Site Calendar

サイトカレンダをスキップ

2024年 08月
«
»
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

NAVI

ログイン

ログイン

新着情報

記事

新着記事 2件(24時間)

コメント (2日)

-

トラックバック (2日)

-

リンク (2週)

新しいリンクはありません

QRコード

QR code

アンケート

三国志ニュースのレポート系記事

三国志ニュースで書いて欲しいレポート系記事はどれ?

  •  三国志フェス
  •  三国志学会大会
  •  関プチ5全国ツアー
  •  魏晋南北朝史研究会関連
  •  三國夜話
  •  六間道三国志祭
  •  三国志TERAKOYA4
  •  三国志 義兄弟の宴
  •  東アジアの『三国志演義』/ベトナムの『三国志演義』
  •  zip,torrent(トレント),rar,lha,mediafire,pdf,DL(ダウンロード),nyaa等を含む検索語句(違法なフリーライド・無料閲覧関連)、あるいはBD・DVD自作ラベル、カスタムレーベル等を含む検索語句(著作権・肖像権侵害関連)に関する調査・研究

結果
他のアンケートを見る | 79 投票 | 0 コメント

掲示板 件名 最新投稿

2006年12月8日 十八史略 3 梟雄の系譜(文庫)


  • 2006年11月 2日(木) 12:52 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,305
書籍  1975年に初版、1999年・2000年に第2版が刊行された徳間書店の「十八史略」の訳本が文庫化され2006年10月から一ヶ月ペースで刊行されている。部分的に原文と書き下し文が書かれている。第2版の価格が1900円ぐらいだったのが文庫版だと1000円となっている。
 『十八史略』(じゅうはっしりゃく)とは元代の曾先之の撰で史記、漢書、後漢書、三国志、晋書、宋書、南斉書、梁書、陳書、後魏書、北斉書、周書、隋書、南史、北史、新唐書、新五代史の十七の史書(正史)に、当時まだ宋史ができていなかったので、続資治通鑑長編と続宋編年資治通鑑を加えたものから事柄を部分的に抜き取って時代順に構成した史書だ。全七巻。
 この徳間書店の訳本は全五巻で、順に「覇道の原点」、「権力の構図」、「梟雄の系譜」、「帝王の陥穽」、「官僚の論理」というサブタイトルがつけられており、おそらく文庫本もこれに準ずると思われる。

 実際、文庫版の一巻を買って読んでみる。三国志関連の時代以外のことをまったく知らないというよく居る三国志ファンの私にも分かりやすく興味を持ったまま読みすすめることができた。その秘訣は何かなと思っていたら、文庫版の一巻にズバリそのままのことが書いてあった。「解題 一、『十八史略』の構想」というところの「『十八史略』の特色」と銘打たれた小項目の文だ。以下、引用。

------------------------------------------------------
一定の紙幅のうちに網羅しようとすれば、いきおい叙述は簡略にせざるを得ない。しかし、その簡略さは、抽象化する方法によるものではなく、要点だけを具体的に示すという方法によったものであるから、読む者に、もっと深く知りたいという意欲を起こさせるような簡略さなのである。初学者を本格的に史書に向かわせる絶好の手引書とされるのは、このためである。
------------------------------------------------------

 どうしても何かを簡略化させようとすると抽象化させたり、概略を示したりしがちなんだけど、こういうふうに具体的なことを部分的に抜き取る方法も効果的なんだな、と思い知る。
 上の文に「もっと深く知りたいという意欲を起こさせる」とあるように、実際、私も史記で照らし合わせたりしていた。

 そこで思ったんだけど、三国志ジャンルの入門者に対し、この技法は使えないかな? と。
 幸い、『十八史略』の元となる史書群に『三国志』が含まれており、ちょうど『三国志』の記載がでてくる訳本(文庫)の「十八史略 3 梟雄の系譜」は2006年12月8日に刊行されるので、それがこの技法の良いお手本になることだろうし。

・「十八史略 3 梟雄の系譜」(文庫)の三国志関連部分
http://cte.main.jp/newsch/article.php/470

※追記 十八史略 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典(2011年1月25日)


-------------------------------キリトリ-------------------------------
 三国志をまったく知らない人にとって、三国志といえば「なんか難しそう」と思うか、「ひげ面の男たちが闘っているやつ?」とか漠然としたイメージを思い浮かべるんだろう。そういう人たちにとって簡略化は重要で、そうしなければ前者だと「やっぱり難しいものなんだ」とかなるし、後者だと「こんな難しいものだったの?」とか第一印象でつまずいてしまう怖れがある。
 そういった意味では現状で、ネットにしろリアルにしろ三国志ジャンルの入門者に手引きとなる簡略なもので諸手をあげてすすめられるものなんて一つもないように思える。
 かといって既存の創作物をとりあえずすすめておくような逃げに出ると、正史だの演義だの吉川版だの宮城谷版だの横山版だのと口走るような誤った認識をしてそうな三国志ファンの量産に加担しているような歯がゆい気分になる。
 そんな気分になったときはいつも三国志ジャンルの入門者向けの手引きコンテンツの作成を夢見てしまう。

2005年『世界古典文学全集24 三国志』(筑摩書房)再版


  • 2006年9月28日(木) 12:46 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    8,020
書籍  三国志関連のコミュニティで結構、見かける質問に三国志(俗に言う「正史」の方)の完訳本(日本語訳)を教えて?ってのがあるけど、そういうとき、私だったら筑摩書房から出ている二種類をあげてみる。いわゆるハードカバー版と文庫版の二種類。下のリンク先参照。

・「正史 三国志の翻訳について」(サポ板内投稿)
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=285

 上のリンク先には書いてないんだけど、実はハードカバー版は絶版になったとのこと。

・復刊リクエスト投票ページ(復刊ドットコム内)
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=1942

 まあハードカバー版がほぼそのまま文庫化されたんだし、値段も文庫版の方が安いので、ハードカバー版が売ってなくても問題ないようなに思えるが、個人的にはハードカバー版の方をおすすめする。というのも文庫版8冊に対し、ハードカバー版は3冊で、持ち運ぶには不便な大きさだけど、家で読む場合や何かを探すときには冊数が少ない方が使い勝手がよい。ちなみにハードカバー版の内訳は1冊目が魏書の大半で、2冊目が魏書と蜀書、3冊目まるまるが呉書となっているので、蜀書だけとか呉書だけとか調べたり読んだりするのには便利。呉書の巻末には年表やら官職表やら人名索引がついている(これは文庫版の方にもついているらしい)。
 さらにごく個人的な感想をいえば、ハードカバー版には『正史 三国志』なんて誤解をまねくようなタイトルはついていないところも良い(→参照記事「歴史と小説」

 そんなおりに見かけたのがこのハードカバー、つまり『世界古典文学全集24 三国志』(筑摩書房)の再販のニュース。といってもどうやら2005年のニュースらしい。下記のように於菟先生のブログ記事より。

・中国の文学と美学・人虎窟の世界
http://yellow.ap.teacup.com/kadowaki/
・「日本中国学会報・学界展望2005年「文学」(14)」
http://yellow.ap.teacup.com/kadowaki/428.html
※「(14)」は実際には丸に14が入った文字。機種依存性文字のためここでは書き換えている

 ここではごく端的な部分を紹介したけど「日本中国学会報・学界展望2005年」の記事全体はとても興味深いので、下にリンクはっておく。各記事の数字に直リンクしている。

(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13) (14) (再修正版)

 話を戻して、実際に筑摩書房のサイトに行って「三国志」と検索するとハードカバー版のばら売りの在庫はないものもあったが三冊セット販売は在庫があった。

・筑摩書房
http://www.chikumashobo.co.jp/

 ちょいとばら売りも含めデータをあげてみる。

○筑摩世界古典文学全集 三国志3冊セット
刊行年月日:1991年10月29日
定価:21,420円
ISBN:4-480-20399-0

○筑摩世界古典文学全集24A 三国志1
刊行年月日:1977年6月29日
定価:7,140円
ISBN:4-480-20324-9
 今鷹真・井波律子訳/訳

○筑摩世界古典文学全集24B 三国志2
刊行年月日:1982年2月18日
定価:7,140円
ISBN:4-480-20352-4
 今鷹真・小南一郎・井波律子/訳

○筑摩世界古典文学全集24C 三国志3
刊行年月日:1989年4月21日
定価:7,140円
ISBN:4-480-20354-0
 小南一郎/訳

 1冊目が1977年6月29日刊行で三冊目が1989年4月21日というのは驚き。それだけ全訳には労力と時間のかかるものなんだと思った。
 私が買ったのはおそらく3冊セット。学研歴史群像シリーズでそういう訳本があることを知って悩みつつも購入した覚えがある。当時は確か1冊5000円代で3冊セットでも18000円以内で買えたような記憶があるんだけど、消費税の関係上、高くなっている? ちなみに文庫版全8冊セットだと12600円なので、値段的に言えば文庫版の方が購入しやすい。

桑原隲蔵/著「支那史上の偉人(孔子と孔明)」


  • 2006年9月26日(火) 17:50 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,846
書籍  ちょいと自分の文体について悩むことがあって、青空文庫で古典を眺めようかとアクセスしてみる。

・青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/

 私はあまり青空文庫を利用しないので、来るたびに個人的な新たな発見をしてしまうんだけど(前回は捜神記の日本語訳だっけ)、今回も例外にならず、「分野別」ってところを見かけ、クリックする。それでさらに本来の目的を忘れ、「2 歴史」→「22 アジア史.東洋史」→「222 中国」とページを辿ってしまったんだけど、そこで目に付いたのが

・桑原隲蔵/著「支那史上の偉人(孔子と孔明)」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000372/card3537.html

 これって三国志学会第一回大会で狩野直禎先生が講演でおっしゃっていた文章(下記リンク先参照)だな、と思い出しつつ、読んでいた。

・三国志学会第一回大会ノート6
http://cte.main.jp/newsch/article.php/407

 公演中におっしゃっていた平田篤胤先生のエピソードが「支那史上の偉人(孔子と孔明)」に載っていることを確認。
 桑原隲蔵先生って「東漢の班超」の冒頭にも孔子と孔明のことを書かれているね。

2006年2月「三国志-正史と小説の狭間」


  • 2006年2月 3日(金) 21:40 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,693
書籍  まだ手にとって読んでないけど、ネットで見かけたので書籍をご紹介。

タイトル 三国志-正史と小説の狭間
著者 満田剛
ISBN 4-89174-786-2
価格 1800円
発売 2006年2月
出版 白帝社

・白帝社のサイト
http://www.hakuteisha.co.jp/
・三国志-正史と小説の狭間
http://www.hakuteisha.co.jp/new_pages/books/786-2.html
※このページから注文できる。

 「三国志」、「正史」とタイトルにつけられると、経験上、すごく胡散臭いものを想像してしまうが、失礼な書きようだけど著者は研究者の方なのでそういうことはなさそうだ。
 「長沙呉簡研究報告」第1集で「長沙走馬楼吏民田家[くさかんむりに別]に見える姓について」という報告を書かれている人だ(いや、たまたまその冊子が今、手元にあったもので)。
 上記リンク先の紹介文によると、内容は三国志、裴松之の注、三国演義、三国演義の日本での受容などが書かれているらしい。三国志の中身じゃなくて、三国志の成立とその後の影響について知るには良い本かもしれない。

<2月13日追記>
 ちょっと誤解していたんだけど、第1章が三国志、裴松之の注、三国演義、三国演義の日本での受容などが書かれていて、第2章から第7章までが三国志に載っていること(つまり三国志の中身)を時代順に説明しているとのこと。

※追記 図解 三国志 群雄勢力マップ(2009年6月16日)

※追記 【三国志街道】孔明の夢~街亭・五丈原~(2009年8月18日-24日)

※追記 ノート:日本における三国志マンガの翻案過程(2012年6月23日)

2005年11月中旬「図説 中国文明史」第五巻 魏晋南北朝・融合する文明


  • 2005年11月 3日(木) 09:57 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,838
書籍  三国志についてあれこれ触れていると気になってくるのは当時の服装や建物や農具・武具などの生活文化に関することだ。特に三国志は後世、創作のモチーフになることが多く、風俗の描像は三国志の時代よりその創作された時代の影響をより多く受けている印象がある。それは例えば、描像の様式の違いはあるが、後漢や西晋の画像石に描かれている人々と今、三国志漫画やゲームで描かれている人々を比べれば明らかだ。
 そのため、当時のことがわかる画像資料をあれこれ探している。
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr&tree=62

 そんな中、最近、ネット上で役立ちそうな本を見かけた。

題名 「図説 中国文明史」
 第五巻 魏晋南北朝・融合する文明
劉[火韋](りゅうい)/編 稲畑耕一郎/監修
出版年月 2005年11月中旬(隔月刊行、第二回配本)
ISBN 4-422-20256-1
出版社 図書出版 創元社

・「図書出版 創元社」のサイト
http://www.sogensha.co.jp/index.html

 この本を知ったのが下記サイト二つ

・古代中国のあれこれ雑記
http://blog.so-net.ne.jp/ancient-china/
・「図説中国文明史 」
http://blog.so-net.ne.jp/ancient-china/2005-10-14-1
※今、ここにアクセスするとページやサイトが存在しない。単にメンテナンス中かあるいは削除したのか…。仕方なくgoogleのキャッシュを参考にした。


・Die Dunkle Seite
http://motch.cside.com/dds/
・「気になる本&展覧会」
http://motch.cside.com/dds/diary/051024.htm

 前者、「古代中国のあれこれ雑記」で知ったんだけど、この「図説 中国文明史」は中国書の「中国文明伝真」を翻訳したものとのことだ。元の本は大学の研究室においてあって、前者サイト管理人も良書だと書かれていたので、期待はずれってことはなさそうかな。

 それにしても「中国古代の生活史」は持っているけど「漢代の文物」にはまだ目を通していないな。図書館から一度、借りて来ないと

アイディア「三国志エピソードガイド」


  • 2005年10月16日(日) 23:24 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,168
書籍  10月13日に「三国志大戦」がバージョンアップしたんで、手元のサイトで最近やたら、三国志大戦関連の検索ワードが多いんだけど、それらとは関係なく「赤壁の戦い 漢籍完訳」というのがあった。
「赤壁の戦いを漢籍で知ろうと思ったら、三国志魏書武帝紀、三国志呉書周瑜伝などいっぱいあたらないといけないんだよな。きっと、史書で『赤壁の戦い』というひとまとまりのものがあると思っているんだろうな。あ、三国演義の『赤壁の戦い』だとある回を読めば良いんか…」
とか思っていた。
 まぁそんなことをすぐ頭の端においやられ、ネットで好きな海外ドラマのファンサイトを見ていた。そのサイトではエピソードごとに脚本(のようなもの?)の日本語訳があって、吹き替えとの違いなど注釈があって(つまりエピソードガイド)、エピソードごとに感想を書き込めるようになっている。前者、エピソードガイドはかなり便利。吹き替えされていない部分や誤訳をチェックできるし、出演者や声優もチェックできるし、前後でどんなエピソードがあるか俯瞰できるし。

 そこでふと思いついた。

 三国志ジャンルでエピソードガイドつくれないか?

 三国志とその注に見られるエピソードだけなんて野暮なことは言わず三国演義のエピソードも含めたもの。エピソードごとに見れるようになっていて、それぞれのエピソードの原文の日本語訳(個人的には原文も欲しい)が書かれていて、軽い解説がついている。よく知られたエピソードだったら、三国志や三国演義をルーツとしない吉川三国志など創作作品のエピソードも入れていいかなぁ(あ、民間伝承や戯曲類も当然入るか)。あと、三国志の原文と多くのファンの認識が違うエピソードは三国志だけじゃなく後世の創作作品の原文も載せるといいかも。例えばベタな説明だけど、華雄が斬られるエピソードであれば斬ったのは三国志だと孫堅、三国演義だと関羽、蒼天航路だと夏侯惇と違ってきてるしね。追加されたエピソード、変容したエピソードもたくさんあるはずだ。
 遼来々なんて元がわかりにくいからなぁ。
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr&tree=1617

 エピソードは年代順に並べてあって、そのエピソードのタイトル(わかりやすく)、シリーズ名(そのエピソードが入る大枠の名前。「十万本の矢」だったら「赤壁の戦い」とか)年月日(推定であればその理由も注釈に入れる)や関連人物(登場人物ってやつだね。別に索引があると良い)、場所(別にある地図と見比べられるといいね)、それからエピソードの原文の日本語訳(ルーツになる文優先で)、出典、解説(どういうのが便利だろ)、注釈、それからそのエピソードの出る作品(小説、漫画等。別に索引があるといいかなぁ。真・三國無双のステージや三国志大戦の「計略」?など、ゲームも含める?)などの項目がある。

 さて肝心のメディアだけど、単行本でも分冊百科でも雑誌の連載でもカード(シート?)でもネットのwikiでも良いかな、なんて考えている。著作権と信頼性の兼ね合いで何がいいんだろ?
 本だったら副読本として「設定集」(人物紹介、当時の風俗制度など)があるといいかなぁ。

 あれば多種多様になった広い意味での「三国志ファン」に重宝されると思うんだけど。

2005年7月 水煮三国志


  • 2005年8月22日(月) 12:19 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,258
書籍 「水煮三国志」
成君憶/著、呉常春・泉京鹿/訳
1680円
2005年7月発行
ISBN4-8207-1639-5
株式会社日本能率協会マネジメントセンター発行

・株式会社日本能率協会マネジメントセンターのサイト(出版情報)
www.jmam.co.jp/pub/
※サイトを見るとリンクをする際は報告の義務があるので、それを尊重し、リンクしません。

サイト「白夜の鐘楼」の「diary」でこの本のことを知りました。
・「白夜の鐘楼」
http://midnightsun.velvet.jp/

 表紙には赤い文字で「中国ビジネス思想の源流を知る」と書かれているようによくある三国志からビジネスの秘訣を知る、みたいな本のようだ。
 そして内容も紹介文から推察するに、これまたよくあるように「三国志」からと銘打ちつつ「三国演義」から題材を得ているようだ。
※出版サイトでの紹介文において、「三国演義」ではなく、「三国志」を「四大古典小説」としているあたりからその兆候が……いや、もしかして本の中身は違うかもしれないけど。

 ただ、日本人が書いたビジネス書ではないところが目新しいところだろうか。本の帯に「中国で110万部を超える大ベストセラー」(※素人的な疑問だけど中国では110万部でベストセラーなんだろうか)って書いてるし。
 それと気になったのが、これまた出版サイトでの紹介文。「大企業の曹操、中小企業の孫権、ベンチャー企業の劉備にたとえて展開するビジネス小説仕立て」ってあたり。
 実は内容は物語調で、いろんな意味で楽しんで読めるのかな。章のタイトルも面白そうなものばかりだし。書店で手にとって中身を確かめるのが楽しみだ。

 個人的には第11章の「曹丕の不倫騒動」ってあたりが気になる。