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掲示板 件名 最新投稿

関野貞資料と墳墓の世界(2011年3月2日)


  • 2011年2月23日(水) 19:57 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,968
研究 開催が一週間後に迫っているため早さ優先で端的に。

・称猫庵
http://syoubyouan.blogspot.com/

・関野貞資料と墳墓の世界  (※上記ブログ記事)
http://syoubyouan.blogspot.com/2011/02/blog-post_23.html

上記ブログ記事で知ったこと。

・東京大学東洋文化研究所
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/

※新規関連記事 リンク:漢代察挙制度の研究(東洋文化研究所紀要1983年11月)

・国際シンポジウム「関野貞資料と墳墓の世界」が開催されます  (※上記サイトのお知らせ)
http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/news/news.php?id=FriFeb1818:55:412011

上記お知らせにあるように、東京大学東洋文化研究所人間文化研究機構主催(近畿日本ツーリスト株式会社協力)で世界遺産に向き合い価値の共有を夢見た男 関野 貞 プロジェクト 「関野貞資料と墳墓の世界」(国際シンポジウム)が2011年3月2日水曜日13時から東京大学総合図書館三階大会議室にて参加費無料事前申し込み不要で開催されるという。
その中のプログラムで下記に引用するのが目に付く。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
鮮卑族の系譜  復旦大学 韓 昇
(墓葬のDNA鑑定 付:曹操一族の検討)
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メモ:鎧 and リンク:東アジアにおける武器・武具の比較研究


  • 2011年2月16日(水) 22:57 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,817
研究 ※前記事 リンク:中国の連環画の変遷とその描写技法

※参照記事 ダメ人間の世界史(2010年3月16日)

 上記参照記事にあるように、メーラーのEdMaxを使って個人的にチェックしている掲示板に、下記サイト「徹夜城の多趣味の城」の掲示板「史劇的伝言板」がある。

・徹夜城の多趣味の城
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/TETUYA.HTML

 そこにある投稿#8845が気に掛かる。それは映画『レッドクリフ』(原題『赤壁』)に関する書き込みであり、主にその映画ででてくる「甲冑」が当時のものをどれほど再現しているものかという疑問だ。

・RED CLIFF 映画『レッドクリフ』公式サイト
http://redcliff.jp/

※関連記事 呉宇森(ジョン・ウー)監督『レッドクリフ(RED CLIFF)』報道まとめ

 当時のズバリのものは発掘されていないので、直感的には、ある程度、取り入れているが、映画のようなマントとかローブとか、畫像磚石や明器でも見られないものが平気で出てくる程度の時代考証だと思っていた。しかし、特に何か確証があってそう思っている訳ではないし、これを良い機会だと思い、ある程度、自分や誰かの参照できるものをメモとして残そうと思った。ちょうど下記関連記事のように「虎牢関」、「武冠」や「拝」などについて書いたときのように。前記事で触れたように、視覚的要素を含む現代日本の三国作品の変遷に興味があるものの、当時のデザインでない鎧を見た場合、「腹巻きタイプの鎧」(清岡命名)とか「伝統的なデザイン(≠歴史に忠実なデザイン)」とか個人的には一言で片付けているので、説得力がなく、「ではどんなのが当時のデザインなのか」と聞かれた場合、ぼんやりとしか説明できないからだ。

※関連記事
 メモ:虎牢関って
 メモ:武冠のあみあみ
 三国創作のための拝メモ

 「甲冑」の「冑」はともかく「甲」(よろい)はというと、下記関連記事で触れた2008年10月12日開催の「東アジアの出土資料と交通論」での報告「漢代北方の地域社会と交通―県城遺跡と漢墓の技術から―」を思い出す。

※関連記事 「東アジアの出土資料と交通論」ノート3

中国古代刑制史の研究(2011年1月)


  • 2011年2月 7日(月) 21:23 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,166
研究 ※関連記事 書羅盤より2009年2月発売の書籍

メールマガジン『書羅盤・チャイナブックナビゲーター』2011年第2号(総227号)(2011年1月27日発行)で知ったこと。

・京都大学学術出版会:ホーム
http://www.kyoto-up.or.jp/

・京都大学学術出版会:中国古代刑制史の研究
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?id=1697

上記サイトの上記書籍ページにあるように2011年1月に京都大学学術出版会より宮宅潔/著『中国古代刑制史の研究』(東洋史研究叢刊之七十五 新装版13 ISBN9784876985333)が7350円で発売したという。著者の方は下記関連記事で触れたように、昨年、2010年3月13日の「第6回TOKYO漢籍SEMINAR」において「神の裁きから人の裁きへ ー秦漢時代の裁判制度」というご講演をされた方だ。

※関連記事 東アジア人文情報学研究センター(2009年4月)

前述の書籍ページから下記へ内容を引用するように後漢末や三国代とは関係しないが、それへ直接に繋がる時代の刑制であるため、ここで紹介した。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本書は、最新の中国秦漢時代の制度史研究である。近年、法律条文や司法文書が相次いで出土したことにより、統一秦から漢初に到る時期の法律・制度は、その詳細が知られるようになった。刑罰制度の詳細を出土史料から復原する一方で、関連する諸制度の変遷とリンクさせることにより、刑罰制度の展開とその背景を解明しようとする。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

リンク:中国の連環画の変遷とその描写技法


  • 2010年12月21日(火) 19:44 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,177
研究 ※前記事 リンク:張家山漢簡「史律」に見える任用規定について

※関連記事 三国志 Three Kingdoms 群雄割拠(BSフジ2011年1月10日-)

 上記関連記事で触れたように『三国志 Three Kingdoms』前篇 DVD-BOXに完全収録『絵本通俗三国志』挿絵集が同梱されると聞いて、一瞬、「何を今さら」と思ってしまったわけだけど、それにはちゃんと解説文がついているようでファンの趣向の幅を広げるという意味では意義があるのかもしれない。

※参照記事 2006年7月29日「三国志シンポジウム」雑感2

 だけど、三国マンガ等、視覚的要素を含む現代日本の三国作品において、ちゃんと根拠を示せるわけじゃないけど、この日本の『絵本通俗三国志』よりも中国の連環画の影響が大きいように思える。

※参照記事 赤兎馬Presents「三国志の宴3」第1部レポ

 ここ一年ぐらい、マンガ関連の学会大会やシンポジウムに一般聴講して再認識したんだが、マンガに先立つ一つの表現形式として連環画がある。そのため、日本の三国マンガにどれ程、連環画が影響を与えたか興味を持っていた。なかなか視覚的要素を定量的に扱う案が思い浮かばず、定性的に扱うとなると主観を交えない自信がないため、研究するのに躊躇しているのだが。

※関連記事 私的メモ2:三国漫画分析

 そこで何か参考になるものはないか、今、CiNiiで「連環画」と軽く検索を掛けるといくつか論文が出てきて、それらの中のいくつかは読めるものもあって、今回、リンクするのが下記の論文。

高橋 愛「中国の連環画の変遷とその描写技法」(『美術教育学 : 美術科教育学会誌』27号 (20060331) pp.219-231 美術科教育学会 )
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004702829

CiNii

「四大奇書」の研究(2010年11月10日)


  • 2010年11月23日(火) 11:29 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,424
研究 ・株式会社汲古書院 古典・学術図書出版
http://www.kyuko.asia/

上記サイトのRSS配信で下記の書籍を知る。

・「四大奇書」の研究 - 株式会社汲古書院 古典・学術図書出版
http://www.kyuko.asia/book/b80965.html

つまり汲古書院から2010年11月10日に小松謙/著『「四大奇書」の研究』(汲古書院、ISBN9784762928857)が8400円で発売したという。
「四大奇書」は上記ページにある内容説明(本書を引用したもの)には下記に引用したように書かれてある。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「四大奇書」とは、『三國志演義』『水滸傳』『西遊記』『金瓶梅』の總稱である。この名稱自體は、?代前期の書坊が販賣促進用につけたキャッチフレーズにすぎまいが、この四篇をもって明代白話小説の代表作、更にいえば中國長篇小説の最高峯と見なすことには、ほとんど異論はないであろう。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※引用部分の「?」となっている表示できてない部分は前後関係から恐らく元々は「淸」と書かれてあって「清」のことだろう。

このように一部、『三国演義』について書かれてある書籍であり、上記ページから目次を下記に引用するような内容となっている。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 序
第一部 明代に何が起こったのか
第一期 洪武~天順(1368~1464) 第二期 成化~正徳(1465~1521)  第三期 嘉靖(1522~66)
第二部 『三國志演義』
第一章 「三國」について――なぜこの時代が藝能の題材となるのか――
  第二章 三國志物語の變容
  第三章 『三國志演義』の成立と展開――嘉靖本と葉逢春本を手がかりに――
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

西晉「儒教国家」と貴族制(2010年10月28日)


  • 2010年11月22日(月) 23:47 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,051
研究 ・株式会社汲古書院 古典・学術図書出版
http://www.kyuko.asia/

 上記サイトのRSS配信で下記の書籍を知る。

・西晉「儒教国家」と貴族制 - 株式会社汲古書院 古典・学術図書出版
http://www.kyuko.asia/book/b80963.html

 つまり汲古書院から2010年10月28日に渡邉義浩/著『西晉「儒教国家」と貴族制』(汲古書院、ISBN9784762928826)が15750円で発売したという。下記関連記事にあるように、著者は一般書でも専門書でも三国志関連書籍を多数執筆されている有名な先生。

※関連記事
 三国志 最高のリーダーは誰か(2010年8月27日)
 後漢における「儒教國家」の成立(汲古書院)

・大東文化大学 中国学科 渡邉義浩研究室
http://www.ic.daito.ac.jp/~y-wata/

 それで『西晉「儒教国家」と貴族制』はタイトルに三国を統合した西晋があるように、三国と関連性が高く、冒頭の汲古書院サイト内ページの目次を見ても、「漢代の博士/漢魏の太學/西晉の國子學」、「陳壽の『三國志』と蜀學」、「孫呉の滅亡と陸機の上洛/「辯亡論」に見える君主観/「弔魏武帝文」の虚構」、「曹魏明帝の礼制改革と高堂隆/明帝の改制への司馬懿の支持/王肅説の「理」と鄭・王両説」等と、関連性の高い様子がうかがえる。

洛陽学国際シンポジウム(2010年11月27日-28日)


  • 2010年11月 8日(月) 11:06 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,932
研究 唐代史研究会の会員には封書でお知らせが回っているらしいんだが、ネットでは見あたらなかったのでここでは情報中継していなかった。そうすると、下記のブログ記事で詳細情報を出してくださっていたので、記事にしてみる。

・古代中国箚記
http://ancientchina.blog74.fc2.com/

・「洛陽学国際シンポジウム―東アジアにおける洛陽の位置―」(於:明治大学・2010/11/27・28) (※上記ブログ記事)
http://ancientchina.blog74.fc2.com/blog-entry-376.html

何かというと、2010年11月27日土曜日28日日曜日に明治大学駿河台校舎リバティタワー10階1103教室にて明治大学大学院文学研究科東アジア文化継承学シンポジウム「洛陽学国際シンポジウム―東アジアにおける洛陽の位置―」(唐代史研究会2010年度秋期シンポジウム)が開催されるという。下記サイトで昨年の秋期シンポジウムのことが書かれてあるので、おそらくそのうちそこで告知されるとは思うけど。

・石文研Website
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~ishiken/

三角縁神獣鏡研究事典(2010年6月29日)


  • 2010年10月24日(日) 10:25 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,894
研究 ストック記事シリーズ。メールマガジン『書羅盤:チャイナブックナビゲーター』2010年第12号(総216号)(2010年7月28日発行)で知ったこと。

※参照記事 書羅盤より2009年2月発売の書籍

・株式会社 吉川弘文館 安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
http://www.yoshikawa-k.co.jp

・三角縁神獣鏡研究事典 - 株式会社 吉川弘文館 安政4年(1857)創業、歴史学中心の人文書出版社
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b61587.html

上記出版社サイトのページにあるように、2010年6月29日に吉川弘文館より下垣仁志/著『三角縁神獣鏡研究事典』(ISBN9784642014540)が9975円で発売したという。

東アジア王墓フォーラム(2010年11月3日奈良県橿原市)


  • 2010年10月12日(火) 10:06 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,489
研究 ・称猫庵
http://syoubyouan.blogspot.com/

・第29回橿原考古学研究所公開講演会  (※上記ブログ記事)
http://syoubyouan.blogspot.com/2010/10/29.html

 RSS配信を通じ上記ブログ記事で知る。
 奈良県立橿原考古学研究所と(財)由良大和古代文化研究協会との主催で2010年11月3日祝日水曜日10時から奈良県橿原文化会館 大ホールにて第29回橿原考古学研究所公開講演会「東アジア王墓フォーラム」が開催されるという。

・奈良県立橿原考古学研究所
http://www.kashikoken.jp/

・橿原文化会館のホームページ
http://www4.kcn.ne.jp/~kashibun/

 上記研究所のサイトのTopics&Newsにプログラムが書かれている。
 講演(3)の王巍「曹操高陵の発見と中国の墳丘墓・王墓形成」の「曹操高陵」とは例の安陽西高穴大墓のことだろう。
 「魏の曹操高陵の発見についての報告は、本邦初のご披露」となっているが、下記関連記事でふれた2010年5月21日に開催された「第2回中日学者中国古代史論壇 魏晋南北朝期における貴族制の形成と三教・文学 ―歴史学・思想史・文学の連携による―」での梁満倉「論曹操墓出土的部分文物与歴史文献的関係」は無視なんだろうか。それとも直接発掘・調査した結果の報告ではないと聞くので、それだと数にいれないとか?(あと可能性としては大和の国を本邦とするとも考えられるがさすがにそれはないだろう)

※関連記事 論曹操墓出土的部分文物与歴史文献的関係(2010年5月21日)

 また、講演(1)の豊岡卓之「桜井茶臼山古墳の調査成果と意義」については、下記関連記事にあるようにその古墳から「正始元年」の銘文が入った三角縁神獣鏡が発見されたそうなので、中国の三国時代に関連性がある。

※関連記事 桜井茶臼山古墳:副葬銅鏡が81枚に 卑弥呼時代のものも(毎日新聞2010年1月7日)

※追記 三角縁神獣鏡研究事典(2010年6月29日)

 講演(2)の「伽耶における三・四世紀の墳丘墓と王墓」ももしかすると中国の三国時代と同時代なのかもしれないと思うと関係性があるのかもしれない。

 下記関連記事にあるように曹操関連の報告のある10月11月の学術催事はこれで三つ目だ。時系列順には二番目だけど。

※関連記事
 国際シンポジウム「三国時代・魏の世界―曹操高陵の発見とその意義―」(2010年11月27日28日)
 非常之人 三国志の覇者・曹操の人物像(2010年10月31日)

※追記 『ワールドビジネスサテライト』で曹操特需(2010年11月2日)

※追記 十大三国志ニュース2010 前編

※追記 三国志の時代―2・3世紀の東アジア―(2012年4月21日-6月17日)

新出魏晋簡牘をめぐる諸問題ノート(2009年9月13日)


  • 2010年10月 7日(木) 18:24 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,925
研究 ※前記事 第9回魏晋南北朝史研究会大会ノート3

※関連記事 新出魏晋簡牘をめぐる諸問題(2009年9月13日)

 上記関連記事で書いたように、2009年9月13日に国際ワークショップ「新出魏晋簡牘をめぐる諸問題」が立正大学大崎キャンパス、9号館地階9B11教室で開催された。

 冒頭の前記事にあるように、前日に同じく東京都で「第9回魏晋南北朝史研究会大会」があったため、その日の朝は亀戸のウィークリーマンションに泊まっていた。
 立正大学大崎キャンパスへは下記関連記事にあるように、初めて行くところではなかったが、会場がその時と違い初めて行く所なので、早い目に出て前回訪問時と同じく山手線で大崎駅まで行き、そこから歩くことに。例によってスーツ姿で。

※関連記事 「魏晋南北朝史と石刻史料研究の新展開」ノート1(2008年9月14日)