

<6/9追記>

・英傑群像(三国志エンターテイメント 情報&グッズ)
http://www.chugen.net/

・第二回三国志祭 概要発表!  (※ブログ記事)
http://sangokushi.chugen.net/637/index.html

<6/27追記>

下記のように三国志祭オフィシャルサイトができたとのこと。


・三国志祭オフィシャルサイト
http://sangoku-maturi.com/


やっぱりいつの間にか「三国志祭り」ではなく「三国志祭」になったんだね。

「2008年ブース参加企業」のところが興味深いね。ブースで参加するんだ。今のところ、映画『レッドクリフ』、玩具の『BB戦士 三国伝』、オンラインゲーム『三国志豪傑伝』、『三国志男』のサンクチュアリ出版の四つが挙がっている。

<7/9追記>

・英傑群像(三国志エンターテイメント 情報&グッズ)
http://www.chugen.net/

・「三国志祭」正子公也氏サイン会決定!  (※ブログ記事)
http://sangokushi.chugen.net/651/index.html


※追記 「ぐっこ どっと ねっと」でオフ会(2008年7月27日)

第8回三顧会午後2


  • 2008年4月 1日(火) 07:37 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,954
場所 <目次>
http://cte.main.jp/newsch/article.php/858

<前記事>第8回三顧会午後1
http://cte.main.jp/newsch/article.php/861

●参加型イベント「三国志壁掛けお面づくり」


 2008年3月23日13:50。山口県の三国志城。
 「三国志壁掛けお面づくり」のお面とはどうやら陶器で作るようで、雨が降っているので第一展示場と第二展示場の間の雨のかからないところに、粘土が置かれたテーブルがすでに設置されており、岡村先生が待機されていた。
 十人ずつ順番に粘土でお面をつくっていくとのこと。

 2005年5月4日第2回三顧会、2006年5月4日第4回三顧会に続く二年ぶりの陶器ものってことで。

※関連記事
 三顧会ダイジェスト1「三国志を陶器にしよう」(2005年5月4日)
 第四回三顧会ダイジェスト2「中国酒盃を作ろう」(2006年5月4日)

 というわけで多くの人は特別企画展示場に引き続き、順番を待っていることとなった。

 清岡は講演を無事、終えられた一条さんとしばらく話していて、講演にあった曹操と劉備の対話で劉備が匕(さじ)と箸を落としたことについて話を振ったら、実は一条さんは匕(さじ)文化圏と箸文化圏についても講演で話すことも考えていたそうな。

 特別企画展示場では前述したように、記者によるレイヤーさんたちの記念撮影が行われていた。

 その後、一条さんの元に続々と人が集まり感想が述べられていた。神城さんの「曹丕、ありがとうございました!」という言葉には思わず笑ってしまった。
 その後、仮装士 義さんも交え、『真・三國無双5』の曹丕の出し方から入り、講演の話など、いろんな話をしていた。途中で記者さんによる仮装士 義さんへの取材が入ったりと。

 この頃になると、清岡は連日の疲れが出てきていて、集中力が持つ自信がなかったため、「三国志壁掛けお面づくり」の不参加を決意していた。
 そのため今回のプログラムは見学オンリー。第二展示場の入り口で見学しつつあれこれしゃべっていた。コスプレの武器や鎧とプラモデル作りの関係とか布を買いに行くときの設定とか(笑)
 特別企画展示場に戻ると、横光のレイヤーさん一行があれこれ撮影会していた。



 今回、雨で湿度も高いんで、早く乾くよう数名、特別企画展示場にお面を持ってきたりしていた。
 この日、清岡は再び三国志城へ泊まるので、夜にそれらお面の撮影をしていた。それが上の写真。

 それから食堂へ行って、だべっていると、17時ごろ、閉会式を迎える。
 そして谷館長の閉会のお言葉があって、さらに英傑群像岡本さんが企画案とスタッフの募集の告知があり終了。
 そこで谷館長から参加者の方々へ赤米おにぎり一つずつ送られる。美味しく食べる。

 閉会式の前から帰った参加者がいらっしゃったんだけど、閉会式を過ぎるとその数が加速的になってきて、めっきりと食堂に人が居なくなってきていた。
 食堂スタッフも「さびしくなっちゃったねー」なんておっしゃっていたけど、もうその場に残っている参加者より後かたづけをするスタッフの方が多いぐらいになっていた。

 泊まり組は清岡とカンバヤシさんの二人。それを知った英傑群像岡本さんから「昨晩みたいにビンゴやります?」とネタを言われる(笑)

 昨日、見たTV番組『21世紀エジソン』に出ていた「(横山光輝)三国志占い」を遜 瑜懿さんがもってきてくれたので、その場でいた数人で行う。やはり結構、盛り上がるものだ。

 英傑群像岡本さんから『品三国』など、あれこれ資料をみせてもらう。
 18時半ぐらいに夕食をいただく。食べながら谷館長や英傑群像岡本さんと談笑。

 食後、谷館長から石城山の神籠石や山姥伝説の貴重な話を拝聴し、その流れで本物の版築の欠片をさわらせてもらったり、解散となった。

 その日の夜の泊まり組は二人なので、その分、用意された毛布(敷き布団、掛け布団の二枚)を使えたんで、降雨で寒くなっているとはいえ簡易寝袋よりは快適だった。
 連日の疲れがあったんで清岡は21時には眠ってしまっていた。
 カンバヤシさんは三国志ファン文庫にある『ランペイジ』の講談社から出ている分は読破したとのこと。

 6時に目が覚めて、持ち込んだ缶コーヒーを飲んでまったりし、カンバヤシさんから京劇の役の話を聞いていた。老生という役柄は三国志関連で代表的なのは諸葛亮で、小生という役柄は周瑜で、紅生は関羽(顔を赤く塗る)、丑が道化役、淨が活発な役で猪突猛進な張飛とか、悪役の曹操とか。悪役が白い顔だとか、旦が女性役とか。あと横浜大世界の有料フロアでカンバヤシさんが二胡や京劇を見たって話とか。

※追記 三国志学会 第四回大会ノート2

 8時過ぎに朝食を頂いて(草餅を三つも食べた)、谷館長に別れを告げ、いつもの8:59須賀社発の光市営バスで帰る。

 帰りのJR西日本山陽本線の電車では、鉄分の少し高いことを書くが、念願の播州赤穂線経由で帰る。播州赤穂線はワンマンでのどかな路線で、播州赤穂駅で新快速に乗り換え、相生駅から大量に乗り込んでくる人を見ていた。

 次の三顧会は2008年8月16日。さてどんなふうになるのかな。


・第8、9回三顧会(2008年3月23日、8月16日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/758


※次記事 赤兎馬Presents「三国志の宴3」レポ

第8回三顧会午後1


  • 2008年3月31日(月) 12:45 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,396
場所 ノートPC+プロジェクターからスクリーン上へ映し出された映像<目次>
http://cte.main.jp/newsch/article.php/858

<前記事>第8回三顧会午前2
http://cte.main.jp/newsch/article.php/859


●三国志講演会 「三国時代の食」

 2008年3月23日13時。山口県の三国志城。

 特別企画展示場の西側の壁(というより今、常設で神籠石関連の展示しているのでパネルを布で覆ったもの)に向かって右側にスクリーンがあって、そこに写真のようにノートPC+プロジェクターからタイトルが映し出されている。
 左側には今回、講師として名乗りを上げた、『人形劇三国志』の諸葛亮に扮する一条さんが立っており、講演会が始まる。
 一条さんは左手にノートPCを操るマウスを持ち、右手に巻物を持っており、どうやら巻物に縦書き(ここらへんがちゃんとしてある)の原稿が書かれてあるようだ。
 ただ諸葛亮の恰好をしているだけでなく、諸葛亮になりきって発表するという今までの三顧会にはなかった面白い演出をされていた。戦評定をするとし「英雄の食卓~美味天下三分の計~」と題し食の重要性を説くという流れ。右のスクリーンには豊富な図や写真が適時表示されていた。
 食を通じて話が多岐に渡っていたので、以下、覚えている分を箇条書き。※記憶があやふやな出典は()付けにしている

・黄巾の乱→董卓専横の流れで民は飢餓状態にあった。
・袁紹や袁術の食に困ることに触れ、さらに曹操が中原を回復し許昌で屯田を行ったことに触れる。
 →『三国志』魏書武帝紀の注に引く『魏書』
自遭荒亂、率乏糧穀。諸軍並起、無終歳之計、飢則寇略、飽則棄餘、瓦解流離、無敵自破者不可勝數。袁紹之在河北、軍人仰食桑椹。袁術在江・淮、取給蒲[贏の貝→虫]。民人相食、州里蕭條。公曰:「夫定國之術、在于彊兵足食、秦人以急農兼天下、孝武以屯田定西域、此先代之良式也。」是歳乃募民屯田許下、得穀百萬斛。於是州郡例置田官、所在積穀。征伐四方、無運糧之勞、遂兼滅群賊、克平天下。

・曹操の食に関するエピソードの紹介。曹操が食料の確保を第一に考えていた
 →『三国志』魏書武帝紀の注に引く『曹瞞伝』
常出軍、行經麥中、令「士卒無敗麥、犯者死」。騎士皆下馬、付麥以相持、於是太祖馬騰入麥中、敕主簿議罪;主簿對以春秋之義、罰不加於尊。太祖曰:「制法而自犯之、何以帥下?然孤為軍帥、不可自殺、請自刑。」因援劍割髮以置地。
常討賊、廩穀不足、私謂主者曰:「如何?」主者曰:「可以小斛以足之。」太祖曰:「善。」後軍中言太祖欺衆、太祖謂主者曰:「特當借君死以厭衆、不然事不解。」乃斬之、取首題徇曰:「行小斛、盜官穀、斬之軍門。」其酷虐變詐、皆此類也。

※追記。アクセスログを見ると2012年11/21 (水) 10:02:40に「曹瞞伝曰、操在軍庫、穀不足。 和訳」という検索語句の後に同じIPアドレスから10:11:00「三国志演義 曹瞞伝 注釈 訳 穀不足」という検索語句があってその後何度も検索があった。そんなに検索しておいて、基本的な知識である、史書『三国志』と小説『三国演義』の区別の付かない、つまりネット検索に溺れる典型的なネット・リテラシーの足りない残念なお方なのだろうか。

・曹操が袁紹の軍の烏巣の食糧を焼かせたエピソード
 →『三国志』魏書武帝紀の注に引く『曹瞞伝』
攸曰:「公孤軍獨守、外無救援而糧穀已盡、此危急之日也。今袁氏輜重有萬餘乘、在故市・烏巣、屯軍無嚴備;今以輕兵襲之、不意而至、燔其積聚、不過三日、袁氏自敗也。」公大喜、乃選精鋭歩騎、皆用袁軍旗幟、銜枚縛馬口、夜從間道出、人抱束薪、所歴道有問者、語之曰:「袁公恐曹操鈔略後軍、遣兵以益備。」聞者信以為然、皆自若。既至、圍屯、大放火、營中驚亂。大破之、盡燔其糧穀寶貨、斬督將[目圭]元進・騎督韓[艸/呂]子・呂威[王黄]・趙叡等首、割得將軍淳于仲簡鼻、未死、殺士卒千餘人、皆取鼻、牛馬割唇舌、以示紹軍。

・曹操周辺の人物の食に関するエピソード。夏侯惇。卞皇后
 →『三国志』魏書夏侯惇伝
時大旱、蝗蟲起、惇乃斷太壽水作陂、身自負土、率將士勸種稻、民賴其利。
 →『三国志』魏書后妃伝の注に引く『魏書』
太后左右、菜食粟飯、無魚肉。其儉如此。

・兵による屯田の話→満寵が孫権の屯田を攻撃したエピソード
 →『三国志』魏書満寵伝
三年春、權遣兵數千家佃於江北。至八月、寵以為田向收熟、男女布野、其屯衛兵去城遠者數百里、可掩撃也。遣長吏督三軍循江東下、摧破諸屯、焚燒穀物而還。詔美之、因以所獲盡為將士賞。

・収穫した穀物を輸送する重要性→橋に空いた穴に馬が足を落とした罪で鍾会が許儀(許[ネ'者]の子)を斬った事例
 →『三国志』魏書鍾会伝
先命牙門將許儀在前治道、會在後行、而橋穿、馬足陷、於是斬儀。儀者、許[ネ'者]之子、有功王室、猶不原貸。

・船で運ぶ効率性→運河を開いた鄧艾の事例
 →『三国志』魏書鄧艾伝
時欲廣田畜穀、為滅賊資、使艾行陳・項已東至壽春。艾以為「田良水少、不足以盡地利、宜開河渠、可以引水澆[シ既]、大積軍糧、又通運漕之道。」乃著濟河論以喩其指。又以為「昔破黄巾、因為屯田、積穀于許都以制四方。今三隅已定、事在淮南、毎大軍征舉、運兵過半、功費巨億、以為大役。陳・蔡之間、土下田良、可省許昌左右諸稻田、并水東下。令淮北屯二萬人、淮南三萬人、十二分休、常有四萬人、且田且守。水豐常收三倍於西、計除衆費、歳完五百萬斛以為軍資。六七年間、可積三千萬斛於淮上、此則十萬之衆五年食也。以此乘呉、無往而不克矣。」宣王善之、事皆施行。正始二年、乃開廣漕渠、毎東南有事、大軍興衆、汎舟而下、達于江・淮、資食有儲而無水害、艾所建也。

・蜀漢の桟道の話
 →李白『蜀道難』
噫吁[口戲]。危乎高哉。蜀道之難。難於上青天。

・流馬と木牛の話→三国志城で展示

・いろんな食材の話→孫策と牛肉の事例
 →『三国志』呉書孫破虜討逆伝の注に引く江表伝
策時年少、雖有位號、而士民皆呼為孫郎。百姓聞孫郎至、皆失魂魄;長吏委城郭、竄伏山草。及至、軍士奉令、不敢虜略、鶏犬菜茹、一無所犯、民乃大悅、競以牛酒詣軍。

・晋の貴族の贅沢に走った事例
 →『晋書』石崇伝
愷以〓澳釜、崇以蝋代薪。
 →『世説新語』汰侈
王君夫以[米台]糒澳釜、石季倫用蝋燭作炊。君夫作紫絲布歩障碧綾裹四十里、石崇作錦歩障五十里以敵之。石以椒為泥、王以赤石脂泥壁。
 →『世説新語』汰侈
武帝嘗降王武子家、武子供饌、並用琉璃器。婢子百餘人、皆綾羅[衣庫][衣羅]、以手擎飲食。烝豚肥美、異於常味。帝怪而問之、答曰:「以人乳飲豚。」帝甚不平、食未畢、便去。王・石所未知作。
 →『世説新語』紕漏
王敦初尚主、如廁、見漆箱盛乾棗、本以塞鼻、王謂廁上亦下果、食遂至盡。

・→司馬炎の子、衷の贅沢を表す逸話。
 →『晋書』恵帝紀
及天下荒亂、百姓餓死、帝曰:「何不食肉糜?」其蒙蔽皆此類也。

・その後の歴史の流れの説明→三国鼎立まで話を戻す

・魏に話題を移し、曹植の詩に見られる豪勢な宮廷料理。スッポン([敝/魚]?)や熊の手(熊[足番]、熊掌)など。
 →『文選』第二十七 詩 樂府上 樂府四首 曹子建 名都篇
我歸宴平樂、美酒斗十千。膾鯉[月雋]胎〓、寒[敝/魚]炙熊[足番]。
 →『藝文類聚』卷第九十五 獸部下 熊
孟子曰.生魚我所欲.熊掌亦我所欲.我所欲二者不兼.舍魚取熊掌.義者我欲.生亦我欲.二者不得兼、舍生取義.

・果物など。さらに粉食→小麦を粉にして食べる。胡餅の霊帝の事例。

・何進の孫、何晏字平叔の湯餅(ラーメンの原型)の事例
 →『世説新語』容止
何平叔美姿儀、面至白;魏明帝疑其傅粉。正夏月、與熱湯餅。既[口敢]、大汗出、以朱衣自拭、色轉皎然。

・牛心炙(牛はつを焼いたもの)はまず主賓が食べる。
( →『晋書』王羲之伝
年十三、嘗謁周顗、顗察而異之。時重牛心炙、坐客未[口敢]、顗先割啗羲之、於是始知名)

・現在に伝わってない料理の事例

・曹操が酪(ヨーグルト?)を貰って飲んでいた事例
( →『世説新語』捷悟
人餉魏武一[木否]酪、魏武[口敢]少許、蓋頭上題「合」字以示衆。衆莫能解。次至楊脩、脩便[口敢]、曰:「公教人[口敢]一口也、復何疑?」)

・呉に移り、左思(晋)の『三都賦』に見られる長江の漁の様子。
 →『文選』賦 丙 卷第五 京都下 呉都賦
鉤[金耳]縱橫、網罟接緒。術兼詹公、巧傾任父。筌〓〓、[魚麗][魚嘗][魚少]。罩兩[魚介]、[四/巣][魚高]〓。乘[學の子→魚][元/黽][(口口)/田/一/黽]、同[四/瓜]共羅。沈虎潛鹿、[馬/中][有龍]〓束。[魚(山/一/魚)攵]鯨輩中於群[牛害]、[巉の山→才]搶暴出而相屬。雖復臨河而釣鯉、無異射鮒於井谷。

・現代の中国と違ってこのころは刺身を食べていた→膾(なます)のこと

・華佗と膾のエピソード
( →『三国志』魏書方技伝
廣陵太守陳登得病、胸中煩懣、面赤不食。佗脈之曰:「府君胃中有蟲數升、欲成内疽、食腥物所為也。」即作湯二升、先服一升、斯須盡服之。食頃、吐出三升許蟲、赤頭皆動、半身是生魚膾也、所苦便愈。佗曰:「此病後三期當發、遇良醫乃可濟救。」依期果發動、時佗不在、如言而死。)

・蟹がどれだけ好まれていたかの事例
 →『世説新語』任誕
畢茂世云:「一手持蟹螯、一手持酒[木否]、拍浮酒池中、便足了一生。」

・呉に欠かせない甘味の事例→広州から果物(龍眼など。龍眼の味はライチに似ているそうな)が建業に貢がれる
 →『三国志』呉書士燮伝
燮毎遣使詣權、致雜香細葛、輒以千數、明珠・大貝・流離・翡翠・玳瑁・犀・象之珍、奇物異果、蕉・邪・龍眼之屬、無歳不至。

・孫亮の甘蔗(さとうきび)や蜜に漬けた梅が出てくる事例
 →『三国志』呉書三嗣主伝の注に引く『江表伝』
亮使黄門以銀碗并蓋就中藏吏取交州所獻甘蔗[食昜]。黄門先恨藏吏、以鼠矢投[食昜]中、啓言藏吏不謹。
 →『三国志』呉書三嗣主伝の注に引く『呉歴』
亮數出中書視孫權舊事、問左右侍臣:「先帝數有特制、今大將軍問事、但令我書可邪!」亮後出西苑、方食生梅、使黄門至中藏取蜜漬梅、蜜中有鼠矢、召問藏吏、藏吏叩頭。

・魏にも甘蔗が出てくる例
 →『藝文類聚』卷第八十七 果部下 甘蔗
魏文帝典論曰.常與平虜將軍劉勳奮威鄧展等共飲.宿聞展有手臂.曉五兵.余與論劍良久.謂余言.將軍法非也.求與余對.酒酣耳熱.方食干蔗.便以為杖.下殿數交.三中其臂.左右大笑.

※後日追記。キャンキャンの「那覇黄門」というネタでこれを思い出した。


・蜀の話題に移る。蜀は霧深く日が出ることは稀で犬は日を見て吠えるという
 →柳宗元(唐)「答韋中立論師道書」
僕往聞庸蜀之南、恆雨少日、日出則犬吠。

・雨が多いので米の栽培が行われた。

・蜀のスパイスで有名なもの。椒(山椒、サンショ)。椒を壁に塗り込む事例
( →『藝文類聚』卷第八十九 木部下 椒
應劭漢官儀曰.皇后稱椒房.取其實曼延盈升.以椒塗室.亦取其温煖.)

・→「蜀椒」と呼ばれるほど。

・薑(生姜)と蜀の事例
 →『捜神記』
左慈、字元放、廬江人也。少有神通。嘗在曹公座、公笑顧衆賓曰:「今日高會、珍羞略備。所少者、呉松江鱸魚為膾。」放曰:「此易得耳。」因求銅盤貯水、以竹竿餌釣於盤中、須臾、引一鱸魚出。公大拊掌、會者皆驚。公曰:「一魚不周坐客、得兩為佳。」放乃復餌釣之。須臾、引出、皆三尺餘、生鮮可愛。公便自前膾之、周賜座席。公曰:「今既得鱸、恨無蜀中生薑耳。」放曰:「亦可得也。」公恐其近道買、因曰:「吾昔使人至蜀買錦、可敕人告吾使;使增市二端。」人去、須臾還、得生薑。又云:「於錦肆下見公使、已敕增市二端。」後經歳餘、公使還、果增二端。

・孫権の蜀薑(ミョウガ)?のエピソード(前述の曹操と左慈との話に似ている)
 →『三国志』呉書劉惇伝の注に引く『葛洪神仙伝』
葛洪神仙傳曰:仙人介象、字元則、會稽人、有諸方術。呉主聞之、徴象到武昌、甚敬貴之、稱為介君、為起宅、以御帳給之、賜遺前後累千金、從象學蔽形之術。試還後宮、及出殿門、莫有見者。又使象作變化、種瓜菜百果、皆立生可食。呉主共論鱠魚何者最美、象曰:「鯔魚為上。」呉主曰:「論近道魚耳、此出海中、安可得邪?」象曰:「可得耳。」乃令人於殿庭中作方[土(ク/臼)]中、汲水滿之、并求鉤。象起餌之、垂綸於[土(ク/臼)]中。須臾、果得鯔魚。呉主驚喜、問象曰:「可食不?」象曰:「故為陛下取以作生鱠、安敢取不可食之物!」乃使廚下切之。呉主曰:「聞蜀使來、得蜀薑作齎甚好、恨爾時無此。」象曰:「蜀薑豈不易得、願差所使者、并付直。」呉主指左右一人、以錢五十付之。象書一符、以著青竹杖中、使行人閉目騎杖、杖止、便買薑訖、復閉目。此人承其言騎杖、須臾止、已至成都、不知是何處、問人、人言是蜀市中、乃買薑。于時呉使張温先在蜀、既於市中相識、甚驚、便作書寄其家。此人買薑畢、捉書負薑、騎杖閉目、須臾已還到呉、廚下切鱠適了。

・その他、胡椒など香辛料

・左思(晋)の『三都賦』に見られる蜀の様子。
 →『文選』賦 乙 卷第四 京都中 蜀都賦
百藥灌叢、寒卉冬馥。異類衆夥、于何不育?其中則有青珠黄環、碧[奴/石]芒消。或豐綠[艸/夷]、或蕃丹椒。麋蕪布[シ(艸/隻)]於中阿、風連莚蔓於蘭皋。

・様々な山の幸がある。

・こんにゃく芋

・晋の時代から普及し始めたお茶。はやづみが茶、おそづみを茗と呼ばれる
 →『藝文類聚』卷第八十二 草部下 茗およびその注(括弧内)
爾雅曰.[木賈].苦茶.(早採者為茶.晩採者為茗.)

・呉の孫皓の茶が出てくる逸話
 →『三国志』呉書韋曜伝
皓毎饗宴、無不竟日、坐席無能否率以七升為限、雖不悉入口、皆澆灌取盡。曜素飲酒不過二升、初見禮異時、常為裁減、或密賜茶[艸/(夕ヰ)]以當酒、至於寵衰、更見[福のネ→イ]彊、輒以為罪。

・最後に、「春雷驚龍」(中華おこげの料理名)の調理の動画を見る。雷のような音が入っている。

・「春雷驚龍」(春の雷が龍を驚かせる)は三国志にゆかりのある名前。その逸話の紹介
 →『三国志』蜀書先主伝およびその注(括弧内)
是時曹公從容謂先主曰:「今天下英雄、唯使君與操耳。本初之徒、不足數也。」先主方食、失匕箸(華陽國志云:于時正當雷震、備因謂操曰:「聖人云『迅雷風烈必變』、良有以也。一震之威、乃可至於此也!」)。

 13:42終了。

 質問コーナー。谷館長が龍眼を食べたことがあるそうで、すごく美味しいとコメント。
 谷館長から「蜀ノ会(食の会)」(2008年2月10日)の紹介や諸葛菜や諸葛亮が使っていた壷の説明などが行われた。

 というわけで英傑群像岡本さんから終了をつげられ満場拍手。
 それから一条さんから「南蛮王の贈り物」と称してトマトが皆に振る舞われた。食べたけどかなり美味しかった。

 また英傑群像岡本さんから次回講演の講師を募集しているとのこと。興味のある方は三国志城へご連絡を。

・石城の里 三国志城
http://www3.ocn.ne.jp/~sangoku/


 というわけで次のプログラムまでの休憩時間。

 次のプログラムの「三国志壁掛けお面づくり」は本来、外でやる予定だったけど、雨のため、第一展示場と第二展示場の間の屋根のある部分で行うとのこと。
 そのため、一度に全員が参加できず十人ずつの参加となり、プログラムを前倒しし、順々に開始するとアナウンスされていた。


<次記事>第8回三顧会午後2
http://cte.main.jp/newsch/article.php/863