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メモ:個人的な会で人形劇三国志を解説(2024年3月20日)


テレビ ※前の記事 時短だ 三国志(2009年4月2日?-)

 2024年3月20日水曜祝日、京都線で人身事故 30分遅れの普通に乗る。18きっぷシーズンだから普通に混んでいる道中。
 それで某所にて個人的な集まりに参加。なので記事にするほどでもないのだけど、一応、会に合わせて原稿をつくってきたので。
 会の主旨は或る中学生の子に「人形劇三国志」を見せること。いきなり見せても当時の文脈等わかりにくい部分があるだろうから、イントロダクションに原稿を書いた。 下記のを短い文に区切って話しやすくした。途中『ユリイカ』2019年6月号清岡掲載分について言及したら予想以上にウケた。

※関連記事 ユリイカ2019年6月号 特集=「三国志」の世界(2019年5月27日発売)

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 人形劇三国志は毎週土曜日の夕方6時スタートの1時間番組でした。NHK総合で1982年10月より1984年3月までの全68回放送されました。人形アニメーションではなく、先に俳優の声を録音し、その声にあわせて1人1体、人形を操る流れです。人形によっては目が動いたり口が動いたりと仕掛けがありました。
 当時、「三国志」といえば小説の吉川英治「三国志」が最も知名度がありました。が、大人向けの大衆小説でしたので、幅広い年齢層というわけではありませんでした。あと中高生向け雑誌に1971年末から月刊連載されたマンガの横山光輝「三国志」がありましたが、マイナー雑誌ですし、知る人ぞ知る存在ではありました。
 1982年というと、テレビはまだまだ一家に一台の時代で、家族そろって見る娯楽でしたので、そこに週休一日の当時、唯一の休日日曜日の前夜夕飯時に一家揃って見る全国放送番組で「三国志」というのは知名度という点でインパクトが強かったと思われます。ちょうど1972年の日中国交正常化の10年の節目で、中国への関心も高かったと思いますし。放送が進むにつれて横山光輝「三国志」との相乗効果で三国志が子供にもよく知られたものとなり人気も出てきて、さらに1985年にパソコン、1988年にファミコンと光栄の『三国志』が発売となり、同じく1988年にナムコの「三国志 中原の覇者」が発売となり、いろんなメディアで見られるようになり、いわば三国志ブームといった様相を呈します。
 この人形劇三国志の原作は『三国志演義』を中国文学の専門家の立間祥介先生がすでに訳したものとなっていますが、実際、見てみると、第1話では説話、いわゆる民間伝承が盛り込まれてますし、オリジナルキャラクターとして赤壁の戦いの前に呂布の弟がでてきたり、わかりやすく勧善懲悪にするためか呂蒙が無実の民を殺して劉備をおびき寄せたりと脚本にオリジナル展開も含まれます。人形を作った川本喜八郎先生は人形劇三国志の番組とは関係なく、その放送より十年ぐらい前から三国志の人形作りをはじめており、それは吉川英治「三国志」を読みこんでイメージを膨らませて作ったそうなので、例えば脚本では悪者の呂蒙だけど、外見は渋い感じで悪者には見えなかったりと、ねじれの部分が見えたりします。美術関連は『三国演義連環画』で、例えば桃園の誓いのときのこの四角い机とか、なんですが、今回登場しますので、注目してみてください。
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 それで一緒に「人形劇三国志」を見たら、「めっちゃ人間なんやけど」と感想が出てた(笑) あと、張飛と関羽のボケ・ツッコミにうけてた。

 イントロダクションで清岡の役割はおぼ終わりなんだけど、ついでに以下、視聴メモ。
第1回 意外とコメディにうけてた。というか劉備の母が出てこない桃園結義めずらしい。
第2回 おもしろいんだけど、限られた時間なんで対黄巾に飽きがきて別のに
第9回 董卓が帝位をとれると喜んだシーン、「乙女か!」って思わず突っ込んだ(柱を軸に手を広げてまわる) まさかの孫堅の最期シーン
小休止的に川本先生の短編3作品
赤壁の戦い 趙雲登場に喜んでいた。親は孔明を勧めてたのに(笑)
第12回 孫策の登場にウケてた。まさかのオリジナルストーリー、そして関羽と貂蝉が恋仲という設定。まさかの劉備と呂布の戦い。呂布の方がデバフといえども勝っちゃう劉備

※新規関連記事 三国志ニュース定期便 連載中の三国志マンガ 七作品(YouTube2024年5月26日)


 終電で帰宅。以下、日常の記述。タグをつけて嬉々としてポストしている知人に、3/16の二松学舎大学の「三国志ワールドの展開」について三国志学会は主催でも共催でもないんだよ、って一瞬、ツッコミを入れそうになったが、誰も得しないので、ニヨニヨしながら眺めておくことにしましたとさ。

※関連記事 三国志ワールドの展開(東京都千代田区 二松学舎大学2024年3月16日)

 アニメ「弱キャラ友崎くん」2-11 ついに脚本の作者に跳ね返ってくる展開、社会に合せてる。普通、プレイヤーっていうと神の視座じゃなくて一人称視点を言うけど、これは題目にあるようにビデオゲームを意識してるんでそういうことか。プチ漫才論よかった。3月22日金曜日、ドラマ「スター・トレック:ストレンジ・ニュー・ワールド」2-10 シーズンフィナーレを見る。7話から交互に来てたのは知ってた。そして最後はそうなると想定してたけどそれでも声出た、クリフハンガーだね……。やはりシーズンの宿敵!声優さんがうまいのか元の演者さんなのかスコッティの若い頃感がでて感激。大垣の時re風で「数寄語り ベートーベン」を見る。ミニ鍵盤で実演もされて、とても面白かった。3月23日土曜日、8時6分、ドラマ「不適切にもほどがある」9話。あいかわらず時事ネタてんこ盛りでどこからツッコミ入れていいものやら(笑) (昭和に比べて現代は)街が静か、確かに。一瞬、現代の時事的なあれこれが最終回への引きかと思ったら、やっぱりそうでなくちゃ。送手のタイムリープ解釈への答えは来週だね。

※次の記事 盗まれた長安(NHK BSプレミアム2017年9月2日)

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