上記ページから下記へ講座内容を引用する。
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弥生時代中期から後期にかけて 河内・摂津では、池上曽根遺跡や東奈良遺跡など周囲に衛星集落を多数伴う大集落が営まれる。巨大神殿や盛土を持つ方形周溝墓を営み、銅鐸や装身具の生産と供給など地域間交流の拠点であり、大和の唐古・鍵遺跡と並ぶ政治・経済の中核集落であった。
池上曽根遺跡では巨大神殿が発見されており、東奈良遺跡では銅鐸鋳型が発見され、その製品は遠くまで流通している。弥生後期末に他地域に大きな影響を及ぼす土器を生み出し、朝鮮半島との交流を示す陶質土器の出土も顕著である。
これら諸遺跡と遺物を取り上げ、邪馬台国近畿説の可能性を考える。 (講師・記)
※2021年10月から続くシリーズです。魏都洛陽~朝鮮半島を経て邪馬台国への国々をたどり、毎回異なる角度から特色を考察します。
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