
※前回の三国関連記事
福岡関帝廟(福岡市中央区天神2002年12月22日)
昨年は京都祇園祭宵山に行きそびれて粽(ちまき)を交換できずにいて、結局、大津祭(後述)の粽を玄関に飾っていたんだけど、今年はその粽を持って歩いてお目当ての山鉾に行く。2013年7月16日の宵山。17時に家を出て結局、片道50分かかったのだけど、その間、いろんなことを思っていた。
下記サイトや下記関連記事にあるように、登龍門でお馴染みの鯉山は、国で言うと後漢だな、と。東西の六角通から室町通を降ったところにある。
・祇園祭 鯉山町衆
http://www.koiyama.com/
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7月16日 祇園祭宵山に鯉山
そう考えると、下記関連記事で触れた菊水鉾は日本オリジナルの翻案だろうけど、曹丕に由来があり、国で言うと三国魏だね。ちょうど鯉山のある室町通りを2ブロック分下がった山伏山を越えた、錦小路通の下がった所に菊水鉾がある。通りを下がっただけで時代を降れるという不思議空間。
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7月16日 京都祇園祭宵山に菊水鉾
では他はどうかというと、下記関連記事にあるように、三国呉もある! 菊水鉾と同じく錦小路を下がったところにあり、烏丸通沿いの、つまり錦小路より一つ東の通にある、孟宗山だ。つまり南に行くのではなく東に行くことで三国魏から三国呉に移れるのだ。
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京都祇園祭山鉾巡行に孟宗山(7月17日)
ついで書くと、どちらかというと魏で、呉に似つかわしくないのだけど、烏丸通の「烏丸」も『三国志』巻三十魏書烏丸伝とあるように三国と関連がありそうだ……この通名は「うがん」ではなく「からすま」だけど。
いやぁ、来年、京都祇園祭宵山で三国ツアーが企画されれば、ついてっちゃうかもね。