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宮城谷昌光/著『三国志 第六巻』(2007年9月14日発売)


  • 2007年9月 2日(日) 20:10 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,576
小説

歴史書と同名だけど、小説である宮城谷昌光/著『三国志 第六巻』が2007年9月14日発売に発売ということで。
(月刊の『文藝春秋』で連載中)

・文藝春秋
http://www.bunshun.co.jp/

文藝春秋のサイトにある紹介文を以下に引用。

--引用開始---------------------------------------------------------
曹操、ついに袁氏を滅ぼす。劉備には一大転機
袁氏を滅ぼし勢いづく曹操。だが、諸葛亮と劉備の出会いがその覇道を阻む。一方、孫権も力をつけ、曹操と孫権は「赤壁の戦い」へ
--引用終了---------------------------------------------------------

もう赤壁なんだね、意外と早い

単行本の4,5巻はそれぞれ2006年9月15日,29日だったので一年ぶりの刊行

<参照>三国志重大ニュース2006ノミネーション
http://cte.main.jp/newsch/article.php/446

※追記記事 宮城谷昌光/著『三国志』第七巻(2008年9月13日)

※追記 第30回 春の古書大即売会(京都古書研究会2012年5月1日-5日)

※追記 宮城谷昌光/著『三国志』第十一巻(2012年9月15日)

※追記 宮城谷昌光/著『三国志』第十二巻(2013年9月14日)
 

天破 三国志 3(歴史群像新書、2007年8月31日)


  • 2007年8月22日(水) 12:13 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,650
小説  結局、私自身、まだ書店で見る機会がないんだけど、もし孫策が亡くなっていなかったら、のif小説。いわゆる架空戦記。『天破 三国志』。新書の3巻。年二回ペースの刊行。2007年8月31日発売とのこと。

・ショップ学研
http://shop.gakken.co.jp/
※ここの「文庫・新書・文芸書」→「歴史群像新書」と辿ってください。但し発売前だと「近日発売予定」→「文庫・新書・文芸書」のところ。

吉本健二/著「天破 三国志 3」(歴史群像新書 学習研究社)
定価 945円
ISBN:4054035558

というわけで、紹介文を「ショップ学研」から引用。

--引用開始---------------------------------------------------------
朋友・孫策を救出するため、曹操軍に執拗な攻撃をしかける周瑜。劣勢に立つ周瑜軍に駆けつけた思わぬ援軍、それは劉備の軍勢であった。孫呉に起きた一連の動きの裏には諸葛孔明の暗躍があった。赤壁を舞台に中華史上最大の戦いの幕が切って落とされた!
--引用終了---------------------------------------------------------

例え孫策が生きていても赤壁の役は起こるんだね。。。。って伝統を踏襲しやっぱり諸葛亮も暗躍するってことで(笑)

※関連記事
・2007年3月2日「天破 三国志 2」(歴史群像新書)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/505
・2006年7月25日「天破 三国志 1」(歴史群像新書)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/435

※追記 群龍三国志(歴史群像新書)

※追記 反三国志 関雲長北伐戦記1(2010年1月29日)

メモ:『私説三国志 天の華・地の風』復刊


  • 2007年4月12日(木) 22:32 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    4,055
小説  『火間虫入道』の記事(2007/04/07 (土)、下記)でタイトル通り、江森備『私説三国志 天の華・地の風』復刊を知る。スルーしようと思ったんだけど(笑)、同じく『火間虫入道』の記事(2007/04/11 (水)、下記)で期待されてしまったんで(笑)、記事にしておく。といっても前もって断っておくけど、私は『私説三国志 天の華・地の風』は読んだことなく(+読もうとは思わず)噂でしか聞いたことがないのでメモ程度になると思う。その前に復刊情報から。


・復刊ドットコム
http://www.fukkan.com/
・私説三国志 天の華・地の風 復刊リクエスト投票
http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=14833

 配送時期は6月中旬。発売はブッキングから。つまり復刊を得意とするところからの発売ってこと。

・BOOK-ING
http://www.book-ing.co.jp/

 元は光風社から全9巻で発行されていたのを全10巻で発売とのこと。10巻は光風社版9巻の一部と光風社版未収録の外伝2本とのこと。題して『完全版 私説三国志 天の華・地の風』。



サイト『火間虫入道』
http://hima.que.ne.jp/
・『火間虫入道』の記事(2007/04/07 (土))
http://hima.que.ne.jp/logcp/log200704a.shtml#20070407
・『火間虫入道』の記事(2007/04/11 (水))
http://hima.que.ne.jp/logcp/log200704a.shtml#20070411

 それで話戻して上記の『火間虫入道』の記事(2007/04/07 (土))に書いてあることが正解で、『私説三国志 天の華・地の風』では女性化なんて一人もされておらず、「周瑜×孔明」もあってるし、順番も間違っていない。
 読んだ人の話によると「初めのアレさえ堪えられたら面白いよ」とのこと。なんだそりゃ。とりあえず私がこの作品のことを知った原点に戻ることに。あれは確かサイト「東呉華亭」の参加型コンテンツだ。

・2006年8月20日「東呉華亭」再OPEN予定
http://cte.main.jp/newsch/article.php/394

と思ったら、まだ再OPEN予定中のようだ(2007年4月12日現在)。でも下位のcgiは生きているようで「三国志書評DX(天の華・地の風編)」とコーナー名で検索すると読むことができる。
 ※以下、【】内は「三国志書評DX(天の華・地の風編)」からの引用
 そうそうアレ以外の部分に目を向けると【荊州組・益州組の闘争】が描かれていたり【政治的な話、戦の話、陰謀の話な面】が描かれていたり【心理描写】が優れていたりするらしいんだよね。
 と、いつまでもアレ呼ばわりだとジャンルの人にお叱りを受けそうなので、書いておくけど、主に女性読者を対象とした、男性同性愛を主軸に据えた作品のジャンルのこと。「やおい」と呼ばれる。似たようなのにボーイズラブ(略称、BL)というのがあるが、ジャンルの人に言わせると別物とのこと。素人目に違いがわからないんでこの記事中でも混同している可能性がある(人によっても定義が違うしね)。さらに、ぼかした言い方として「女性向け」という言い方もある(読者対象を由来として)。個人的にはやおいやボーイズラブを好きじゃない女性に対して失礼じゃないのかと思うんだけど、結構、市民権を得ている。嫌悪感を持つ人が多いんで、知らない人にはなるべく知らせず、知っている人に対しても棲み分けしようという配慮から来ていることだとは思うんだけど。身近な例だと検索サイト「三国志サーチ」では「女性向け」という呼び名を使っている。

・三国志サーチ
http://search.sangokushi-forum.com/
・その他/女性向け
http://search.sangokushi-forum.com/search.cgi?ac=ct&ckw=etc_female

 話を戻し、「やおい」ジャンルの草分け的雑誌が(さっきInternet Archiveで調べたんだけど)隔月刊の「コミックジュン」1号(1978年10月号)で、その後、「ジュネ」3号(1979年2月号)と改題され、さらに「ジュネ」が発刊されない月を埋めるように隔月刊の「小説ジュネ」1号(1982年10月)が創刊された。「ジュネ」がコミック中心で「小説ジュネ」が小説中心の雑誌。
 『私説三国志 天の華・地の風』は「小説ジュネ」13号(1985年6月号)に『わが天空の龍は淵にひそみて(前編)』というタイトルで掲載されたのが始まり。小林智美さんがすでに挿し絵を描いておられるようだね。余談になるけど、『私説三国志 天の華・地の風』の表紙絵が小林智美さんの絵が綺麗ですごく目を引くもんだから、いつも古本屋で見かけるたびに、何も知らないオジ様が「お、三国志か、面白そうだな」とか言って間違えて買って読む悲劇が起こらないかと心配しているんだけど(笑) 今回の復刊では小林智美さんの挿し絵がつくんだろうか?

・小林智美公式サイト 花の歌
http://www.kobayashi-tomomi.com/

 以後、「小説ジュネ」に三国志ものの作品が掲載され続けている。創刊から月日が経っていてジャンル自体確立しつつあるようなので、『私説三国志 天の華・地の風』は三国志をパロディーしたんじゃなくて、【元々がジュネパロディ】というニュアンスも想像に難くない。
 また「小説ジュネ」23号(1987年2月号、1986年12月25日発売)から漫画の『STOP劉備くん!』が掲載されている。そのためか『STOP劉備くん!』の初期は結構、『私説三国志 天の華・地の風』ネタが入っていたりする。

・2005年11月22日「STOP劉備くん!」発行
http://cte.main.jp/newsch/article.php/229
・2007年1月23日 劉備くん!リターンズ!
http://cte.main.jp/newsch/article.php/489

※追記 STOP!劉備くん! ひとまずの最終回 (2011年3月24日)

<4月14日追記>
京都国際マンガミュージアムの二階のギャラリー2の1コーナーで今、「創刊号でつづる戦後ストーリーマンガの歴史」に関する展示が行われていて、その中で、「コミックジュン」1号がガラスケース内に展示されていた(他の雑誌は手にとって読めるのが多い)。表紙には「Jun」と銘打たれていて、これが3号で「June」(ジュネ)になんだね。

・京都国際マンガミュージアム
http://www.kyotomm.com/

その展示の説明ではジャンル名を「June系」とし、後に「やおい」や「ボーイズラブ」の源流になったと解説があった。なるほど。
あと「100人の舞妓」という企画展をやっていて、いろんな漫画家さんにそれぞれ舞妓(まいこ)を描いてもらってそれをあいうえお順に廊下に展示されてあった。その中で『STOP劉備くん!』の白井恵理子先生が描いた舞妓もご本人の顔写真(他の漫画家は自画像の場合もある)が添えられ展示されてあった。
<追記終了>

※追記 三国志学会(西)勝手にスピンオフ図書館見学ツアー(2012年9月9日)

 話が飛ぶんだけど、京都の御薗橋(みそのはし)商店街の長さがちょうど800メートルあって、さらに「明日への一歩」を足して、その商店街の愛称を「御薗橋801(はちまるいち)商店街」としたとのこと。そんな名前にしていたら、反響が大きくその勢いで悩みながらも、やおいちゃんをマスコットキャラクターにしたらしい。度量が広いなぁ。

・キャラっと@HAPPY
http://www.kyoto-np.co.jp/info/chara/
・801ちゃん(御薗橋801商店街)
http://www.kyoto-np.co.jp/info/chara/070129.html

・御薗橋801商店街(公式)
http://www.kics.gr.jp/kita/801office/



 しかし、『私説三国志 天の華・地の風』を初めとする三国志ジャンル内やおいジャンル、あるいは、やおいジャンル内三国志ジャンルを好むファン層は隠れも含め結構、大きな層を占めているし(上記、検索サイト参照)、反対に嫌悪感を表明する層も大きいだけに、これについてうっかりコメントするとどちらかの層からも角が立ってしまうというジレンマがある。まぁ、どちらの層も多分、お互いに棲み分けしていこうという人が大多数と思うんだけど、どうだろ。とりあえずこれ以上のコメントは以上のような理由で控えておく、すみません。

・史実歴史ジャンルにおける女性向け否定傾向について
http://www.geocities.jp/niwa1535/rekisi801.html

・衆道禁止!
http://kakutei.cside.com/kakutei.site/syosai/syudou.htm

※追記 メモ:歴史漫画における少年漫画と少女漫画との違い

2007年3月2日「天破 三国志 2」(歴史群像新書)


  • 2007年2月14日(水) 12:11 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,231
小説 1巻のときは発売数ヶ月後に気付いたんだけど、今回は発売前に気付いた。

・2006年7月25日「天破 三国志 1」(歴史群像新書)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/435

もし孫策が亡くなっていなかったら、のif小説。いわゆる架空戦記。新書の2巻

・ショップ学研
http://shop.gakken.co.jp/
※ここの「文庫・新書・文芸書」→「歴史群像新書」と辿ってください。但し発売前だと「近日発売予定」&「文庫・新書・文芸書」のところ。


吉本健二/著「天破 三国志 2」(歴史群像新書 学習研究社)
定価 945円
ISBN:4054032907

私は1巻を読んでいないんだけど、以下に引用する紹介文を見ると、架空戦記のワクワク感があって良いね。
というわけで、紹介文を「ショップ学研」から引用。

---------------------<引用開始>---------------------
劉備は臥龍・孔明を得て襄陽の奪取を目論む。一方、袁紹の麾下に甘んじる曹操の野望は衰えず、袁紹が孫呉領への南下を始めたのを機に形勢逆転への策に打って出た。自ら「呉王」を宣言した孫策、荊州の劉備、そして奸雄・曹操の天下を賭けた大激闘!
---------------------<引用終了>---------------------

「袁紹の麾下に甘んじる曹操」というのも見てみたい気もする。

歴史学ファンタジー


  • 2006年12月25日(月) 21:42 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,782
小説  知人と鍋をつついてでてきた話。
 個人的に目から鱗な話だったんだけど、表現力のなさから、この感動をWorld Wide Webに乗せても誰一人としてほとんど伝わらないんだろうなと思いつつ、記事で書いてみる。その場に居た人は「こんなに食い付いてくるとは」と言っていたぐらいだし。
 まず関連リンクから。

・歴史と小説
http://cte.main.jp/newsch/article.php/256

 話の発端はA氏がB氏の歴史小説のことを「コスプレ現代劇」と言っていたという話(A氏だけが思っていることじゃなく、多くのその筋の専門家たちも思っていた、ってのが興味深かった。裏話なので詳しくは書かないが。試しに「コスプレ現代劇」と検索するとまったく別の用例が出てくる)。そこから二転三転し、当たり前だけど、多くの歴史小説の読み手は四六時中そればかりを考えているんではなく、日常のごく限られた割合を使っているに過ぎないよな、と話していた。例えば通勤通学の行き帰りの電車で読むとか。それに多くの小説や読み物の一つの選択肢でしかないわけだし。そんな多くの人の中には、ある歴史小説の作品や歴史小説というジャンル自体が好きになって、小説についてあれこれ考えたり論じたりする人も出てくるんだろう。さらにそのうちの何割かが歴史小説にやたら「史実」やら「歴史的に正しい」やら「この話は本当のことか」やらとこだわる読み手が出てくるんだろう、って話になった。その場ではこの読み手を「中級者」とした。いや、この言葉はおかしいだろ、ってすぐに自己ツッコミを入れたんだけど、わざわざ改めて言葉を定義付けるのも会食の席でアホらしいので、そのまま「中級者」で流した。
 「中級者」の視点から行くと、どうやら歴史小説は面白い面白くないよりそういった史実性を重視する傾向にあるんじゃないか、ってこと。その場に居た人は好んで歴史小説を読む人は居なかったのでネットを見て回ったときの印象でしかないのだけど。
 読み手の要求が高まれば書き手もそれに対応するだろうし、あるいは読み手の要求が高まる理由が書き手の側にあるんだろう、と話が書き手側へと移っていった。そういった「中級者」を史実重視にさせる痕跡、あるいは「中級者」が史実重視にさせる痕跡はあるのか、という話になり、あれこれどんな痕跡があるかあげていた。歴史小説の作中以外のところから自らの作品について書いていた例とか、小説なのになぜか参考文献があってそこに「アジア歴史事典」が上げられていた例とか(尤も大学の一回生が参考にする事典だそうなので学生の間ではネタとして語りぐさだそうだけど)、作中の地の文で史書の記述を引用した例とか、究極的には歴史小説内で本来だったら見せる必要がなかった取材過程の描写まで作品に織り込んでいる例とか。それだけだと説得力なくとらえられるので、書き手が○○大学○○学科出ているとか、元々、新聞記者で取材力が高いとか、元々、そこの文化圏の人だとか、読み手が勝手に権威付けするんだろうか。(そういえば小説から外れた上に読み手の方の話になるけど、古い時代を取り扱った漫画の感想を書いたブログの記事で「この作者さんは学会に出るほど」ってのもあった。正確に引用しようと検索かけるがソースが見つからず。)
 結局、こういった痕跡は「中級者」を意識して作品性を高めたりあるいは商業的価値を上げたりするため意図的につけているのか、それとも意識せず(天然で)ついてしまったのか、まったくの憶測で作品ごとにどうなんだろうとしゃべっていた。意図的に痕跡をつけ「中級者」の意識をコントロールしているとすれば、私だったら尊敬してしまう。
 書き手が意図的なのか成り行きなのかは別として、読み手である「中級者」が歴史小説に含まれる史実性に価値を見いだしたりと、あたかも「歴史学」のような立場(と実際は違うけど)をとり、批評をしたり評価を下したりするような構造が大なり小なりあるのかな、という気がした。こういった構造をその席で私は「歴史学ファンタジー」と名付け一人で、はしゃいでいた。すぐに歴史ファンタジーや中華ファンタジーという用語と紛らわしいね、と自己ツッコミしていたけど。
 「歴史学ファンタジー」(例によって会食の席で改める気がなかったのでこのまま)という考え方は私にとって目から鱗の視点で、いろんな現象を説明できるのではないか、という気になっていた。先に挙げた痕跡の例はまさに「歴史学ファンタジー」が成せる業なのかもしれないし、歴史の議論をしているのに出典として歴史小説をあげるのもこいつのせいかも。急に話が飛ぶけど、「魁!!男塾」の「民明書房」(分からない場合は検索してね)なんてまさに「歴史学ファンタジー」を逆手に取ったパロディーだしね(尤もあまりにも真に迫ったパロディーだったせいか、「民明書房」が実在していると多くの読者が勘違いしたそうだけど)。
 書き手がこの「歴史学ファンタジー」を熟知していてこれを利用し、作品やそれに付随する文章などを通じて読み手を育て(?)「中級者」を大量生産し、結局、「中級者」は書き手により価値基準を与えられているので、良いお得意さんがたくさんいて精神的にも物質的にも裕福になるなぁ、なんて妄想を抱いてしまっていた。もしかすると読み手の側も読み手の側で「歴史学ファンタジー」を熟知していて「中級者」の一歩先に進み、歴史小説を「正しい、正しくない」とか「面白い、面白くない」とかで語らず、「歴史学ファンタジー」に則した見せ方が「うまい、うまくない」で語り出しているのかもしれない。そうなるとそういう読み手は「上級者」とか呼ぶと「中級者」以上にかなりずれてくるので、普通の読み手をマーク、「中級者」をスマーク、わかっていて楽しむ人をスマートなんて名付けたりして。妄想が妄想を呼びここらへんはすでに会食の場では口に出すのもはばかられるので、単にニヤニヤして「歴史学ファンタジー」という考え方に黙ってただただ感心しているだけだった(外からみたら変な人だね)
 私も自分の小説に参考文献ぐらいは挙げておこうかな…と私が挙げても目の肥えた人に見せ方が下手とか言われて終わりそうだけど。

 それから今、All Aboutで「歴史小説」のガイドが募集されているので、誰かこれに応募して「歴史学ファンタジー」の観点から歴史小説を語ってくれないかな? なんて書いてみる。


 と上記、関連リンク先の話題にとんで。「中級者」が率先して「歴史学ファンタジー」を形成しようとしているんだから、読み手の多くが歴史と小説を混同してしまうのも無理ないかな、と思ってしまった。

<2月27日追記>
なるほど、「教条主義」って言葉があるのか。
しかしどこのファン層もいろんな事情がありそうだ。

・落語2.0宣言(「岡田斗司夫のプチクリ日記」内記事)
http://putikuri.way-nifty.com/blog/2006/12/20_954e.html

※追記 私的メモ3:三国志関連初心者向け

2006年7月25日「天破 三国志 1」(歴史群像新書)


  • 2006年10月25日(水) 19:08 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,411
小説 今さら気付いたのでメモ書き程度(※実際、手にとって読んでない)
2006年7月25日は学研のサイト情報なので、実際はこれより早い発刊かも。

吉本健二/著「天破 三国志 1」(歴史群像新書)
定価 945円
ISBN:4054031846

孫策が死ななかったら、といういわゆる架空戦記小説とのこと。
「1」ということは「2」へと続くのかな。

詳しくは下記、学研のサイトへ

・学研
http://www.gakken.co.jp/
※ここの「文庫・新書・文芸書」→「歴史群像新書」→「このカテゴリーの全商品を見る」と辿ってください



というか、例によって他のサイトで知った。

・薄紅午睡
http://www5.ocn.ne.jp/~rosynap/
・「孫策死なない架空戦記小説」(上記サイト内ブログ記事)
http://yaplog.jp/azusa_z/archive/14
※記事を直接見る前にサイト傾向を見た方が吉

歴史と小説


  • 2005年12月31日(土) 00:03 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,909
小説  三国志関連に三国演義や吉川三国志など古くから親しまれている小説があるせいか、長い間、三国志ファンをやっていると、多くの人々が歴史と小説との混同するのには、慣れているというよりある種のあきらめがある。三国志ファン歴の長い人の中には慣れないというよりむしろアレルギー反応を起こしている人も多いぐらいだ。
 よく言われているのが、1939年に吉川英治が三国志を題材とし執筆した小説を歴史書と同名の「三国志」と名付けたせいで歴史と小説とが混同されてしまう、ってことなんだけど、どうやらそれだけではないようだ。

・参照記事「三国志とは」
http://cte.main.jp/newsch/article.php/226

 歴史と小説との混同はどうも現代日本だけじゃなく、本場、中国の清末の時代でもそういったが話があるみたい。三国志と三国演義とを混同したという笑い話だ。「点石斎画報」から引いている内容。詳しくは下記リンク参照。原文も参考リンクもあって良いページ。

・虎渓之橋
http://www011.upp.so-net.ne.jp/hu-xi/
※ここのサイト→「小草文集」→「知らずに借りた三国志」
・知らずに借りた三国志
http://www011.upp.so-net.ne.jp/hu-xi/sgcw/jieshu.html

 この場合、ある意味、白黒はっきりした結末だけど(汗)、どうも三国志ジャンル以外の現代日本では、実はあまり自覚されていない歴史と小説の混同があるみたい。司馬遼太郎の小説ファンに多いみたいで。まぁ、ここでとやかく書くより下のブログ記事を参照。

・つばめ飛ぶ 餌を取りては 子のもとへ
http://tosa-toad.cocolog-nifty.com/blog/
・「歴史好き」と「歴史小説好き」は必ずしもイコールではない
http://tosa-toad.cocolog-nifty.com/blog/2005/11/post_91d2.html

 予想はつくけど、司馬遼太郎自身は決して歴史と小説とを混同していたなんてことはなかったそうで、きちんとわきまえていることがわかるエピソードを下記のサイトのエッセイ「詩と真実」で紹介されている。こちらもここでとやかく書くより、そのエッセイを参照のこと。

・山際のページ
http://homepage.mac.com/taihakuzan/
※ここのページ上部のリンク→「余談雑談」→「詩と真実」

 しかし、「詩と真実」の末尾に書かれている「また聞きの話」は本当だろうか。筑摩書房から三国志の訳本がでたとき、三国演義(あるいは湖南文山の「通俗三国志」か吉川三国志)と三国志を混同した人から「内容が間違っている」という抗議の電話が殺到したという話。ここで書いてしまうと「またまた聞きの話」になっちまうけど(汗)、その後、筑摩書房が三国志の訳本を文庫化する際に文庫の方のタイトルを「三国志」ではなくわざわざ「正史 三国志」とした理由を目の当たりにしたようで、妙に納得してしまう話だ。当時、多くの日本人が抱いていた既存の「三国志」とは違うんだという意図でタイトルに「正史」を付け加えたんだろう。まぁ結果的に元の「三国志」は「三国志」という名を奪われた形になっているんだけど。事実、歴史書の「三国志」を「正史」って呼ぶ三国志ファンは多いしね。

※追記 第23回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会)

※追記 私的メモ3:三国志関連初心者向け

2005年11月~「中国古典小説選」全12巻


  • 2005年12月 9日(金) 18:05 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,782
小説  2005年12月4日の読売新聞の朝刊で「完本三国志」を知ったって話をしたんだけど、それ以外に「中国古典小説選」って本を目にしたんだけど、「完本三国志」ばかり気になってそちらはチェックしてなかった。

・2005年11月21日~ 「完本三国志」全6巻
http://cte.main.jp/newsch/article.php/239

 それでふと下のブログで「中国古典小説選」の紹介もしてあったので、気になりネットで出版元の株式会社明治書院のサイトに行ってみる。

・ブログ「過去と未来の交差点」

・「三国志関連の書籍は高い。」
mirakako.exblog.jp/2112095/


・株式会社明治書院
http://www.meijishoin.co.jp/
・中国古典小説選 4
http://www.meijishoin.co.jp/search/?BOOK_ID=BKS007890
・特集のページ
http://www.meijishoin.co.jp/tokusyu/
※多分、こちらのページはしばらくしたら内容が変わると思われ。

 そうすると「中国古典小説選」の情報が特集のページに載っていた。全12巻の具体的なラインナップが載っている。徐々に刊行していくとのこと(2005年11月は4巻)。書名だけみると三国志ファンとしては1巻 穆天子伝・漢武故事・神異経・山海経他(漢・魏) / 2巻 捜神記・幽明録・異苑他(六朝I) / 3巻 世説新語(六朝II)あたりは抑えておきたいところ。
 ただこれらの書物の原文だけなのか書き下しなのか現代語訳なのか何が載せられているのかぱっと見てわからない(関係ないけど「完本三国志」はおそらく元禄時代そのままの漢文調かと)。上記特集のページでは『「新釈漢文大系」の方法に倣う形で読者に紹介・解説し』というように書いてあったので、「新釈漢文大系」の紹介のページを見てみると、『全タイトルとも原典全文+書き下しのほか、通釈・語釈を完備し、必要に応じて余説・題意・作者・校異の項目を立て、』と書いてあるので、原文+書き下し+通釈・語釈が載ってあるのかな?? それだと諸手をあげておすすめしたい。
 あと掲載作品について思いつく分で、参照リンク等

 捜神記(と最近、うちのサイトでよく検索される・笑)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/225

 幽明録。「孫鍾、呉郡富春人、堅之父也」てな感じで孫堅の父、孫鍾が出てくる。ちなみに宋書符瑞志では孫鍾は孫堅の祖父。
http://cte.main.jp/sunshi/w/w020929.html

 世説新語。三国志の人物が多数出てきて面白いエピソードがいくつかあるんで、三国志ファンは要チェック。ちなみに同社の「新釈漢文大系」シリーズ76~78に目加田誠/著「世説新語」上中下巻が有り。それぞれ5、6千円する。

 あと「他」ってのも微妙に気になる。「古小説鉤沈」を種本にして、裴子語林やらを収録?とか妄想を連ねてしまう。まぁそれは見てのお楽しみか。
 「世説新語」や「古小説鉤沈」などは下記のサイト「中國學工具書提要」参照。「子部/小説類」のところね。

・中國學工具書提要
http://www.karitsu.org/kogusho/

2005年11月21日~ 「完本三国志」全6巻


  • 2005年12月 4日(日) 13:16 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,490
小説  今朝の読売新聞を見ていると、「絵本通俗三国志」が「完本三国志」という名前で刊行されるとのこと。この「絵本通俗三国志」とは、湖南文山が元禄時代に「三国演義」を訳し「通俗三国志」として刊行し、さらに葛飾戴斗の挿絵が入った本だ。
 早速、出版社のガウス・ジャパンをネットで探すとその公式サイトにでかでかと「完本三国志」のことが載っていた。

・ガウス・ジャパン
http://gausu-japan.hp.infoseek.co.jp/

<2007年6月28日追記>
・ガウス・ジャパン
http://www2.odn.ne.jp/gausu-japan/
↑infoseek.co.jpの方は繋がらなくなっているので、こちらへ。
というかさっきから「完本三国志」と検索される方が多いのは何故?
心ある人はその理由をこの記事のコメント覧に書いて欲しいのだが…

<2007年6月29日追記>

↓正解はここらへんの影響だね。
http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_06/g2007062828.html
http://www.yukan-fuji.com/shop/archives/2007/06/post_33.html

ガウス・ジャパンのリンクぐらい張れば良いのに。
<追記終了>

・「完本三国志」(「絵本通俗三国志」愛蔵版)全6巻
湖南文山/文 葛飾戴斗/挿画 落合清彦/校訂
価格 8400円(税込)
発刊 2005年11月中旬(第1巻)より隔月刊、2006年9月全6巻完結

 「絵本通俗三国志」を「完本三国志」と銘打つだなんて、また多くの三国志ファン(ファン歴の浅い)の誤解を招くんだけど、まぁそれは本筋とは関係ないのでおいといて。
http://cte.main.jp/newsch/article.php/226

 このサイトによると中国の「三国演義」を元禄時代に湖南文山が訳し「通俗三国志」というタイトルで全50巻刊行し、天保時代に葛飾戴斗(葛飾北斎の高弟という説明)が挿画約400点を加え、「絵本通俗三国志」というタイトルで全75巻刊行し、さらに1982年に第三文明社より「絵本通俗三国志」全12巻を刊行したものを今回、新装し全6巻にまとめて「完本三国志」と銘打って刊行したとのこと。

 日本での三国志関連の物語が浸透していく上で「通俗三国志」はきわめて重要なので、そういうことに興味がある三国志ファンは是非、おさえておきたい本だ。


 「ガウス・ジャパン」のサイト自体には著名人の「絵本通俗三国志」に関係する文が集められていてあれこれ興味深いのでそこら辺も要チェック。

三国志小説に関するメモ


  • 2005年5月14日(土) 17:50 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,164
小説  三国志小説は「三国志」をベースにした小説のこと。ただあまりにも三国志を題材にした古典小説の「三国演義」をベースにした小説、もしくは「三国演義」から設定なりエピソードなりを一部、拝借した小説が大半なので、世間一般では三国志小説といえば、もっと広義の意味となるんだろう。
 小説だけに多かれ少なかれ創作やフィクションの類が混ざってくる。三国志小説の場合、創作が混ざらなければ小説と言い難いだろうし、創作を混ざらないものを求めるならば史書を読んだ方が確実だろう。また多少、創作が混ざっていたとしてもそれが史書の記述と同じと思われてしまうと、果たしてそれが三国志小説と言えるだろうか。
 反対に、創作の割合が多いのに、三国志小説のタイトルが史書の名前と同じ場合は紛らわしい。例えば「三国志」という書がいくつもバージョンもあると、一部の読者の誤認を引き起こしている。

 三国志小説に限ったことではないが、そういった歴史小説の創作には大きく分けて二種類あると思う。まったくのオリジナルな創作か、歴史的事実を骨格としそれに肉付けをしていくような創作か、その二種類。(またそれらどちらの創作にも歴史的事実と食い違ってくるかどうかでという分類もあるだろう)

 私の場合、まったくのオリジナルの創作というのは少ないが、骨格の歴史的事実に肉だか脂肪だかわからないぐらいの創作をつけるので(漬け込むというのが正解か……)、骨格がすっかり埋没してしまって、結果的にまったくのオリジナルの創作っぽくなっている。やはり三国志小説において歴史的事実と創作のさじ加減は難しい。

 そんなことをとりとめなく思っているおり、
http://member.blogpeople.net/TB_People/tbp_1243.html
三国志ピープルで面白いweblogを見つける。
http://www.mojika.com/flog/
↑三国志小説論だ。そこの管理人さんが三国志小説を書く際に思ったことなどが書かれていて、三国志小説を書く身にとってあれこれ参考になる。

http://www.mojika.com/flog/archives/2005/04/2.html
 例えば「赤菟」について。
 もし、私が呂布の馬の赤兔を史書の記述を元に小説に書こうとすると、史書において赤兔の記述なんて、三国志魏書呂布伝の注に引く曹瞞伝の「人中有呂布、馬中有赤兔。」ぐらいしか参考になるのがない、とみなしてオリジナルな創作をしてしまいそうになる。
 ここの管理人さんは、三国志+その注と後漢書での「赤兔」の記述の違いに注目し、そこから話を膨らまし、いってみれば、歴史的事実を骨格としそれに肉付けをしていくような創作をしている。
 いわく三国志では「赤兔」だけど、後漢書では「赤菟」だと。すぐに手元の中華書局の後漢書をめくってみると、確かにそうだった。
 後漢書呂布伝によると
「布常御良馬、號曰赤菟、能馳城飛塹」
となっている。先にあげた曹瞞伝の赤兔の記述よりいくぶんか具体的になっている。
 さらにここの管理人さんは「菟」の字から「赤兔」を虎のような外見と描写している。
 これも先ほどの後漢書と同じように手元の字通CD-ROM版で「菟」の字を調べると
『4.於菟(おと)は楚の方言、虎。』
と出ていた。
 こういったように一つ一つとってもとても参考になるweblogなのだ。