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掲示板 件名 最新投稿

トゥルファンの臧洪伝断簡(新シルクロード展)


  • 2005年9月17日(土) 17:05 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,649
展覧会  2005年8月13日から2005年10月10日の間、兵庫県立美術館で「新シルクロード」展があって、それを見に行っていた。展覧会は時代ごとではなく地域ごとに作品を分けて紹介されていた。第1章「楼蘭」、第2章「タクラマカン」、第3章「天山南路」、第4章「天山北路、トルファン」、第5章「西安」の五つのセクション。
http://www.new-silkroad.jp/

 その第4章「天山北路、トルファン」のところで順に見ていき、ちょうど柱を越えたあたりで目に飛び込んできた「臧洪」とか「三国志」とかという文字。その展示物の紹介文だ。
 何事?! と三国志ファン丸出しであわててその展示物をみると、そこには四角い紙が展示されていた。縦に入った罫線に何やら文字が書かれている(一行17字から21字程度の隷書の特徴が残っているとのこと)。右の端っこには「呂奉先」の文字。またまた三国志ファン丸出しの反応をしてしまう。

 この紙は「臧洪伝断簡」とタイトルがつけられていた。紙。南北朝、4~5世紀のもの。トゥルファンから出土したものらしい。

※追記 リンク:「三国志:最古級の写本、2巻同時に」(毎日新聞2010年10月13日)

 説明文をみると三国志臧洪伝の抜粋したものとのこと(抄本)。なぜに臧洪伝? トゥルファンと無関係っぽいところが逆に興味をそそる。紙の割にはすごく保存状態が良い。あとで図録をみると、臧洪伝以外にも三国志孫権伝もあったとのこと(個人的にはそっちがみたいぞ)。

 ちなみにそのとき、ノートPCをロッカーにおいてきてなおかつ図録を買っていないので一文字一文字を現在の三国志と対比させていない。
 「臧洪伝断簡」のはじめとおわりの文字を大体、覚えているので、多分、下のような箇所が書かれていたと思う(注はなかった)。
 知っている方はツッコミよろしく。

禍呂奉先討卓來奔請兵不獲告去何罪復見斫刺濱于死亡劉子琪奉使踰時辭不獲命畏威懷親以詐求歸可謂有志忠孝無損霸道者也然輒僵斃麾下不蒙虧除僕雖不敏又素不能原始見終睹微知著竊度主人之心豈謂三子宜死罰當刑中哉實且欲一統山東增兵討讎懼戰士狐疑無以沮勸故抑廢王命以崇承制慕義者蒙榮待放者被戮此乃主人之利非游士之願也故僕鑒戒前人困窮死戰僕雖下愚亦嘗聞君子之言矣此實非吾心也乃主人招焉凡吾所以背棄國民用命此城者正以君子之違不適敵國故也是以獲罪主人見攻踰時而足下更引此義以為吾規無乃辭同趨異非君子所為休戚者哉吾聞之也義不背親忠不違君故東宗本州以為親援中扶郡將以安社稷一舉二得以徼忠孝何以為非而足下欲吾輕本破家均君主人主人之於我也年為吾兄分為篤友道乖告去以安君親可謂順矣若子之言則包胥宜致命於伍員不當號哭於秦庭矣苟區區於攘患不知言乖乎道理矣足下或者見城圍不解救兵未至感婚姻之義

2005年9月13日~10月20日 「三国志展」 徳島城博物館


  • 2005年9月14日(水) 00:38 JST
  • 投稿者:
    KJ
  • 閲覧数
    2,402
展覧会 新聞の見出しによると…

「三国志展」始まる 徳島城博物館、関羽図など18点

と、三国志展というのは見出し用語のようで、
実際は「中国史・三国志の英雄たち」というようだ。

記事
http://www.topics.or.jp/News/news2005091307.html

徳島城博物館
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/johaku/index.shtml

徳島城博物館の常設展示室
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/johaku/jousetsu/

2005年5月17日~6月8日 佐竹美保「三国志の世界」原画展


  • 2005年5月23日(月) 21:04 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,602
展覧会 GOGO三国志!
http://blog.goo.ne.jp/aoitako/
三国志系のweblog。主に三国志関連の本を読んだ感想など。

上記ブログで知ったんだけど、三国志関連本の原画展をやっているとのこと。

・佐竹美保「三国志の世界」原画展
場所 東京銀座 教文館 ナルニア国
期間 2005年5月17日~6月8日
※偕成社の渡辺仙州/編・訳「三国志」(全4巻)の挿絵の原画展だそうです。
イベントの詳細は下記URLの教文館のサイトへ
http://www.kyobunkwan.co.jp/

あと偕成社の渡辺仙州/編・訳「三国志」については
http://www.kaiseisha.co.jp/
↑偕成社のサイトで「三国志」と検索してください。

ちなみにイベントと本についていは冒頭でURLを示した「GOGO三国志!」を参照のこと。
項目に区切っていて読みやすい。

※追記 偕成社「三国志」プレゼント企画(2010年8月31日締切)

5月10・23日 「世界の書籍展」で三国志


  • 2005年5月 3日(火) 01:01 JST
  • 投稿者:
    KJ
  • 閲覧数
    2,372
展覧会 「世界の書籍展」というものが開催されるそうです。その中のひとつに、三国志があるらしいです。既に4月15、22日に鹿児島の県民交流センターで開催されたそうですが、5月にも岩手で開催されるそうです。詳しいことは全く分かりません。

ちなみに下の世界の書籍展のサイトで少し見れます。トップページのフラッシュムービーが終わったら、箱のふたをクリックすると真中から幕が開きます。「世界の書籍展」と表示されて消えたあと、画面下部のまんなかの本にマウスをかざすと「世界の書籍展の入り口」と出ます。その第一章をクリックするとまた箱が出てくるのでクリックします。すると右上のほうに「三国志」と出ます。それをクリックすると…(…たいしたものではありませんが)

世界の書籍展
http://www.sokagakkai.or.jp/tenji/syoseki/
5月10日と23日に岩手で開催されます。

場所:岩手文化会館(019-648-2700)
020-0122 岩手県盛岡市みたけ2-13-1

中国国宝展の販売コーナーにて。


  • 2005年1月25日(火) 23:29 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,719
展覧会

大阪の国立国際美術館が万博公園から中之島に移ったことは知っていて、いつか行ってやろうと思っていた。
「泉」見たさに行こうと思っていた「マルセル・デュッシャンと20世紀美術」という開館記念展はすっかり忘れていて、次も行きたいやつで忘れないでおこうと思ったのが、この「中国国宝展」。会期は2005年1月18日から3月27日だ。
展覧会自体は仏教美術中心で、さほど三国志とは関係ない。
なぜか、魏と蜀関連はなく「三国時代(呉)・3世紀」の時代が三点ほどあったぐらいだ。
そんな中、目を引いたのが展覧会の順路を行き終えた後の販売コーナー。
まさか三国志関連はないだろうとおもったら、ありましたありました。
ちゃっかり歴代皇帝や西遊記トランプに埋もれて「三国演義 高級撲克」(ファンの間では通称、「三国志トランプ」)があった。
http://cte.main.jp/sunshi/off/repo11.htm
↑「三国演義 高級撲克」の参照

あとは書籍関係。
金文京/著「中国の歴史」シリーズで4巻の「三国志の世界」があった。
ISBN 4062740540
(今、みたら今月の15日にでたばかりだった)

何だろうと思って、ぱらぱらとめくったら、やたら「『演義』では」という言葉が目立っていた。「中国の歴史」シリーズだから別に三国演義を引き合いに出さなくても良いのにと思いながら、同行者に
「やたら『演義』では、って書いてあった」
と言ったら、
「(金文京さんは)文学畑の人だからねぇ」
と素で返された(笑)

※追記 第30回 春の古書大即売会(京都古書研究会2012年5月1日-5日)

※追記 第36回 秋の古本まつり(京都古書研究会2012年10月31日-11月4日)

※新規関連記事 アジア仏教美術論集 東アジアI(2017年5月29日)