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メモ:三国志学会 第十五回大会 報告(2020年9月13日)


  • 2020年10月 6日(火) 17:33 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    722
研究 ※前の記事 メモ:三国志大文化祭 発表(2020年9月13日)

 2020年9月13日日曜日正午、早稲田大学の小野記念講堂にて三国志学会主催の三国志大文化祭の撮影をしていて、それがYouTubeを通じて配信されていて、それが終わって午後の次が三国志学会 第十五回大会となる。

・三国志学会
http://sangokushi.gakkaisv.org/

※関連記事 三国志学会 第十五回大会 三国志大文化祭(オンライン2020年9月13日日曜日)

※新規関連記事 第6回“三国志”の作り方講座(東京都新宿区戸山2021年4月24日)

・三国志学会大会
http://sangokushi.gakkaisv.org/taikai.html

※新規関連記事 三國志研究第十五号(2020年9月13日発行)

※次回記事 三国志学会 第十六回大会 三国志大文化祭2021(東京2021年9月5日日曜日)

※次回記事 メモ:三国志学会 第十六回大会 報告(2021年9月5日)

 さすがに自分の報告分のスライドをしあげて昼休みにUSBメモリで手渡す。
 いよいよ三国志学会 第十五回大会の開会で。渡邉義浩先生から牧角悦子先生へと。

●牧角悦子副会長挨拶 (13:00~13:10)

 15年目の歴史を振り返っての話。それから三国志文化祭の話と、三国志学会での研究の話。オンラインなので、観客席には5人いるといって笑いをとられる。

●報告(13:10~15:00)柿沼陽平(早稲田大学・准教授)「孫呉の郷里社会とその暮らし」

 司会の渡邉義浩先生から紹介。イギリスへ留学等で語学が堪能だそうで。

・柿沼陽平研究室
http://yohey0806.sun.macserver.jp/

※関連記事 三国志の真実(2019年7月)

※新規関連記事 古代中国の24時間(中公新書2021年11月18日刊行)

 前の記事にようにメモをつらつら並べても良いのだけど、前述にURLをしめした「三国志学会大会」にレジュメ(PDF)へのリンクがあるし、そこに書かれてないことを抽出して書くと読み応えがあるかもしれないけど、それこそこれから先の研究の種かもしれないので書くのが憚られるし、そもそも自分の発表の前だから(後でアーカイブを見たものの)初回はちゃんと聴いてなかったってのもある。

※関連記事 三国志学会 第十五回大会 三国志大文化祭 アーカイブ(2020年9月18日-10月31日)

 というわけで以下、つぶやきのほぼコピペ
 渡邉義浩先生が話をする、君主英雄武将など上の方のことは興味がなくて、下の民衆に興味があると。三国志文化祭でのおさっちさんの話をもってきて、民衆の空白をうめたい、って旨はうまいねー。あと三国志学会主催の第3回“三国志”の作り方講座で質問するのが中学生の女の子というのもトピックとしてあげ、導入の材料にされていた。

※関連記事 第3回“三国志”の作り方講座(東京都新宿区戸山2019年10月26日)

 少なくとも関尾史郎『三国志の考古学 出土資料からみた三国志と三国時代』(東方書店2019年6月)を読んでから拝聴すればよかったな、と。

※関連記事 三国志の考古学(2019年6月)

 正直に書くと、キヨオカは素人なものだから研究の新規性があまり見えなくて、後でプロパーの方にきくと「誰もやろうとしない、出土資料から時代を通し実際、網羅するところが」(いや素人による再現表現なんで拙い)という旨をおっしゃっていて、なるほどなと思った次第。
 質疑応答もおもしろいなー。非正規雇用とかわかりやすい言葉が使われているし。渡邉先生は本当に疑問に思ってそれを投げている自然な感じがいいな。『周礼』に丘とか
 ちなみに里と丘に関してはやはり今に置き換えて思ってしまうのだけど、京都市の税制は「乾隆」とか「桃薗」とか町とは別に学区があって、それと似たようなもんで丘が学区に相当するのかな、と昔からおもっていたのだけど、今回、実は丘は町の方だったという説を知れてよかった。

※新規関連記事 里から里・丘へ(東洋史研究会大会2020年11月1日)

●清岡美津夫(NPO三国志フォーラム)「マンガ化される「三国志演義」―横山光輝作品を中心に」

 こちらも前述の前述にURLをしめした「三国志学会大会」にレジュメ(PDF)へのリンクがあって、しかもそのレジュメは後の論文化のモチベーションにつなげるため、わざと欠落した一部本文を修正しないままにしてある。とは言っても、全然レジュメに忠実じゃない発表というか、スライドを見てそれをアドリブで説明するスタイルなので、多分、レジュメと発表の剥離が大きいと思うので、参考までにスライドのページごとのタイトルを下記にまとめておこう。それと導入では前の柿沼先生のをうけて、こちらも大衆に目を向けた研究であると言ったった。
※追記。後年の記述と整合性がとれないので、補足すると、スライドにて三国志マンガが世の中でいっぱいあるってイントロで写真付きで神戸のブックカフェCha-ngokushiを紹介してみた。

※新規関連記事 三国志学会 第十九回大会 三国志大文化祭2024(東京2024年9月8日日曜日)

※リンク追記
・ラジオCha-ngokushi(ちゃんごくし) 第130回 2020.8.17配信
https://www.youtube.com/watch?v=H5EFEIHyAQ4

現在連載中の三国志関連マンガ  もちろん単行本で別作品も多数
ラインナップ
「三国志演義」マンガ化前史 1945年~
1953年6月 ~ 福井英一 少年三国志 (※4ページ)
1953年6月 菅大作 三国志 (※4ページ)
初の「三国志演義」のマンガ化なので一旦まとめ
1954年10月 福井英一 少年三国志(貸本向け単行本)
1955年12月 東京読書普及商業組合による貸本店対象調査
1963年2月 伊藤正樹 少年三国志 (※6ページ)
1971年12月~ 横山光輝 三国志 前半 (※5ページ)
1972年10月 現代サラリーマン・スパルタ教育 三国志 (※3ページ)
1975年5月~ 小池一夫/作・平野仁/画 青春の尻尾 (※3ページ)
~1987年2月 横山光輝 三国志 後半 (※8ページ)
1986年6月、1987年8月 集英社版・学習漫画
馬謖
1979年6月 ~久保田千太郎/作 園田光慶/画 三国志 (※2ページ)
1987年6月 ~本宮ひろ志 天地を喰らう
1985年6月,1986年9月 アニメ三国志
1987年4月 ~ 片山まさゆき 大トロ倶楽部
おわりに

 スライドを作っているとどう考えても時間内に収まらないとおもって集英社版・学習漫画以降ぐらいはおまけで話せたら良いなぐらいに思っていたのだけど、それを事前にスライドを送るIさんに伝えてなかったんで、実際、時間がなくて一気にスライドを送る合図を出し続けたら、笑いをとってしまった。
 理由なく、場面導入と残虐表現を挙げていたのだけど、そこらへんをきっちり理由付けして論文に盛り込みたいな、と。まぁ、要はマンガ的特長が現れやすい部分ということで。

※新規関連記事 三國志研究第十六号(2021年9月5日発行)

※次の記事 メモ:第三回三国志学会賞授賞式(2020年9月13日)

※新規関連記事 アプリ『真・三國無双』サービスイン記念特番(YouTube 2021年3月16日)

※新規関連記事 リンク:中国獅子舞 日本神戸華僑總會舞獅隊 春節表演 桃園結義(神戸南京町2020年1月24日)

※新規関連記事 日本流行文化中的中国经典巨著:《三国志》与《三国演义》(2019年12月)

※新規関連記事 二条城の今と昔(二条城前駅)

※新規関連記事 メモ:三国志学会 第十六回大会 報告(2021年9月5日)

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