ニセクロ様の「偽黒武堂の三国志探訪」様で新しくコンテンツが始められました。その名も「漢帝国統治白書、あるいは後漢書郡国志に観る帝国の統治状況に関する若干の考察と論評」
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/4838/
かなり長い考察文章ですが、深夜にも関わらず精読してしまいました。後漢末期の郡国状況を後漢書を基にパラメーター化した上で、特に幽州、青州、冀州を論じ、青州黄巾党を生み出したメカニズムを解体しています。
青州黄巾党の名を知っていても、どうして百万もの黄巾党が現れたのか、そもそも黄巾党とはどういう存在だったのかについては、なかなか語られる機会がありません。もちろん、この論評もひとつの仮説の中から始まった考察に過ぎませんが、ネット上でここまで「どうだ」という意気込みと「なるほど」と思わせる展開は出会った事がないです。
興味のある方はぜひ一読をお勧め致します。
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…圧巻。これはスゴイです。
とくに、独自のパラメータ化(内憂値、外患値などの設定)のうえで語るという姿勢にとても共感しました。
三国志の数値化(たとえば人物情報をKOEIゲームなどのような主観的な数値ではなく、生没年、出身地、最終官位などなど客観的な情報のみで数値化すること)は大変興味がありつつも、実際は膨大過ぎで手がつけられません…。
数値化された情報を元に多変量解析とかで分析すれば、とっても面白い結果が続々出そうなんですが…はぁ。