初心者向けメモ:『三国志』攻略法2

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※この記事は半分ネタなのでタイトルにある「初心者向け」を真に受けないようご注意してください。全6回予定。


Step 1からの続き≫

 Step 1で『三国志』を読める環境になったんだけど、ここで『三国志』のどこでも良いので、一度、見て欲しい。そうすれば一目で判ると思うけど、『三国志』は漢字で書かれている。つまり漢文(いわゆる原文)で書かれている。そこで必要となるのが漢和字典や漢字辞典だ。


●Step 2 漢字辞典を入手しよう。

 これを見ている人の中には北京語、広東語などの中国語を理解し、中国語の文、つまり中文もスラスラと読める人が居るかもしれないが、中文は『三国志』を構成する漢文とは似ているが異なる部分は多く、そのため、そういう方にとっても漢和でなくとも字典は必要となる。

 料理をするのに道具として包丁が必要となってくるように、『三国志』攻略には道具として漢字辞典が必要となる。

 Step 1で書いたように、なるべくお金のかからない方法を紹介したいところだが、しっくりくる方法を知らない(※何か見つかれば追記予定)。
 例えば、Step 1と同じくウェブサイトで無料利用する方法がある。一例を挙げると下記の「超漢字検索サイト漢ぺき君」がある。熟語は出るけど出典・用例はないので『三国志』の攻略には不便となる。

・超漢字検索サイト漢ぺき君
http://www.sanrui.co.jp/web/


 図書館を利用する手もあるけど、そういった辞典や辞書の類はほとんどが「館内閲覧」、つまり貸し出しができないため、『三国志』の攻略には不便となる。図書館内で試しに幾つかの字典を使ってみて、その後に購入を決めるのも良いかもしれない。

 もしあなたが電子辞書を持っていて、さらに漢和辞典の類がその中に含まれているのであれば、まずはそれを利用するのが安上がりであろう。
 一例を挙げれば、下記サイトに紹介されているCASIO製エクスワードであれば、学研の『漢字源』が含まれており、それには熟語も出典・用例もある程度、載っている。

・電子辞書 エクスワード - 製品情報 - CASIO
http://casio.jp/exword/

・学研
http://www.gakken.co.jp/


 古本でも新刊でも一度、漢和辞典を買っておいて、使っていく間に辞典が物足りなく感じたら、頃合いを見計らい買い換え、グレードを徐々に上げていくのが良いだろう。
 だけど、何も知らないと初めに何を買えば判らないので、目安として大学生がよく使う漢和字典として角川書店の『角川 新字源』を一例に挙げておこう。

・web KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/


 他には本の形にこだわらないのであれば、平凡社の『CD-ROM版 字通』が例に挙げられる。CD-ROMドライブを通じて使うのだけど、ハードディスクに導入しCD-ROMを介さずに使うこともできる。Step 1のウェブサイトで『三国志』を閲覧する方法と合わせると、一つの画面で『三国志』の攻略を進めることができる。

・平凡社
http://www.heibonsha.co.jp/


 漢字辞典の類を使っていくうちに、さらにより良いものを手に入れようと思えば、下記の「中国学工具書提要」の「工具書」/「辞典類」が参考になる。

・中国学工具書提要
http://www.karitsu.org/kogusho/
  ※サイト「過立齋」内
・過立齋
http://www.karitsu.org/index.htm


 以上で、どういう方法にせよ、手元に漢字辞典があるということでStep 2は終了となる。
 かといって、英文を英和辞典があれば読めるわけではないのと同様、漢文を一文字一文字、漢和字典で意味を調べていけば、漢文の意味を読めるというわけではないので、Step 3ではそれをどう活用するかも含め紹介する。


Step 3へ続く≫
http://cte.main.jp/newsch/article.php/938