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初心者向けメモ:『三国志』攻略法5


  • 2008年7月18日(金) 19:11 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,482
ネット  Step 1 → Step 2 → Step 3 → Step 4 →≫Step 5≪→ Step 6

※この記事は半分ネタなのでタイトルにある「初心者向け」を真に受けないようご注意してください。全6回予定。


Step 4からの続き≫

 Step 3で『三国志』の攻略にとりかかり、さらにはStep 4でその攻略本として様々な訳本を上げたが、これで一応は『三国志』を攻略することができるようになった。しかし、いざ攻略に取りかかると大小さまざまな課題に向き合うことになり、それらに捕らわれ攻略の大局を見失いがちになるだろう。
 そのため、ここでは攻略にあたってのガイドとなるような大略や指針を提案する。


●Step 5 自分で話をつなげよう。

 この企画の冒頭で説明したように『三国志』は人物ごとに分けられ書かれた歴史書である。かと言ってある人物について知ろうと思えば、その人物のことが書かれた紀や伝だけを読めば良いというわけではない。なぜならば、その紀や伝以外の箇所にもその人物について重要なことが書かれている可能性があるからだ。
 そのため、ある人物について『三国志』を攻略しようとすれば、複数の紀や伝を当たる必要がある。逆に言えば、一つの紀あるいは一つの伝だけを攻略するだけでは得られないような多角的な情報が複数の紀や伝を攻略することによって得られる。
 そういった利点を考慮し、まず攻略に当たって、特定の人物の時代変遷を追うことを指針として提案しよう。
 この特定の人物だが、『三国志』に記述されている人物で有れば誰でも良い。但し、攻略のしやすさから言えば、伝のある人物を選ぶのが無難だろう。これは伝のない人物は情報が少量すぎて攻略しづらく、反対に紀にある人物は情報が大量すぎて攻略しづらいためだ。

 とは言っても、初心者にとって、いきなり誰か『三国志』の人物を選んで攻略していこう、と言われても人選に迷うことだろうが、ここはStep 1で紹介した『三國志』(中華書局)の冒頭にある「三國志目録」や「漢籍電子文獻」の『三國志』のリンクを辿った先を参考にして、誰でも良いので、フィーリングで一人、選んで欲しい。仮に攻略を進めていく上で苦痛になれば別の人に換えれば良いことだからだ。

 さて、『三国志』の人物を一人選んだ後は、その人物の伝以外の『三国志』やその注の箇所からその人物の記述を見つけだす作業に移る。
 最も簡単な方法はStep 1で紹介した「漢籍電子文獻」の『三國志』の検索機能を使うことだ。そこでその人物の姓名や字で検索をかけると良いだろう。検索対象に『三国志』以外にもその注が含まれる。但し、同姓同名の人物や同字の人物が居る場合があるので注意が必要となる。また、Step 3でも書いたように、姓名が書かれた後、姓が省略され名だけが表記されるため、対象とする範囲に注意が必要となる。
 次に簡単な方法としてStep 4で紹介した筑摩書房から出ている訳本の巻末についている「人名索引」を使うことだ。但し、その「人名索引」の対象はあくまでも訳本であるため、再び『三国志』に対応する箇所を探し出さなければいけないという手間がある。

 その人物に関する記述を断片的に集めきると、それらを時系列に並べる作業となる。
 この段階では集めた断片的な記述を一つ一つ攻略してから並べても良いし、あるいは時系列に関する箇所だけ押さえ、並べてから一気に攻略しても良い。要はこの並べる過程でその人物について多角的に攻略するということが目的となるからだ。中には順序が決められないものや、同時期のため順列を決められず並列せざるをえないものが出てくるだろう。
 こうして、ある人物の伝を軸として様々な『三国志』の記述が整理され、一つの攻略が終わる。

 この攻略に物足りなく感じる場合は、さらにその整理された記述を元に、攻略を続行すると良いかもしれない。つまり、中心とした人物の姓名が含まれていなくても『三国志』やその注の箇所から攻略済みの部分と年代と場所、事件が関連する記述を見つけだし、さらに整理を進め情報量を多くするよう攻略を発展させることもできる。

 この特定の人物中心に時代変遷を追って攻略していく方法自体を苦手と感じるようであれば、人物を特定するのではなくて、場所を特定し時代変遷を追って攻略するのも良いかもしれない。
 さらに応用し、場所と時を特定し、一つの出来事(例えば赤壁の戦い)を中心として『三国志』やその注の箇所から関連する記述を集め整理し、攻略する方法も考え得る。つまりは場所と時間をピンポイントに固定し、一つの出来事を多角的に攻略することも可能となる。


 以上により『三国志』攻略の指針をいくつか紹介したということでStep 5は終了となる。
 ここまでですでにあなたは自ら一つの『三国志』攻略の指針を立て、その指針通りに攻略を進めることが可能となった。もう『三国志』攻略法について記述することは何も無いように思えるだろうがまだ発展の余地はある。というわけでそれまで攻略対象を『三国志』やその注に限定していたが、Step 6では対象を広げ攻略する方法を紹介する。


≪Step 6へ続く≫

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