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三国演義写真図鑑(1996年8月26日発行)


書籍 ※前の記事 メモ:三国志パズル大戦公式アートブック(2015年4月15日発行)

 2023年5月2日火曜日昼過ぎ、前の記事に続いて国会図書館に居た。

※新規関連記事 メモ:「三国志演義」翻案マンガにおける「明光甲」後考(日本マンガ学会第22回大会2023年7月1日)

・東京本館|国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/

※関連記事 月刊 DaGama 1996年12月号(11月1日?発売)

  上記関連記事で触れた『月刊ダ・ガマ』1996年12月号のp.22で知って、画像源として使えそうなので、国会図書館でチェックしてみた。何かというと、クラブ三国迷・神保龍太/編著『三国演義写真図鑑』(アスペクト1996年8月26日発行)、ドラマ「三国演義」(CCTV)の解説本だ。その中国制作のドラマについては下記関連記事参照で。

※関連記事 時代劇特選「三国志」(1995年4月-)

 「写真図鑑」とあってカラーページ白黒ページ共に写真をふんだんにつかってあって内容は多岐に渡っている。著者名の「クラブ三国迷」は、株式会社三国志発売のビデオ『三国演義』のファンクラブとのこと。「株式会社三国志」については下記関連記事参照で…いやかなり後の方に書いているけど。

※関連記事 メモ:三国志フェス2011が始まるまで(2011年9月9日)

 巻末の著者のところに大澤良貴さんの名前がある。PC誌『ログイン』の三国志コーナー、『三国志新聞』、『コミック三国志マガジン』の制作に携わった方で有名で、今、検索してみると『三国志新聞』が1996年3月の出版なんで、その同時期だね。

※関連記事 2005年1月28日コミック三国志マガジン

 ドラマ「三国演義」(CCTV)の鎧の画像が欲しかったのだけど、そのタイミングで白黒ページのp.158「考証 三国時代 軍争編 鎧のニューモード」を見かけたもんだから、こちらも複写依頼する。下記に気になったところを引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それまでは皮の鎧や青銅の板を連ねただけの札甲(さっこう)という鎧で身を固めており、板の繋ぎ目が防御の弱点となっていた。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 この「魚鱗甲」に改良を加え、袖部分を付け加えた鎧が「筒袖鎧」(とうしゅうがい)と呼ばれる鎧である。
 さらにこの筒袖鎧の胸と背中の部分に鉄板を張り、防御力を強化したものが「明光鎧」(みょうこうがい)と呼ばれる鎧である。胸と背中の磨かれた鉄板が光を反射したため、このような名前がついた。
 兵卒たちが着けている鎧は、袖がなく、体の前後を鉄の札で編んだ装甲で体を挟む形をしていた。この鎧を「裲襠甲」(りょうとうこう)と言う。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 はじめの引用のところなんだけど、この次に、板を重ねてその繋ぎ目をなくしたのが「魚鱗甲」という流れなんだけど、この筆者は兵馬俑を見たことがないのか、と思ってしまった。まぁこの筆者に限らず「キングダム」をはじめ小札を重ねてない「連ねただけ」の描写や表現をされている方が多いので、そういう認識の方が多いのかもしれない。単に作画コストを抑えるため、重ねる表現を省略しているのがメジャーだと思っていたけどね。

※関連記事 メモ:鎧 and リンク:東アジアにおける武器・武具の比較研究

 それはともあれ下記関連記事の井上豪「「明光甲」考」『美術史研究』38巻(早稲田大学美術史研究会2000年12月)pp.123-136によると、旧来、「明光鎧」(明光甲)は胸部の「二つの楕円系金属板」が光る、つまり明光という定義なんだけど、これは珍しく円形に引っ張られないことになっている。もっともこの論文では「明光甲とは小札の表面が金属光沢を持った鉄甲と結論される」と従来の兵馬俑みたいな鎧での編綴された小札が「明光」しているとしている。さらには現在「明光甲」ないし「明光鎧」と呼ばれる鎧は実は「裲襠甲」(兩當甲)の一種としている。そのためこの論文が公開される前の、この本の上のところは何かと惜しい感じがするね、しかもドラマの画像に合わせての文だし。この本では、というか一般的に肩甲のところを「袖」(そで、ちゅう)と表現されるんだね。

※関連記事 メモ:「明光甲」考(美術史研究 38 2000年12月)

 他にもチェックする本があるので次の記事も国会図書館編。

※次の記事 興亡三国志(ビジネスジャンプ1987年7月1日-)

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