Site Calendar

サイトカレンダをスキップ

2024年 12月
«
»
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

NAVI

ログイン

ログイン

新着情報

記事

新着記事 1件(24時間)

コメント (2日)

-

トラックバック (2日)

-

リンク (2週)

新しいリンクはありません

QRコード

QR code

アンケート

三国志ニュースのレポート系記事

三国志ニュースで書いて欲しいレポート系記事はどれ?

  •  三国志フェス
  •  三国志学会大会
  •  関プチ5全国ツアー
  •  魏晋南北朝史研究会関連
  •  三國夜話
  •  六間道三国志祭
  •  三国志TERAKOYA4
  •  三国志 義兄弟の宴
  •  東アジアの『三国志演義』/ベトナムの『三国志演義』
  •  zip,torrent(トレント),rar,lha,mediafire,pdf,DL(ダウンロード),nyaa等を含む検索語句(違法なフリーライド・無料閲覧関連)、あるいはBD・DVD自作ラベル、カスタムレーベル等を含む検索語句(著作権・肖像権侵害関連)に関する調査・研究

結果
他のアンケートを見る | 79 投票 | 0 コメント

掲示板 件名 最新投稿

『八卦の空』(ミステリーボニータ2月号、2008年1月4日)


  • 2008年1月 4日(金) 21:32 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,160
マンガ  中国三国時代の魏を舞台とし、主役の管公明と紀玄龍のコンビが神秘的な事件に挑む漫画、青木朋先生/著『八卦の空』。月刊『ミステリーボニータ』に連載中。今回は扉絵がカラー。紀玄龍くんと劉朱姫の二人が中央にあって、上の方に小さく管ちゃんが描かれている。
(余談だけど今回、年始ということもあって、下記の秋田書店のサイトの更新が年末のうちにおわっていてそこに使われている管ちゃんの絵は初めて見るので、何かと思ったら今回の扉絵だった)

・秋田書店
http://www.akitashoten.co.jp/
・青木朋先生のサイト「青木朋HP++青青」
http://aoki.moo.jp/


・ミステリーボニータ2月号に「八卦の空」(ブログ『青青日記』)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=914407

・青木朋さん(私設)ファンクラブ
http://bluefan.exblog.jp/

<前回>『八卦の空』(ミステリーボニータ1月号、2007年12月6日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/753
<次回>『八卦の空』(ミステリーボニータ3月号、2008年2月6日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/816

 あと扉には『ふしぎ道士伝 八卦の空』4巻が2月15日に発売することが書かれていた。詳しくは下記。

・『ふしぎ道士伝 八卦の空』4巻2月15日発売
http://cte.main.jp/newsch/article.php/783


 それでストーリーだけど途中まで主役の二人が別れダブルプロットで話が進む。以下、オチまで書かないまでもネタバレで。





 冒頭は玄龍くんが文字を書けない妓女の紫扇から文字を書くように頼まれているところから始まる。その文字とは生辰八字という恋のおまじない。紫扇は付き合っていた若様から振られたとかで、復縁するためあれこれ恋のおまじないをしている。
単行本一巻の「妓女と幽鬼」で初登場した紫玉姉さんがでていた)
 一方、獣の霊に取り憑かれたとある男から管ちゃんは招かれる。それは獣の霊ではなく呪詛であるとし、その男の宅に仕掛けられた数々の呪詛(のろい)の道具を取り除いていく。
 玄龍くん側では次々と恋のおまじないをしていくが、どれも効かず、そこで劉朱姫の助けを借り、どんどんと恋のおまじないを若様に仕掛けている。


 ここまでで臭わせるような数々の振りがあるんだけど、実は玄龍くんが助けている紫扇の若様と、管ちゃんを招いた男とは同一人物。
 良かれと思って朱姫が仕掛ける恋のおまじないがすべて管ちゃん側では呪詛として受け止められ無効にされていく。なんだかアンジャッシュのコントみたく、お互いに勘違いしたシチュエーションがとてもおかしい(笑)
 ある意味、管ちゃんと朱姫との師弟(?)対決だよなぁ。

『ふしぎ道士伝 八卦の空』4巻2月15日発売


  • 2008年1月 4日(金) 12:52 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,078
マンガ  月刊の漫画雑誌『ミステリーボニータ』(秋田書店)で連載中の青木朋先生/著『八卦の空』。
 その単行本の『ふしぎ道士伝 八卦の空』4巻(540円)が2008年2月15日金曜日に発売されると『ミステリーボニータ』2008年2月号(2008年1月4日発売)で発表された。

・秋田書店
http://www.akitashoten.co.jp/

・青木朋先生のサイト「青木朋HP++青青」
http://aoki.moo.jp/


・青木朋さん(私設)ファンクラブ
http://bluefan.exblog.jp/


 『八卦の空』は三国志およびその注に名が見える人物の紀玄龍や管輅(字、公明)を主人公として、中国三国時代の魏を舞台とし、神秘的な事件が起こるオリジナリティ豊かな漫画だ。
 当初、『ミステリーボニータ』2004年8月号(2004年7月6日発売)に「よみきり」として『恋火』が掲載になり、その後、1本、「よみきり」が載り、「シリーズ」として『花咲く変幻記』というタイトルで三本掲載(以上、『ふしぎ道士伝 八卦の空』1巻に収録)、『ミステリーボニータ』2005年4月号(2005年3月5日発売)から『八卦の空』というタイトルになり連載が続いている。
 単行本は『ふしぎ道士伝 八卦の空』というタイトルで2006年4月14日に1巻、2006年9月15日に2巻、2007年6月15日に3巻が発売している。

・2006年4月14日「ふしぎ道士伝 八卦の空」1巻発売
http://cte.main.jp/newsch/article.php/322
・2006年9月15日「ふしぎ道士伝 八卦の空」2巻発売
http://cte.main.jp/newsch/article.php/414
・『ふしぎ道士伝 八卦の空』3巻発行(2007年6月15日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/626

<発売後>『ふしぎ道士伝 八卦の空』4巻発売(2008年2月15日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/822


 前号の『ミステリーボニータ』2008年1月号(2007年12月6日発売)で未収録が単行本一冊分のページ数に満ちたので、そろそろ単行本発売だな、と予想が付いていた。『ミステリーボニータ』2008年2月号(2008年1月4日発売)の欄外の宣伝文をみるとやはり五石先生編が目玉だね。4巻の表紙が玄武をモチーフにしていたら、これで四神が揃うね(予想を裏切って中央の麒麟だったりして・笑)。
 それで好例の(?)収録作品予想だけど、今回の『ミステリーボニータ』2008年2月号を除けば下記のようになる。それぞれに対応した三国志ニュース記事へのリンクを入れていく。あと話の内容を区別するためにコメントをそれぞれ先に入れている。それぞれのページ数は青木先生のサイトより。


・規矩(きっちり)の厳季誠
『ミステリーボニータ』2007年6月号掲載 30p
http://cte.main.jp/newsch/article.php/585

・司馬子元、五星将、五石先生<前編>
『ミステリーボニータ』2007年7月号掲載 42p
http://cte.main.jp/newsch/article.php/618

・司馬子元、五星将、五石先生<中編>
『ミステリーボニータ』2007年8月号掲載 40p
http://cte.main.jp/newsch/article.php/640

・司馬子元、五星将、五石先生<後編>
『ミステリーボニータ』2007年9月号掲載 32p
http://cte.main.jp/newsch/article.php/663

・女盗賊・紅月鬼
『ミステリーボニータ』2007年10月号掲載 44p
http://cte.main.jp/newsch/article.php/681

・形見のお守り
『ミステリーボニータ』2007年11月号掲載 38p
http://cte.main.jp/newsch/article.php/708

・管ちゃんと東方朔仙師との初邂逅
『ミステリーボニータ』2007年12月号掲載 30p
http://cte.main.jp/newsch/article.php/730

・陸采美三度登場、六博
『ミステリーボニータ』2008年1月号掲載 24p
http://cte.main.jp/newsch/article.php/753

計8話、計280ページ(話の部分だけ)

※参考(ページ数は話の部分だけ)、1巻278ページ(8話)、2巻292ページ(10話)、3巻280ページ(9話)

交地ニハ絶ツコトナカレ 九(2008年5月25日、蒲田)


  • 2008年1月 1日(火) 10:18 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,642
二次創作 三国志関連の同人誌展示即売会は大抵、個人が主催するんだけど、企業が主催し、続いているのがある。それが「交地ニハ絶ツコトナカレ」。九回目の告知サイトが12月26日にグランドオープンしたそうな。

<関連記事>
・2007年11月11日 交地ニハ絶ツコトナカレ 八
http://cte.main.jp/newsch/article.php/499
・交地ニハ絶ツコトナカレ 志(2007年10月14日 仙台)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/672


以下、三国志スケジュール試用版の流用


期間・時間:2008年5月25日日曜日11:00-15:00
媒体:催事
ジャンル:同人イベント
表現形態:展示即売会
作者:
団体:スタジオYOU
都市:蒲田(東京都)
会場:大田区産業プラザPiO
一般参加費:
公式サイト:【交地ニハ絶ツコトナカレ 9】
公式サイトURL:http://www.youyou.co.jp/only/musou/
公式サイトバナー:真・三國無双中心 三国志オンリー同人誌即売会【交地ニハ絶ツコトナカレ 九】
関連団体:スタジオYOU
関連団体サイトURL:http://www.youyou.co.jp/
関連団体サイトバナー:【スタジオYOU】公式サイト
・三国志との関係(備考欄)
真・三國無双中心 三国志オンリー同人誌即売会


・その他、同人誌展示即売会。
2008.02.10.「天下茶房『陣』」
2008.02.10.「鋼鉄之宴」
2008.02.24.「華宵之夢」
2008.07.13.「義」
2008.09.21.「魏勇伝・弐」
2008.10.05.「群雄列伝!」

※追記 交地ニハ絶ツコトナカレ 10(2008年11月16日、東京ビッグサイト)

現時点でわかる三国志ニュース2008


  • 2008年1月 1日(火) 00:00 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,204
ネット  あけましておめでとうございます。

 以前、三国志ニュース3周年記念企画として、今まで三国志ニュースで取りあげてきた出来事を時系列で並べ直しピックアップした
 三国志ニュースは何も過去に起こった出来事を記事にするのではなく、先の予定も記事にするため、2008年の予定は除外されている。

 そこで現時点で分かっている2008年の予定を下記へピックアップしておく。本年は中国で北京オリンピックが開催されることもあって、映画『レッドクリフ』(RED CLIFF)の公開やら、「大三国志展」の開催やら今からでも楽しみな出来事が並んでいる。


2008.01.13.「無双遊戯」
2008.01.13.「末期オフ会(仮名)」
2008.01.17.『龍狼伝 中原繚乱編』2巻
2008.01.31.エクストラカード(野中英次/画)
2008.1.『真・三國無双~風焔乱舞+群星翔舞~』
2008.02.10.「天下茶房『陣』」
2008.02.07.「中国史人游行」
2008.02.07.「新北京プロレス Japan Tour 2008 新春興行」
2008.02.10.「鋼鉄之宴」
2008.02.21.『無双OROCHI』(PSP版)
2008.02.24.「華宵之夢」
2008.03.『一騎当千 秘蔵限定BOX』
2008.03.23.「第8回三顧会」
2008.03.26.『鋼鉄三国志』第26話
2008.『恋姫†夢想(仮)』
2008.04.李仁港(ダニエル・リー)監督『三国之見龍卸甲』
2008.05.03.「大三国志展」
2008.05.25.「交地ニハ絶ツコトナカレ 九」
2007.06.06.三國相承展トリニティ「呉-wu-」
2008.08.16.「第9回三顧会」
2008.09.14.「第3回 三国志学会大会」
2008.09.21.「魏勇伝・弐」
2008.10.05.「群雄列伝!」
2008.10.10.三國相承展トリニティ「蜀-shu-」
2008.呉宇森(ジョン・ウー)監督『レッドクリフ(RED CLIFF)』

重大十大三国志ニュース2007


  • 2007年12月31日(月) 22:00 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,115
ネット  下記のように以前、三国志ニュースで取りあげた記事を時系列に2007年分を並べた。

・三国志ニュース2007前
http://cte.main.jp/newsch/article.php/756
・三国志ニュース2007後
http://cte.main.jp/newsch/article.php/770

※追記 ゼロ年代を振り返って十大ニュース

 それらの中から独断で十選しようとしたが、元からして三国志関連のニュースが多いんで、それだと重要な記事を取りこぼし消化不良になりそうだ。そこでここは趣向を変えて、三国志に関する十の項目(カテゴリー)を挙げてそこでコメントを入れたいと思う。なので正確には「重大十項三国志ニュース2007」か?(汗)


【ゲーム】二大タイトルの動きとその他携帯ゲーム

 三国志関連のゲームで有名な二大タイトルといえば「真・三國無双」シリーズと「三国志大戦」シリーズであろう。前者がコンシューマー向け、後者がアーケード向けで棲み分けされているように思えるが、素人目に三国志ゲーム界という括りで対峙しているような気がしてならない。
 今年の主要タイトルとしてはそれぞれ今年11月11日に『真・三國無双5』発売、12月13日に『三国志大戦3』稼働開始しかないが、それに至るまでやそれ以降様々な動きが見える。前者では「戦国無双」シリーズのキャラクターをも含めたゲーム『無双OROCH』(3月21日)やニンテンドーDS用で『真・三國無双DS ファイターズバトル』(4月5日)を発売し『真・三國無双 Online』(11月28日)をリニューアルしており、また自社出版で関連攻略本、関連コミックや小説を出版している。
 後者は『三国志大戦2』の1人用モードの群雄伝に「魏後伝、蜀後伝、呉後伝」(3月26日)、「馬超伝」(7月7日)、「南蛮伝」(10月6日)、「横山三国志伝」(10月25日)といった追加シナリオを入れたり、ニンテンドーDS用で『三国志大戦DS』(1月25日)を発売し、講談社エンターブレインから攻略本や攻略DVDが出たり、その上、積極的にイベントやゲーム大会を各地で行っている。
 これらの二大タイトル以外では携帯ゲームやパチンコ・パチスロが目立つ。携帯ゲームでの三国志関連タイトルは移植作品も含め数年前から見られるので、時代の流れだね。

携帯ゲーム:
 2007.02.01.『天地を喰らうRPG II 諸葛孔明伝』i-mode配信開始
 2007.02.28.『三國志タクティクス』
 2007.05.31.『三國フィールドコンバット』配信開始
 2007.08.01.『横山光輝 三国志』(シミュレーションRPG)
 2007.09.18.『三國志英傑伝』(シミュレーションRPG)
 2007.10.17.『横山光輝 三国志年代記』

パチンコ・パチスロ:
 2007.02.07.『フィーバー覇-LORD-』公式サイトオープン
 2007.05.07.『パチスロ三國志』
 2007.06.04.『三国争覇伝』


【ネット】ウェブリングの衰退とブログの台頭

 WWWで定番だったサービスのウェブリングの最大手「ウェブリング・ジャパン サービス」が今年4月30日に終了となり、その煽りを受け数々の三国志関連のウェブリングが終了となった。これはネットに対する今の利用の変遷がよく表れており、逆にブログやmixiなどのSNSが目に付くようになった。特に三国志関連ではいろんなサイトがブログを使って、あるいはブログのみを使って情報発信しているところが見られる。

ブログ:
 2007.01.10.「鋼鉄三国志」公式サイトオープン
 2007.03.25.川本喜八郎人形美術館オープン
 2007.11.07.「大三国志展ブログ」
 2007.12.20.「三onブログ」


【TV】CSでの再放送と番組の一部

 アニメは別項目で挙げるため、それ以外のテレビ番組で目立った動きとして、CSや地方局を使って既存のコンテンツを放送したことがある。CSで2月に『スーパー歌舞伎 新・三国志』、3月に『スーパー歌舞伎 新・三国志II~孔明篇』、4月に『スーパー歌舞伎 新・三国志III~完結篇』が放送され、『人形劇三国志』が2月15日より放送され、10月9日より再び放送された。10月7日にBSジャパンで『中国歴史ドラマ 関羽』』が放送開始された。地上波では中国中央電視台制作『三国演義』の編集版『三国志』が4月3日よりKBS京都、4月7日よりチバテレビ、11月16日よりテレビ金沢で放送された。
 その他、全国区の地上波では日本テレビ系列の番組の『100人の偉人 天才編』(1月4日)の一部で三国志ネタがあり、同じようにTBS系列の『日立 世界ふしぎ発見!』(6月30日)やTBS系列の『21世紀エジソン』(11月13日)でも一部、三国志ネタが出てきた。


【漫画】複数連載バブルの顛末

 2004年がいろんな雑誌で三国志関連漫画の連載があって、三国志漫画ブームともいうべき状況で年が明けた2005年1月28日に三国志漫画の専門誌の隔月刊『コミック三国志マガジン』が創刊し、ブームが加速されたように思えたが、2005年11月10日に大御所の『蒼天航路』が完結し、他いくつかの連載が終了になるなど、淘汰されるものもでるようになっていき、ピークを迎えつつあった。
 そこで迎えた2007年、5月16日に『三国志烈伝 破龍』と5月28日に『諸葛孔明 時の地平線』の二つの少女漫画が連載終了になり、4月27日に『新三国志 雷霆の如く』の連載が終了となり、5月28日に専門誌の『コミック三国志マガジン』が休刊し、一方では3月6日に『龍狼伝 中原繚乱編』、3月17日に『まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん』、6月15日に『SDガンダム三国伝 風雲豪傑編』、12月21日に『BB戦士三国伝~英雄激突編~』の連載が始まり、7月12日に『ブレイド三国志』の連載が再開し、8月30日に『DRAGON SISTER!-三國志 百花繚乱-』が移籍連載開始したり、『コミック三国志マガジン』と『ランペイジ』がウェブ配信になっていたり、1月31日に『猫さんごくし にゃー』1巻が出版されたり、3月5日から定番の横山光輝/著『三国志』の愛蔵版が毎月出版されたりと相変わらず流動的な状況になっている。
 逆に『覇-LORD-』、『八卦の空』の2007年は安定して連載しており、単行本はそれぞれ10巻、3巻が発行されている。


【アニメ】作り手の思惑は本道から外れ

 下記のように三国志関連のアニメを下記に三つ挙げる。どれも『三国志』にも『三国演義』にも出来事やストーリーを全く踏襲せず、設定(中には名前だけ?)を一部借りてくる作り方。

アニメ
 2007.02.26.『一騎当千Dragon Destiny』放送開始
 2007.04.05.『鋼鉄三国志』アニメ放送開始
 2007.12.26.『やわらか三国志 突き刺せ!!呂布子ちゃん』


【イベント】定番と新興

 内容の合う合わないは個人によって違うだろうけど、気付いたら定番と呼べるものが多くなっていて嬉しい限り。2月に三国志プロジェクト(演劇。2008年は準備期間ということでないそうな)を観劇し、5月、8月に三顧会に参加し、5月、11月に中華コスプレ日本大会に参加し、6月あたりに三国志の宴に参加し、7月に三国志シンポジウムで聴講するという流れ。
 あと記念イベント的なものも含め今年はいろんなイベントがあった。こちらは定番と違い、何かの作品に依拠しているものが多い(普通に考えれば作品のファン層に依存しているってことか)。3月25日に「『三国志大戦2』ファンイベント ~ありあけの宴~」、4月1日に「放送直前!鋼鉄三国志前夜祭~集え六駿 駿逸なる風のもとへ~」、6月6日に「新北京プロレス Japan Tour 2007」、7月29日に「三国志祭り」、8月11日に「人形劇「三国志」を語ろう~操演名人によって、いま孔明、曹操に命が吹き込まれる~」、8月26日に「集え!呉下の駿馬たち~熱き風のもとへ~」があった。


【小説】着実に出版

 小説で連載されているのは宮城谷昌光/著『三国志』、『泣き虫弱虫諸葛孔明』第参部で、それぞれ9月14日に宮城谷昌光/著『三国志』第六巻、2月14日に『泣き虫弱虫諸葛孔明』第弐部が発行されている。
 他にも下記のようにいろいろ出版されている。アニメに比べ『三国志』の記載や『三国演義』の設定をより多く取り入れる傾向にある

小説:
 2007.03.02.『天破 三国志 2』(歴史群像新書)
 2007.06.29.『私説三国志 天の華・地の風』復刊
 2007.08.31.『天破 三国志 3』
 2007.11.『三國志曹操伝』(塚本青史/著)
 2007.12.03.芝豪/著『呂蒙』


【同人】ファン層の反映

 同人イベント(同人誌展示即売会)の内容を見ると、三国志ファン層(若年層)の興味が何に行っているかどの作品に行っているかよく反映されている。但し、ある作品に依拠したイベントを立ち上げたものの参加するサークル数が少なかったというあたりもよく反映されているような気もする(まぁ、告知方法の仕方にも依存するが)。

同人誌展示即売会:
 2007.02.04.「交地ニハ絶ツコトナカレ 七」
 2007.02.18.「戦さ人~もののふ~弐」
 2007.03.04.「終~血たぎり祭り4~桃園卒業式」
 2007.03.25.「桜華剣乱 参」
 2007.04.01.「万華繚乱」
 2007.06.24.「天下布武 夏の陣」
 2007.07.08.「天下統一の計~萌もってこぉい~」
 2007.07.16.「恋姫†演舞」
 2007.10.07.「龍躍雲津」
 2007.10.14.「交地ニハ絶ツコトナカレ 志」
 2007.11.11.「交地ニハ絶ツコトナカレ 八」


【学界】三国志学会の動き

 学界という項目を立てたものの、今年の分としては、研究者からではなく一般人からだと「三国志学会」(2006年発足)ぐらいしか挙げられず、逆に言えばそれだけ「三国志学会」が一般にも門戸を開いたという意味で希有な存在なんだと改めて認識する。

関連:
 2007.05.20.「名場面と人物で見る三国志」(「中国情報局」のコラム)連載終了
 2007.07.25.『三国志研究入門』
 2007.07.29.「第2回三国志学会大会」


【フィギュア】新旧の人気作品

 最後の項目は今年、外すことができないトピックス2つを挙げたいために強引につくった項目ともいえなくない(汗)
 一つは3月25日に「川本喜八郎人形美術館」がオープンしたこと。もちろん、1982年10月2日から1984年3月24日まで放送され人気を博したNHK/制作『人形劇三国志』の人形(フィギュア)も展示されている。
 あと一つは今年はBB戦士20周年ということで三国志や三国演義をモチーフとしたガンダム商品として6月15日より『BB戦士 三国伝 風雲豪傑編』(プラモデル、つまりフィギュアと言いたい・笑)が発売されていること。「BB戦士三国伝」としては今年から人気を得ており、三国志ファンとしてはより三国志色の濃い領域に多くの人を引き込んで欲しいところだ。